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2020年01月14日
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カテゴリ:音楽

史上最高なハズのミルクボーイが「これまで埋もれていた」ワケ!


アサジョ / 2020年1月1日 18時15分

12月22日に開催された「M-1グランプリ2019」(テレビ朝日系)で優勝を果たしたお笑いコンビ・ミルクボーイだが、一体なぜ“史上最高”の漫才コンビは13年もの間、関西に埋もれていたのだろうか。

「オカンが名前を忘れた朝食があんねんけど…」と切り出し、数々のヒントからそれが“コーンフレークかどうか”を模索していく「行ったり来たり漫才」で、M-1史上最高となる681点を叩き出したミルクボーイ。その輝かしい快挙の達成と共に注目が集まったのは、優勝当日まで2019年にテレビで漫才を披露したのが22日のM-1大会のみだった、という異例の事態である。

「“誰も知らなかった”コンビが彗星の如く現れ、最後には歴史を変える高得点とトロフィーをかっさらっていった訳ですから、大会直後から46本のテレビと3本のラジオ出演のオファーが舞い込んだというのも頷けます。ただし、同時に、なぜあれほどのクオリティーを備える芸歴13年目の芸人が全国区で認知されていなかったのかという疑問もあります。また、彼らはあのネタを何年にもわたって劇場で披露し続けており、ぺこぱのようにスタイルを変えたことをキッカケに一気にブレイクしたという訳でもないんです。しかもミルクボーイが優勝を遂げたM-1においても、2人はコンビ結成当初から参戦しており、2018年までは準々決勝進出がやっとという成績でした」(お笑い系ライター)

ミルクボーイがかねてより“お決まりパターン”として披露してきた過去の漫才は、YouTubeにおける2人の公式チャンネルで閲覧可能だが、そこにはいくつかの場面で、ミルクボーイがその知名度を高めることができなかった要因を窺い知ることができる。

「彼らの得意とする“行ったり来たり漫才”では、肯定と否定を繰り返す上で、スムーズな展開と説得力を持たせる為にある種の“偏見”や“決めつけ”を必要とします。たとえば、ミルクボーイの過去のネタには『オカンが好きな動物の名前が分からない』と切り出し、“それは鳩ではないか”と推察していくお馴染みのフォーマットの漫才がありますが、そこでツッコミの内海崇は『鳩と中国人は全然(ヒトを)避けないからね』とやや偏見の過ぎた表現を見せていました。また、他のネタでも『あやとりは女が男に勝てる唯一の遊び』や『競歩という競技ではそこまで盛り上がらない』『競歩の選手では女子アナはいかれへん』との“偏見ツッコミ”が見られ、滋賀県の存在をネタにするディスり風な漫才の動画もアップされています。これらはさすがに年末の全国放送で流すにはリスキーなネタであり、M-1で披露したコーンフレークと最中のネタはその中でも偏見と笑いのバランスが絶妙に取れている“平和なネタ”だったと言えるでしょう。劇場に留めるべき漫才と、全国放送で披露する“勝負の漫才”をきちんと分ける、この辺りのバランス感覚を養うまでにある程度の時間がかかってしまったのかもしれませんね」(前出・お笑い系ライター)

いずれにせよ、彼らはそのスタイルを何も変えることなく、13年前から存在したコンビであり、日本中を驚かせるシンデレラストーリーとなったことは間違いないだろう。

(木村慎吾)



笑ってはいけない「マンネリ脱した」と好評 新しい地図、闇営業パロ、新企画など「攻め」目立つ


J-CASTニュース / 2020年1月1日 16時56分

この年末年始も、笑うことを禁じられた5人が日本中を大爆笑の渦に陥れた。2019年12月31日に放送された「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」(日本テレビ系)の「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時」を見た視聴者から、満足したとの声が続出しているのだ。

「笑ってはいけないシリーズ」が大みそかに放送されるのは2019年で14回目。近年は年末が近づくと放送を楽しみにする声が上がる一方で、一部の視聴者からは「マンネリ化している」との声が上がるなど、パワーダウンがささやかれていたが、いざふたを開けてみると、そのパワーに圧倒されたとの声が噴出している。

「今回のガキ使は新しい地図に持ってかれた」
番組冒頭、例年のごとく「バスシーン」がはじまるや、その最初に姿を見せたのは元SMAPの草なぎ剛さん(45)。草なぎさんは2019年に反響を呼んだ「全裸監督」のモデルとして知られる村西とおる監督(71)よろしくパンツ一丁の姿にカメラを担いで車中に突入し、出演者の5人を笑わせた。また、番組中盤には香取慎吾さん(42)が生活指導担当の教員役として超ミニスカ姿で出演したほか、番組後半では稲垣吾郎さん(46)がどぶろっくの森慎太郎さん(41)と共に堂々と下ネタを披露。地上波から遠ざかっていた3人を起用した番組に対しては、「はー...今回のガキ使は新しい地図に持ってかれた」といった絶賛が殺到した。

笑いの刺客の強力布陣に加え、「絶対に笑ってはいけない」はずのルールにひねりが加えられたことについても視聴者からの賞賛が相次いだ。バスシーンが終わってロケ現場に到着した5人のうち、ココリコの田中直樹さん(48)については、序盤に「無敵ボンタン」なるアイテムが提供された。

このボンタン、ひとたびはくと、どんなに笑っても尻を叩かれないという「無敵化」が発生するという夢のような効果を持ったアイテム。このボンタンのおかげで、田中さんは序盤では幾度となく「アウトー!」を免れていたため、ほかの4人から羨望のまなざしを受けていたほか、視聴者からは「叩く人がビビって逃げていくのウケた」といった絶賛が相次いだ。なお、この無敵状態は20時前に、田中さんが「ボンタン狩り」に遭ってあえなく終了したのだった。

「スッキリパロディ最高だった!」
2019年の吉本興業と言えば、宮迫博之さん(49)らによる反社会勢力の会合での闇営業問題が会社を大きく揺るがせたが、「笑ってはいけない」はずのこれらの要素も、番組では笑いに昇華されていた。

番組中盤では、ロバート・キャンベルさん(63)とモーリー・ロバートソンさん(56)というワイドショーの常連2人が宮迫さんと田村亮さん(47)の記者会見を、学校の全校集会のテイストのVTRで再現。また、このVTRを5人と共に見ていた加藤浩次さん(50)は、自身が出演する「スッキリ」(日本テレビ系)で会社の体制を批判した際の発言を踏襲し、「こんなこと言っていいのか分かりませんけど、みんな怖がってる!」と、会社の空気をチクリと批判するなど、2019年ならではのネタが満載だったため、視聴者からは「スッキリパロディ最高だった! ここまできたら岡本(※編注:吉本興業の岡本昭彦社長)も出ればよかったのに」といった声が相次いだ。

このほか、昨年まで見られた定番コーナーが新コーナーに置き換わっているのも視聴者を喜ばせた。赤チームと青チームに分かれて対決するクイズコーナーは、出演者の5人が回答者として答えるクイズコーナーに変化。回答時間が長引けば長引くほどミイラのように布でグルグル巻きにされていくその様子が笑いを誘った。また、例年あったグラウンドで鬼ごっこが、今回は縄のぼりなど体力測定的な要素を含んだ「特別授業」に置き換わっており、やはり、その新鮮さが視聴者の注目を集めた。

これら、新要素満載の2019年の「笑ってはいけない」に対しては、「今年のガキ使時間たつのあっという間だったな。マンネリ打破したのがいい。面白かった」といった絶賛が続々。ほかにも、「今回のガキ使はめちゃくちゃ面白かった!顔が痛くなるくらい盛大に笑い納めができました」と、大満足の結果だったとする声も上がっている。闇営業問題が明るみに出た2019年7月には、「笑ってはいけない」の放送を危ぶむ声すらあったが、それら困難な状況を見事に吹き飛ばした放送だったと言えるだろう。

(J-CASTニュース編集部 坂下朋永)



平手友梨奈はなぜ渾身の「僕は嫌だ」を披露できたのか 紅白リハーサル取材で見えた欅坂46の謙虚・優しさ・絆


ねとらぼ / 2020年1月1日 22時44分

4度目のNHK紅白歌合戦出場を果たした欅坂46(クリックで画像拡大/画像はリハーサル時のもの)

欅坂46が2019年12月31日に「第70回NHK紅白歌合戦」に出場し、2年ぶりにテレビで「不協和音」を披露しました。多くの人の胸を打った“新不協和音”はいかにして作り上げられたのか。メンバー同士の見えない優しさと気遣いに注目しながら、音合わせ、リハーサル、囲み取材の様子を画像57枚、1万字で詳しくお伝えします(以下画像はリハーサル及び囲み取材のものです)。

●12月29日:音合わせ

12月29日に行われた「音合わせ」では、チャコールブラウンのマント衣装に黒いタイツ、赤いローファーを合わせて登場した欅坂46のメンバーたち。齋藤冬優花さん、守屋茜さん、小林由依さん、森田ひかるさんらが順番に舞台に上がり、スタッフにあいさつをしながら準備に入ります。

この日はまず舞台の床に敷かれたアクリルのポジション板を確認しながら、立ち位置や踊りの流れを確認する板踏みが行われました(通常は「場当たり」と呼ばれることが多いのですが、「板踏み」と呼ぶのはNHKらしい文化)。

今回の紅白ではBパートからの特別バージョンを披露するとあり、まずは音なしの状態で2期生・田村保乃さんの「僕は嫌だ」のパートから立ち位置を確認していくことになりました。田村さんは技術スタッフに「どこでやったらいいですか?」と質問したり、メンバーの動きをしっかりと確認したりと積極的に準備に取り組んでいたのが印象的でした。

メンバーの準備が整うと、振り付けを手掛けるTAKAHIROさんが分厚いノートを手に「タタタタタータター」とサビのメロディーを口ずさみながら手拍子でカウントをスタート。メンバーたちはそれぞれの立ち位置に入って移動の導線などを確認し、途中からは田村さんがアカペラで2番サビを歌って全員でフォーメーションを確認していました。

また、長髪をハーフアップしたスタイルのTAKAHIROさんから「レーザーが置いてあるので(直視しないように)気を付けてくださいね」などセットに関する注意などもしつつ、終盤のポジションを確認する際には、再び田村さんが「Discord Discord Yeah! Discord」のパートをアカペラで歌唱。最後のキメポーズのバミリ位置を確認する田村さんが「こっちか。あ、こっち?」と床を凝視していると、平手さんが同じように床をのぞき込み「(うなずきながら)そう」とアドバイスする姿も見られました。

音ありで通しのリハーサルをした後、もっとも重点的に確認を行っていたのは、メンバー全員が次々と床に倒れこんでいく中盤の見せ場で、TAKAHIROさんが手拍子しながら「(パン パン)どうぞっ! あぁ 調和 だけじゃ 危険だ」とアカペラ歌唱すると、メンバーは順番に倒れこみながら、細かくタイミングを修正。

技術スタッフから「再度確認したい部分がある」との要望があり、もう1度リハーサルが行われました。2度のリハーサルで印象的だったのは2期生の移動スピードの速さで、小柄な森田さんが踊りながら一瞬で上手から中央に移動する様子は実に見事でした。また森田さんを含め、藤吉夏鈴さん、松田里奈さんといった紅白初出場の2期生メンバーは全員、要所、要所で気合のこもったダンスを見せ、胸や腕を大きく突き出す動作にも迫力が感じられました。

●12月28日:囲み取材

この日は音合わせの終了後、欅坂46への囲み取材の時間が設けられました。対応したメンバーは渡辺梨加さん、守屋茜さん、田村保乃さん、小池美波さん、土生瑞穂さん、森田ひかるさん、菅井友香さん、小林由依さん、渡邉理佐さん、松田里奈さんの10人で、チャコールブラウンのマント衣装はそのままに、リハーサルで履いていたローファーをチェルシーブーツに履き替えての登場となりました。

おびただしい数のストロボが光る中、メンバーは全員笑顔で対応。欅ポーズのお願いなどにもしっかりと応じていました。撮影の後は取材陣からの質問にメンバーが答え、ねとらぼ編集部からもいくつか質問させていただきました。

NHK広報:4回目の出場となります、欅坂46の皆さんです。まずは意気込みをよろしくお願いいたします。

欅坂46メンバー一同:よろしくお願いします。

菅井:2019年は2期生も加わって、欅坂にとってすごくパワーアップした1年だったかな思うので、この紅白歌合戦に素晴らしいアーティストさんと出演させていただくことと、応援してくださる皆さんに感謝をこめて精いっぱい集大成を見せたいと思います。

NHK広報:それではご質問どうぞ。

ねとらぼ:まず(今回1回目の「僕は嫌だ」のパートを担当される)田村さんにお伺いさせてください。今回の紅白歌合戦で「不協和音」を披露することについて、作曲を手掛けたバグベアさんから「すごくうれしい」というコメントを頂戴しています。田村さんにとって「不協和音」はどんな楽曲ですか。

田村:(少し考えて)欅坂の曲には“僕”っていう主人公がいるんですが、欅の曲の中でも“不協和音の僕”は結構強い意思を持っていて。個人的には私と(不協和音の僕)は真逆な性格なので、はじめはちょっとそこに戸惑いがあったんですけれども、そういう人にも(楽曲の僕と似ていない性格の人にも)うまく届けられるようになればいいなと思っています。

