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22-20s

22-20s

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2006.10.26
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■□■ 三月は深き紅の淵を / 恩田陸/著 ■□■


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■鮫島巧一は趣味が読書という理由で、会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。

彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは、その屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。

たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本をめぐる珠玉のミステリー。
―幻の本「三月は深き紅の淵を」をめぐる4つの短編。

4章がつながっているようでつながってなくて、実際読んでるのも同じタイトルで、不思議な本.■



■22-20sの感想■



■恩田の作品は読めば読むほど味が出てくる。

これは今となれば恩田さんの特徴が1番あらわれた作品といえるかもしれない。
とにかくこの方は本好きなのであろうって、

これを読むとそれがひしひしと伝わってくる。


さて、内容的には「三月は深き紅の淵を」というタイトルの幻の本にまつわる話。
たった1人にたった1晩だけ貸すことが許された本をめぐる様々なエピソード…


全4部からなる構成で、ワクワク感を持って読めるという点では本作は傑出した作品。


イメージ的には“テレビドラマのオムニバス形式みたいな感じで楽しむべき作品”ですね。


個人的には切なさが1番漂っている第3章が良かった。


 「物語」は人より生み出され、ときに人を解放し,ときに人を呪縛し,そして人を超えて生きていく・・・<
そんな「物語」とは「いったい何なのか」

「人間にとって物語はどのような意味を持つのか」

などなど・・・「物語をめぐる物語」を、4編の「物語」によって、ときに象徴的に、ときにミステリアスに「物語った」のが本作品。


これを読んだ後『黒と茶の幻想』→『麦の海に沈む果実』→『図書室の海』の順で読む事をお勧めします。もう一つ言えば、これを読む前に『6番目の小夜子』を読むと尚良いかと思います。


いや、これには参りました(★★★★☆)■


三月は深き紅の淵を
三月は深き紅の淵を


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最終更新日  2006.10.28 00:50:07
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