2024年07月の記事一覧 | お米の沼にハマってみた

１つのJA管内限定の品種【No.44　愛知県みよし市産　大地の風】

今回紹介するのは、「大地の風」という愛知県産のお米になります。ふるさと納税での返礼品で、「その市でしか手に入らない特産品」をとしてを希望するなら、お米の分野ではこれほどいいものは少ないかも知れません。全国で２市、１つのJA管内でしか栽培されていない品種になります。もっとも、岩手県越前高田市の「たかたのゆめ」のような、1市だけというものもあります。ふるさと納税での返礼品受領になりますが、それだけで一旦記事にしたため注文の過程は省きます。納税額は8000円です。愛知県のコメ作り事情図は、愛知県の銘柄別生産量（検査量）ベースです。愛知県の栽培状況は全国的にも特殊で、ほぼ県内でのみ生産されている銘柄の「あいちのかおり」が生産量の56％を占め、「こしひかり」と合わせて生産量の８割を占めています。あとは、「みねあさひ」（愛知山間部冷涼地の特A米）「大地の風」（←今回紹介）「ゆめまつり」（愛知と群馬の奨励品種）「あきたこまち」（全国区）「なつきらり」（上級品は「愛ひとつぶ」と呼ばれる県内の品種）「ミルキークイーン」（全国区）「あいちのこころ」（最新の奨励品種。登録に伴い、「ゆめまつり」「あさひの夢」が廃止予定）となっており、愛知県でのみ栽培されていたり、生産の大部分を愛知県が占めている品種が随分強い印象を受けます。大地の風の特徴1998年に愛知県農業試験場で開発された品種で、F1種と「祭り晴」の交配により生まれました。栽培地は、JAあいち豊田（管轄地：豊田市・みよし市の２市）管内に限られています。JAあいち豊田管内図（黄色：みよし市、緑：豊田市）アグリサーチャーさんによると、「良食味病害虫複合抵抗性品種」という位置づけになっており、ツマグロヨコバイ耐虫性・縞葉枯病抵抗性・穂いもち抵抗性を多系交配によって導入した品種とされています。病害虫抵抗性が高いメリットとして、低農薬・減農薬栽培が行いやすいことがあります。低農薬というメリットから、豊田市およびみよし市では学校給食において「大地の風」が米飯給食に導入されています。食味は、コシヒカリ等に比べてあっさりしています。今回紹介する商品ではありませんが、豊田市にある「はっぴー農産」さんではこの品種とコシヒカリを栽培し両方販売しています。その生産者さんの星付けを見ると、「ねばり」「香り」「甘み」において、コシヒカリを5-5-5のオール5としたときに、大地の風は3-4-4となっていました。ねばりが少なく、香りと甘味もコシヒカリには及ばないということのようです。このはっぴー農産さん、豊田市の浄水・四郷地区で栽培をされているそうなのですが、この地名を見てピンときました。この「大地の風」、近郊農業をしている地域のための品種じゃないかなと。浄水は、みよし市のすぐ隣・名鉄豊田線の駅がある場所です。そして名鉄豊田線には、みよし市内に三好ケ丘、黒笹という駅もあります。これらの駅の特徴は、どこも豊田市にも名古屋市にも通えるベッドタウンとして、駅前にマンションが、その郊外に戸建住宅地のある都会的なニュータウンが広がっていることです。参考までに、三好ケ丘から名古屋市中心部の伏見まで、地下鉄直通電車で一本、38分だそうです。埼玉県川越産の未検査米の記事で書きましたが、埼玉県は農地の隣に開発住宅地があり農薬があまり使えないため、「彩のかがやき」「彩のきずな」という病害虫耐性のある品種を開発しました。愛知県でも、同じような課題に対応するために作られたんじゃないかと考えると、すっきりします。開封してみました段ボールに入っていたのはお米本体と、生産者の「農事組合法人町内会」さんからのメッセージカードのみというシンプルなものでした。袋は、ふるさと納税を想定した袋のようです。同じパッケージを、千葉県の南房総のどこかの市の返礼品の写真でも見かけたことがあります。農事組合法人町内会さんからのカードの内容はこれだけだったので、どのような団体なのか紹介したかったのですが、情報を集めるのにちょっと骨を折りました。（みよし市の直売所マップなどを見て、住所等がようやくわかりました）裏面です。販売者欄等が空欄になっていたので、町内会さんの住所がわからなかった感じです。精米はこんな感じですここの所戴いていた「つぶぞろい」「ゆうだい21」がどちらも大粒を売り物にする品種だったため、見てみると「やっぱりちょっと小さいんだな」と感じました。令和５年度産米にしては、白色部分は目立ちません。特に、高温耐性のある品種ではないんですが。昨年８月の名古屋の気候を見ると、新潟など日本海側が水不足に苦しんでいた時期に、実は結構雨が降っているんです。そのあたりで、品質低下があまりなかったりしたのでしょうか。それでは、いただきます１口食べた瞬間に分かりました。さっぱり・あっさりしているんです。中央値を叩き出すことの多い「あきたこまち」あたりと比べても同じような印象になるかと思います。いわゆるバランス系と「ピラフ・カレー・炒飯向けのお米」と言われるカテゴリの中間に当てはまるかと思います。近いのは「みずかがみ」でしょうか。その分、他の食材と喧嘩しないことが長所なので、蟹を入れた炊き込みご飯を作ったところとても美味しかったです。あとは、予想通りですが麻婆丼の土台としても優秀でした。このほか、いい本わさびが丁度あったんですが、これと合わせて頂くとわさびの特徴を消すことなく、両者美味しく戴けました。そういう意味でも、土台的な品種なんでしょう。ごちそうさまでした愛知県みよし市ってこんなところ名古屋市と豊田市の間にある街で、鉄道駅周辺に郊外型ニュータウンがある、それ以外は昔ながらの農地が残っており開発と自然を両立した地域です。ニュータウンは名鉄豊田線の開業により人口の増加した地域で、景観や開発の経緯等は、こちらの「アートヒル三好丘物語」さんをご参照ください。都市化、ベッドタウン化が進んでいますが、開発は市内北部の丘陵部が中心で、市中央部には農地が多く残っており、稲作もこちらで行われているようです。南側の刈谷市と合わせて、旧国の「三河国」の最西端にあり、地図の上の日進市や東郷町は「尾張国」の最東端となります。みよし市の西側の市境には、「境川」という川があり、この川が境界線となっています。知多半島の厳しい水事情を一変させた、木曽川（犬山市）から知多半島への導水路「愛知用水」がこの町には走っており、日進市、東郷町とまたがる調整池の「愛知池」があります。また、地図中の「三好池」も地下水路で愛知用水と繋がる調整池です。