ねとらぼ:「僕は嫌だ」をうまく言えるようになったきっかけなどあれば教えてください。

田村:全然うまくないです(笑)。

欅坂46メンバー一同:うふふ(笑)。

菅井:(小声で)かっこいいよ~。

田村:(小声で)いやいや。

ねとらぼ:メンバーの皆さんから見て田村さんバージョンの「僕は嫌だ」はいかがですか。

菅井:かっこいい! ほのちゃんの「僕は嫌だ」なんだなというのがすごく伝わってギャップもあるし、本当に自分のものにしているなと感じます。

記者:「不協和音」は2年前にもやっている曲ですけれども、2回目の方にハプニングもありました。今回あらためて心配があったりはしないですか。大丈夫ですか。

小林:やっぱり2年たって、私たちも成長している部分もあると思うので、今回は2年前とはまた違った新しい「不協和音」というか、また強くなった「不協和音」を見せられたらいいなと思います。

記者:2期生の方は初めて紅白に出られるということで良いですよね。松田さん(心境は)いかがですか。

松田:(紅白は)誰もが憧れる舞台、ステージだと思います。先輩方の積み重ねがあって私たちもこうやって同じステージに立たせていただけることがすごくうれしいので、皆さんにこの「不協和音」という曲(のメッセージ)がお届けできたらいいなと思います。

記者:今回は(乃木坂46、欅坂46、日向坂46の)三姉妹が同じステージにそろうということになりますが、“真ん中”という立場としてはいかがですか。

菅井:乃木坂46さんのおかげで私たちも誕生することができて、本当に尊敬している大先輩ですし、一緒に少しの間活動できた日向坂46のみんなが頑張っている姿とかもそばで感じていて、力をもらっています。“真ん中”という立場から少しでも力になれるように頑張りたいなと思っています。

記者:その中で欅坂としてここは負けない。欅坂のここを見てほしいというところがあれば。

菅井:えぇ~(振り返りながら)ある?(笑)

土生:普段バキバキな振り付けが多いので、(坂道合同「シンクロニシティ」は)すごく難しかったんですけれども、“ハモれる”ように練習、頑張りました。

菅井:そうだね(笑)、“ハモれる”ように。

欅坂46メンバー一同:うふふ。

記者:欅坂46が他の2グループと違う特徴って皆さんの中でありますか。

欅坂46メンバー一同:(しばし考えて)。

菅井:やっぱり歌詞のメッセージ性の強さは、私たち自身もパワーをもらっている部分があるので、そこをうまくお届けできるようにと。(自分たち自身が)その強さをものにできて、(パフォーマンスを見る皆さんの)力になれたらいいなと思います。

記者:休業しているメンバーの方へはいかがでしょうか。

NHK広報:今回ご質問は楽曲やステージのことに関連してということでお願いいたします。

菅井:すみません(頭を下げる)。

ねとらぼ:本番の衣装とかは教えていただけたりしますか。どんな感じの衣装なのか、雰囲気、色など少しでも良いのですが。

菅井:エヘヘっ。

理佐:(菅井さんと顔を見合わせて)ふふっ。

菅井:楽しみにしててください(笑)。

ねとらぼ:そこはまだ秘密なんですね!(笑)

菅井:すみません、(本番を見ての)“お楽しみ”でお願いします(笑)。

記者:2019年は東京ドームのコンサートがありましたが、そこで身に付いたものや得たものはありましたか。

菅井:夢だったステージに応援して下さる皆さんのおかげで立つことができて、それを経験したからこそ、より団結力も増したと思いますし、(東京ドーム公演は)この2019年の大きな成果なので、(紅白本番では)1期、2期合わせたみんなで出し切りたいと思います。

NHK広報:ではここで囲み取材を終了したいと思います。ありがとうございました。

欅坂46メンバー一同:ありがとうございました。

菅井:(移動しながら)すみません、衣装のこと。

ねとらぼ:全然大丈夫ですよ、応援してます。この度はおめでとうございました!

欅坂46メンバー一同:(頭を下げて移動しながら)ありがとうございました!

●12月30日:リハーサル

本番を翌日に控えた12月30日には、後半ブロックに出演するアーティストを中心に通しリハーサルが行われました。Official髭男dismに続いて登場する欅坂46は、ピアノなどの機材が搬出されるまで、舞台上手横で集合しており客席まで数メートルという近距離でスタンバイ。この日は前日の囲み取材で“秘密”としていた深紅の不協和音制服、深紅に濃紺の差し色が入ったソックス、赤いローファーという衣装で登場し、スタッフのGOが出ると素早い動きで全員がファーストポジションに入りました。

リハーサルでは2年前にコラボパフォーマンスを披露した総合司会の内村光良さんから「2年ぶりに『不協和音』が帰ってきました!」「しっかり見届けたいと思います」という紹介があり、カウントがスタートしましたが、技術トラブルの影響でうまく音楽が流れず仕切り直しに。

しかしメンバーに動じる様子はなく、そのままの姿勢で落ち着いて待機していました。特に床に伏せた状態でスタンバイしている平手さんは、守屋さんの左ももに頭を預けてから微動だにせず、集中した様子。しばしして紅組司会の綾瀬はるかさんから「欅坂46で『不協和音』」と2度目の曲紹介があると今度は無事にイントロが流れ始めました。本番さながらのスモークやレーザービームなど特効が使用される中、冒頭の見どころ、平手さんのこぶしの突き出しに加え、田村さんによる1回目の「僕は嫌だ」も力強く決まりました。

この日はリハーサルであり、午後からは別の年末音楽番組の出演も控えていたため、7割程度の力でダンスと歌唱の確認を行っていたメンバーたちですが、1日目でもっとも時間を割いていた「あぁ調和だけじゃ危険だ」の倒れこみの部分に入ると次第にエンジンがかかってきた様子。特に2期生メンバーは大きく体を使ってダンスしており、報道陣からは「(森田さんに対して)あの子は小柄なのが目立たないほど良く踊れている」といった声も聞かれました。

そんな2期生達を引っ張っる1期生たちも平手さんが放つ2度目の「僕は嫌だ」から大きく躍動。普段はおっとりした印象の上村莉菜さんと長沢菜々香さんがロングヘアを振り乱しながらしっかり腕を開いてジャンプすれば、キャプテンの菅井さん、副キャプテンの守屋さんが鬼気迫る表情でステップを刻み、理佐さんは激しく体を揺さぶっても軸が全くブレない体幹の強さを見せつけました。

最後は終盤最大の見どころ、メンバー全員で作り上げる“逆三角フォーメーション”にて田村さんが不敵な笑み浮かべながらポジションに向かって前進。全員でポーズをバッチリと決めて約15分のリハーサルを終えました。

●12月31日:第70回NHK紅白歌合戦本番(以下画像はリハーサル及び囲み取材のもの)

ネットメディア向けには一般的に公開されない紅白歌合戦本番。筆者をはじめ、ねとらぼ編集部はお茶の間で本番の成功を祈っていました。そしてやってきた後半戦4組目、欅坂46「不協和音」。

MVの映像が流れる中、内村さんによる「欅坂46の“神曲”、不協和音」のナレーションから始まったVTRでは「第68回NHK紅白歌合戦」での“コラボ不協和音”が流れ、倒れそうになりながらも必死に踊り続けるメンバーの映像が映し出されました。

あれから2年ぶりにテレビで、それも生放送で披露される「不協和音」を前に、会場の内村さんは「もう1回聞けるとは思わなかったし、でももう1回やると決めた彼女たちの気概をすごく感じました」と力強くコメント。応援に来た広瀬すずさんと共に「見届けたいと思います。楽しみにしています」とエールを送りました。

パフォーマンスではまず、クレーンカメラを使って床に伏せたメンバーたちの姿が映し出されました。イントロに合わせてゆっくりと立ち上がった平手さんは、音楽に合わせてステージ前方に張り巡らされたタータンチェック柄のレーザー光線を右手のこぶしで突き破り、2019年の活動の集大成ともいえる「不協和音」のパフォーマンスがスタートしました。

メンバー全員で陣形を整えた後は、胸を大きく前に突き出すアイソレーションを行いながら、前進。“撃たれる”動きでは小林さんの鬼気迫る表情と小池さんの無機質な表情が映し出されたほか、前回は“葵やぐら”を披露した原田葵さんの大人びた表情には2年という確かな歳月が流れたことを感じさせられます。

また左右のメンバーがそれぞれブロックごとにダンスを披露するパートでは尾関梨香さん、土生瑞穂さん、石森虹花さんがダイナミックな動きで魅せる一方、表現力に定評のある佐藤詩織さん、齋藤冬優花さんがしなやかな動きで会場を魅了していきます。「見て見ぬ振りしなきゃ仲間外れか」の場面では中列の井上梨名さん、武元唯衣さん、梨加さん、守屋さん、理佐さん、小林さん、藤吉さんが息の合った腕の動きを見せ、1期生、2期生の垣根を超えた“団結力”が光りました。

そして「Oh! Oh!」とメンバー全員でサビに向かって盛り上げる場面では、平手さんが天を見上げて大きく咆哮。左耳からイヤーモニターが脱落してしまうほどの激しさで“苦しみ”の感情を表現し、田村さんが渾身の「僕は嫌だ」を放って、平手さんの腕を大きく振り払いました。続く平手さんを中心にサークル状になって踊りながら移動していく振り付けでは、尾関さんが左足をくじいて転倒するも、瞬時に立ち上がってジャンプする動きにつなぐなど、プロ根性を見せ、激しく踊り続けました。

そしてリハーサルで何度もタイミングを計っていた“倒れこみ”では、しなやかな動きで倒れこんだメンバーたちが“新しい世界”へ向かって立ち上がり始め、真っ赤に染まったNHKホールには、平手さんの泣き声交じりの「僕は嫌だ」が響きました。

これを契機にメンバーたちは完全に覚醒。歯を食いしばりながら全身全霊で楽曲のメッセージを伝えようと踊り続ければ、終盤に向けての間奏では、平手さんがまっすぐに前を見据えながら口角を上げ、天を見上げながら不敵な笑み。

最後の逆三角フォーメーションは、右後ろにいる田村さんが平手さんの肩を掴み、田村さんの手を平手さんが両手で包み込むという新たな振り付けで締めくくられました。

パフォーマンス終了後、内村さんは間髪入れずに「よくやった! 素晴らしかった! “新不協和音”だ!」と絶賛。会場からは惜しみない拍手がわき上がりました。

●菅井・守屋・田村が平手に向けた見えない優しさと気遣い

欅坂46にとっては4度目の出場となるNHK紅白歌合戦。パフォーマンス直後にはTwitterのトレンドに「欅坂46」「不協和音」などのキーワードがトレンド入りを果たし、日本中に大きな衝撃と感動を与えました。

そしてこのパフォーマンスに至るまでには、音合わせ、リハーサルで謙虚なメンバーそれぞれが少しずつ小さな優しさと気遣いを持ち寄る姿が垣間見えました。取材で印象に残った部分を抜粋して紹介します。

両日の取材を通してパフォーマンスのリハーサルでは移動を完璧にこなすものの、少し歩きにくそうなしぐさを見せていた平手さん。一部メディアで「よろめいて右手をついた」と報じられた30日のリハーサルに関しても、筆者には実際には痛めていたことのある腰やひざなどに負担をかけないよう、あえて右手をついてそーっとしゃがみこんだように見えました。

そうした様子をもっとも気にかけていたのは、キャプテンの菅井さんで、リハーサルの合間にスタッフが平手さんのヘッドセットを調整する様子を後ろから静かに見守ったり、リハーサル終了時にパフォーマンスの余韻から5秒ほど立ち上がるのが遅れた平手さんの背中をさすって立ち上がりやすいように促したりと、静かに思いやる姿が見られました。

副キャプテンの守屋さんも菅井さんと同じく平手さんを含めて周りのメンバーの様子をよく見ており、30日のリハーサル終了時には一旦ステージから退場しようとしたものの、平手さんが立ち上がっていないことに気づくと、Uターン。平手さんがしっかりと立ち上がる様子を見守ってから舞台を降りました。

また菅井さん、守屋さんはともに、スタッフや報道陣にも積極的に笑顔で会釈をしたり、話しかけてくださったり、リハーサル終わりにも改めて深くお辞儀をしたりと、メンバー以外への気配りも完璧で、こうした対応からも4年間の活動での成長が見えました。

トークの面ではキャプテンの菅井さんに助け舟を出した小林さんと土生さんの対応が印象的でした。小林さんは答えやすいとは言いにくい質問にも落ち着いて笑顔で回答をしたほか、土生さんは乃木坂46の「シンクロニシティ」のパフォーマンスに参加することについて問われると、“ハモれ”というキーワードを用いてユニークな回答。日々のブログ更新や冠番組での積極的な姿勢が着実に実を結んでいると感じました。

そして今回の紅白歌合戦で最も話題になったであろう、田村さんと平手さんの活躍について。

田村さんは2期生ながら、「僕は嫌だ」の大役を任された21歳。現在高校3年生(18歳)の平手さんとは、お互いに敬語は使わないようにするなど、仲の良さが知られています。そんな田村さんは30日のリハーサル、31日の本番ともに、パフォーマンス終了後、平手さんの頭をぽんぽんっとなでるしぐさを見せました。筆者にはその動きが平手さんにとって“不協和音の僕”から“平手友梨奈”に戻るきっかけになっているのではないかと感じられたほか、本番では平手さんの手をギュッと包み込んでいる様子が感動を誘いました。そしてこのパフォーマンスに至るまでには、音合わせ、リハーサルで謙虚なメンバーそれぞれが少しずつ小さな優しさと気遣いを持ち寄る姿が垣間見えました。取材で印象に残った部分を抜粋して紹介します。

