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カテゴリ:漫画
■□■ 蟲師 / 漆原 友紀 ■□■
■ここでの蟲とは動物でも植物でもない、微生物や菌類とも違う、もっと命の原生体に近いモノ達。それらを総じて「蟲」と呼ぶ。それらは形や存在が曖昧で、ヒトと蟲とが重なる時、人智を超えた妖しき現象が生まれ、ヒトは初めてその存在を知る。 生命とは、他をおびやかすために在るのではない。ただ、それぞれが在るように在るだけ── こうした「蟲」とヒトとをつなぐ「蟲師」である主人公ギンコが、旅の途中で様々な人々と、それに関わる蟲達に出会ってゆく。一話ごとに登場人物が異なる読みきり絵巻。■ ■22-20sの感想■ ■アフタヌーンで連載している『蟲師』。 連載当初から読んでいる漫画だが、これが結構面白い。 淡いタッチに、独特の間(ま)。 蟲(むし)は昆虫などではなく、生命体系の根幹部分に分類される生命体という設定。 だから幽霊のように(もしくは妖怪のように)見える人と見えない人がいるし、その種類は昆虫並みに多い。 日本的アニミズム、と言っていいのかもしれない。 『蟲師』はそんな蟲の専門家である蟲師が活躍する物語だ。 おそらく時代は大正時代をベースとした架空の世界で、舞台は木々がうっそうと生い茂る山岳地帯(この自然がまた美しい) というわけで平野はほとんど出てこない。 半ば「もののけ的」な魅力をもつお話だが、宮崎アニメのような少年少女が夢想する夢ではない。 どちらかといえば、森の静けさをたたえ、ほの暗い闇が迫るように一瞬ぞくっとさせられる、そんな夢だ。 一話完結が基本で、悲しいお話もけっこうある。 恋人が蟲に引き寄せられて人の形を保てなくなったり、死んでしまったりする。 だが登場人物たちはみなその運命を受け入れるように、過激な抵抗はあまりしない。 見ようによっては歯がゆい気分になるが、それがこの物語の「味」でもある。 読むたびに切なくなるのがむしろいい。 最近はアニメ化もしていて、こいつもまたいい。 クオリティーが異常に高い(嬉しいけど(笑)) あらすじが分かっていても、毎週見てもいいと思わせる出来栄え。 日曜の殺人的な時間に放送中(笑) こちらもお勧めです。■ 蟲師(1) 【 蟲師 】がもっと欲しい方はこちら! YOU RELIGIONの【 蟲師 】ショッピング ◆その他のレヴューはこちら!◆ 【マイナー漫画】の作品のレビューはこちら! 【乙一】さんの作品のレビューはこちら! 【伊坂幸太郎】さんの作品のレビューはこちら! 【滝本竜彦】さんの作品のレビューはこちら! 【沙藤 一樹】さんの作品のレビューはこちら! 【山本 弘】さんの作品のレビューはこちら! 【歌野晶午】さんの作品のレビューはこちら! 【その他】の作品のレビューはこちら! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.01.20 12:42:10
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