自然と水環境に恵まれた、名古屋郊外のベッドタウンのように見えます。話が横にそれますが、ふるさと納税の考え方が、「財政的に厳しい自治体を応援するために、政策に賛同する自治体に寄付をする」というコンセプトだとしたら、この市へのふるさと納税は根本的に間違っています。みよし市さん、知名度は愛知県内では比較的低いかも知れませんが、実は全国でもトップクラスの財政状況の自治体です。南隣の刈谷市さんは一緒に仕事をしたことがあり、デンソー等トヨタ関連企業の法人税や固定資産税で財政状況が良く、子育て支援等もいいことから転入先として人気があるのを認識していました。東隣の豊田市さんは、誰もが知る「トヨタ自動車」からの法人税で・・・（以下同文）そのような地域状況で、中間に位置するような市が産業に恵まれない訳がありません。このことは、記事を書くまで忘れていました。この地図は国土数値情報をベースに作っており、緑色の部分は「農地」とされている部分なのですが、市の南側には農地でも住宅地でもなさそうな白い部分が結構あります。地図に落とすと、こんな感じです。みよし市も、トヨタ関連工場だらけでした。高岡工場は、市域を跨いで刈谷市側の方が大きいです。「財政力指数」という言葉があります。その市町村が一般的な行政サービスを行う場合に、地方税による税収のみでどこまで賄えるのかという数字で、1.00を超えると、使途を定められた地方交付税交付金に頼らなくても、自前の地方税税収のみで行政サービスを行えるということになります。つまり、数字が大きければ大きいほど「自由に使える余剰のお金のある自治体」ということになります。全国の市の財政力指数ランキングです。町村はここでは一旦含みません。1位　千葉県浦安市　　1.52　（遊園地とホテル等関連産業？）⇒参考：市町村だと７位1位　東京都武蔵野市　1.52　（富裕層居住と都市化率とすかいらーく？）3位　愛知県豊田市　　1.47　（トヨタ自動車）⇒参考：市町村だと9位3位　愛知県みよし市 1.47　（トヨタ自動車・自動車関連工場）奇しくも、「大地の風」を栽培している２市が同率３位です。どちらの自治体にふるさと納税をしても、ほとんどの人にとって、自分の居住地より余裕のある自治体へのふるさと納税になってしまうという結果は同じです。これより上の６自治体はすべて町村で、何らかの要素のある自治体です。三菱重工からの税収がありながら可住地がほとんどない愛知県飛島村、原発や原子力関連施設のある青森県六ケ所村・福島県大熊町・北海道泊村、住民数よりも別荘が多く固定資産税収入が莫大な長野県軽井沢町、関西空港のある大阪府田尻町が該当します。農業の話が殆どないので、みよし市さんの「産直マップ」を少し紹介します。出典URL：https://www.city.aichi-miyoshi.lg.jp/shokuiku/03chisanchisho-01map.html図の右上、茶色いラインが東名高速道路です。ニュータウンとして都市化されているのはこれよりも北東側となります。中央やや北側の４番が、今回の返礼品提供元、「農事組合法人　町内会」さんの直売所になります。直売所のある莇生（あざぶ）地区を中心に水田の耕作を取りまとめている団体のようです。「みよし市北部地区・人・農地プラン」によると、3.9haの耕作地を管理されているとのことです。購入等はこちらから今回紹介した「大地の風」は、オンライン上ではみよし市のふるさと納税返礼品としてのみ入手可能なようです。楽天ふるさと納税へのリンクはこちらになります。【ふるさと納税】【令和5年産】みよし市産大地の風精米5kg　【1129000】価格：8,000円（税込、送料無料) (2024/6/25時点)楽天で購入ふるさと納税ではなくこの銘柄を試してみたいという方は、みよし市産は難しそうですが、最初にご紹介した豊田市の「はっぴー農産」さんがネットショップを持っています。

打首獄門同好会「日本の米は世界一」に出てくる品種の検証

先日、新札が発行された際に「カモン栄一」という曲をリリース（正確には「カモン諭吉」という曲のリメイク）して、NHKの「あさイチ」にも取り上げられていたバンドに、打首獄門同好会というラウドロックバンドがあります。ロックバンドなのに、日常をテーマにした曲ばかり作るところが特徴であり味です。（曲に興味を持ってくださった人がいたら、youtubeよりどうぞ）元々一部には有名なインディーズバンドで、「インディーズのくせに日本武道館ライブができる」規模の人気のあるグループです。「BUNBUN　SUIBUN」（新曲）「はたらきたくない」「私をニ郎に連れてって」「なつのうた」「地味な生活」など、曲調とPVのギャップに驚かされるような曲が色々あります。我が家がこのバンドにハマったのは「きのこたけのこ戦争」という、支援する国民一人ひとりに言い分があり永遠に決着のつかなそうな、明治を舞台にした血で血を洗うあの争いをテーマにした曲を、komenuma嫁の知人のフルート奏者さんに紹介されたことがきっかけです。このバンド、国産農産物応援大使として、故・安倍晋三首相に面会したことがあります。（首相官邸ＨＰ）彼らの曲「日本の米は世界一」が評価されてのことだと思われます。9年前にリリースされたこの曲は、日本の料理にいかに白米が合うかということを力強く歌い、日本の食を支えてる米をたたえる歌です。歌詞をそのまま載せてＪＡＳＲＡＣに怒られると怖いので「歌歌ネットさんにリンク」を貼りますが、間奏部分で延々と20品種のお米の名前をシャウトしています。おそらく、作詞者の大沢会長のことだから、ネット上で適当に拾い上げてきたんだろう、とファンとしては思います。この品種が、9年という月に間に大幅に変わったんだなというのを、ここでは、以前の仕事でデータマイニングしていたkomenumaが、マイナー品種の入手がまだできるのかという視点から、リンクを貼りながら紹介したいと思います。まず、第1節目の5種コシヒカリ、キヌヒカリ、みつひかり、イクヒカリ、ヒノヒカリこの5品種は、比較的手に入りやすいものが3種です。全国区のコシヒカリとヒノヒカリは言わずもがなですし、キヌヒカリも京都や和歌山などの近畿地方ではよく栽培されている銘柄なのでネット上での入手であれば簡単です。ここでは省きます。みつひかり国（農研機構）や県の試験場などではなく、三井化学が開発した多収量米になります。過去記事で令和4年度産米を注文した時のことを書きましたが、令和5年度の種まき用のモミが不作だったことから、三井化学から生産者に販売されていません。