両日の取材を通してパフォーマンスのリハーサルでは移動を完璧にこなすものの、少し歩きにくそうなしぐさを見せていた平手さん。一部メディアで「よろめいて右手をついた」と報じられた30日のリハーサルに関しても、筆者には実際には痛めていたことのある腰やひざなどに負担をかけないよう、あえて右手をついてそーっとしゃがみこんだように見えました。

そうした様子をもっとも気にかけていたのは、キャプテンの菅井さんで、リハーサルの合間にスタッフが平手さんのヘッドセットを調整する様子を後ろから静かに見守ったり、リハーサル終了時にパフォーマンスの余韻から5秒ほど立ち上がるのが遅れた平手さんの背中をさすって立ち上がりやすいように促したりと、静かに思いやる姿が見られました。

副キャプテンの守屋さんも菅井さんと同じく平手さんを含めて周りのメンバーの様子をよく見ており、30日のリハーサル終了時には一旦ステージから退場しようとしたものの、平手さんが立ち上がっていないことに気づくと、Uターン。平手さんがしっかりと立ち上がる様子を見守ってから舞台を降りました。

また菅井さん、守屋さんはともに、スタッフや報道陣にも積極的に笑顔で会釈をしたり、話しかけてくださったり、リハーサル終わりにも改めて深くお辞儀をしたりと、メンバー以外への気配りも完璧で、こうした対応からも4年間の活動での成長が見えました。

トークの面ではキャプテンの菅井さんに助け舟を出した小林さんと土生さんの対応が印象的でした。小林さんは答えやすいとは言いにくい質問にも落ち着いて笑顔で回答をしたほか、土生さんは乃木坂46の「シンクロニシティ」のパフォーマンスに参加することについて問われると、“ハモれ”というキーワードを用いてユニークな回答。日々のブログ更新や冠番組での積極的な姿勢が着実に実を結んでいると感じました。

そして今回の紅白歌合戦で最も話題になったであろう、田村さんと平手さんの活躍について。

田村さんは2期生ながら、「僕は嫌だ」の大役を任された21歳。現在高校3年生(18歳)の平手さんとは、お互いに敬語は使わないようにするなど、仲の良さが知られています。そんな田村さんは30日のリハーサル、31日の本番ともに、パフォーマンス終了後、平手さんの頭をぽんぽんっとなでるしぐさを見せました。筆者にはその動きが平手さんにとって“不協和音の僕”から“平手友梨奈”に戻るきっかけになっているのではないかと感じられたほか、本番では平手さんの手をギュッと包み込んでいる様子が感動を誘いました。

そんな田村さんは紅白の本番終了後も立ち上がりづらかった平手さんを気遣って、菅井さん、理佐さんと共に支えながら退場したと報じられており、紅白歌合戦という非常に緊張と重責がのしかかる場面でも、人を思いやれる優しさを持ったメンバーであることが伝わった気がします。またこうしたメンバーそれぞれの支えが、紅白本番での欅坂46渾身のパフォーマンスを引き出せた要因の一つになっていることは言うまでもありません。

平手さんについては、本番のパフォーマンスが何よりも雄弁だと思うので、それを見ていただくのが一番いいと思いますが、リハーサル時に関して言えば、音響スタッフから声をかけられると「はい、大丈夫です」としっかりと目を見てうなずいたり、リハーサル終了後にはスタッフや報道陣に向けてしっかり深いお辞儀をしてから退場するなど礼儀正しい姿が印象的でした。

どこか身体を痛めている雰囲気ではあっても、パフォーマンスではそれを感じさせないこと、移動等で報道陣の横を通る際にはあらためて深くお辞儀することをやめないなど、いじらしさを感じる部分もありました。また心配されていた本番後の体調についても、大きな問題はないようで欅坂46公式Twitterにて1月1日深夜に投稿された画像には田村さんの頭にクラッカーのテープを乗せておどける平手さんの姿が写っており、ファンからは安堵とパフォーマンスへの称賛の声が上がっています。

平手さんは“センター”という立ち位置から、何かと注目される立場でもあり、今回の「不協和音」のパフォーマンスについては誰よりも緊張していたと思いますし、色々な意見を言う人も居たことでしょう。

ただ本番での「私たち、絶対に負けないんで」というような強い目力、限界を超えた先から“楽曲のメッセージを伝えよう”とする姿勢には多くの人が胸を打たれ、“不協和音の僕”の強さ、楽曲の真の意味を広く伝えられたことと思います。本当に素晴らしいパフォーマンスだったので、きちんと自分をほめてあげてほしいと思います。

●取材を通して

今回が2回目の「NHK紅白歌合戦」取材となった筆者。日が昇る前から長い取材待機列を作る報道陣の中には欅坂46の話題に触れる人が少なくなく、リハーサル開始前から注目度の高さが伝わってきました。

中には音合わせ、リハーサル時のパフォーマンスのクオリティーに言及する記事も存在しましたが、個人的な見解としては、この4年の活動を通して欅坂46のメンバーが「大切なのは本番で全力でやり切ること」だと学んだのではないかと感じました。

欅坂46は“2019年末最も忙しいアイドル”と言われるほどスケジュールが詰まっていることに加え、リハーサルでは番組演出の確認のために何度も同じ動きを繰り返す可能性があることから、運動量の多い「不協和音」のパフォーマンスを毎回全力でやり切るのは難しいと思うのです。またそもそもフルスロットルでリハーサルに臨むアーティストというのはかなりまれな存在です。

そして紅白のリハーサルは全ての演出が公開されているわけではなく、「完全非公開」「撮影禁止」というアーティストも珍しくないため、欅坂46のリハーサル取材・撮影が許されていたこと、囲み取材に応じてもらえることは大変ありがたいと感じていましたし、本番では見る者全てに「すごい」と言わしめるような爆発的なパフォーマンスを披露して、不安感を煽る声も一蹴したのではないかと感じます。

欅坂46の活動に注目し、取材し、勝手に見守っているつもりでいる筆者ですが、パフォーマンスを見るたびに解釈が変わったり、「こういうメッセージもあるのだろうか」と考えさせられるグループはそうそういません。

例えば今回の紅白では最後の逆三角形のポージングについて。2017年の楽曲初披露から2019年9月の東京ドーム公演までは、平手さんの右手と左手は離す構図でエンディングを迎えていたのですが、今回の紅白では平手さんが田村さんの手を握り締めることにより“完全につながった三角形”となりました。

この陣形の意味は何なのか。濃紺から深紅に染まった衣装は何を意味しているのか――。2020年の欅坂46の活躍に思いをはせながら、まだまだ紅白歌合戦のパフォーマンスを楽しめそうな気がします。

●第70回NHK紅白歌合戦

総合司会はウッチャンナンチャンの内村光良さんと、NHKの和久田麻由子アナウンサーで、紅組司会は綾瀬はるかさん、白組司会は嵐の櫻井翔さんが務めました。番組のテーマは「夢を歌おう」で、本番は12月31日19時15分から23時45分まで放送されました。



「年末ジャンボ宝くじ」抽せん会 1等・前後賞あわせて10億円


2019/12/31(火) 18:10配信Fuji News Network

1等・前後賞あわせて10億円が当たる、「年末ジャンボ宝くじ」の抽せん会が東京都内で行われた。

令和最初の年末ジャンボ宝くじは、1等と前後賞あわせて10億円で、抽せんの結果、1等の当せん番号は「39組153893」に決まった。

当せん金の受け取りは、年明け2020年1月7日からとなる。

31日の抽せん会では、およそ1,000人が固唾(かたず)を飲んで当せん番号決定の瞬間を見守った。

(フジテレビ)



元旦と元日の違い、知ってますか? 年賀状など要注意、「旦」の由来を聞いて納得 現代語研究室長に聞いた


2020/01/01 07:00withnews

年賀状などでよく見かける「元旦」という表現。「元日」と似ていますが、厳密には意味が異なります。その違いについて日本漢字能力検定協会の佐竹秀雄・現代語研究室長に聞きました。

年賀状が届く日による?
「元日」とは、年の初めの国民の祝日である1月1日のことです。

一方で「元旦」は、一般的には「元日の朝」を意味します。

「『旦』の字は、水平線や地平線から日が昇る様子に由来するといわれています」と佐竹さん。

下の横棒が水平線や地平線で、その上に太陽である「日」が昇っているという捉え方です。

他にも「雲から太陽が顔を出している様子」とする学説もあるそうですが、水平線や地平線から日が昇る様子という説が一般的なんだそうです。

つまり、年賀状が1月1日の朝に届くのであれば元旦、そうでなければ元日と書いたほうが良さそうです。
どちらでも大丈夫?
例年、パソコンで年賀状を準備しているという佐竹さん。

「元旦」や「元日」といった表現は使わないようにしているそうですが、その違いについてそれほど気にする必要はないと考えているそうです。

「新しい年の最初の朝のような気持ちを込めて書いた年賀状ということでいいんじゃないでしょうか。おめでたい日でもありますし、気持ちよく新年を迎えることができたらいいと思います」



ゴーン被告逃亡、国内メディアも一様に卑劣さ非難


AFPBB News / 2020年1月1日 18時40分

日産自動車会長時代のカルロス・ゴーン被告(2017年9月15日撮影)。(c)ERIC PIERMONT / AFP

【AFP=時事】日産自動車(Nissan Motor)元会長のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告が保釈中に日本からレバノンへ国外逃亡したことを受け、普段は抑制のきいた日本のメディアも一様に卑劣と非難した。

ゴーン被告の保釈に関しては、検察側が世界に強力な人脈を持つ被告には逃亡の恐れがあると反対していたが、ゴーン被告自身が裁判で身の潔白を証明したいとの意志を示し、東京地裁が保釈を決定した。

またゴーン被告の弁護団の一人は、被告ほど顔の知られた有名人が気付かれずに逃げることは不可能だとも主張していた。

だが、今では保釈決定は軽率だったと指摘するメディアも少なくない。

海外メディアの多くが日本の「人質司法制度」によって長期にわたる拘束が許されていると批判していたこともあり、検察は裁判所が「外圧に屈した」とみていると産経新聞(Sankei Shimbun)は報じている。

毎日新聞(Mainichi Shimbun)はゴーン被告逃亡について、「予想通り」「検察の血のにじむような苦労を台無しにした」との検察幹部の話を伝えている。

また朝日新聞(Asahi Shimbun)は、「長く日産のリーダーを務め、世界的に活躍した経営者がこういう人だったのか。あきれ返って言葉も出ない」と失望する日産の元取締役のコメントを報じた。【翻訳編集】AFPBB News



9条2項維持した自衛隊明記反対 自民・石破氏、憲法改正巡り強調


共同通信 / 2020年1月1日 16時16分

新年の会合に参加した自民党の石破元幹事長=1日、鳥取市

自民党の石破茂元幹事長は1日、戦力不保持を定めた憲法9条2項を維持したまま自衛隊を明記する同党の9条改正案について「絶対反対の立場だ」と強調した。鳥取市で記者団の質問に答えた。自民党が2018年にまとめた改憲案に、改めて異論を鮮明にした。

持論とする2項破棄の理由を巡り「自衛隊が立法、司法、行政による厳しい統制下にあると憲法上、明確にすべきだ」と主張した。9条改憲自体についても「ハードルは非常に高い。政治の最優先課題だとは思わない」と述べた。

自民党内で取り沙汰される安倍晋三首相の党総裁4選に関しては否定的見解を示した。



今年の皇室行事 4月に立皇嗣の礼 陛下が五輪開会ご宣言


産経ニュース / 2020年1月1日 0時27分

今年は2月23日、天皇陛下が60歳の還暦を迎えられる。同日は今年から天皇誕生日として祝日となり、皇居・宮殿で一般参賀も行われる予定。陛下は即位後も宮殿行事などの公務の際は赤坂御所(東京都港区)から皇居に通われている。3月末までには上皇ご夫妻が現在、お住まいの皇居・吹上仙洞(せんとう)御所から高輪皇族邸(同)に転居されるため、吹上仙洞御所の改修が済んだ後、陛下はご一家で皇居にお住まいになる。

春は大きな行事が続く。4月19日には秋篠宮さまが皇嗣(こうし)となられたことを示す「立皇嗣(りっこうし)の礼」が行われる。中心儀式の「立皇嗣宣明(せんめい)の儀」などの概要は1月中に政府の皇位継承に関する式典委員会が決定する。

4月には中国の習近平国家主席が国賓として来日することが調整されており、実現すれば陛下とのご会見や宮中晩餐(ばんさん)会が行われる。昨年は即位関連行事で未実施だった春と秋の園遊会も開催予定で、両陛下が初めて主催し、各界の代表者らを招かれることになる。

7~9月の2020年東京五輪・パラリンピック両大会では、大会名誉総裁である陛下がそれぞれ開会宣言をされる見通し。秋篠宮ご夫妻をはじめ皇族方も各地の試合会場に足を運ばれることになりそうだ。

