さて、2サイクルオイルのオイルポンプから
見事にオイル漏れしちゃった
YSR80!
本当ならポンプを新品交換できればいいんですけど
四半世紀前のバイクですから
もうこの部品、新品ありません!!
分解してみて、中のオイルシールを交換すればいいのは
すぐに分かりましたが
このオイルシールは、部品として
パーツリストには記載されてないんですよね!!
諦めて混合給油にするほどレーシーには出来ないですし
あの手この手で調べてみて
使えそうな純正品番を持つ、オイルシールを探しだしました。
そんでもって発注して、来たのがコレ!!
YSRのオイルポンプ オイルシール posted by
(C)しょうちゃん。2007
小さいオイルシールが
純正品番93104-04114
大きいオイルシールが
純正品番93104-14059
です。
これらのオイルシールを
徹底的に磨き上げたオイルポンプの部品に
2サイクルオイルを塗布しながら組み込んでみます。
YSRのオイルポンプをOH posted by
(C)しょうちゃん。2007
するとぴったり!!
シール具合もよさそうです。
こりゃビンゴですね!
オイルポンプ本体のガスケットは
今回持ってるガスケットシートから切り抜いて自作しました。
部品にオイル塗って
ガスケットシートに押し付けると
ちゃんと型紙が出来ちゃいます。
YSRのオイルポンプをOH posted by
(C)しょうちゃん。2007
それをデザインナイフとハサミで切り出しました。
YSRのオイルポンプをOH posted by
(C)しょうちゃん。2007
YSRのオイルポンプをOH posted by
(C)しょうちゃん。2007
ガスケットも純正であるんでしょうけど
簡単なものは自分で作るのがいいですもんね。
さて、すべてを組み上げて・・・・完成!!
綺麗なオイルポンプの完成です!
YSRのオイルポンプをOH posted by
(C)しょうちゃん。2007
YSRのオイルポンプをOH posted by
(C)しょうちゃん。2007
きっと漏れは無いはずですが
YSRに組み込んだあとのオイルのエア抜きは
慎重にやらなくっちゃ。
それはまた後日、じっくりやります。
さて、オイルシールの品番も分かった今回のOH。
でも・・・・
うかつに手を出すのはどうかな?と思いました。
確かに部品点数も少ないし、構造もそこまで複雑ではないんです。
でも、こういう系統の部品、
特に慎重に組まなければいけないんです。
綺麗にパーツを磨いて
異物の混入や挟み込みを防止しなければいけません。
オイルがまた漏れちゃうと元も子もなくなります。
パーツの組み込み時にも
動きに渋さが出ないかを手で探りながら
確認することも重要です。
オイルポンプがうまく作動しなければ
2サイクルバイクは焼きついちゃいます!
リスクはデカイですもんね。
実は私、このオイルポンプ、
組んではバラシ、を数回繰り返しました。
小さなところで間違っていたり、
ピンが1個残っていたり・・・・
何か動きがイマイチだったり。
そうそう、中のギヤにも表裏があって間違えられませんし・・・
とはいえ、じっくり慎重にやって
諦めかけたオイルポンプが蘇れば
これほど嬉しいことはないですもんね!
自分の責任でやるのなら、いい勉強になりますよ!