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終活日記

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2006年11月21日
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カテゴリ:読書

2004年の北海道警察の裏金づくりの告発のニュース
は衝撃的だった。
裏金づくりという不正もそうだが、告発したのが
元幹部というところにあった。
裏金づくりに加担していてなんじゃという意見も
あったようだし、おいらもそういう感想はもった。
ただそれが契機になり、全国の警察の裏金づくりの
実態が次々と明らかになつたのも事実。
本書はその当の幹部が書いたもの。
警察官という仕事に愛着を持つがゆえに、隠蔽ほかの
警察組織の体質に眼をつむることが出来なかった3人の男が
スポイルされていく顛末を綴っている。
現在原田は弁護士とともに「警察ネット」という
警察の不正を明らかにしたり、この3人のような内部告発者
を支援する組織に参画している。
警察の組織的な不正は、その後も散発的に露見しているが
一般の企業にもありえるなあという感想を持つ。
内部告発などというと、どうも裏切り者というレッテルを
貼られがちだが、実情を知る内部の人間が告発しないで
どうして不正を明らかにできようか。
マスコミも発覚当初は騒ぎ立てるが、時間がたてば
ウケを狙える話題に体制をシフトして行く。
組織の実態というのは、外部の人間にはなかなか分からないもの。
類書がもっと出てきてもよいではないか。






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最終更新日  2006年11月21日 13時06分36秒
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