秋には毎年恒例の地方訪問として、両陛下は全国豊かな海づくり大会(9月、宮城県)、国民体育大会(10月、鹿児島県)、国民文化祭(同、宮崎県)の各式典に臨まれる。



新年一般参賀、上皇ご夫妻は3回お出まし


2019.12.27 14:26ライフ皇室

宮内庁は27日、来年1月2日に皇居で行われる新年一般参賀について、上皇ご夫妻が午前中の1回目~3回目の参賀に限ってお出ましになると発表した。上皇さまの譲位後、ご夫妻は公務から退いたが、新年一般参賀はすべての成年皇族方が出席される上、天皇、皇后両陛下が主催される園遊会などとも行事の性格が異なることからお出ましが決まった。

両陛下と秋篠宮ご一家は計5回、宮殿・長和殿のベランダに立ち、集まった人々の参賀に応えられる。

午前は10時10分、11時、11時50分の3回。午後は1時半、2時20分の2回。参賀者は午前9時半~午後2時10分の間に皇居正門(二重橋)から宮殿前の東庭に入る。



浜崎あゆみ 男児を極秘出産 父親は年下の一般男性 結婚の予定なし


1/2(木) 1:08配信スポニチアネックス

歌手の浜崎あゆみ(41)が第1子を極秘出産していたことが2日、分かった。

スポニチ本紙の取材では男の子で、昨年11月に出産。子供の父親は年下の一般男性で、結婚はしておらず、今後もその予定はない。

平成10年の1998年4月にデビューして以来、女性ソロ歌手歴代最多の5200万枚以上のCDを売り上げてきた文字通りの「平成の歌姫」が、令和にママになった。

昨年8月の出版後大きな話題となった自伝的小説「M」(幻冬舎)で「歌手・浜崎あゆみ誕生」の秘話が赤裸々に明かされたのに続く「実子誕生」という衝撃。自伝的小説がなぜ令和になって描かれたのか、その誕生秘話にも関わっているとみられ、今年4月に「M」がテレビ朝日でドラマ化が予定されているだけに、そのストーリーにも繋がってくるのか注目される。

音楽界にとって激動の時代だった「平成」を全力で歌いきった浜崎にとって、2020年はシングルマザーとして初めて迎える新年となる。同じ時代を生きた安室奈美恵さん(42)や小室哲哉氏(61)が引退し、音楽シーンが激しく移り変わってきた中、今後も自分の信じたライフスタイルを貫いて歌い続けていく浜崎にとって、40歳を過ぎて授かった我が子が「令和」という新時代でも歌い続ける大きな支えとなりそうだ。

衝撃の極秘出産から1カ月後の昨年大みそか。恒例のカウントダウンコンサートを東京・国立代々木競技場第一体育館で開催。1万人以上の大観衆を前にミニスカート姿でステージを駆け回るなど、出産1カ月後とは思えない熱いパフォーマンスを約3時間にわたって繰り広げた。

来月には半年間で全38公演の大規模な全国ツアーがスタート。ママとして歌手として、これまで以上に全力疾走の1年が始まる。1児の母になった令和の歌姫が、どんな世界を歌で届けていくことになるのか。これまで以上に浜崎から目が離せない2020年になりそうだ。



竹内まりやが、初の紅白ステージで映し出された2枚の写真に込めた思い


2020/01/01 17:00スポーツ報知

ついに、やっと、大みそかのNHK紅白歌合戦初出場した竹内まりや(64)。歌ったのは、2008?09年放送の連続テレビ小説「だんだん」の劇中歌「いのちの歌」だ。人と人とのつながり、命の大切さ―。当たり前だが、つい忘れがちなメッセージが澄んだ歌声とともに染みこんでくる。演出にも竹内の思いが詰め込まれていた。歌唱中に流れた「いのちの歌」にまつわる写真の中に、竹内にとって特別な2枚が含まれていた。

1枚目は夫でシンガー・ソングライターの山下達郎(66)も写っているもの。意外な形での“夫婦共演”に興奮した人も多いのでは。その写真には山下以外に、もう1人男性が写っている。13年12月30日に亡くなったシンガー・ソングライターの大瀧詠一さん(享年65)だ。日本語ロックの元祖とされるバンド「はっぴいえんど」のメンバーとしてデビュー。「想い出はモノクローム 色を点けてくれ」と、爽やかでちょっぴり切ない歌詞とメロディーで長年親しまれている名曲「君は天然色」などで知られる。

山下は1975年に大貫妙子(66)らとバンド「シュガー・ベイブ」を結成。アルバム「SONGS」を山下と大瀧さんが共同プロデュースした仲だ。竹内自身も67年にフランク・シナトラが娘、ナンシー・シナトラと歌って全米ナンバーワンを記録した「恋のひとこと」を大瀧さんとデュエット。竹内のアルバム「Longtime Favorites」(03年)に収録された。

記者は昨年9月、紅白の会場でもあるNHKホールで開催された山下のライブに行った。その際、山下は大瀧さんと「似ていた」と回顧。大瀧さんが岩手生まれ、自身の母親が仙台で親戚が岩手にいることから「どこかで血縁関係があったんじゃないかと思うことがあった」としみじみ話していた。さらに「日本で大瀧詠一さんの歌を歌えるのは、私しかいません」と、「君は天然色」を熱唱する姿に山下の深い尊敬の念を感じた。

昨年12月30日に大瀧さんの七回忌を迎えた。その翌日、紅白で3ショットを流した竹内と、名曲を歌い継いでいる山下。夫婦は大瀧さんとの思い出に鮮やかな色をつけ続けている。

2枚目は86年に亡くなった岡田有希子さん(享年18)と竹内の2ショット。岡田さんは、83年3月に日本テレビ系「スター誕生!」第46回決戦大会で優勝し芸能界入り。彼女のデビュー曲「ファースト・デイト」、代表曲「憧れ」などの作詞・作曲を竹内が手がけた。岡田さんは新人賞を総なめにし、“ポスト松田聖子”と呼ばれていたが、86年4月に自ら命を絶った。

竹内にとって岡田さんは一番楽曲を提供した特別な存在。2019年にデビュー40周年記念ベストアルバム「Turntable」で、「ファースト・デイト」をセルフカバーし、収録した。実は同アルバム発売を最初に告知した際、全62曲のうちわずか9曲しか発表しなかった。ファンのワクワク感を駆り立てる狙いだったかもしれないが、その発表した9曲のうち3曲が岡田さんに提供した楽曲だった。初めに発表するほど、竹内の音楽生活40周年の中で岡田さんは欠かせない人だったと言えるだろう。

「出会ったこと笑ったこと そのすべてにありがとう」などと、竹内は歌詞の字幕を直筆。天国へ旅立った同志と一緒に立った令和元年大みそかの大舞台。尊敬や感謝―。今となっては直接言えない思いを歌にのせ、日本中、空に届けと言わんばかりに歌い上げた。(記者コラム)



なぜ白鵬は「かち上げ」をやめられないのか 関係者が指摘する「衰え」の根幹


J-CASTニュース / 2020年1月2日 17時0分

大相撲の横綱白鵬(34)=宮城野=が、2020年1月開催の初場所(2020年1月12日初日)で4場所ぶりに東の正位に就く。

2019年11月場所で自身の優勝記録を更新する43度目の優勝を飾った。力に陰りが見え始めながらも優勝回数「50」の大台を目標に掲げ、五輪イヤーとなる2020年にさらなる飛躍を目指す。白鵬時代はいつまで続くのか。そして白鵬の相撲に変化はあるのか...。

白鵬が見据えるその先には、何があるのだろうか。

番付会見で「禁じ手」言及するも...
43度目の優勝を飾った11月場所では、14日目に優勝を決め最多記録を更新した。成績は14勝1敗と、他を圧倒したが、横綱としての品格を問われる荒々しい相撲もみられた。なかでも12日目の小結遠藤(29)=追手風=との一番で見せた立ち合いの「かち上げ」は波紋を広げ、NHKのテレビ解説を務めた舞の海秀平氏(51)は「過去の横綱はこういう立ち合いはしなかったですけどね」と苦言を呈した。

場所後に開かれた横綱審議委員会の席でも白鵬の「かち上げ」が話題に上がったという。矢野弘典委員長は「横綱の振る舞いとして見苦しい、という意見がほとんど全員から出た」と述べた。また、日本相撲協会に対して、白鵬に今後、立ち合いの「かち上げ」や「張り手」など荒々しい取り口を控えるように指導することを要請したという。

白鵬は過去にも横綱審議委員会から「かち上げ」や「張り手」について苦言を呈され、しばらく封印していた。だが九州場所でこれらを解禁すると、なんらためらいもなく多用した。ルール上、「かち上げ」や「張り手」は禁じ手ではなく、白鵬も「禁じ手」との意識はないようだ。12月24日に行われた新番付の発表会見では、「禁じ手」について言及するも今後、封印するという言葉はついに出なかった。

「立ち合いに昔のようなスピード、圧力が...」
白鵬は2020年になっても「かち上げ」、「張り手」を使い続けるのだろうか。ここ2年、白鵬は体力的な衰えを隠せないでいる。2018年は途中休場と全休を2度ずつ経験し、15日間土俵を全うしたのはわずか2場所だけ。優勝は9月場所の1度にとどまった。19年は2度の優勝を果たしたものの、途中休場2度、全休1度で満身創痍の土俵が続いた。若いころから白鵬をよく知る元親方は白鵬の置かれる状況について次のように話した。

「年齢的なこともあり、全体的に力が衰えているのは否めない。立ち合いに昔のようなスピード、圧力が見られなくなった。小柄の力士に簡単に懐に入られる場面もみられるようになり、立ち合いで少しでも優位に立つためにかち上げや張り手を使わざるを得ない状態なのでしょう。年齢的にもいつ引退してもおかしくない。ルールで禁止されているわけではありませんし、最後までこのスタイルを貫くと思います」
角界関係者のなかには、白鵬の「かち上げ」よりも、これに対応しきれない力士の技量を問題視する向きもある。ただ遠藤との一番で見せた「かち上げ」は、本来の相撲の技とはかけはなれた「肘打ち」のようでもある。度重なる横綱審議委員会からの苦言に耳を貸す様子がみられない白鵬。前人未到の50回の優勝を目標に掲げる平成の大横綱は、2020年もなりふり構わず力ずくで記録を塗り替えていくのだろうか。



紅白歌合戦で最も長く歌ったのは誰か 歌唱時間で比べる歌手の差


堀井憲一郎 | コラムニスト
1/2(木) 20:05

2019年の第70回紅白歌合戦では50以上の歌手が歌っていた。

放送時間が4時間30分とはいえ、50以上もの歌手が歌うと、一人の持ち時間は短くなる。

ぼんやり見てると、あ、もう終わったと感じるし、もっとぼんやりしてると3曲くらい終わってたりする。紅白歌合戦はだいたいぼんやり見てるものなので、いつのまにかどんどん進んでいる。

歌唱時間が1分台の歌手がそこそこいる
いったい一人どれぐらい歌っているのか、少し測ってみた。

歌われたのは53曲だった。

1人の歌手が自分のメドレーを歌った場合は1曲として数え、別の歌手がメドレーを歌ったときは(ディズニー映画の主題歌メドレー)は、別に数えた。(ディズニーメドレーは3組)。

歌手として数えると52組になる(嵐が2回歌っていた)。

ただ、組と言っても一人きりで歌ってる人も多いので、厳密に言うなら「52の人とグループ」というのが正しいのだろうが、面倒なので“組”でいきます。

短いと1分台の歌唱時間である。

ダイアモンド☆ユカイは「ディズニーメドレー」の1人だったので1分26秒ほど、ジャニーズJr.もHey! Say! JUMPの前座のように歌っていたので1分28秒。

企画ものであるおしりたんていは1分32秒。

ディズニーメドレーの1人の中元みずきが1分41秒、「紙の鶴」の丘みどりが1分45秒でした。

1分台ってのは、けっこう短い。

だいた2分だったのは8組。

GENERATIONS、純烈、AKB48、日向坂46、山内惠介、LISA、島津亜矢、天童よしみ。

私の計測で1分56秒から2分3秒の歌唱時間だった。

じつは、歌唱時間の計測は細かい部分が微妙である。

「歌手だけが画面に映っているが歌い出さない一瞬の間合い」「イントロに入ったが司会者が紹介を続けている時間」「歌い終わって音が消えているが、手を広げるなどのパフォーマンスが続いているあいだ」などを計測にいれるかどうかで1秒から3秒くらい変わってくる。いちおう視聴者として眺めていて、あ、終わった、とおもった瞬間(始まったとおもった瞬間)というのを基準にした。以下の歌唱時間は私が個人的に計測したものである。

坂本冬美も氷川きよしも五木ひろしも2分台の歌唱時間
2分台の歌唱時間がもっとも多い。

まず2分台でも短いほう。(2分17秒から2分29秒)

坂本冬美、aiko、三山ひろし、Hey! Say! JUMP、中村倫也&木下晴香、Kis-My-Ft2、Little Glee Monster、水森かおり、関ジャニ∞、三浦大知、TWICE。(短い順、以下同)

この11組でした。

2分台後半(2分33秒から2分54秒)は以下の9組。

Official髭男dism、欅坂46、King & Prince、氷川きよし、AIの美空ひばり、郷ひろみ、五木ひろし、乃木坂46、DA PUMP。

竜に乗った氷川きよしは2分35秒だった。

欅坂46も2分35秒で、でもあの激しいダンスを2分半踊ってるってのは、たぶん1000メートルを全力で走ってるようなものだとおもう。平手友梨奈は全身を剣に変え、まわりのものを斬りまくってるように見え、迫力がすごかった。大丈夫だったんだろうか。彼女は自分も斬っちゃうところがあるからちょっと心配である。

