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昨日、1月18日の日記にも書いたように、
今日19日の夕方に日本航空は東京地方裁判所へ会社更生手続申し立てを行ったというニュースが報道されました。

ここ何年か、日本航空の企業格付は低下する一方で、取引金融機関が日本航空の状況に憂慮していたことは広く知られていましたので、まったなしの状態であったことは事実です。

日本航空に限らず、巷で一流企業と言われている企業の中には、結構疲弊した状態にある企業も含まれています。

また、一流企業に勤めている方は、会社が一流というだけなのに、ご自分が一流だと錯覚している方も多いようです。
日本人はブランドに弱いですからね。
（余計なお世話ですが、『会社辞めたら、唯の人』です。）
ただ「一流」という定義もはっきりしません。

日本航空といえば、大学生の就職希望企業人気ランキングの上位常連だったと記憶しています。（ここ数年、どうなのか知りませんが）
昔、大学生の就職希望企業人気ナンバーワンだったカネボウ（鐘紡）も事実上の解体という憂き目に。
大学生にとって憧れの企業でしたから、入社した方々の能力・プライドも相当に高かったことでしょう。

蛇足ですが、日本航空とカネボウ（鐘紡）には共通点があります。
伊藤淳二という方が両社の会長でした。
カネボウ（鐘紡）は産業再生機構、日本航空は企業再生支援機構

平家物語の冒頭を思い出します。

祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。

正に「歴史は繰り返す」です。

日本航空は、厳しい就職戦線を勝ち抜いた優秀な方々で固められた企業です。
変なプライドは捨て、厳しい状況を打開して復活を遂げて欲しいものです。
私は、JAL派です。応援しています。


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