2011/10/23(日)09:28
遺言。
みなさん、こんにちは
ご無沙汰してしまいましたが、みなさんお元気でお過ごしですか?
私は今は元気です。
前回のブログに沢山コメント寄せていただいて、ありがとうございました。
まとめてで申し訳ありませんが、お返事させていただきました。
さて、今日は忘れかけていた、どうしても覚えておきたいことを残しておきたくて、
書いています。
まず、今日は私の大好きな妹の誕生日です☆
と同時に、祖父の5年目の命日でもあるんです・・・・・
私の祖父は朴訥な、昔堅気の人でした。
母とのことで、縁を切るくらいの大げんかをしたこともありました。
でも、年月がたち、少しずつ交流を持てるようになりました。
遊びに行くと、無言で、冷蔵庫からジュースを持って来てくれ、
別に会話も何もしないんですが、帰る時にはごそごそとお菓子を持たせてくれ、
玄関先で、また来いよ、って必ず言ってくれました。
祖父が亡くなる頃、私は医者のすすめで、地元を離れていました。
その時は、祖父は介護マンションに入っていて、あんまり元気ではないことは
知っていましたが、ある日、不思議なことに、誰の声かわからないんだけど、
帰れ、帰れ、って、どこからともなく声がするようになったんです。
すんごく気になって、実家に電話すると、祖父がかなり弱っているということでした。
そして、間もなく私は帰り、見舞いのつもりで、祖父を訪ねました。
祖父は息をはあはあ、いわせて、しんどそうでした。
そんなこと、祖父に対してしたこともないんですが、額に手を当ててみると
熱がありました。
私はベッドに腰掛けて、じーっとそばにいました。
しばらくすると、祖父は目を覚まし、私を見つけ、私の顔を見て、
美人やよ、
と、一言、言いました。
はっ?・・・・って、感じでした。
他の家族で、顔を見合わせました。
祖父はそんなことを決して言う人ではありません。
それに、私は美人でも何でもありません。
でも、それが祖父がこの世に遺した、最期の言葉になりました。
それから間もなく、息を引き取ったのです。
まるで、私が帰るのを待っていたかのように・・・
この日の出来事は未だにまるで、現実味を帯びていません。
今でも祖父は生きている気がするし、あの言葉も嘘のようです。
でも、意識朦朧とする中で、私の顔がひょっとして美人に見えたのかもしれないし、
私が自分の容姿に自信がなく、嫌いなのをわかっていて、そう言ってくれたのかも
しれません。
いずれにしても、私は毎年、この日が来るたびに、この言葉をかみしめます。
決して美人ではないし、薬で激太りして、もう本当にやんなりそうだけど。
おじいちゃん、ありがとう・・・な、日なのでした
幸せ・感謝\(^o^)/
おわり。