また、復活した「人工知能の製作」美空ひばりは2分40秒だった。セリフも入って、生きていた彼女を覚えてるすべての人を揺さぶる映像だった。ぼんやり見てたので、ちょっと胸に迫ってきた。年齢が変わってないように見えたので、つまり私は二十歳上だった彼女の年齢を越えてしまったことになるのだが、あれは亡くなったときのまま、時を越えてゴーストとして現れたととらえればいいのだろうか。4分歌われたら、いろんなことを考え出して怖くなりそうだったから、2分40秒というのが適正だったようにおもう。

3分台の大物ラインにKing Gnuや星野源、菅田将暉
3分を越えて歌った歌手はぐっと少なくなり、大物感が出てくる。

3分3秒から3分18秒の3分台前半は4組。

石川さゆり、King Gnu、ビートたけし、星野源。

ビートたけしが歌ってるとNHKが浅草演芸ホールに見えてくるから、すごい。星野源は、その前の「おげんさんといっしょコーナー」から連続で出ていて(早変わりも見せていた)けっこう長い。

3分32秒から3分57秒の3分台後半は5組。

Foorin、菅田将暉、いきものがかり、Perfume、ゆず。

Foorinは一番最初に出てきたユニットで、NHKの推してる『パプリカ』を歌った。外国語バージョンも加わり、会場中で繰り返し歌ったので長くなっている。

3分台というのは、歌単体で聞いたらさほど長くはないはずだが、紅白歌合戦では特別な見世物感が出てくる。

トリ2人を越えてもっとも長く歌ったのはRADWIMPS
そして4分を越える長い時間を任されたのは10組だった。(嵐の重複があるので11曲)

4分02秒、Superfly「フレア」(いまの朝ドラ『スカーレット』の主題歌)

4分23秒、椎名林檎「人生は夢だらけ~お願いガッテン篇~」

4分25秒、松田聖子「Seiko Best Single Medley」(4曲メドレー)

4分29秒、福山雅治「デビュー30周年直前SPメドレー」

4分33秒、NHK2020ソング「カイト」(嵐のビデオ)

4分37秒、松任谷由実「ノーサイド」

4分38秒、竹内まりや「いのちの歌」

4分56秒、MISIA「アイノカタチメドレー」(紅組のトリ)

4分56秒、嵐「紅白 スペシャルメドレー」(白組のトリ)

5分12秒、YOSHIKI feat.KISS<YOSHIKISS>「Rock And Roll All Nite」

6分03秒、RADWIMPS(feat.「天気の子」

(以上、すべての時刻は個人計測です)

もっとも長く歌ったのはRADWIMPS。ラッドウィンプスです。

2019年のヒットアニメ新海誠監督の『天気の子』から、オリジナル映像もはさんでの2曲だった。2曲をしっかり歌うと6分を越えてしまうのだ(1曲目はfeat.三浦透子)。新海誠の映像が、かなり2019年紅白の目玉だったのだろう。

もうひとつの目玉はアメリカのロックバンドKISSの出演。

YOSHIKIがKISSメンバーと一緒にKISSの代表曲を演じた。あらためて1970年代のロックミュージックを聴くとずいぶんと優しく聞こえる。当時は破壊的におもえたものが、ゆったりと聞こえてくるから不思議である。

歌唱時間が長かった歌手は、代表曲を何曲か続けて歌うメドレーが多かった。

1曲をしっかり歌って長かったのはユーミンの「ノーサイド」と、竹内まりや「いのちの歌」である。

「ノーサイド」は発売されたときから聞いているけど(1980年代のユーミン絶頂期だったから)、この歌を聞いて思い出す風景はラグビー早明戦で、国立競技場をいっぱいにしていた早明戦でしかなく、そして「負けてしまった残念な気持ち」の歌として聞いていたので、世界ベスト8の強い日本代表の映像と重ねられると、ずいぶんと違う地平にやってきたな、とそれはそれで感慨深い。

紅白歌合戦4時間半を通して見ていてもっとも印象的だったのは、けん玉を失敗したときの綾瀬はるかだった。何というか、とても綾瀬はるからしいシーンだった。愛敬にあふれている。

あらためてわかったのは、紅白歌合戦は、1人(1組)2分ほどしか歌わせてもらえない、ということである。

紅白歌合戦に出るのは、多くの歌手の目標だろうが、その先には「紅白歌合戦で4分以上歌わせてもらう」というラインがあるのだろう。

紅白歌合戦は、出ている歌手が楽しそうに見えるところがいいなと、4時間半セットを3回見ておもった。紅白歌合戦で最も長く歌ったのは誰か 歌唱時間で比べる歌手の差
堀井憲一郎 | コラムニスト
1/2(木) 20:05
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(提供:アフロ)

2019年の第70回紅白歌合戦では50以上の歌手が歌っていた。

放送時間が4時間30分とはいえ、50以上もの歌手が歌うと、一人の持ち時間は短くなる。

ぼんやり見てると、あ、もう終わったと感じるし、もっとぼんやりしてると3曲くらい終わってたりする。紅白歌合戦はだいたいぼんやり見てるものなので、いつのまにかどんどん進んでいる。

歌唱時間が1分台の歌手がそこそこいる
いったい一人どれぐらい歌っているのか、少し測ってみた。

歌われたのは53曲だった。

1人の歌手が自分のメドレーを歌った場合は1曲として数え、別の歌手がメドレーを歌ったときは(ディズニー映画の主題歌メドレー)は、別に数えた。(ディズニーメドレーは3組)。

歌手として数えると52組になる(嵐が2回歌っていた)。

ただ、組と言っても一人きりで歌ってる人も多いので、厳密に言うなら「52の人とグループ」というのが正しいのだろうが、面倒なので“組”でいきます。

短いと1分台の歌唱時間である。

ダイアモンド☆ユカイは「ディズニーメドレー」の1人だったので1分26秒ほど、ジャニーズJr.もHey! Say! JUMPの前座のように歌っていたので1分28秒。

企画ものであるおしりたんていは1分32秒。

ディズニーメドレーの1人の中元みずきが1分41秒、「紙の鶴」の丘みどりが1分45秒でした。

1分台ってのは、けっこう短い。

だいた2分だったのは8組。

GENERATIONS、純烈、AKB48、日向坂46、山内惠介、LISA、島津亜矢、天童よしみ。

私の計測で1分56秒から2分3秒の歌唱時間だった。

じつは、歌唱時間の計測は細かい部分が微妙である。

「歌手だけが画面に映っているが歌い出さない一瞬の間合い」「イントロに入ったが司会者が紹介を続けている時間」「歌い終わって音が消えているが、手を広げるなどのパフォーマンスが続いているあいだ」などを計測にいれるかどうかで1秒から3秒くらい変わってくる。いちおう視聴者として眺めていて、あ、終わった、とおもった瞬間(始まったとおもった瞬間)というのを基準にした。以下の歌唱時間は私が個人的に計測したものである。

坂本冬美も氷川きよしも五木ひろしも2分台の歌唱時間
2分台の歌唱時間がもっとも多い。

まず2分台でも短いほう。(2分17秒から2分29秒)

坂本冬美、aiko、三山ひろし、Hey! Say! JUMP、中村倫也&木下晴香、Kis-My-Ft2、Little Glee Monster、水森かおり、関ジャニ∞、三浦大知、TWICE。(短い順、以下同)

この11組でした。

2分台後半(2分33秒から2分54秒)は以下の9組。

Official髭男dism、欅坂46、King & Prince、氷川きよし、AIの美空ひばり、郷ひろみ、五木ひろし、乃木坂46、DA PUMP。

竜に乗った氷川きよしは2分35秒だった。

欅坂46も2分35秒で、でもあの激しいダンスを2分半踊ってるってのは、たぶん1000メートルを全力で走ってるようなものだとおもう。平手友梨奈は全身を剣に変え、まわりのものを斬りまくってるように見え、迫力がすごかった。大丈夫だったんだろうか。彼女は自分も斬っちゃうところがあるからちょっと心配である。

また、復活した「人工知能の製作」美空ひばりは2分40秒だった。セリフも入って、生きていた彼女を覚えてるすべての人を揺さぶる映像だった。ぼんやり見てたので、ちょっと胸に迫ってきた。年齢が変わってないように見えたので、つまり私は二十歳上だった彼女の年齢を越えてしまったことになるのだが、あれは亡くなったときのまま、時を越えてゴーストとして現れたととらえればいいのだろうか。4分歌われたら、いろんなことを考え出して怖くなりそうだったから、2分40秒というのが適正だったようにおもう。

3分台の大物ラインにKing Gnuや星野源、菅田将暉
3分を越えて歌った歌手はぐっと少なくなり、大物感が出てくる。

3分3秒から3分18秒の3分台前半は4組。

石川さゆり、King Gnu、ビートたけし、星野源。

ビートたけしが歌ってるとNHKが浅草演芸ホールに見えてくるから、すごい。星野源は、その前の「おげんさんといっしょコーナー」から連続で出ていて(早変わりも見せていた)けっこう長い。

3分32秒から3分57秒の3分台後半は5組。

Foorin、菅田将暉、いきものがかり、Perfume、ゆず。

Foorinは一番最初に出てきたユニットで、NHKの推してる『パプリカ』を歌った。外国語バージョンも加わり、会場中で繰り返し歌ったので長くなっている。

3分台というのは、歌単体で聞いたらさほど長くはないはずだが、紅白歌合戦では特別な見世物感が出てくる。

トリ2人を越えてもっとも長く歌ったのはRADWIMPS
そして4分を越える長い時間を任されたのは10組だった。(嵐の重複があるので11曲)

4分02秒、Superfly「フレア」(いまの朝ドラ『スカーレット』の主題歌)

4分23秒、椎名林檎「人生は夢だらけ~お願いガッテン篇~」

4分25秒、松田聖子「Seiko Best Single Medley」(4曲メドレー)

4分29秒、福山雅治「デビュー30周年直前SPメドレー」

4分33秒、NHK2020ソング「カイト」(嵐のビデオ)

4分37秒、松任谷由実「ノーサイド」

4分38秒、竹内まりや「いのちの歌」

4分56秒、MISIA「アイノカタチメドレー」(紅組のトリ)

4分56秒、嵐「紅白 スペシャルメドレー」(白組のトリ)

5分12秒、YOSHIKI feat.KISS<YOSHIKISS>「Rock And Roll All Nite」

6分03秒、RADWIMPS(feat.「天気の子」

(以上、すべての時刻は個人計測です)

もっとも長く歌ったのはRADWIMPS。ラッドウィンプスです。

2019年のヒットアニメ新海誠監督の『天気の子』から、オリジナル映像もはさんでの2曲だった。2曲をしっかり歌うと6分を越えてしまうのだ(1曲目はfeat.三浦透子)。新海誠の映像が、かなり2019年紅白の目玉だったのだろう。

もうひとつの目玉はアメリカのロックバンドKISSの出演。

YOSHIKIがKISSメンバーと一緒にKISSの代表曲を演じた。あらためて1970年代のロックミュージックを聴くとずいぶんと優しく聞こえる。当時は破壊的におもえたものが、ゆったりと聞こえてくるから不思議である。

歌唱時間が長かった歌手は、代表曲を何曲か続けて歌うメドレーが多かった。

1曲をしっかり歌って長かったのはユーミンの「ノーサイド」と、竹内まりや「いのちの歌」である。

「ノーサイド」は発売されたときから聞いているけど(1980年代のユーミン絶頂期だったから)、この歌を聞いて思い出す風景はラグビー早明戦で、国立競技場をいっぱいにしていた早明戦でしかなく、そして「負けてしまった残念な気持ち」の歌として聞いていたので、世界ベスト8の強い日本代表の映像と重ねられると、ずいぶんと違う地平にやってきたな、とそれはそれで感慨深い。

紅白歌合戦4時間半を通して見ていてもっとも印象的だったのは、けん玉を失敗したときの綾瀬はるかだった。何というか、とても綾瀬はるからしいシーンだった。愛敬にあふれている。

あらためてわかったのは、紅白歌合戦は、1人(1組)2分ほどしか歌わせてもらえない、ということである。

紅白歌合戦に出るのは、多くの歌手の目標だろうが、その先には「紅白歌合戦で4分以上歌わせてもらう」というラインがあるのだろう。

紅白歌合戦は、出ている歌手が楽しそうに見えるところがいいなと、4時間半セットを3回見ておもった。



市川海老蔵、秋元康氏が手がける新作歌舞伎で親子共演


スポーツ報知2020年1月3日 16:58 0

歌舞伎俳優の市川海老蔵(42)が3日、東京・新橋演舞場「初春歌舞伎公演」(25日まで)の初日公演に出演し、作詞家の秋元康氏(61)が歌舞伎に初挑戦した「NINJAKABUKI雪蛍恋乃滝」で長男・堀越勸玄くん(6)と親子共演した。

5月に13代目市川團十郎白猿襲名を控え、海老蔵として最後の正月公演。秋元氏が作・演出を手がける新作歌舞伎「―雪蛍恋乃滝」は「日本版・ロミオとジュリエット」と言える悲恋の物語で、海老蔵は忍者の稲妻を演じる。冒頭で幼少の稲妻を演じる勸玄くんが鮮やかな立ち回りを披露して「成田屋!」の掛け声と共に喝采を浴びた。