おそらく、令和5年度産米は出回っていないのではと思います。（京都府木津川市のふるさと納税返礼品で受領したお米には、令和5年に栽培した新米がありました。商業ベースでなく、高校の実習用のお米だったのが理由かと思います）令和6年度米は、この秋以降あるのかもしれません。イクヒカリ福井県で開発された品種で、福井と鹿児島で奨励品種になっています。コシヒカリよりも低いアミロースが特徴とのことなので、おにぎり向きの食味でしょうか。komenumaは未食です。福井ではそれほど生産は多くなく、全国の生産量のうち84％が鹿児島県産です。こちらは九州米を普通精米・無洗米で取り扱ってる「九州米大将」さんや、JA鹿児島の直売サイトなどで取り扱いがあります。【令和5年産】送料無料無洗米鹿児島県産イクヒカリ 5kg価格：2,830円（税込、送料無料) (2024/7/15時点)楽天で購入つづいて第2節目ヤマヒカリ　なすひかり　ナツヒカリ　ユメヒカリ　ゆきひかりこの辺から難敵が現れます。ヤマヒカリ中山間地向けに1977年に開発された品種で、あっさりした食味が特徴とされています。三重県などで栽培されていた形跡があるのですが、胴割れなどの影響もあり、どうやら他品種に置き換えられています。楽天に限らずいわゆる通販サイトでの販売はほぼ無いようです。ネット上で見かけた情報では、野菜と平飼い卵を主体にされている、兵庫県市川町の牛尾農場さんが栽培されて、野菜などと一緒に販売されていると発信されているので、そのうちお伺いしてみたいと思っています。なすひかり栃木県北部の主要生産品種の一つです。楽天で手に入るほか、amazonのプライベートブランド、by amazonのラインナップにもなっているので、生産地は限られていますが簡単に入手できます。ナツヒカリ高知県などで早場米として栽培されている早生種です。早場米なので、8月中旬以降に探すのがいいかと思います。高知県内のお米屋さんのサイトでは記載があるほか、楽天で無洗米販売トップの「ハーベストシーズン」さんが扱ってもいるので、もし今年も取り扱いがあれば生産量は少なくても欲しいと思った場合には手に入りそうです。ユメヒカリ1990年に九州農業試験場で交配された品種になりますが、2005年頃には熊本県が食味の明らかに良い「あきまさり」で代替予定とありますので、そのころまでの品種かと思われます。9年前の作曲時に、よくPVに使用するためのパッケージと原本があったもんだと思うくらいです。ゆきひかり「ゆめぴりか」どころか「きらら397」も出てくる前の、従来型の北海道米で、1984年に開発されました。父方実家が札幌市内の私の主観ですが、この時期の北海道米は「おいしくない」お米がほとんどの筈なのですが、置き換えられずに生き残っています。もちろんそれには理由があり、アミロペクチンの含有量の違いによる「米アレルギーの緩和」という効果があることから、おそらくアレルギーの方やご家族などの一定の需要があるようです。非科学的な話にならないよう、一応農研機構のホームページ上論文リンクを貼ります。購入は、たとえば検索で出てくるところだと、北海道旭川市西神楽の市川農場さんのホームページが出てきます。※偶然ですが、低アミロース米の記事で紹介した「あや」と同じ西神楽集落ですね。第3節目に入りますこの辺に入ると、全ての品種の解説が必要になります加賀ひかり　フクヒカリ　ちゅらひかり　能登ひかり　さきひかり加賀ひかりこの名前を検索と、仙台を拠点にするモデルさんが出てきます。その記事を取り除きながら、お米について探しますがほとんど情報がありません。1973年に石川県農業試験場で開発されたことと、いまネット上ではまったくでてこない程度のことしかわかりませんでした。フクヒカリ1977年に福井で生まれた品種で、「ハナエチゼン」の親にあたる品種のようです。「宇和海の幸問屋」さんが、2023年さんの石鎚高原産のものを取り扱われていたのをマークしていたんですが、ちょうど切り替え時期のようなので、来年出てくれば購入して記事にしたいなと思います。ちゅらひかり沖縄県の奨励品種です。実は、東北生まれで「ひとめぼれ」にいもち病に強い「奥羽338」号の交配により誕生しました。【今年の新米登場！】新米ちゅらひかり沖縄県石垣島産 2kg 米お米令和6年産令和六年ご飯精米玄米 2キロお米マイスター厳選信州りんご米生産者ファーム荻原令和六年度米2kg 分付き白米 3分 5分 7分送料無料価格：2,970円（税込、送料無料) (2024/7/16時点)楽天で購入楽天だとこの辺で購入できます。この検索で出てきた品川区のエバラボ8の池上精米店さん、お店の存在を知ってます、というかお店の前を何度も通ったことがあります。東急バスの荏原町駅入口のところにあるお米屋さんですが、こだわりのお米を何種類か店先で看板メニューのような形で出しています。今度行ってみますかね。余談ですが、同じエバラボ8さんに出品されているトルコ雑貨店もおすすめです。こちらは、実店舗に行くと、食器や食材の他壁一面にトルコワインだけが並んでいるという、なかなか見かけない光景を味わえます。能登ひかり能登半島地震の影響で、今期の作付けはどうなったんでしょうか。能登半島の商品を一円に扱う、「んまーいmon屋」さんから購入できます。新米！能登米　のとひかり（能登ひかり）5kg価格：2,910円（税込、送料別) (2024/7/16時点)楽天で購入本来はそれなりに生産量のあるお米なので、石川県宝達志水町のふるさと納税では、町内にある米卸業者の中橋商事さん供給しています。この中橋商事の直販サイトラインナップにもあるのですが、販売停止中のようです。８月頭から出回るようなので、現在は切り替え時期なのかもしれません。さきひかり宮崎県で栽培されている早場米になります。生産量が少なく、宮崎県全域で7トン。当時はもう少しあったのかもしれませんが、よくもこんなマイナー品種が歌詞にあがってきたものだと思います。宮崎県串間市のふるさと納税の品目にあり、「松田農産」という会社が生産・販売していました。松田農産は、その名もsakihikari.netというアドレスを持っていたため、2024年度の早場米として購入しようかと思っていましたが、いつのまにかホームページが消え、串間市のふるさと納税からも姿を消して幻になったかと思っていました。が、この記事を書くために一応検索したところ、松田農産のホームページは復活していませんでしたが、同社のさきひかりが串間市のふるさと納税品目としては復活していました。