☆るう　なーす☆

今日は朝から雲行きが怪しい一日だった
３１度の予想だが、涼しく私は感じた


午後一番
Ｔさんの家にうかがった。

昭和一桁生まれの７０代のＴさんは、
生後８ヶ月の時にポリオにかかり左半身が不自由に・・・

しかし、結婚もし子供も育てたとてもポジティブで明るい方。
ご主人は３０年前に亡くなり、
一人息子と一緒に暮らしている


私がＴさん好みの明るく元気な声で訪問すると
「あら～、この声あのおねえさんね～！」
顔も見ないで私を当てた（笑）

「今日はベテランなさいこうメンバーね～！（笑）」
そうＴさん
「あ～、歳はずいぶんいっちゃってますよ～（笑）」
「私にはそのほうが歓迎よ～！！！」


いつものごとくＴさんと楽しく話が弾む
そして介護認定の話に・・・

「医師会から認定調査に来たんだけどね～
私が嘘つくからこんどは私のいえに来ているヘルパー同席じゃないといけないっていわれたのよ～（笑）」
「え～そうなんですか～？」
「私、なんでも出来るって言っちゃうから信用できないんだって～（笑）」


「顔を洗えるかって質問されたからね、
毎週（私たちの）入浴でよ～～～～く顔を石鹸で洗ってもらっているから普段は顔を拭くだけいいし、『出来る』と答えたら『そうじゃないでしょ～！』というのよ～（笑）」
「そりゃぁ～そうですよ～それは出来ないって言うんです～！（笑）」

「次に歯は磨けますかって質問されたんだけどね～
前歯は何とか磨けるし、
年に三回、奥の入れ歯を訪問歯科で綺麗にしてもらっているから『出来る』と答えたら『それは違う』とまた言われたのよ～（笑）」
「そりゃそうですよ～、できるの意味が違うじゃないですかぁ～（笑）」

「だから私にみはりがついちゃったのね～
出来もしないこと『出来る』ってすぐいっちゃうから～（笑）」


７０代だが、とても元気なかた。
いつも『ワハハ！』と笑い声が上がる家。


「お風呂は？ときかれてね～
○○○（うちの会社）さんじゃないと駄目だといったわよ～（笑）」
「ありがとうございます（笑）」

「私は施設で断られたし（満足いくお風呂に入れてもらえないし）ね～（苦笑）
○○○さんじゃなかったらこまるもの～
みんなに教えてあげているのよ～
○○○さんはいいってさ～（笑）」
「ありがとうございます。とてもうれしいですよ～」


Ｔさんはとても熱いお風呂が好みだ
この夏場、３８～３９度くらいのお風呂にはいっている方が多い中、
Ｔさんは４１度プラスαなお風呂に毎回入っている

背中も強すぎるんじゃないかと思うくらいゴシゴシと・・・
それに
『ああ気持ちいいわ～』
とＴさん。


「Ｙさんも○○○さんのお風呂が戻って来て欲しいといっていたわよ～」


Ｙさんは若くして障害者になった方。
障害分は、介護保険は使えず、
役所からの依頼となるため、自由に業者が選べず、
今年度入札で落とせなかったことによりＹさんは今他の業者さんで入浴していた。

「来年度、また私達が伺えるといいんだけど・・・」
Ｔさんにそう話した
「ほんとよ～！」



Ｔさんはとても明るい
そして自分だけでなく、周りの方たちにも心を配り、
不自由な体ながら一生懸命尽くすことを日ごろからしていた




「アハハ～～～！！！」

沢山の笑い声がきょうもＴさんの家であがった
私たちスタッフも楽しみ・幸せになる時間

Ｔさん好みの熱いお風呂
汗を流す気持ちよさそうな顔・・・



明るい声と表情に元気を貰う




「またきてよ～！」
「は～～～い！（笑）」






　　　　その言葉は大事な大事な『愛』である