「様々なことをプロデュース、演出してこられた秋元さんならではの歌舞伎に期待していますし、私としても挑戦です。忍者という着眼点が面白いですよね」と海老蔵。歌舞伎に初挑戦する秋元氏は、美空ひばりさんの「川の流れのように」を作詞した際の心境に重ねて「まず、歴史ある歌舞伎に敬意を表した姿勢で取り組もうと思いました」とコメントを寄せた。

海老蔵は昼の部「御存鈴ヶ森」では一般家庭の出身ながら歌舞伎界の将来を担う一人として期待される中村莟玉(かんぎょく、23)と共演。夜の部「雪月花三景仲国」では長女・市川ぼたん(8)と親子共演する。



乃木坂46 秋元真夏 1万字インタビュー「後輩グループも背負っているという責任感が芽生えてきた」


1/3(金) 12:07配信リアルサウンド

乃木坂46にとって2019年は、西野七瀬や桜井玲香ら1期生の卒業、4期生の本格的な合流、アジア圏での海外公演など、例年以上に変化のあった1年だった。ただ、そんな大きな出来事がありながらも、グループ全体としては盤石な姿勢を崩さないことが、結成8年目を迎えた乃木坂46の強さや存在感の大きさを象徴していたようにも思う。

そんなグループの中で大きな役目を担うことになったメンバーが、卒業した桜井に代わってキャプテンに就任した秋元真夏だろう。グループとしての活動はもちろん、個人でもバラエティ番組への出演、2019年は舞台『サザエさん』で磯野ワカメ役を演じるなど、乃木坂46の間口を広げてきた秋元。そんな彼女に乃木坂46の2019年を振り返ってもらいながら、新たに芽生えたキャプテンとしての自覚や責任感、客観的に見た乃木坂46の現在と坂道グループ全体について、そして個人としての今後を語ってもらった。(編集部)

■以前と同じものにするのは無理だと気づいた1年

ーー2019年の乃木坂46を振り返ると、2018年から続く1期生の卒業に加えて4期生という新たな戦力の加入という2つのトピックが挙げられると思います。そんな中で、秋元さんは2019年前半と後半とでグループ内での立ち位置がガラッと変わった、特殊なポジションにいると思うんです。

秋元真夏(以下、秋元):確かにそうですね。

ーーそんな秋元さんの目から見た2019年の乃木坂46は、どのように映りますか?

秋元:2018年から続いてメンバーが減っていくにつれて、特になーちゃん(西野七瀬)のような「乃木坂46の顔」としてグループを引っ張ってくれた子がいなくなると、残ったメンバーにはその子の穴を埋めなくちゃいけないという気持ちが芽生えると思うんです。例えば、ファンの人から見た「記憶の中にある乃木坂46」にポコっと穴が空いてしまうと、以前とは違うものに見えてしまいそうで。その「記憶の中にある乃木坂46」を保つためにはどうすればいいのか、すごく考えた1年だったかなという気がします。ただ、その穴に誰かを入れたら必ず当てはまって、埋まったから完成ということには絶対にならないし、以前と同じものにするのは無理だということにも気づいた1年でもありました。

ーー「ポスト西野七瀬はこのメンバーです」と、以前の枠に収めようとしても、以前と同じものにはならないし、そうすることが必ずしも正解ではないと。

秋元:はい。あと、これは自分に関してなんですが、キャプテンの桜井玲香が卒業して後任に私が入ったときに、玲香はガツガツ引っ張っていくというよりは背中で見せていくタイプで、私もそんなにしっかりしてないので引っ張っていくという感じではないという共通点はあるんですけど、まったく一緒ではないんだなというのも感じました。

ーー同じことをしようとしても、人が変われば以前とは違うものになると。アイドルグループを長く続けていくうえで、その問題は避けては通れないものですよね。

秋元:乃木坂46って問題なくトントン拍子で進んでいると思われたり、常に右肩上がりだねと言ってもらえることが多かった気がするんですけど、この難しさはまだ解決できていない気はします。

ーー4期生加入から1年経ちましたが、彼女たちがどんどん個性を見出すことで、また変わりそうな気がします。

秋元:選抜に入ったメンバーもまだ3人しかいないですしね。3期生も選抜に入ったメンバーが増えたことで新しい個性を見つけられたと思うので、2020年はそういった面での変化があるかもしれないですね。

■“一番の夢”を悔しいままで終わらせちゃいけない

ーー2011年8月に結成した乃木坂46も、結成10周年まで2年を切りました。正直、ここまで続いていること自体がすごいですよね。

秋元:本当ですね。そこまでは意地でもグループを維持しなくちゃいけないというのは、10周年を目前にした今だからこそより感じます。

ーー手探りの中始まった乃木坂46の地盤がなんとなく固まったのは、おそらく5年目ぐらいだったのかなという印象があって。それ以降の5年というのは、その完成に近づいた乃木坂46をどう広げていくか、どう次につないでいくかが課題だったのかなと思うんです。

秋元:そうですね。初期から活動してきたメンバーは個々にやりたいことが見つけられたかもしれないし、逆に途中から加入したメンバーはグループでの活動に力を注ぐことに必死だったりと、今は5年目の頃よりも個々が向いている方向がバラバラなのかもしれないなと感じていて。5年目の頃はまだみんながグループのことで精一杯だったけど、そこから活動の幅が広がったことで選択肢が増えた。そんな今だからこそ、大きな目標をひとつ持つことが大事になるのかなと思っています。

ーーまた視点を変えると、地盤を固めたあとの5年というのは「日本のトップアイドルグループ」として必要な要素をどんどん手に入れる時期でもあったのかなと。それこそ、2017年には初の東京ドーム公演も実現したし、同年末には日本レコード大賞も受賞したわけですから。

秋元: 5年目を迎えるちょっと前ぐらいに、取材で「グループで達成したい来年の目標はなんですか?」と聞かれたときはみんな「東京ドームでライブをやりたい」と言っていたんです。その夢を達成できて、レコード大賞まで獲らせていただいた。で、そのあとにメンバーに同じ質問をすると、結構答えが出てこないんですよ。だからこそ、同じ目標をひとつ持つこと、その目標を探すことが今は重要な気がしていて。私は今、定まった目標がないという状況に危機感を持たないといけないのかなって、最近こういう1年を振り返る話をする中で感じるんです。

ーー今はそれだけ選択肢が増えた、恵まれた状況にあるということですよね。グループとしても個人としても、以前と比べたらいろいろ挑戦できる環境だし、実現できる環境であると。その中に置かれた皆さんに、いい意味で欲が出てきたということなんでしょう。

秋元:確かにそうですね。グループでの活動がすごく好きなメンバーも、外での活動が好きなメンバーも、両立しやすい状況になったのかなという気はします。それは決してマイナスではないですものね。ただ、私としては……東京ドームってまだ1回しか経験していないし、終わった直後にみんな「悔しい」って言葉を口にしていたので、その経験をしているメンバーたちのリベンジというか、やりきったぞと言える東京ドーム公演はやってみたい、という気持ちはずっと持っています。特に私は、玲香がめちゃめちゃ悔しがっていたのがすごく印象に残っていて、その気持ちを残したまま卒業してしまっているので、東京ドームという一番の夢だった場所でライブができた思い出を悔しいままで終わらせちゃいけないと思うんです。

ーー2017年以降、大阪や名古屋、福岡ではドーム公演を何度か行なっていますが、確かに今の乃木坂46が再び東京ドームでパフォーマンスしたらどんなステージを見せてくれるのかは気になります。それに、当時よりも成長した3期生や、初めて東京ドームに立つことになる4期生の活躍も楽しみですし。

秋元:最近は3・4期生ライブもありましたし。後輩たちが先輩抜きで作るライブを経験したことでさらに実力を付けたはずなので、その状態で臨める東京ドーム公演がもし実現したら、より素晴らしいものができそうな気がします。

■控えめながらも内に秘めたものを持っているのが乃木坂46らしい

ーーちょうど話題に挙がりましたが、11月26、27日に行われた3・4期生ライブは今後の新たな可能性を感じさせる素晴らしい内容でしたよね。

秋元:本当にそうですね。やっぱり卒業生が増えたり同期が減ったりして「どうしようかな?」と不安も感じていたんですけど、後輩たちがあれだけのステージを完成させてくれたのを見て、「この穴を埋めなくちゃいけない」ということを誰かに言われたわけではなく、自分たちで感じて、考えてくれたんだなと感じました。もしかしたら、そのポジションに行きたいと思ってくれているメンバーもいるかもしれないし、その控えめながらも内に秘めたものを持っているのが乃木坂46らしくて、そういう面がよく表れたライブだったと思います。

ーーきっと先輩がいたら恐縮してそこまで前に出られない子も、気心知れた先輩後輩同士ですごくやりやすかったでしょうし。あそこまでライブでのびのびしている3期生や4期生を初めて目にしましたものね。

秋元:そうなんです。なんだか「いいお姉ちゃんと妹」という関係性が見えてきて、あまり縦の関係を強く感じさせないあの空気を全体ライブでも出してほしいなと思いました。

ーーまた、「自分たちで感じて、考えてくれた」という点においては、梅澤美波さんや久保史緒里さんのようなメンバーがリーダーシップを発揮していたのも印象的でした。

秋元:やっぱり各期にそういうメンバーって必ずひとりは必要ですし、私たちが卒業したあとも乃木坂46には続いていってほしいので、彼女たちの頑張りを見て安心しました。

■京セラドームの4日間でメンバーみんなが強くなった

ーー2019年の乃木坂46はライブが印象に残った1年でもありましたよね。2月には京セラドームでのバースデーライブがあり、5月には選抜、アンダー、4期生と内容の異なる横浜アリーナ3DAYS公演を開催。夏には全国ドーム&スタジアムツアーを行い、10月には幕張メッセイベントホールでのアンダーライブ、11月には先の3・4期生ライブがありました。また、1月には台北、10月には上海での海外公演もありました。

秋元:そう考えると、今年は例年に比べてライブが多かった印象がありますよね。乃木坂46ってライブが少ないイメージを抱かれがちなんですけど、2019年はかなり充実したライブができたかなという気がしています。

ーー秋元さんが個人的に、特に印象に残ったライブは?

秋元:私は2月の京セラドームの4日間、メンバー全員の団結力がすごく印象に残っていて。これは裏にいたメンバーにしか感じられないものかもしれないですけど、かなりタイトなスケジュールの中、誰も体調を崩すことなく、万全な状態を4日間どうにか保てたのは、たぶんめちゃめちゃ神経を張り詰めてやってくれたからだと思うんです。そういう気合いをすごく感じられたライブでしたし、あの4日間でメンバーみんながすごく強くなった気がします。

ーーそもそも、4日間で177曲を披露するってこと自体がかなり無茶なことですものね(笑)。

秋元:そうなんですよ(笑)。初期は曲数も少なかったので、体力的にもよかったんですけど、回を重ねるごとに「これ、何年続くかわかってるのかな?」と不安になるし(笑)。でも、ここまできたらメンバー同士で協力するしかないので。1年のうちにバースデーライブでしかやらない曲もたくさんあって、振り付けを確認するために古い動画を持っていないか、メンバー同士で声を掛け合って、持っているメンバーがみんなに送って、それを観ながら必死に思い出したりしてます(笑)。そうやって「もうやるしかない、やり遂げるしかない」とみんなが集中して、必死にやることで本当に大きなものを全員で作り上げている感覚が、特にバースデーライブでは感じられますね。

ーー年に一度、そういう実感ができる瞬間があるのはよかったですよね。

秋元:本当に。でも、卒業生のポジションに入る後輩たちは信じられない曲数を一から覚えなくちゃいけなくて。前回も(山下)美月がかなり頑張っていたんですけど、そういう姿を周りから見ていて、忙しい中でも頑張っているのを知っているから積極的に支えようと思うし、本人も頼りすぎちゃいけないと思ってできる限り自分で頑張ろうとするし。グループ的にも、メンバー間の関係性がそこでより強固なものになった気がします。

■強い歌詞を繊細なアレンジを使って表現するのが「乃木坂らしさ」

ーー今度は楽曲面で2019年を振り返りたいと思います。乃木坂46は2019年、4月に4thアルバム『今が思い出になるまで』、5月に23rdシングル『Sing Out!』、9月に24thシングル『夜明けまで強がらなくてもいい』と3作品をリリース。それも印象的な楽曲が含まれた作品でしたね。

秋元:本当にそうですね。

ーーアルバムのインタビューで松村沙友理さんに話を伺ったとき、リード曲「ありがちな恋愛」の歌詞について「『ぐるぐるカーテン』の子たちがそのまま大人になったという感覚」と答えていたのが印象に残っていて。デビューから8年経とうとする今も、その感覚が引き継がれているところが「乃木坂46の楽曲」の魅力なのかなと思いました。

秋元:確かに。毎回新曲が届いたときは、メンバー同士で感想を言いあったりするんですけど、この「ありがちな恋愛」は「すごく乃木坂っぽいね」っていう声が多かったんですよ。きっと、みんな歌詞に過去との共通点を見出していたんでしょうね。

ーー改めて、秋元さんの目から見た「乃木坂46の楽曲」の魅力ってどういうところにあると思いますか?