この機に、注文してしまおうかと考えています。【ふるさと納税】【数量限定】令和6年産　串間産のお米『さきひかり』10kg(計10kg・5kg×2袋)【松田農産】【T-B2】価格：15,000円（税込、送料無料) (2024/7/16時点)楽天で購入最後、第４節目は「ひかり」から離れますササニシキ　チヨニシキ　アキニシキ　みのにしき　あきたこまちササニシキかつて、コシヒカリと国民を２分した銘柄米。1993年の米不足以降急激に姿を消しましたが、今も宮城県を中心に作られてはいます。検索で色々出てくると思うので、ここではリンクは貼りません。チヨニシキ1985年に愛知県で誕生した品種です。現在では、酒米として細々と残っているようで、茨城県や福島県の産品の販売例が見られます。「さっぱりとした食感が特徴で、食味鑑定士のおすすめはカレーや炒飯」だそうです。【令和5年産】福島県田村産みのりの詩チヨニシキ［普通精米］5kg価格：3,030円（税込、送料別) (2024/7/16時点)楽天で購入福島県の、「米処うつくしま」さんより入手できます。アキニシキ1974年に品種登録されていた米で、北陸90号という系統名がありますが、どうも末期は関東で栽培されていたようです。埼玉県等で、数年前まで栽培されていたようですが、「朝の光」などとともに奨励品種から外されたようで、おそらく「彩のきずな」「彩のかかがき」への集約化の波に巻き込まれたんだろうと思われます。。商業用としての栽培かは不明ですが、神奈川県の私立小学校のページで、藤沢市の相原農場さんで農業体験をしている、品種はアキニシキという昨年の記事がありました。わいわい市（藤沢周辺のJA直売所）等に行けば手に入るのかな。住んでたことがあるんで土地勘はあるんですが、遠いなぁ。みのにしき名前の通り、岐阜県の品種です。岐阜県関市の情報誌「関さんぽ」に詳細がありました。尾関二郎さんという関市在住の農家さんが育て上げた、個人による民間開発の品種で、岐阜県の奨励品種になったそうです。岐阜では、「ハツシモ」というあっさり系の品種が栽培されていますが、こちらを中山間地向けに育成した品種で、関市を中心に栽培され、主に酒米として使われているようです。地元のものは、殆ど酒蔵に流れてしまうのかなかなか見つかりません。なぜか、兵庫県の「ヨリタ農園」さんが栽培されているのを見つけました。あきたこまち東京のスーパーで、見かけないことはまずありません。９年前の歌をもとに、コシヒカリから今では手に入りそうにない（当時でもあまり手に入らなかったのかも？）マイナー品種まで、色々と取り上げてみました。まっっったく、読者のみなさんの役に立つことを考えていない記事ですみません。

宇都宮大学が開発したお米【No.43　栃木県塩谷町産　ゆうだい21】

今回、はじめてラクマでお米を購入してみました。ただし、最初に想定していたお米ではありませんでした。６月のラクマには全然お米がない３月頃に、「お買い物マラソン10倍＋ラクマ１倍」キャンペーンでふるさと納税をしようと思いついたことが今回の楽間注文の発端です。当初考えていたのは、北日本のお米をラクマで購入し、南日本のお米をふるさと納税で受領しようかなというものでした。青森の下北半島に面白そうな農家直売があったので。ただ、冬場は我が家が無洗米を使っていることや、「シェルパ」や新米の「ほしじるし」等の試してみたいお米がいくつもあったので、早くて６月になりそうだなと思ってました。ところが、４月末ごろにラクマに様子を見に行ってみると、狙っていた下北半島のお米はもはや売り切れでした。これは、ラクマの特性を知らなかった自分のミスだと思います。このため、購入予定を福岡県内のお米屋さんが出品している「元気つくし」に、ふるさと納税の方は同じように都市化している愛知県から取り寄せようと方針転換しました。そして予定の６月、ラクマにはもはや「元気つくし」もありませんでした。どうも、今年のお米の品薄は事実のようですね。仕方がないので、再度ラクマでイチから探してみます。だいたい、6/22.23ごろの話です。コシヒカリは夏の学童弁当中に強化期間が出る筈なので、戴いたことのない産地であっても「コシヒカリ」は別の機会にしたい、山形県でいつか買ってみたいと思っている農園さんが「雪若丸」を出しているけど、そこから買いたいと思っていたのは別の銘柄でそっちは出品がない。それ以外には、5kg米に欲しいなと思うものがなく少し範囲を広げていたところ・・・ありました。栃木県産「ゆうだい21」の3kg、しかも、楽天市場の他のページで見たことのあるパッケージのものでした。私自身、栃木県には昔から縁があり、今の仕事でも結構長い事お付き合いのある市もありそれなりに詳しいです。栃木には、「もんみや（monmiya）」という地域情報誌があり、「おいしい」「楽しい」をモットーに情報発信をされています。この会社は、もんみや通販という店舗を楽天上で持っていて、栃木県内各所から厳選された美味しい商品のお取り寄せができるようになっています。いちごや梨などの果物が多いですが、日光のお菓子なども総合的に扱っており、取り寄せをしたこともあります。このサイトで販売している商品の中にはお米もあり、ラインナップには鬼怒川金谷ホテルで使われている滋養米や、高根沢のとちぎの星等の栃木の銘米も含まれています。この中に、「有坂ファームのゆうだい21とコシヒカリのセット」があり、塩谷町の「しおやブランド」にも認定されています。もんみや通販さんおススメ商品と同じなら確実、しかもセット販売ではなくゆうだい21単品で小口の商品が購入できるということなら、ラクマでの購入はこれで決まりです。ゆうだい21の特徴ゆうだい21の最大の特徴は、農業試験場などで育成されたものではなく、宇都宮大学の農場で「偶然」発見された品種だという点です。ちょうど、同封物に宇都宮大学発行のパンフレットがあったので、こちらより引用します。「1990年、宇都宮大学名誉教授（当時農学部助教授）は、農学部付属農場でひと株だけそびえ立つ、雄大な姿の稲穂を発見しました。偶然見つけたその株は、20年をかけて栽培研究され、「ゆうだい21」として品種登録されました」とあります。こちらのパンフレットにはありませんが、ゆうだい21に公式サイトによると、命名は「宇都宮大学（宇大）」⇒「Ｕ大」⇒「ゆうだい21」というダジャレで決められたようです。米の権利者が宇都宮大学で、種子販売も大学が行っているため、新品種によくあるような開発県のみで栽培されるものではなく、農業者が希望して種子を購入することで、どの県でも栽培できます。