カテゴリ:映画
「日の名残り」を取り上げるつもりだったが 気が変り「マディソン郡の橋」にした。 おいら公開時に女の子(注;ひとまわり以上年の違う女性を こう表現している。いまのところは。笑)と見に行った。 おいら本来、映画はひとりで見たい人なんだが 進展のないつきあいに突破口をという目論見だった。 別れのシーンにうかつにも涙を流したが となりの彼女はあっけらかんとしている。 妙なギャップを感じて、突破口の予定が終焉の助走になった。笑 原作はバカにして(おいらベストセラーは読まない)読まなかったし 映画もそれほど見たいというほどでもなかったのだが、 時を経て今部屋の中でじっくり見てみるとなかなかいいではないか。 こういう映画、役者がヘタだと話にならんが さすがメリル・ストリープ。 歩き方まで田舎の平凡な主婦になっている。 冷蔵庫のドアを足で閉めるというのはやりすぎだが。笑 ストーリーはあえて省略するとして、ロバート(イーストウッド) が家の扉を静かに閉めるのを見て、「いい人」とつぶやくシーンも、 恋愛に発展する過程としていい。 「生涯でただ一度の確かな愛」とかいうセリフも、いっけんクサイ ようだが、この「確かな」がこの映画のテーマなのではないか。 不倫という視点や役者の年齢といったような、些事は捨てて 中年の純愛映画として見るのが、この映画の正しい見方ではないかな。 「日の名残り」といい、こういう映画が最近心にしみる。笑 評価 ☆☆☆☆☆(思い出もプラスして) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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