秋元:乃木坂46の楽曲って、サウンドやアレンジで衝撃を与えたりインパクトを残すことは少ないかもしれないけど、実は歌詞の中には強さが秘められているんですよね。その強い歌詞を繊細なアレンジを使って表現するのが乃木坂らしさかなと思っていて、この雰囲気はメンバーが入れ替わったり後輩がたくさん生まれても、続いていってほしいなと思います。

ーー何年か前に、皆さんがよく口にしていた、誰もが知る……。

秋元:ヒット曲ですよね。よく言ってましたね。

ーーそれについては今、どう考えていますか?

秋元:そこの難しさはずっと感じています。「インフルエンサー」でレコード大賞を獲らせていただいたときは、それこそ特徴的なメロディやちょっと変わったダンスもあって覚えてもらえたのかなと最初は思っていたんですけど、あとになってみると……じゃあ誰もが知っているかと言われると、そこはまだ完全に達成できた気がしていなくて。なので、まだまだ目標としてずっと残ったままなんです。「誰もが知っている曲」を生み出すことって、本当に難しいことなんだなってこの8年で身を以て実感しました。

ーー特に乃木坂46がデビューして以降、音楽業界の構造自体も大きく変化して、「CDがたくさん売れた曲」が必ずしも「ヒット曲」とは言いきれない時代になりましたものね。

秋元:今はYouTubeから流行る曲もありますものね。となると、やっぱりSNSとか最近の中高生の発信力が重要になると思っていて。その層に知ってもらって、あちこちで「この曲が好き」と言ってもらえることが一番広まりやすい気がします。

■最近、キャプテンの重みを感じ始めました

ーー改めてここまでのお話を振り返ると、現在の状況は決して悲観的になるものではないですし、むしろ3期生や4期生が成長してここから乃木坂46がどう進化していくのかが楽しみになってきました。

秋元:私もです。正直、もう何期って関係なく活動していきたいなって、最近は思うんです。各期とも10人前後になってきて、特に1期生なんてもともと30人以上いたところが今はどんどん減っているので、もはや全体で見て考えたほうがまた違うものができるような気がしていて。そうすることで、2020年から新しいものを作っていけるんじゃないかと思うんです。

ーーそれこそ日向坂46は、けやき坂46から日向坂46に改名したことによってみんな横並びで一から再スタートした感覚もありますし。

秋元:確かにそうですね。欅坂46も日向坂46も、乃木坂46とは形態がまた違うので、そういった後輩グループから学ぶことも多くなりそうな気がします。

ーー2020年はグループの飛躍はもちろんですけど、秋元さんのキャプテンとしての飛躍にも期待しています。

秋元:ありがとうございます。でも……最近になって「私、なんでキャプテンなんだろう?」って、より思うんですよね(笑)。「大丈夫なのかな?」って。

ーー3カ月以上経ってから?

秋元:そう、ちゃんと重みを感じ始めました。キャプテンになりたての頃って実感が湧かないことが多かったですし、それこそ舞台で玲香がいないときにキャプテンの代役をさせてもらうことも多かったので、「そのときとそんなに変わらないかな?」ぐらいに構えていたんですけど、やっぱり年末になってくるとキャプテンとしての意見を求められたり、1年の総括を聞かれる機会が増えるので。キャプテンが発した言葉って、絶対に乃木坂46の言葉になってしまうから、すごく大きなことだなと思って。それを「本当に私でいいんですか?」って誰かに聞きたいんですけど、誰も答えてくれないんですよ(笑)。

ーーでも、2020年に入ったらまた心境にも変化もあると思いますよ?

秋元:ですかねえ。うん、そうだといいなあ。

■ますます卒業する理由がなくなっていく

ーーここからは秋元さん個人の活動についても話を聞かせてください。2019年は乃木坂46の外側での活動も充実した1年になりましたね。

秋元:すごく充実していましたね。今までの約8年間の中でも一番楽しかったと思えるぐらい……もちろん毎年楽しいと思っているんですけど、それをしっかり更新できた1年でした。

ーー新しいことに挑戦すること自体、活動歴が長くなるにつれてどんどん少なくなっていくのに、まさかこのタイミングに単独での舞台出演(8~9月に東京、福岡で上演された舞台『サザエさん』)やテレビドラマ出演(11~12月に放送されたWOWOW『連続ドラマW 引き抜き屋 ~ヘッドハンターの流儀~』)が続くという。

秋元:本当に「このタイミングで?」っていうことが多すぎて(笑)。ここまでくると、だいたい活動の方向性って決まってくるじゃないですか、「この子は舞台向き」「この子はモデル向き」って。その中で私はバラエティ方面が多かったので、そちら中心だろうと思っていたら急に舞台やドラマのお仕事が決まったんです。まさかすぎて、最初は本当にびっくりしましたよ。だって、マネージャーさんに「加入してから8年近く経つのに、このタイミングに新しいジャンルのお仕事がくるんですね?」って聞いちゃうくらいでしたから(笑)。

ーーそれこそ、撮影はその1年近く前でしたが、放送は2019年1月からだったテレビドラマ『ザンビ』(日本テレビ系)もありましたし。

秋元:そうだ、そうでしたね。『ザンビ』は特に年齢の若い後輩が中心で、そこに私が入っていて、「えっ、このメンツに私? 先生役かなあ?」と思っていたら普通に高校生役でしたし(笑)。普段から「秋元真夏(26)」っていう表記を目にして「自分も結構大人になったなあ」と実感するんですけど、アイドルのいいところってそういう年齢をあまり気にしないで活動できるところなのかなって。パッと見た感じで「アイドルグループだし、みんな同じくらいの年齢だよね」って雰囲気で活動できることは、私的にはすごく好きなところなんです。確かに外を見るといろいろ年齢を実感しますし、実生活でも友達が結婚した話を聞いたりすると一般的にはそういう年齢だなとも思うんですけど、この世界にいたらより自由度が高く、年齢も気にせずにいられるんですよね。だから、ますます卒業する理由がなくなっていくという(笑)。

ーー(笑)。

秋元:本当に、誰かに決めてほしいってぐらい、卒業する理由がなくて。周りは卒業していくかもしれないけど、なきゃないで自分の中で引っかかるところが出てくるまでは、自分はここにいていいのかなという気がします。

ーーそれが許される環境であるのなら、もちろん続けるべきだし、そうすることがグループにとってプラスになるんだったら全然良いことですものね。

秋元:本当にそうですね。

テレビが好きなので、そういう場からは退けない気がする
ーー実は、秋元さんに初めてインタビューしたのが2012年12月発売の4thシングル『制服のマネキン』のタイミングで、あれから7年経つんですよ。

秋元:ああ、そんなに経つんですね? 懐かしいと同時に、時の流れの速さが怖いですね(笑)。あの頃は、まさか自分がキャプテンになるとは思ってなかったですし。

ーーその取材で秋元さんにいろいろアンケートを行ったんですが、今日それを読み返してきたんです。

秋元:えっ、なんて言ってました? ほぼ初めてに近いぐらいの取材でしたし、完全なる一般人みたいな子が突然取材を受けたみたいなものでしたから(笑)。

ーー「10年後の自分のイメージを教えてください」という質問なんですが……。

秋元:19歳のときだから、29歳の自分ってことですよね。なんて答えたんだろう……「結婚して子どもが2人いそう」みたいな感じかな?

ーー正解は「アイドルは卒業してるのかなあ? でもなんとなくまだ結婚してない気がします(笑)。10年後も、アイドルではなく別の形で芸能活動を続けていたいです」でした。

秋元:すごい(笑)。あと3年かあ。スパッとやめるタイプではないので、もし乃木坂46を卒業していても芸能界には残っている気がしますね。

ーーもともと番組MCのような仕事に興味を持っていたり、それこそ乃木坂46に入る前はアナウンサーになりたいという夢を持っていたそうですが、そうやって喋ることで人を楽しませたい、癒したいという気持ちは今も変わらないわけですよね。

秋元:変わらないですね。やっぱり私はテレビが好きなので、人前に出てお客さんに見ていただくとか、そういう場からはなかなか退けない気がします。29歳の私は乃木坂46を卒業しているかはわからないし、もしかしたら残っているかもしれないですけど(笑)、芸能界でのお仕事は続けていきたいですね。

■坂道グループの代表として言葉を求められることも増えた

ーーそれでは、「2020年の秋元真夏」はどんな1年を望むのでしょう?

秋元:2019年は本当にいろんなジャンルのお仕事をさせていただけて、刺激がたくさんありました。その新鮮な感じがめちゃめちゃ楽しかったので、2020年もそういう刺激の多い1年にしたいですね。お芝居は上手なわけではないですけど、舞台やドラマには興味は湧きましたし。例えば、舞台やドラマという普段一緒にいるメンバーがいない現場に行くと、人間関係をまた一から築いていかなくちゃいけないわけですよね。そういう、ちょっと大変なことが私的にはすごく楽しくて。

ーー『16人のプリンシパル』の頃、演じることに苦戦していた秋元さんが舞台やドラマに積極的になっていることに、改めて時の流れを感じますね。

秋元:本当ですよね(笑)。『プリンシパル』を通じて、私は舞台稽古というものに苦手意識が植え付けられてしまっていたので、舞台『サザエさん』のときはめちゃめちゃ不安だったんです。しかも、舞台稽古の場所が『プリンシパル』のときと同じ場所だったんですよ! 「またあの同じ場所に通うんだ……どうしよう?」って意気消沈していたんですけど、『プリンシパル』から何年も経って気持ち的にも変わっていたこと、周りにいる私よりも先輩の方々がいろいろ教えてくださったこともあって、苦手意識がどんどん解消されていきました。

ーーそうだったんですね。そもそも、藤原紀香さんや高橋恵子さん、松平健さんなど大御所の役者さんとご一緒できる機会も、なかなかないですし。そのぶん、吸収できるものもたくさんあったんじゃないでしょうか?

秋元:ありました。皆さん、私がほぼ演技経験がないと知ると、「私も初めてのときはこうだったから」って自分の経験を話して安心させてくれたのが本当にうれしくて。そういった優しさに、改めて芸能界で長く活躍されている理由を感じましたし、そういうすごい人たちから直接学べる経験もなかなかないので、一回だったけど一生心に残ると経験をさせていただきました。

ーーしかも、舞台の稽古期間中にキャプテン就任もあったので、外からどう見られるのかも勉強になったでしょうし。

秋元:そうですね。より自分の見られ方を意識したし、それが乃木坂46としての印象にもなるという考え方も強くなって、以前よりも視野が広くなった気がします。それこそ今は乃木坂46としてだけでなく、坂道グループの代表として言葉を求められることも増えたので、一言一言の重みがより増していますし。3グループ中でキャプテンとしては一番後輩なんですけど、意見を求められるときはまず最初に乃木坂46にくるので、最近は後輩グループのことも背負っているという責任感も芽生えてきたところです。

それと同時に、坂道グループでの活動とはまた違いますけど、『ひねくれ3』(テレビ東京『自慢したい人がいます~拝啓 ひねくれ3様~』)でご一緒している3人(南海キャンディーズ・山里亮太、ハライチ・岩井勇気、三四郎・小宮浩信)ともすごく仲良くなって、別のプチグループみたいな場所もできたので、乃木坂46では乃木坂46のことを考えつつ、外では山里さんや岩井さん、小宮さんに秋元真夏としての素の部分を出してもらえている。そういう切り替えができる場所ができたという意味でも、2019年は節目のタイミングになったのかなと思いますし、この場所を2020年も大切にしていきたいですね。

西廣智一



蛯原友里、妹・英里と姉妹ショット公開「美人姉妹」「似すぎてて分からない」など反響


1/3(金) 11:08配信スポーツ報知




インスタグラムより@yuri_ebihara

モデルの蛯原友里(40)が3日までに自身のインスタグラムを更新。双子の妹で、チャイルド・ボディ・セラピストの蛯原英里(40)との姉妹ショットを公開した。

友里は「明けましておめでとうございます」と新年のあいさつを述べると「実家でゆ~くり。の~んびり 家族と過ごせる時間に感謝です」と妹の英里との笑顔がはじける姉妹ショットを添えた。

ファンからは「美人姉妹」「どっちがエビちゃん?」「似すぎてて分からない(笑)」「みんな可愛すぎる」などの声が集められている。

報知新聞社



“浅ヤン”で活躍した中国料理人・金萬福さんは紆余曲折の末、宇都宮のホテルに勤務


1/3(金) 12:00配信ENCOUNT

宇都宮ライフを満喫する日々
90年代、バラエティ番組「浅草橋ヤング洋品店」(テレビ東京)で活躍した中国料理人・金萬福さん(65)。周富徳さん(故人)と“中華大戦争”を繰り広げ、体を張ったパフォーマンスを明るく元気いっぱいでこなし、大いに笑わせてくれた。金さんは今、栃木の宇都宮東武ホテルグランデの中国料理「竹園」で総料理長を務めている。金さんに近況を聞いた。

【写真】“中華大戦争”仕込みの注目ランチ 「ニラとひき肉の炒め」はスープと杏仁豆腐(orコーヒー)が付いて1300円、実際の写真

宇都宮に来たのは2007年ね。もう13年になる。早いね~。宇都宮は繁華街でさえ夜8時にはまっ暗。24時間明るい東京から来て、最初は寂しかった~。でも、もう慣れた。こっち楽しいよ。友達もたくさんできた。仕事は朝11時から夜9時までだから、その後、お客さんの友達とカラオケ行って、吉幾三の「酒よ」「酔歌」とかテレサ・テンの歌を歌ったりしてますよ。

