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シンクロニシティを辿って行くと

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2006.01.24
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九日目はスリランカ王朝最後の都、キャンディへ。

この日も白い服で入場しなければならない場所がありました。

それはブッダの「歯」がおさめられているお寺だったのですが

私たちのグループは、あのセクハラ高官さんの計らいで

年に一回の公式行事でしか公開されない、ブッダの歯が祭られている部屋に

通してもらうことになりました。


ふと、グループの中の女性が、ポロポロ涙を流しているので

歩み寄って背中に手を当てながら 「どうしたんですか?」と聞くと

「こうして神聖なお寺をディーパック・チョプラと一緒にまわれるなんて

なんて得がたい、特別なことなんでしょう・・・!」 と感激しての涙でした。

私は偶然の一致が重なって、自然に流されてきた感じで

このスリランカ旅行も参加したので、なんだか当たり前のように捉えていた自分に気づき

うん、ありがたい、ありがたいんだ。 と感謝の気持ちを改めて心で感じつつ、

同時に 「うーん、なんだか有名人の追っかけみたいな発言~」 とも思ってしまいました。


その特別な部屋に入ると、3メートル位の高さの金と宝石で装飾された塔のような

とっても豪奢なブッダの歯の入れ物が目に飛び込んできて、「永平寺 贈」と

書かれているのに気がつきました。 監視が厳しくて「はい、立ち止まらずに進んで」

という環境の中、周りの人が「彼女は日本から来たから特別に」 と言ってくれて

立ち止まることが許されました。 目を閉じてお祈りしたので

きらびやかな塔をまじまじと見ることは出来ませんでしたが

日本とスリランカの関わりは結構強いのかな?と感じた一件でした。


その日の夜は最後のディナーということで、再度、観光局のセクハラ高官さん :-)

主催の盛大なパーティでした。 初日にお会いできたあのDr.アリ

奥様と娘さん達と一緒に招かれていて、「きゃ~、また会えましたね~!」

とお互いはしゃぎながらの再会でした。 

「明日は何時の便で帰るのかい?」 と聞かれて 「夜遅くの便なんですよ」 と答えると

「明日の午前中、この前来られなかった人が私たちの施設を見に来るけれど、一緒に来ませんか?」

と言われ、特に何も予定していなかったので 「はい、是非♪♪」 と二つ返事でお受けしました。


翌日の最終日、午前9時にDr.アリの施設の方が車で迎えにきて下さって

私の他にもグループから3人いて、計4人でのサルボダヤ施設見学ツアーとなりました。

施設に着くとDr.アリがすぐに出てきて

「Come, Come. たくさん見せるところがあるからね」 と自ら案内してくれました。

高校教師だったDr.アリが一人で始めた運動、それが今では12,000の村に広がっていて

ボトムアップで自立的に管理されている、優しくて大きな組織、ネットワーク

その本部の建物から見て行きました。 オフィスと言っても生活感もあり(世界各国から

ボランティアの方が住み込んでいることもあるかな) 建物は学校のような構造で

あちこちの部屋から出てくる、いわゆる幹部の人々は皆、愛情に溢れて、慎ましい方達。

Dr.アリは、「幹部でも月給130ドルでがんばってもらっているんだ。はっはっは

とくに贅沢なものは必要無いからねー」 と、スリランカの月給平均が

だいたい130ドル(1万5千円相当)ということを教えてくれました。


スマトラ島沖地震の直後に、このサルボダヤ本部で対策を練り、3時間後には

各被災地に人が向かったという、今も家の建設プロジェクト等が続いているという

対策本部も見せてもらい、とにかくその壮大で優しい全てのことが心に響き

それだけでも涙が出てきてしまうのに、本部の後、孤児院、小学校のような施設をまわって

可愛い子供達と触れ合い、最後には、13歳~18際の未婚の母子と妊婦のみが

生活している施設にも行きました。そこにいる全員がレイプ被害者として係争中で

裁判の結果が出るまでその施設で生活するそうなのですが、精神的にも特別なケアが

必要とのことでした。 皆、子供をかかえて私たちのところに出てきてくれて

とっても明るく普通に振舞っている女の子達や深い悲しみを瞳にたたえた女の子達…。

とにかく、この施設に駆け込んできた人は全員受け入れるという体制で

建物が足りなくなるので、常に少しずつ建て増して行っているという状況とのこと。

二件ほど、日本の団体が寄付した建物を見つけました。


それぞれの施設間を車で移動しながら、お昼になると

本部の中にあるDr.アリ一家のダイニングルームに通されて、家族の皆さんと一緒に

スリランカの家庭料理をごちそうになりました。 

お手洗いをお借りすると、Dr.アリの書斎の中だったり。 とってもアットホームでした…。

「実は、昨日のパーティは招待されたけど本当に嫌だったんだ。。 

スリランカの月給平均が1万5千円だというのに、昨日は一人3万円位かけたと思う。

バフェには料理人が5人もいて、30人では食べきれない量だったから

パーティの後にはたくさん捨てたはずだ。。 スリランカは貧富の差が激しすぎる。

政府関係者はみな裕福で、既得権益を得た一部のビジネスマンが多大な利益を得ている」

そんな話しもしてくれました。


最後に、施設の中の本屋さんに行って他の3人は英語の本を何冊も買って

Dr.アリのサインをもらっていて。 私は例のごとく(?)サインに興味が無かったので

「私が今日一冊買って帰るとしたら、どれがおススメですか?」 と聞くと

Dr.アリが うーん、そうだなぁ、そうだ、あれだあれだ。どこだ? と探してくれて

手渡してくれた、古びた本は、なんと日本語の本 でした。

日本語の本だったら日本で買えるので、このオリジナルの英語の本はどれですか?

と聞くと、「これは日本語でしか存在していない本なんだ」 ということだったので

Dr.アリの勧めどおり、その本を日本円にしてわずか400円で買って帰ってきました。


他の3人は寄付金をチェックで払っていたのに、私が払おうとすると

Dr.アリは 「いいから、いいから」 と受け取ってくれなくて、家族の皆さんが

私には 「また来るでしょう?」 と当たり前のように言って

お別れの挨拶というよりは 「また今度ね~!」 という感じでした。


うーん、Dr.アリとは どうやら縁が深そうです。。


あ、ちなみに、スリランカで100万人集まって祈る平和のイベントを開催しよう

とチョプラ氏とDr.アリの二人で話していた件、「10月2日になった~」

と言っていました。 これは実現しそうです!





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Last updated  2006.01.24 20:12:36
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