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終活日記

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2008年11月25日
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カテゴリ:読書

マキノ雅弘
生誕100年なんだとか。
といっても、マキノを知っている人は少ない
と思うが、津川雅彦の叔父さんといったほうが早いか。
その津川も最近監督なんかやっているが
マキノ雅彦と名乗っている。
まあ親戚ひっくるめて、映画の家系といってもよい。
雅弘の父、省三は日本映画の父などといわれている。
そういう生まれだから、映画ばかりの人生だ。

当時は、監督や脚本など明確に分かれていた時代ではないから
なんでもかんでもやっている。
映画の内容も、チャンバラから恋愛物、喜劇となんでもありだ。
そうやって作った映画が260本あまり。
日本映画の黄金時代を支えていた。

巻末のフィルモグラフィを見ると、72年の藤純子の引退記念映画
「関東緋桜一家」が最後の監督作品だ。
おいら自身は、これ前の「日本侠客伝」や「昭和残侠伝」
などはまだ記憶に残るが、それ以前のものは見たのか見てない
のかも記憶にない。
子供の頃、いくつかはテレビで見たような気がするが。
日活ロマンポルノが始まったころで、この頃に古い日本映画
の時代が終わったともいえる。
「歌謡曲」がなくなったように。

この本、映画の作り方に重点を置いているから
マキノの個性がよく分かって、伝記などというより
ある意味では面白い。
当時、映画はビジネスなんていうよりも娯楽なんていったほうが
よいから、低予算で1週間で1本とか1日に2本同時に撮る
とかいった無茶苦茶な時代だ。
当然、芸術性などと無粋なことを言ってもしょうがない。
ただ、カメラあるいはフィルムなどの持つ特性を試行錯誤
していた時代だから、映像としては退屈しない。

よく歌が挿入されていたとあるが、確かにミュージカル
でもないのに、いろんな場面で歌を歌っているシーンがあった。
最近面白い映画が少ないが、時代をさかのぼって
マキノ作品などもまとめて見たいな。







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最終更新日  2008年11月25日 08時48分42秒
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