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カテゴリ:青春のバイク!
先週、走っている最中に大白煙を吹き出して
それから止まってしまったYSR80。 白煙で後方は真っ白。 その時点で頭の中も真っ白でございました。 いや、過去をさかのぼることバイク人生34年で バイクが出先で止まってどうにもならないことなんて 一度も無かったんですもん。 それが今回はもうダメだって理解できるほどの状況で 正直、もうYSRは終わりかな?って思っちゃったんですし。 家族に迎えに来てもらうまでの間の1時間、 原因をず~~~っと考えていたんですが 白煙、しかも臭いからミッションギヤオイルが燃えてるってわかったんで 何かしらミッションオイルがクランクケース内に大量に入り込み 燃焼室で混合気といっしょに燃えた、ってことなんでしょう。 4サイクルより簡単なんで、考察もすぐにできます。 で、それがどこなのか、っていうとエンジン右側クラッチ側の プライマリーギヤの根元、つまりクランクシャフトのオイルシールが 一番クサイんですよね。 左側はジェネレーター側でオイルに浸かってないんで もしこっちのシールがダメになっているとしても、オイルは入り込まない。 ということで、ミッションオイルが入っている右側のシールがダメになっちゃったんでしょう。 家に帰ってからパーツリストを見ながら ここのオイルシールとケースカバーガスケットを注文します。 で、何か胸騒ぎがしたのでジェネレーター側のクランクシャフトのシールも 一緒に発注しました。 もちろんギヤオイルも発注しました。 部品が来て、そして今日 確認と修理を開始しました。 まずミッションオイルを抜き始めて驚きっ!!! なんでこんなに量が少ないの??? この前600CC入れたのに 抜いたのは半分くらい。 これだけ燃えちゃったのヵな????ひぇえ~~~~~ それから今度はエンジン右側のケースカバーを外します。 まぁここは以前何回も開けたことあるんで固着もなく、 ガスケットもすんなり剥がれてくれます。 で、目的の箇所を見て驚愕っ!!!!!! オイルシールがこっち側に飛び出してきてますやん!!!! こんなん、クランクケース内にギヤオイルは入りまくりやん!! 白煙の原因確定ですね! こうしてオイルシールが外れてくれてたら、取り出す手間が省けて ちょっとうれしいかも????(笑) もうず~~~っと以前にこのオイルシールは換えようとしてやめたんですよね・・・ なぜかというと・・・・・ クラッチハウジングやら、プライマリーギヤやらを留めてるナットが外れない!!! それで諦めていたのですが、今回はそういうわけにはいかない。 外すことが必要なのです! しかし・・・今回は勝算があるのでございます。 家には今回、エアコンプレッサーとインパクトレンチがあるのです!! これを使えばいけるんじゃないかな? はじめに、マニュアルに記載されているように ギヤに布なんかをかませて、レンチを使って手で回してみます。 うううううう・・・・もうこんなんできんでしょ??? 布なんかかませても、ギヤは固定できんし 緩む気配もありませんわ、マジで!! そしてここで虎の子のインパクトレンチの出番です。 緩める方に回転を切り替えて しっかりナットにソケットを押し当ててレバーを引きます。 `ダダダダダ!!!!!’ `キュ~~~~~ン’ おおおおお!!瞬殺!! あっという間にナットは緩み外れましたよ! なんだこれ~~~~~、簡単簡単!!! ギヤを外し、すでに外れていたオイルシールを取り出します。 う、カチカチだし、外周が少しやせてるし。 大きく破損はないけれど、こんな感じなんで外れちゃったんでしょうね。 シャフト周りを綺麗に清掃、拭き取って 今度は新品のオイルシールを入れます。 手で押し込んだだけでは入らないので 内径25mmの塩ビパイプを当てて ゴムハンマーで均等にたたき込みます。 うむむ、綺麗に出来たでやんす。 で、再度組み付け。 ここでもまたまたインパクト使ってるんで早いこと。 ・・・とここで、 やっぱりジェネレーター側のクランクシャフトオイルシールも交換しようかなって 思い始めました。 こっちがダメがったんなら、反対側も傷んでる可能性が高いじゃないですか? こちらもオイルシールは買ってるんで交換は出来ます。 ただ・・・・フライホイール外しに手こずるんじゃ・・・・ と思ったんですが、こっちもインパクトで瞬殺!! こりゃぁ、インパクト無かったら 作業できてないでしょうね、マジで!!! フライホイール外してジェネレーターを外してまたびっくり!! こっち側のシールも外れかかってるやん!! もう一部分が脱落しかかってます。 いやぁ~~~よかった~~~~こっちも見てて。 こっち側のオイルシールも外すのは難しくなく 外れかかった部分を、ラジペンでつまみ ゆっくり引っ張ってみると、じわっと外れてくれました。 新品のオイルシールの挿入はクラッチ側と同様。 塩ビパイプ使ってたたき込みます。 あとはまた、フライホイールのナットもインパクトで締め付けて なんとあっさり!! でもジェネレーター側も見ててよかった~~~~~。 こっちが抜けてたら、エア吸い込んじゃったり、中から吹き出したりしちゃいますもんね。 ギヤオイルを規定量いれて エンジンかけて見ると、まだ白煙モクモク出ますが簡単始動!! しかたないですね、まだクランクケース内に残ったオイルがあるはずですから。 しばらく走ればOKでしょ。 近所を走るとずいぶん白煙は減って、いつもプラスαくらいになってきました。 OK、OK!! こうしてとりあえず今回の白煙事件は解決。 古くなればこうなっても仕方ないんでしょうね。 ただ作業に関しては、 エアなり、電動なりのインパクトレンチがなければ不可能だと思います。 ほんと実感しました。 電動インパクトは18000円くらいから?ありますが バイクや車いじる人は持ってた方が幸せになれますね。 そうでなければバイク屋さんに頼む方が賢明でしょう、うんうん。 きっと、同じように白煙吹いちゃう2サイクルバイクって こうしたオイルシール不具合も多いんじゃないでしょうか。 古いバイク好きな皆さん、 クランクシャフトのオイルシール、 これ注意点ですよっ!!! しかし、インパクトレンチ、 最高に役立つもんだなぁ~~~(しみじみ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.07.05 22:05:26
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