実際の栽培県は、生産量別では以下の通りです。発見県の栃木県以上に富山県での栽培が多く、次いで滋賀県となっています。この表にはありませんが、秋田県と東京都でゆうだい21を栽培している例も知っています。データに出ないような、少数の生産者なんだろうと思いますが。では、栃木県での主力品種なのかという話になると、そうではありません。栃木県の主力品種は、実は「コシヒカリ」です。1956年に奨励品種に採用されており、これは全国でも3番目の歴史があります。上述した、金谷ホテルの滋養米にしても、高根沢での主要栽培品種にしても、どれもコシヒカリです。次いで、「とちぎの星」「あさひの夢」となっています。この差は、地域別の違いです。全農とちぎのホームページ「とちぎ米のこだわり」を見ると、わかりやすく地図化されているためお借りします。出典URL：https://www.tochigimai.jp/okome/feature/地域別に見て、温暖な南部と冷涼な北部で栽培品種が違うという感じになります。ただ、「ゆうだい21」は生産量的にも小さく、また農協扱いのお米でもないのでここには掲載されていないようです。開封してみましたゆうだい21のパンフレットと、有坂ファームからのメッセージが添えられています。裏面表記です。販売者は有坂ファームさん。農薬・化学肥料5割減の特別栽培米として認証されています。宇都宮大学によるパンフレット。有坂ファームとしてのメッセージカードとパンフレット。こういう形で添えられていると嬉しいですよね。精米はこんな感じです粒の大きさが光ります。去年のお米にしては、白粒があまり目立ちません。ゆうだい21の特徴で、「登熟期間中の高温で外観品質の劣化が起こりにくい」というのがありますが、その特徴が生きている感じです。それではいただきます粒の大きさと、みずみずしさを覚えるお米でした。その分、水加減には気を付けないといけないのかなとも感じます。実は、最初は失敗しました。2度目以降の、少し少なめの水加減での感想では、「もちもちしているけどしつこくないお米」という感想でした。いわゆるもち米寸前の「ゆめぴりか」的なお米とは、甘味において違います。噛み締めれば甘味は出てくるのですが、口にした瞬間にはあまり甘みを感じません。食べ応えのある、美味しいお米でした。komenuma嫁の評価も、（前回に引き続き）「こいつはうまい」というものでした。そして、子どもに「つやつやしていていいお米」と言われました。米だけでも十分なおいしさのあるお米だったので、主張の強いおかずとの相性も良かったです。いくらのしょうゆ漬けと合わせて頂きましたが、バランスが絶妙に感じました。ごちそうさまでした購入はこちらからラクマでの購入は、有坂ファームさんのこちらのページからどうぞ。ラクマでの購入は敷居が高いなあという方は、下に「とちぎの厳選商品　もんみや通販」さんのリンクを貼っておきます。【送料無料】令和5年産塩谷町産コシヒカリ、ゆうだい21 【食べくらべセット】計6kg(各3kg) 米お米新米食べ比べセット詰め合わせ【BK】価格：4,180円（税込、送料別) (2024/7/14時点)楽天で購入栃木県塩谷町ってこんなところ※国土交通省の基盤地図情報のダウンロードサイトが止まっているため、地図作成ができず、しばらくの間自治体紹介をストップします。更新できるようになったら、古い記事も含めて更新していきます。

新米コシヒカリのお知らせが来ました

一昨日（9日）のyahooニュースで、鹿児島県南種子町で新米の刈り取りが始まっている、というニュースがありましたえ！もう稲刈り？炎天下、コンバインが大活躍　「日本一早いコシヒカリ」　収穫始まる　南種子komenumaのところにも、昨年の記事で紹介した南種子町の「新栄物産」さんよりパンフレットが届きました。実は我が家には、以前住んでいた多摩地区の稲城の梨農家からもパンフレットが届きますが、お米でも同じような販促戦略があるんだ、と驚きました。このブログを持っている以上、夏の米購入予定は組んでしまいましたが、このような丁寧なアフターケアがあるのであれば、来年以降リピートしたいと思った次第です。そして驚いたのは、ニュース記事の最後の一文。「全国的にコメが高騰し、農家からの買い取り価格は一等米３０キロで昨年比１．３５倍の９５００円という」とあります。この商品も実は値上がりしています。5kg2500円は変わりませんが、昨年は10kg購入した場合の価格が4000円でした。これが、4900円になっています。余談ですが、先週チビ助と平和島の屋内アスレチックに行った帰り、以前「あきたこまち」の記事で書いた京急ストアに寄り道しました。このお店、少し前に行った時には「令和５年度の高温の影響で、お米が品薄になっている」という掲示を店内にされていました。京急ストアのお米取扱いは、鶴見に住んでいた頃から知る限りでは、沿線企業の「むらせライス」さんと「ヨコショク」さん（どちらも本社は横須賀市）がほぼすべてを占めているようなのですが、今回関東ではあまり見ない「てんたかく」の、富山県の精米事業者さんのものが積まれていました。品薄なのをかき集めてきたのかなと感じた次第で、８月以降、南日本の新米が出回ってこの状況が落ち着くことを願うばかりです。

由利本荘市丸ごと売り込み連携協定【No.42　秋田県由利本荘市産　つぶぞろい】

今回紹介するのは、秋田県の中でも生産量があまり多くない「つぶぞろい」という品種です。komenumaが主に自治体さんをクライアントにした仕事をしていることは過去にも書いたことがあります。ご一緒に仕事をしたことのある自治体に、千葉県の柏市さんがあります。それでも、その地域にどのようなスーパーがあるかということまではさすがに分かりません。柏に限らずどこの市でも、私の生活圏にない店舗を見て、「こんな会社があるんだ」と認識したり、ごくまれに現地調査の際に通りがかりで水や塩分タブレットを買いに入ることなどはあります。京北スーパーさんそんなスーパーの一つに、柏市に本社を置く、「京北スーパー（KEIHOKU）」さんがあります。柏だと、駅前の丸井の中と駅近くのアーケード商店街の中、その他柏市内と流山・我孫子市内合わせて９店舗あります。このお店の特徴は、いわゆるワンランク上の商品を扱う店舗で、イメージ的には一般的なスーパーよりは、東京だとクイーンズ伊勢丹あたりを、神奈川だともとまちUNIONあたりを、関西だと北野エースあたりを思い浮かべて頂ければいいのかなと思います。