テーマ:仕事と健康(73)
カテゴリ:以前のお仕事
とうとうやってしまいました・・。
会う人会う人から「そんな忙しいスケジュールで体にだけは気をつけてね」と言われていたのに。 その日は1週間滞在したミュンヘンから帰国の日。 珍しく8時間睡眠をとって、朝ごはんもしっかり食べて、朝のヨーガも一通り行って、お昼に出発の便で、経由地となるパリに向かいました。 機内でも軽食が出たのでサンドウィッチとトマトジュースを頂き、2時間弱で到着。 乗り継ぎの待ち時間が3時間あったので 「その間にインターネット接続ポイントを探して一つ書類を送っておかなくちゃ」 なんて思って歩き出したところ、 なんだかお腹のあたりが「ズズン」と重くなって、 だんだんと歩くのも少し苦痛になってきて、 「あれれ、なんかおかしいな・・・。 何か温かいものでも飲めば直るかな。」 と搭乗ゲートのカフェに立ち寄って、紅茶を注文し 「おかけになってお待ちください」 と言われて テーブルを見つけて椅子に座った瞬間。 ズドーンと力が抜けて、目の前も網が掛かったようになってしまい、周りの音も遠のいて行き、「誰か助けて・・・」と思っても声も出ず、テーブルに突っ伏してしまいました。 頭を上げることができずに、たぶん20分位そうしていたのか、気がつくと体は汗びっしょり。でも誰も声をかけてくれることもなく・・。 手足がどんどん冷たくなってきて、しびれてきたので 「なんだろう、なんだろう、体が言うこと利かないよう・・具合悪くなり慣れてないから変な感じ。。。なんだか怖いよう」 と不安になり、テーブルに突っ伏したまま携帯電話を探り出して旦那様に電話しました。日本は夜の23時過ぎ。 「空港だから医務室みたいなところあるんじゃないの?医者に診てもらったほうがいいよ!」 と言われて、「そうか、、そうだよね、周りの人に助けを求めてみる・・!こんなところでこんなことで死にたくない~。医務室探すからね!」と行動を起こす気力を取り戻し。 ウェイターを呼んで、「すごく具合が悪いんだけれど、空港に病院はありますか?」 と聞いても 「は?眠いのか?疲れてるのか?”Sick”って何だ? “Hospital”って何だ?おい、英語がわかる奴いないかー?」 となり、他のウェイターウェイトレスたちも自分たちは英語はダメだーという感じでお手上げのポーズ。(空港従事者にも関わらず・・・!) カフェの責任者が出てきてやっと英語が通じ、救援を呼ぼうか?と言われたのだけれど、なんとなくこの国ではいつまで立っても助けが来ないような気がしたのと、一刻も早く横になりたくて、「自分で歩いていくから、医務室に連れて行って」 と荷物を持ってもらいながらエスコートしてもらいました。 5分位歩いたところに空港内の病院があり、受付の人から看護婦さんから皆口々に「フランス語は話せますか?」と聞いてきて、「英語だけです」と言うと皆同様にちょっと引いた感じで、なんとかベッドに通され、血圧を測られ、採血されました。 「血圧はいくつですか?」と聞くと「10です」と言われて、「えええ?そんな低いはずは・・・(フランスは血圧の測り方が違うのかな・・・)」 と思いつつ結構不安になり、 採血した結果は、「血液の糖分が非常に低い」と言われ、「まずはこの砂糖の固まりを口に入れていて下さい。後ほどドクターが来ますから」 と大きな長方形の白い塊を口に入れられ、看護婦さんはどこかに行ってしまいました。旦那様に「医務室に着きました、お医者さんの診察を待ってます」と続報を。 手足の冷えとしびれがだんだんひどくなってきて、「早くお医者さん来て~、放置しないでよ~!!」 と思っていたら、ガクガクガクガク痙攣を起こし始めてしまって、まるで重症患者みたいになってきてしまったので、 「落ち着いて、落ち着いて~自分!ええと、ええと、周りの批判をしないで、自分の心と体の状態に集中してみて~!あとこうなったのは何が原因かしら~、あとは、あとは、この経験から学ぶべきことは何~?!」 なんてパニックしながらも冷静に?いろいろ考えているうちに痙攣は治まってきて、心も静まってきたので、さきほど重かったお腹のあたりから、血液が栄養を含んで循環する様子を一生懸命イメージすることに集中していました。 お医者様が来ると、「あなたは予定の便にはもう乗れませんね」と言われ、時計を見るともう2時間半が経過していました。「代わりの便はなんとかなりますから」と言われ、お医者様の診察が始まり、「心電図もとりましょう」ということでブチブチと計測器をつけられ、ひとおおり検査結果が揃ったところで 「うーむ、これは過度の疲労ですね」「十分な睡眠と規則的な食事を心がけてください」「心配しないで、睡眠と食事さえ気をつければあなたは健康で長生きするでしょう」 と言われ、治療としてはあの砂糖の塊一個で終わりました。 まだ頭痛は残っていたのですが、手足が温かくなってきたのでおそらく大丈夫だろうということで、次の成田行きの便を手配してもらい。旦那様にも最終報告をしたところ、「帰りの便では機内食もちゃんと食べるんだよ」ということで言うことを聞いて機内食を食べ、病院からの取り計らいで3席続いて空いているところをアサインしてもらったので、横になってぐっすり眠ることができました。 成田空港に着いたころには、すっかり体調も元通りになっていたのですが いや・・・今回はいろいろ学ばせていただきました。。 気力だけで元気でも体がついて来れないレベルがあること。(ハードスケジュールはいけませんね) 基本的なことではありますが「毎日の」睡眠と規則的な食事の大切さ。(今回、当日は8時間睡眠と十分な食事を摂っていたにも関わらず・・だったので) 「健康」に関することで起業をしようとしているのにこんなことでは駄目でした! 基本に立ち戻り、生活の優先順位を 1.規則的な食事 2.睡眠 3.運動 4.仕事 にすることを誓ったのでした。 今までは、 1.仕事、2.運動、3.睡眠、4.食事 という逆転状態だったので・・・。 なんと不健康だったのでしょう! ふぅ。。今日は大事をとって、健康診断を実施している内科に行って血液検査をしてきました。 ゴールデンウィーク中は日本にいるので、しっかり休むつもりです。 反省~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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