渋温泉
今年の盆休みは短い(11~14日)ので、さくっと渋温泉へ行ってきました。直前になっても宿は取れるもんですねぇ(楽天トラベル利用)。そういや去年の盆は前々から予約して、黒部ダムへ行ったんだっけか。ここんとこ行楽といえば長野づいてる我々…なぜか不思議だ、なにか強く惹かれるものでもあるのだろーか。で、私は『渋温泉』と聞いてピンとこなかったんですが、だいぶ前に「アド街」で紹介された温泉地なんですね。そういわれてみればそんな気が。こちらを朝早めに出て、(途中C2にハプニングあり。それはまた後ほど)渋温泉に着いたのが15時くらい。これはのんびり走ったからで、直行すればも少し早く着きます。長野だし山の中だし、涼しいのかと思っていたらとーんでもない!下界と同じくらい暑いのでした。35度。今年は珍しいくらい暑いのだそうです。お世話になったお宿は『玉久』さん。お盆の時期に一泊二日二食付きで大人一人\11,000 安っ!案内された部屋が、5~6人で使う部屋だろうと思われるくらいの広さで「んー、大人数用に空けてあった部屋なのかなぁ」とか考えちゃいました。部屋で見つけたのがこんな鏡台、今ないよね。ハチの巣は宿の大広間にも置いてありました。この電話機、まだ使えるのかしら(汗)。渋温泉は宿の中の温泉に入るのがメインでなくて、外湯を回るのがポイントだとか。宿の人が説明してくれました。まず、これ↓を持って外湯へ出かけます。裏に宿名が書かれてます。この『巡湯手形』に付いてるカギで、全部の外湯のドアが開けられます。ドアはオートロックなので外からは勝手に開けられません。このカギ、どこの宿のどのカギもみ~~~んな同じものなんだそうです(^_^;)だからこれさえ持って行けばどこの外湯のドアも開けられるんです。複製しにくいディンプルキーなのにこれだけ用意するのは大変だったんじゃないかと思うのですが…外湯は全部で九つ。九つって聞いて風呂好きな人なら「一日で回りきれるやん」って思うかもしれません。が、これが意外と難しい。ウチらが行った日が暑かったというのもあるかもしれませんが、なんつってもお湯が熱いです。うっかり手が突っ込めないくらい熱っ!原泉をそのまま引いてきて、温度調節は入る人がやる(爆)。って言ったって、家庭風呂の2~3倍はある湯船だから温泉にしちゃ小さいけどね。大人が5~6人入ったらもういっぱいって位の湯船ですからねー。水を入れてうめるにしても時間がかかるかかる(-_-;)。だから熱いままでも我慢して入る…。そそ、外湯には“洗い場”とか“カラン”などはありません。セッケンなど使うスペースないし、使ってる人居ないし。ホントにどぼんと浸かって温まるだけの温泉なんです。もし「体が汚れてるなー」って思うなら宿のお風呂で体を洗ってから外湯へ出かけるといいでしょう。熱い湯、広くない風呂と脱衣場。長居できないからさっさと出て次の湯へと向かう。外に出ても暑い。一度に3カ所くらいで疲れました~(笑)。しかも汗だく~。浴衣で出かけて正解!宿へ戻って浴衣を着替えました。そして夕食まで一眠り。食事はしゃちこ張ってなくてホッとできるような感じで、とても気に入りました。そして評判通り美味しい。楽天トラベルのレビューに「料理が美味しい」という書き込みが多かったらしいです<相方談。ウチらは豪華絢爛な食事など要らなくて、適度な量でいいから素材が良くてシンプルに作られた“ご飯”で充分なのです。ここの食事はちょっと工夫した部分もあるけど、割と家庭的な出来上がりの料理でした。量も多くなく少なくなくちょうどいい感じ。それでも締めのご飯に手が付けられなかったんで、出してもらったお櫃ごと部屋に持ってきてもらいました。もちろん熱いお茶と追加でお漬け物(自家製のぬか漬け、これがまたんまい)も。二度目の外湯巡りに出て帰ってきてからこのご飯をいただきました。ああ、満足まんぞく。翌日、出発前に渋温泉全体をぐるりと見て回りました。上:一番湯(未制覇)下:二番湯(未制覇)三番湯:制覇。切り傷や皮膚疾患にいいとか。四番湯:制覇。宿の隣にあり、痛風にいいらしい。五番湯:制覇。通りがかりの人は相方。六番湯:制覇。目にいいお湯。一番最初にここへ行きました。上:七番湯(未制覇)下:八番湯(未制覇)上:結願湯の男湯下:結願湯の女湯。制覇。渋大湯ともいい、男湯と女湯が背中合わせになってます。湯船もちょっと大きめで、その分お湯が熱いです。ぶらぶらと歩いていて、名古屋では見かけない昆虫を見ました。でっかいおにやんましおからとんぼ(私にはどれも同じに見える…)みんみん蝉こちらはミンミン蝉の動画。音も入ってます。前半後半蝉がしっぽを振るような動作で鳴いているのがわかるかなぁ?最後に余分な声が入ってますが気にしないで。蝉が飛んでいったのにちょと驚いただけですから。帰りは渋温泉から志賀高原へ抜けて、軽井沢にはいるのは避け、岡谷・諏訪湖あたりから153号線をひた走って帰ってきました。渋温泉は暑かったけど、志賀高原はさすがに涼しかった。なにげに日本一高いところを通っている国道も走ってきましたが、そこら辺の気温は19度!まるっきり別天地でしたー!渋温泉でまだ制覇してない外湯があることと、なかなか手頃なお宿に泊まったことで、渋は今後も通いたい温泉地になりそうです。