カテゴリ:読書
日本語は死にかかっている 「ムツゴロウ先生」とか「マンボウ先生」などと 呼ばれたりしている人物を、生理的に受け付けていなかったが、 この「リンボー先生」も同様で、最近いろいろ出版物が目につくが、 ほとんど無視していた。 ところが、気まぐれで本書を読んだわけだが、うなずいたり 教えられたりで、ちょっと見直した。 別段難しい本ではなく、数時間もあれば楽に読める。 死にかかっている、とやさしい表現をしているが 死んでしまっているというのが現状ではないか。 まず槍玉に上がっているのはテレビの影響だか テレビ批判はまた別の機会にするとして、その原因としているのを 引用すると、「ろくに漢字の読めないアナウンサーが、 言葉を知らない放送作家の書いたものを読み、それを志の低い プロデューサーやディレクターが制作している」ということ。 同感だな。笑 話し言葉は相手が様々だから、コミュニケーションを 阻害しないような言葉を使っているが、書き言葉は おいら、このブログでもかなり気を使っている。 ただ、あまり堅苦しくなるのも面白くないから 一人称もおいらにし、今時の言葉も使う。 しかし、日常ではおいらなんて使わないし、 なにげになんていう表現も、なにげにではなく 意図的に使っている。笑 書き言葉ばかりでなく、最近の若者の「て」を「てゃあ」 というような名古屋弁みたいな発音も気になる。 日本語は表現の豊かさから言ったら高級な言語ではないだろうか。 最近俳句なんてやりだして、特にそう思う。 達人とまではいかなくても、野卑とか下品な言葉は慎みたいものだ。 とは言え、ブログは遊びのようなものだ。 くだけた表現でいいと思うが、意図的に使う場合は 「」書きにでもするかな。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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