カテゴリ:読書
北大路魯山人という生き方 食べものにたいして、食わず嫌いというのがあるけど、 こんなもの、学生時代に下宿すればいっぺんに直る。 もっとも今時の学生に、そんな飢餓感あるか知らないけど。 同じような意味で、名の通った人物を毛嫌いする 知らず嫌いというのもある。 ひとつの印象で、その人物の全てを決め付けて よく知りもしないのに、嫌うことだ。 おいらにとって魯山人なんか正にこのタイプ。笑 偉そうな、傲慢な、もの言いがしゃらくさい といった印象だ。 才能そのものよりも、一部の取り巻きが、必要以上に あがめるという、オウムの麻原彰晃みたいなもんだ と思っていた。笑 過去にも、三島由紀夫や寺山修司なんかがこのタイプ だったんだが、一度作品に触れ、生き方なんかを知ると 豹変して、ファンになったりなんかした。 さて魯山人はいかがでしょう。 なんて気持ちで読んでいた。 独学で研鑽したり、人間国宝の推挙を蹴るなんていう 反骨精神は共感できるものの、晩年の挙動は 人間が小さいというか。 作品は陶芸しか見たことないが、渋いとは思うけど そんないいいと思った印象はない。 生き方というより、作品そのものに、再度ふれて見るのが 再評価にはよさそうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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