終活日記

ダンシング・ヴァニティ
いつも文章を書くときは、同じ単語やフレーズの
使用を極力抑えようとしているが
この小説、そんなものをあざ笑うかのように
反復の繰り返し。（？）
反復だけでも、繰り返し入っているのか。笑
言葉変えても、同じ意味を重ねてはいかんはなあ。
ページ数稼ぎかと思ったら、微妙に違っていて
斜め読みすると同じなんだが、妙に効果的。
しかし、死夢なんてでてくるから、頭が混乱してしまう。
内容は読んでのお楽しみで、いつもの筒井の世界。

関係はないが、ケン・グリムウットに、人生を繰り返す
「リプレイ」なんいうＳＦ小説あるが、これはおすすめ。
アドリブでかいているから、なんでもでてくる。笑

まあ、筒井康隆。
今でも熱烈なファンがいるとは思うが、学生時代は
おいらもそのたぐいで、手当たり次第に読んでいた。
ところが、あの断筆宣言で見捨てていた。
それでも「文学部唯野教授」なんかは読んでいるが。
要するに言動が鼻についてきたからだ。
誰とは言わないが、お笑いタレントが売れてきたりして
司会なんかをするようになると、妙に権威くささを
だしてくるあんなふうな感じ。
筒井の主旨はよく分かり、いちいち「差別表現」などと
目くじらたてられていては、小説なんて成立しない。

時が風化させるというが、久しぶりに読んで
みたくなったわけだ。笑
やっぱり面白いですぅ。
巻末に参考資料が載っていて、その中に「精神分析用語辞典」
があり、ニヤリとした。
かなり昔、筒井がネタ本にしていると書いていたからだ。
実はおいらも、感化されて買ったのです。
古い本で、当時の１万円ですよ。笑
最近は赤貧で、こういう、冗談で本を買うということ
はなくなったが。

体かウォーキングに出かけようとしていて
頭が乖離していて、何を書いているのか
まとまりがなくなった。笑