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天気予報をみると、
昨日より湿度が高いため昨日よりも暑く感じるとの事。 今日も覚悟して、凍ったペットボトルをバックに詰めて迎えの車を待った。 迎えに来た入浴車。 メンバーの顔を見て、 Mさんの家へ今日も伺うのだと容易にわかった。 ---------------------- Mさんが退院され、 在宅介護となった直後より私はずっとMさん宅に訪問していた。 ALS・・・人工呼吸器を利用されている 『必ず、2人は行ったことのあるメンバーで』 そう、赤い字でMさんのカルテに書かれている。 今日も、度々この水曜一緒するメンバーの顔だったのだ 訪問入浴を利用しはじめ1月半経った。 最近やっとMさんの状態をつかむことが出来、 細かな指示をスタッフにも伝えられることが出来るようになった。 今日もいつものように訪問する 「おはようございます!」 あれっ?返事がない?あれっ?・・・ 「おじゃましま~す!」 勝手にいつものごとく家へあがると、 奥から出て来たのは他の利用社宅でよく知る男性ヘルパーさん。 「宜しくお願いします」 と現れた。 いつもいらっしゃるMさんの奥様は留守のようだった。 奥様は、急用で出かけなければならなくなったために、臨時にヘルパーさんが入ったとの事であった。 ヘルパーさんには悪いのだが、やや不安が・・・・ 人工呼吸器は医療用の精密機械だ。 扱い一つ間違えば”命”に関わる事故にもなりかねない。 呼吸器が壊れれば『呼吸』が出来ないのだから・・・ 呼吸器を利用される方への入浴前のケアにも細心の注意が必要となる。 奥様がいるときは、機械の管理やケアの半分は奥様がしてくれていた。 処置はこちらでお手伝いしていたが、物品の準備は奥様がしていてくれていた。 今日はヘルパーさんが奥様の代わりをしてくれるのかと思っていたのだが、 そうではなかった。 ヘルパーさんも始めての入浴の立会いに、 戸惑っている様子が見られた。 『まいったぁ~!』 そんな空気に覚悟して、 とにかく何も事故を起こさないように最新の注意を払う。 痰(たん)の吸引・・・機械のある場所さえわからず、探しながらのケア。 処置物品の置き場も探しながらとなる。 私としては、 ヒヤヒヤなのだが、それを利用者に悟られてはならない。 幸いながら、私はMさんの家にずっと伺っていたからよかったのだ。 私が引継ぎで一度だけ指導した看護師が今日伺っていたらとんでもないことになっていたであろう。 他のスタッフも、 『メンバーによっては大変なことになるところだった』 と、胸をなでおろしていた。 私もそうだ。 その日の昼休み・・・食事中の会話もそれに尽きた。 「でも、今日このメンバーの時にいい課題が上がってよかったかもね。 奥様が不在の時の対応も考えておかなければならないと言うことだよね」 今日のようなことが またあったら大変なことだと今日のスタッフみんなが感じていた。 尽きない利用者への配慮案 短い昼休みの限られた時間の中で意見を交わす 今後の大きな課題 CM(ケアマネージャー)からの事前のプランの中にあった言葉を思い出す。 『介護者(奥様)は、 週に数時間社会資源等を利用し、 気分転換にパートの仕事に出ることも考えている』 と。 Mさんの介護に24時間、365日休みはない 様々な介護の手を利用し、 少しでも長く、皆が幸せな在宅での生活が出来るよう私も願う。 だから努力したい 小さな子供がいるMさんの奥様には、 色々な事情で外出しなければならない理由があるであろう 外にでての気分転換も重要なことだと思う Mさんの奥様に、安心して任せてもらえるよう・・・ Mさんに安心して任せてもらえるように・・・ 精一杯、力尽くしたい。 次の入浴の時、 私が伺えなくても安心してお風呂に入っていただけるよう他の看護師に完璧に引き継ごうと思う。 誰が伺っても同じサービスを提供出来るようにすることも 大事な私の仕事である。 『生きることに幸せを感じる時間を持ってもらえたら 私たちはとても嬉しい・・・』 私たちスタッフすべての願いである -------------------------- 今日もよいスタッフに学び、その時間を幸せに思う。 課題はまだまだ残っているが、 前向きな気持ちのよい仕事ができて嬉しかった。 「人は人のために生きる」 同じ気持ちを持って働ける仲間がいれば、 これからも起きるであろう沢山の問題にも頑張っていけることだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年06月24日 00時41分52秒
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