2021/07/23(金)21:42
「活劇映画と家族」 筒井康隆
病室が変わった。
当初、足の具合が悪いということで、個室の無菌室に
連れ込まれたのだが、偶然空いたということで、部屋を
日差しも良く、変な機械もないので、感覚的には、
倍くらいの開放感がある。
病院も、娑婆と同じで、土日、連休などは、人員も少なく、
大きな検査や治療などもないから、静かである。
で、日がな活字を追っていた。
この本、初期の「リオ・ブラボー」、「ハタリ」といった西部劇に見られる
実際の家族愛や仲間が集まって出来上がる、家族性の考察かと思ったのだが、
ストーリーの描写ばかりで、表紙のこしまきにある、炸裂も爆発もなかった。
この時期の出版の意図はなんなんだろうか。
筒井と出版社のオナニズムとしか思えない。汗