sotto voce

2010/01/11(月)22:11

トンネルの貫通

思い出(2)

お砂場で思い出すのは、お山を作ってトンネルを掘ったこと。 お山は黒砂で作る。そうして向かい合って慎重にトンネルを掘っていく。掘り出した砂は結構遠くに掻きだして置かないと後で仕事がうまくいかなくなる。 じっとりとした砂を掘り進んでいくと、やはりじっとりとしかし少し生温かい動くものに触る。それが友達の手だ。なんとなく今もその感触を覚えている。それは普通に握手するのとは違ったちょっと気持ち悪い感じがある。たとえばそれは友達の手ではなく大きなミミズだったらとか。 トンネルの貫通の瞬間はいつも感動的だ。うまくいくときは山に入口が4つある四辻型トンネルもできたと思う。

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