生鮮も扱っています。この店舗の拘るキーワードは、「本物」や「健康」です。1963年に当時の社長が、紀ノ国屋の社長とともにインド・スリランカに旅に出た際に紀ノ国屋の思想を学んだのがきっかけで、その後紀ノ国屋のような高級スーパー路線を取ります。また、健康を扱う店舗ということから、1984年というとても早い時期にタバコの販売を中止しています。うろ覚えながら当時の世相を知っている幼児のkomenumaは、父親にコインを貰ってタバコ屋さんにお使いに行きマイルドセブンを購入後、おつりでお菓子を購入してました。児童公園にも近所の駅のホームにも、喫煙所ではなく当たり前のように灰皿がありました。そんな時代に、ある一都市のスーパーがタバコを扱わないというのは、会社経営の上で強い決断だったのでしょう。商品構成も独特で、様々なプライベートブランド商品を展開しています。有明海の海苔だったり、輪島のカットわかめだったり、柏市内産のパスタだったり、全国津々浦々からの商品がいろいろありますが、このうち、秋田県由利本荘市との間では「まるごと売り込み連携協定」を平成27年に締結しています。鳥海山の恵みを受けた由利本荘市の地域産品について、掘り起こしや売れる商品づくり、「由利本荘ブランドの確立」と、本物志向のKEIHOKUがお互いによい関係を気付いていこうということで締結された協定だそうです。親が秋田出身で、里帰り出産で秋田県生まれのkomenumaですが、思い入れはあるのであきたこまち以外の秋田県産米は積極的にいただいて、このブログで紹介・発信していきたいと思っています。今回は、その中でも生産量が多くない品種「つぶぞろい」の取扱いについて調べているうちに、この由利本荘市の商品を広く扱うスーパーとして、このホームページに行き当たりました。そういえば以前、柏で仕事をしていた時に、中心商店街に地場の高級スーパーがあったなと、この件でKEIHOKUさんを思い出した形です。つぶぞろいの特徴秋田県農業試験場により、「めんこいな（秋田59号）」と「ちゅらひかり（奥羽366号）」の掛け合わせによって誕生した品種になります。２代遡ると、父親も母親もひとめぼれの血を引いているので、ひとめぼれの特徴がある品種とも言えそうです。農研機構のページによると、近年の高温対策として、登熟期高温を避ける晩生種として開発されたとのことです。秋田県の主力品種あきたこまちや、はえぬき（秋田でも栽培されてます）との登熟期をずらすことで、生産農家のリスクヘッジが図れます。栽培適地は秋田県全域というよりは、中央から県南の沿岸部と県南内陸の一部（大曲仙北、横手平鹿、湯沢雄勝あたり）ということになるようで、開発当時は奨励品種だった「はえぬき」に代わる品種とすることが期待され、平成24年より奨励品種に指定されています。（出典：秋田県農林水産部『稲作指導指針』）なお、秋田県は生産量に占める「あきたこまち」の割合があまりにも高く、78.8％を占めているため、それ以外の品種の生産は限定的です。ひとめぼれが7％、業務用多収量米の「めんこいな」が6％となっている他は、売り出し中で東京のスーパーに棚を確保できている「サキホコレ」を含めすべて3％以下の生産量です。今回紹介する「つぶぞろい」は、全生産量の0.18％しかありません。このあたりも、秋田びいきにも関わらずなかなか秋田県産米を紹介できていない理由です。なお、ここにある品種のうち、「あきたこまち」「ひとめぼれ」の主要品種に加え、「めんこいな」「ゆめおばこ」「サキホコレ」「つぶぞろい」「淡雪こまち」「秋のきらめき」の各品種の概要等に興味のある方は、「ごはんのふるさと秋田」さんのホームページより参照できます。KEIHOKUの店舗に行ってみた「つぶぞろい」の売っているスーパーがあると知ったところで、柏市役所と仕事をしていたのは昔話。いま、柏に行く用件は残念ながらありません。が、６月末のとある日に、下の子（鉄道マニア）と一日一緒にいる予定が出来ました。「どこか、ちょっと遠くに行こうか？千葉や埼玉で、乗ってみたい電車ある？」と聞いてみたところ、「ピンクの新京成に乗りたい！」というリクエストが降ってきました。新京成ということは松戸です。松戸は柏の一つ手前の街です。鉄道マニアだから、乗れる電車が追加される分には喜んでくれます。「東武野田線も一緒に乗ってみる？」と誘導すると、「うん！」といういい返事。よしよし、これで途中の新鎌ヶ谷で乗り換えて柏へも行けます。折角なら、何年も行ってない柏の住宅地で降りてみようということで、東武野田線新柏駅近くの新柏店に向かいます。店舗の店先には、販売者が「京北スーパー」オリジナル商品の北海道空知産ゆめぴりかと、以前同じ産地のものを紹介した千葉県夷隅のコシヒカリが、これもオリジナル商品で並んでいました。県内産を大事にしているようで、いい印象です。期待は膨らみます。店内に入り、精米コーナーへ向かいます。棚の商品を見ると、取り扱いが多いのは「ユアサ・フナショク」さんのパワーライスでした。千葉県ですもんね。その片隅に、お目当ての品を発見です。2kg米のコーナーに、狙っていた「つぶぞろい」が陳列されていました。精米年月日を見てみると、どの商品も「24.6 上旬」となっています。お米には消費期限はありませんが、夏場、お米を美味しく食べられる時期はおおよそ２週間～１か月としている会社等が多いです。そして、「つぶぞろい」は裏面に１か月と書かれています。購入したのが６月30日なので、ちょっと回転が悪いかなという気はします。購入した商品を色々見ていきますまずはパッケージから。こちらは再掲です。ＪＡタウンなどで販売している商品も同じパッケージなことから、「つぶぞろい」としてのイメージ戦略があるんだと思います。パッケージにはチャックが付いていて、そのまま冷蔵庫に入れられるのはいいですね。以前紹介したあきたこまちと同様に、農薬等の使用量を抑えたお米に与えられる、「あきたecoらいす」の文字があります。左上に、「秋田で精米」と書かれています。裏面です。特徴等が書かれています。①「あきたこまち」よりコメ粒が大きく、やわらかい食感が特徴です。②味が濃く、「あきたこまち」に比べすっきりした味。旨味・コクと甘味が感じられます。とあります。秋田県外で売るのであれば、別にあきたこまちと比較しなくてもいいとも思います。。。最も驚いたのはコレ。販売者にあたる所が「精米工場」になっているんです。この表記って、アリなんでしょうか？販売者も、ＪＡ秋田県本部であれば問題ないのかな。