2年で東京に戻るつもりだった
宇都宮に来たのは、知り合いに声をかけられたから。その前にやってた赤坂の店がなくなって、ちょうどフリーだったからタイミングが良かったね。2年間くらいで東京に戻るつもりだったけど、「竹園」を作って責任があるから戻れなくなったよ。

JR宇都宮駅から歩いて3、4分のワンルームマンションに住んでる。インターネットに「極貧生活」と書かれてる?  前は古い借り上げ社宅だったから(笑)。今は違うね。キレイな部屋。6畳以上ある。給料、ちゃんともらってるよ。東京の中目黒にも部屋を借りたままだし、税金、社会保険払ってるからそんなに残らないけど、今は香港の家族に仕送りもしてないからラクね。東京の部屋? 洋服とか雑誌とか荷物置いてるだけ(笑)。

故・周富徳さんとは来日前から親しかった
30代で香港から日本に来たのはたまたま。本当はアメリカのサンフランシスコに行くつもりだったよ。でも、話が延期になって、周富徳さんに「日本は今、景気いいから来てよ」って誘われて、2年くらいのつもりで来たね。周さんは香港にいたときからの友達。友達から紹介されて、香港で何回も一緒にご飯を食べたりしてたよ。周さんからはずっと「日本に来てよ」って言われてたね。

テレビに出たのも周さんが推薦してくれたから。周さんがいなかったら、ボクの人生、違ったよ。周さんとテリー伊藤さん(「浅草橋ヤング洋品店」演出)、一番の恩人。周さんが6年前に亡くなったとき、ボクはイベントの最中だった。ショックだったね。亡くなる1、2年前に横浜の中華街で一緒に食事行ったのが最後だけど、顔色悪かったよ。糖尿病あったね。寂しいね。周さんに誘われてテレビの仕事してなかったら、2年で香港に戻ってたかもしれない。テレビ出て人生変わった。周さんのおかげね。

「浅草橋ヤング用品店」の過酷ロケは「楽しかった」
“浅ヤン(浅草橋ヤング洋品店)”出始めたとき、新横浜プリンスホテルで総料理長やってたけど、プリンスホテルはアルバイトはダメだから、「もしテレビに出たいなら辞めてください」と言われた。それでホテル辞めた。“浅ヤン”の仕事、ほんと大変だったけど、楽しかったから。死んじゃうんじゃないかと思うほどめちゃめちゃ危ないことやったし、26時間寝ずに撮影もあった。撮影終わった後はいつも、身体ボロボロだったよ(笑)。

一番キツかったのは、クレーンに吊るされて麺を茹でたロケね(笑)。後から思うと、よくやった。まだ30代で体力があったから、何でもやってみたかった。「やってみよう!」って心の中で火が燃えてたね。だって、料理人がバラエティに出られるチャンスってそんなにないから。一生懸命やったよ。ケガはしたことない。テレビに出て、みんなに自分のこと知ってもらえて嬉しかった。収入は1年で5000万円のとき、あったよ。

だまされて借金を背負った時期も
でも、香港とか赤坂で中国料理店を一緒にやった人に何千万円もだまされて、宇都宮に来たときは、借金がまだ少しあったよ。もう全部返したけどね。人生いろいろあるね。しかたない。でも、ボクをだました人は、赤坂の店に来た、ボクへのテレビの仕事の依頼を勝手に断ってたよ。変でしょ。たぶん、嫉妬もあった。お金より、勝手に仕事断られたことが不満だったね。

テレビの仕事、またやりたいね。今、「竹園」の仕事あるからスケジュールなかなか合わない。でも、ときどきやってるよ。友達のおぎやはぎのラジオ番組とかね。この前、江頭2:50のライブにもゲストで出たよ。江頭は“浅ヤン”の時からの悪友(笑)。ギャラは交通費で終わりだけど、それでもやる。友達だから、お金、関係ない。

香港に残してきた家族は…
香港には3年半ぐらい帰ってない。去年の8月、帰ろうと思ったけど、デモがすごいからやめた。香港にはお兄さんたち、奥さん、娘、息子、孫も3人いて、奥さんは10年ぐらい前からずっと「帰ってきて」と言ってる。でも、帰ったらまた仕事、ゼロからだから、日本で仕事したほうがいいね。日本の居酒屋とか洋服も好きで、日本が合ってるし。奥さんと息子は香港では知られた家具会社で働いてるよ。奥さんは会社のトップですよ。

家族とは毎日のようにLINEでやりとりしてる。香港のデモは大丈夫って言ってるから、心配してない。日本長くなって、1人暮らし慣れてるから、寂しくもない。毎日、夜中3時くらいまでテレビとかユーチューブ見てるよ。香港、台湾のニュース、映画、日本のバラエティ、ボクシングとか格闘技も大好きね。自炊? 面倒くさいよ~、パン買う、カップラーメン食べる、で、じゅうぶんね(笑)。

〇金萬福(きん・まんぷく)1954年4月24日、香港で農家の三男に生まれた。叔父の誘いで14歳の時、料理の世界に入り、23歳で香港の「鳳凰酒楼」料理長に。1988年、単身来日。甲府富士屋ホテル、新横浜プリンスホテル料理長に。1992年、バラエティ番組「浅草橋ヤング洋品店」(テレビ東京)に出演し人気獲得。2007年から宇都宮東武ホテルグランデの中国料理「竹園」総料理長を務める。

中野裕子



「次は辞退」を希望? 好きな女性アナ1位の弘中綾香、毒舌の裏にある責任感


オリコン2020年1月3日 08:40 3

『第16回 好きな女性アナウンサーランキング』で1位に輝いた弘中綾香アナウンサー(写真:田中達晃/Pash) (C)oricon ME inc.

2019年12月にORICON NEWSが発表した『第16回 好きな女性アナウンサーランキング』で、初の1位に輝いたテレビ朝日の弘中綾香アナウンサー。バラエティー番組『激レアさんを連れてきた。』への出演をきっかけに、歯に衣着せぬ発言やマイペースな振る舞いが話題になった。昨年は、AbemaTVの『ひろなかラジオ』やニッポン放送『弘中綾香のオールナイトニッポン0(ZERO)』に出演、年初はNHKにも登場するなど、局アナの枠を超えた活躍ぶりを見せている彼女。とはいえ、こういったランキングは苦手らしい弘中アナに、率直な感想と今後の野望を聞いた。

■初のランキング1位も、「知らないうちに競走馬になっている気分…」

――『好きな女性アナウンサーランキング』初の1位、おめでとうございます。とはいえ、2018年の同ランキングで2位になった際は、番組で「お給料は変わらないんで、意味ないんですって」と言っていたとか。こういうランキングは嫌いなんですよね?

【弘中綾香】ありがとうございます(笑)。でも私、ノミネートされた記憶がないのになんでランキングに入っているのかな、というのが正直な感想で。知らないうちに競走馬になっている気分というか…。勝手にランキングされて、ちょっと戸惑っているという方が正確ですね。ありがたいんですけども、次はぜひ辞退させていただきたいと思います!(笑)。そっとしておいてください~!

――辞退ですか(笑)。でも、ユーザーの皆さんによって選ばれているので…。

【弘中綾香】もちろん、票を入れてくださった皆さんがいるということはうれしいのですが、そうそうたるアナウンサーのお名前が並んでいて、肩身が狭いです。もう、本当にポッと出なんで、祭り上げるのやめてください~(笑)。

――周囲からの反響は?

【弘中綾香】若林(正恭・オードリー)さんやザキヤマ(山崎弘也・アンタッチャブル)さんから、「1位だったじゃ~ん!」って、イジるような感じで言われました。私も「すいませ~ん、本当に私なんかが…」と恐縮でした(笑)。
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――ユーザーからは、「可愛い顔と辛辣な物言いのギャップが好き」、「面白い。身近にいるとへこみそうだが、テレビで見るうえでは最高のキャラクター」といった声が。

【弘中綾香】レギュラーは『激レアさんを連れてきた。』くらいですし、皆さんがどこで私を観て、そう思ったのか不思議です。過去のランキングを拝見しても、帯番組や朝の番組をされている方が多いじゃないですか。水卜麻美さん(殿堂入り)もそうですが、大下容子さん(2019年 4位)とか。だから、ビックリしています。

■大物相手でもひるむことなく、「私が恐縮していたら、皆さんに失礼」

――SNSでも、弘中さんの毒舌名言がユーザーに共有されたりしています。“歯に衣着せぬ”発言をしている自覚は?

【弘中綾香】“中庸”(極端でなく穏当、偏っていないこと)になりたくないという思いがあって、思ったことを素直に言うようにはしていますね。私は会社員ですし、上から「弘中に任せたい」と思ってもらった以上は、その期待に応えたいんです。他の人と同じことをして、同じことを言っていたら、お呼びはかからないじゃないですか。誰でもそうだと思いますが、自分の個性をどう残せるか、制作者の意図を汲みながらやっていかないといけないと考えています。

――気をつけている部分は?

【弘中綾香】もちろん、人を傷つけるような言葉はNGです。あと、とくにフリートークでは、ちょっと視点を変えた発言をしたいな、と。公共の電波に出ている身なので、観ている方が「こんなことを思う人もいるんだ」と思うような、多様性のある発言をしたいです。

――タモリさんのような大ベテランや、若林さん、太田光さん、神田松之丞さんなど、ちょっと尖った方々が相手でも、ひるむことなく役割をまっとうしていますよね。
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【弘中綾香】『ミュージックステーション』のときは、大学出たてのぺーぺーの私が、日本の音楽界を背負うアーティストさんの前で曲紹介や時間の仕切りをやらせていただいて、恐れ多かったです。でも、そこで私が恐縮していたら、スタッフさん含め、皆さんに失礼じゃないですか。他の番組でも同様に、私は私に任された役割をやる。それだけですし、そもそも皆さん優しくて、怖いと思ったことはないですよ(笑)。

――注目されたことで、批判されることもあると思いますが。

【弘中綾香】確かに、いろいろ言われたり書かれたりしています。それをまともに捉えていた時期はショックを受けたし、惑わされて仕事を辞めたいとも思いました。だから今は、ネットニュースは見ないようにしていますし、SNSのエゴサーチもしません。自分でなく、他の方のことを書いた記事でも「こういう切り取り方をされて心を痛めているだろうな」と思ってしまうし…。ネット言説を遮断して、顔が見える対象に重きを置く。そうすることで、ネットとの距離感もうまく掴めているような気がします。

――世間や業界では、バラエティーに出演するアナウンサーよりも、報道アナのほうが格上、といった風潮があるように思いますが、どう思われますか?

【弘中綾香】私は報道番組に出演したことがないのでわからないですが、それぞれ難しく、優劣はつけられないと思います。

――弘中さんはバラエティーに出演することが多いですが、その難しさとは?

【弘中綾香】例えば、芸人さんの現場での立ち居振る舞いを見ていても、ものすごくプロフェッショナルで、とても真似できないと思います。その中では、自分が出来ることを一生懸命するだけです。そこにどういう計算式があって、具体的にどんなことをしているかは逆に見えない方がいいんじゃないですか? 頭空っぽにして「面白い」と言えるのが、素敵な番組だと思います。だから視聴者の皆さんも、「また弘中が好き勝手言っている」と思って観てくれたらうれしいです(笑)。
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■「“余白”を任せてもらえるようになった」2019年、今後はコンテンツ作りも希望

――弘中アナにとって、2019年はどんな年でしたか?

【弘中綾香】年次も上がり、『ひろなかラジオ』や『弘中綾香のオールナイトニッポン0(ZERO)』なども担当させていただき、制作の方からディレクションされたことではなく、“余白”を任せてもらえるようになったのはうれしかったですね。ただ、大バクチだと思うんです、他局のアナウンサーに番組を任せるなんて(笑)。感謝の1年でした。

――エッセイの連載も好評です。開始当初、「書かないと自分が壊れてしまう」と書いたのは?

【弘中綾香】テレビのお仕事は瞬発力を試されることが多く、あとで「なんでこんなことを言っちゃったんだろう」と後悔することが多くて。一方、自分でモノを書く場合は言葉や伝え方をしっかり練るし、頭の使い方が全然違うのが良かったんです。それにネットニュースだと、コメントが切り貼りされたり、言葉の前後を省かれたりすることが多いじゃないですか。1や0を10にされてしまうのがネットだけど、自分が責任を持って1から10まで伝えられるメディアがほしかったんです。あの言葉の裏は、そういうことですね。

――最後に、今後の目標を教えて下さい!

【弘中綾香】せっかくテレビ局にいるので、自らコンテンツを作っていきたいです。発言だけじゃ伝わらないことを番組や映像にしてみたい。あと、イベントなどのビジネス的な部分に関わって、お金の回り方や集客の仕方なども勉強できたらいいですね。

――「革命家になりたい」とも言っていましたが?

【弘中綾香】「革命家だって、プププッ」って、笑ってもらえたらいいんですよ(笑)。私がいろんなことに挑戦して、それを見た方が自分を変える一押しになったらうれしいって思うんです。「あいつ、革命家だって、プププッ。――でも勇気あるよな、私も頑張ろうかな」…そう思ってもらえる存在になれるよう、これからも頑張りたいです!
(文:衣輪晋一)



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最終更新日  2020年01月14日 00時00分18秒



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