カテゴリ:読書
生誕120年ということで、東京国立近代美術館で
藤田嗣治展が催されている。 なんやかやいっても世界で一番有名な日本の西洋画家だろう。 実は奇抜な風体や戦意高揚の戦争がに積極的に関与した ということで、どちらかというと生理的にパスしていた。 画家の業とか、当時の状況を鑑みたところで 同じ戦争をテーマにしたものでも、ピカソの「ゲルニカ」 なんかとはスタンスが全然違う。 ただ今回展示会にちらんだ画像なんかを見ると 作品は作品として評価をしないといかんのかなあとも思う。 この本は、最初の妻、とみとの書簡をとっかかりに 藤田の人生を描いたものです。 一部認識を改めるところや、やっぱりなあという部分もあり なかなか面白い。 評伝は結構好きで。いろいろな人物のものを読んでいるが 画家を扱ったものがなかでも一番面白い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年04月12日 19時51分48秒
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