残念だったのは、komenuma自身はゆめぴりか同様、販売者に「京北スーパー」と書いてあったら嬉しかったんですが。せっかく柏に行ったので。精米はこんな感じです確かに、粒はやや大きいです。令和5年米だからでしょうが、高温耐性がある程度あってもやはり見た目的には白色が目立ちます。余談ですが、今年も猛暑で水不足が発生していますね。昨年同様の厳しいお米の出来具合になってしまうことも、考えておかないといけなそうです。それでは、いただきます。最初に、komenuma嫁の評価を書いてしまいます。「うん、すごくおいしかった」というものでした。実は、米に関しては、実家のある商店街で米屋のすぐ向かいに住んで米屋のおじさんに可愛がられてきたkomenuma嫁、私以上に味がわかるため「おいしい」というストレートな表現を聞くことはあまりないんです。なので、聞いたこちらがびっくりしました。こちらも口にしてみます。粒感が大きくて、最初はあっさりなんですが口にして少しすると甘みがある、品種的にひとめぼれに近い筈ですが、ひとめぼれとも違います。どちらかというと、この甘味は「サキホコレ」で感じたものに近いかもしれません。まあ、同じ秋田産だもんなと思って、一応サキホコレの系譜を見てみました。⇒サキホコレの親なんですね。「つぶぞろい」、そりゃ似ていると感じてもおかしくなかった。肉野菜魚様々なおかずと合わせてみますが、「サキホコレ」以上に色々と合います。バランス型です。あきたこまちがバランス型代表に上げられることが多いですが、それに近いんですかね。カレーや丼物の土台としていただくのは、ちょっともったいない感じがします。そして、前々回（シェルパ）、前回（星の美しゃ）でちょっと悲しい思いをしたあの具材もやってみました。レトルトうなぎ載せごはんにも最高、でした。にこまるや新之助が合うというのであれば、食感的にハリがあるこの「つぶぞろい」もまた、ウナギのかば焼きには合いました。この他に美味しく頂いた組み合わせは、いくら、サーモン刺身、薄切り牛の焼肉で、こちらも食べ応えのある米との間でいい愛称を発揮しました。購入はこちらから「京北スーパー」さんは、千葉県の常磐線沿線にしかありませんが、こちらの商品とほぼ同等と思われる商品は、「JAタウン　おらほの逸品館」さんでも購入できます。こちらは、楽天リーベイツを使用すれば、2.5ポイントの楽天ポイントも手に入ります。

お買い物マラソンのラクマ込み11倍

6月25日付で、ふるさと納税の令和７年１０月以降の方針変更が決まりました。仲介サイトのポイント禁止＝ふるさと納税、来年１０月から―総務省｜Infoseekニュース総務省は２５日、ふるさと納税に関する基準を見直し、利用者にポイントを付与する仲介サイトを使って自治体が寄付を募ることを禁止すると発表した。サイト間の競争が過熱していることを受けた措置で、ポイントを付与するサイトを通じて寄付を集める場合は、制度の対象外とする。２０２５年１０月から適用する。ポイントの原…【全文を読む】「自治体が利用者にポイントを付与するサイト経由での寄付募集の禁止」が主な柱となっています。要するに、現行の仕組みのままであれば「楽天ふるさと納税」や「ふるさとチョイス」「さとふる」等を活用した寄付募集ができなくなるということになります。おそらく、ポイント付与を強制的にやめさせることにするんでしょうが。このブログでも紹介したことがありましたが加熱していた競争、どこから終止符を打つ時期が来たんでしょう。今後も、制度としての「ふるさと納税」は当面残るんでしょうが、返礼品競争の沈静化（これは、本来の目的への回帰という意味でいいいことかもしれませんが）を経た、返礼品という楽しみ方がなくなると痛手です。いま、楽天で署名活動をしているので多くの方がご存じかと思います。今回は、いつもとは毛色の全く違う記事です。そんなニュースが出るとは露知らず、その前日の６月24日にこれまでずっとやってみたかったことをやってみました。「楽天スーパーSALEまたはお買い物マラソンでポイント11倍でふるさと納税をする」実際にやったのは今回のお買い物マラソンです。半月前の楽天スーパーセールの方がお祭り感はあったのですが、「星の美しゃ」を新米販売時期などを考えてこの時期になりました。ふるさと納税込み2万円台の予算で、できるだけポイントバックを引っ張ってみようという、そういう企みです。ターゲットはこちら。愛知県三河地方で栽培されている、「大地の風」という品種です。同じ愛知米でも、メジャーな「あいちのかおり」や三河地方で獲れる「ミネアサヒ」などはネット入手しやすいですが、こちらの品種はふるさと納税以外で入手しにくいものになります。まず、この時点で１倍の画面を提示します。まずは下準備から最初に目論んでいたのは、野球の楽天イーグルスとヴィッセル神戸が買った場合に貰えるポイント2倍キャンペーンの対象日に行うことです。両チームが今回のお買い物マラソン中に試合をするのは、6/22でした。もしこの日に両チームが勝てば翌日は自動的に３倍になります。が、この日はイーグルスもヴィッセルも破れたため、お買い物マラソン中の３倍デーはなくなりました。このため、翌23日のイーグルス勝利を見届けて、6/24に決行しました。SPUを0.5ポイント上げてみますSPUについての細かい説明は、ここよりも多くのブログでされていると思うのでしません。そこまで楽天ヘビーユーザーではない私は、アプリ利用だけで0.5ポイント増だった去年の９月までは良かったなーと感じています。現在は、特に割り増しはありません。この際、いい機会だからはっきり言います。あれ、なくなると疎外感が大きいんですよ。当たり前にあったものを失いことで、「別に楽天カード所持者じゃないからyahoo！やamazonに行ってもいいや」「自分の居場所はここじゃないかもしれない」と感じる顧客が出ることを、二子玉川のビルの人たちは考えなかったんでしょうか？かつて、横浜市の幼児医療費無償化などの子育て支援から外される（正社員共働きだとクリアできない所得制限がある）疎外感が嫌になって、ちゃっちゃと本籍地の東京都に転居した私からすれば、このような「利用者に疎外感を与える行為」は、絶対にしてはいけない最後の手段だと思うんですがね。少なくとも、楽天モバイルに私がすることは今後も決してありません。なお楽天ブックスで本を買えば、条件はありますが今でも0.5Pアップするので、最低額に近い3,000円前後の本を購入しておきます。チェコじゃないスロヴァキア中欧の中央（ニッチジャーニー　3） [ 増根正悟 ]価格：3,080円（税込、送料無料) (2024/7/2時点)楽天で購入個人的にご縁のある方の本が販売時期だったので。私自身も、チェコは行ったことがありますがスロヴァキアは未訪問です。あとは、いろいろ買っていきます。【365日出荷】 BIYOUDO シリカ水 2l×9本美陽堂ミネラルウォーター水軟水美容ミネラルシリカ送料無料九州熊本産シリカウォーター阿蘇山由来保存料なし 2リットル×9本備蓄日本製保存水価格：1,420円（税込、送料無料) (2024/7/2時点)楽天で購入とあるこだわりパン屋さんで見つけたお水。子どもが気に入っているので、気を大きくして買ってあげます。靴下メンズ 5足セットビジネスソックスくつしたくつ下紳士黒グレー無地レギュラーソックス抗菌防臭吸水速乾まとめ買い 25 26 27 cm センチ oth-ux-so-1137メール便で送料無料【2セットの場合は2通で発送】【ct07】福袋価格：1,180円～（税込、送料無料) (2024/7/2時点)楽天で購入イーグルス１倍、本1.5倍、お水１倍、靴下１倍です。いま、ここでふるさと納税をすると5.5倍になるそうです。【ポスト投函送料無料】トンボ【名入れ商品】ippo 丸つけ用赤鉛筆六角軸 12本入【UD】 { 新入学文具赤えんぴつ赤単色名入れ鉛筆名入れ鉛筆プレゼント名入れえんぴつ入学文具小学生 } 送料無料沖縄/離島発送不可価格：1,087円（税込、送料無料) (2024/7/2時点)楽天で購入ちょうど、赤鉛筆がなくなったので購入。金額的に、送料別で1,000円にちょっと届かないものが多いため、送料込み1000円以上のものを探しました。炭酸水強炭酸水 500ml×24本クオスうまさを感じる強炭酸 KUOS プレーンラベルレス採水地九州日田産完全国産 / マツコ＆有吉かりそめ天国で紹介【送料無料】スパークリングウォーター OITA30CP価格：1,650円（税込、送料無料) (2024/7/2時点)楽天で購入夏場はよく消費する炭酸水です。これ、もしかしたら７月から値上げになっているかも。購入時には1,450円でした。3つくらいのメーカーのものを、ローテーションで買ってます。【送料無料】【メール便】【山口県】【下関市菊川町】【菊川町手延素麺組合】そうめん「菊川の糸」350gx2袋【素麺】価格：1,361円（税込、送料無料) (2024/7/2時点)楽天で購入komenuma夫婦は、米以外にもいろいろと食べ物に凝ることがあると自己紹介で書きましたが、素麺です。山口県下関市菊川の「菊川そうめん」です。素麺産地としての歴史は古くなく、昭和50年代ごろ、揖保乃糸に修業に行った人たちが残したもので、地場産業育成のために行っています。のど越しやさっぱりした食感よりも、小麦の強さを感じる面で、たまにいただきたくなります。つけ汁ではなく、野菜やツナ、炒り卵などを載せた冷やし中華のような形でぶっかけにすると美味しいです。細かい歴史などに興味のある方はこちらをどうぞ。これで8.5倍です。あとはラストスパートします。ワイドFM/AMラジオ 35270 モシモニソナエルスピーカー付きラジオ防災学習スポーツ中継ニュース天気予報レジャーアウトドア災害や電波障害に強いワイドFM対応ラジオ電池式定形外郵便価格：1,100円（税込、送料無料) (2024/7/2時点)楽天で購入能登半島地震以来気になっていましたが、我が家には電源のないラジオが多分ありません。この機に購入して、非常持ち出し袋に突っ込んでおきます。ビーフカレー 3個セット送料無料レトルトフードロス削減訳あり商品防災お手軽時短保存食常温保存長期保存ストック食材レトルト食品コスモ食品価格：1,000円（税込、送料無料) (2024/7/2時点)楽天で購入コスモ食品さんのカレー。こちらは、フルーティーで自信をもってお勧めできます。我が家はこの商品のファンです。コスモ食品さん、以前komenumaが仕事でお世話になった千葉県いすみ市に工場を持っており、いすみ市のふるさと納税でも取り寄せることができます。この工場の凄い所は、「市町村合併で不要になった給食センターの居抜き物件」だということです。公共施設の保有や管理という観点からは、大きなヒントになるんじゃないでしょうか。また、本社が大森にあることから「地場企業」としてkomenuma嫁が推しています。乾電池単3形 30本セット (10パック×3) アルカリ乾電池保存10年単3 単三まとめ買い長期保存備蓄防災災害対策地震大容量リモコンおもちゃ交換用お徳用箱 LR6価格：1,000円（税込、送料無料) (2024/7/2時点)楽天で購入最後の一つ、ラジオには電池も必要ですよね。とりあえず9品、楽天市場での購入はこれで終了です。あとは、ラクマでの購入次に、ラクマでの購入をしてみたいと思います。実はこの時期、農家直売のお米はラクマにはあまり残っていません。この企画を考え始めた３月頃は、そんな中、いま市場にあるものの中で試してみたいと思っていた商品はコチラです。記事執筆時点では、残念ながら売り切れになってしまっています。クーポンが付いていて、実質送料込み1800円にて「栃木県産　ゆうだい21　5kg」を購入しました。クレジットカードの認証がなぜかうまくいかず、あわててd払いで購入したので150円の支出が発生しています。そして、ラクマ初心者の私はこちらのキャンペーンの対象にもなるようです。ここまでやって、ついに辿り着きました。8,000円のふるさと納税で、1113ポイントの獲得です。これでは、ポイントに関する議論が出てくるのも仕方ないかと思います。ちなみに、私の場合にはこれに加えてさらにポイントアップが２％あります。たぶん。●楽天Payの2倍キャンペーン一つ目は、楽天ペイが行っている、楽天PayでQRコードを利用した人が楽天市場を利用するときに、月の後半だけポイント２倍になるキャンペーン。このキャンペーン狙いで楽天スーパーセールではなくお買い物マラソンにしたのですが、「39ショップ２倍」が設定されていない期間だったため、結果的にはあまり意味がありませんでした。●楽天ウェブ検索の2倍キャンペーンこれで恐らく14.5倍になるんだと思っています。（思い込みや、計算間違いがあったらすみません）最後に、今回のふるさと納税の返礼品を貼っておきます。【ふるさと納税】【令和5年産】みよし市産大地の風精米5kg　【1129000】価格：8,000円（税込、送料無料) (2024/6/25時点)楽天で購入