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オンディマンド・バリアブルで創業する。それも地場の商圏での創業ができる

オンディマンド・バリアブルで創業する。それも地場の商圏での創業ができる

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23104土田

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2014.04.30
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中小印刷業のための、オンリーワン戦略考 (2014/4/30)
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416号  フルデジタル印刷の創造的破壊ができる企業13
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川上ワンストップモデル(フルフィルメント化)
川下ワンストップモデル(フルフィルメント化)
高度専門型モデル(専門特化)
商品・技術開発型モデル(高付加価値化)
製本コーデネート型モデル(ソフト化サービス化)

全日本製本工業組合連合会の「製本産業ビジョン 2018」の題目です。
従来型の発想での、上に下にM&A
新技術を持つ企業とのM&A
販売会社・マーケティング会社とのM&A
と、企業買収・子会社化による親会社(グループ会社)
の事業継続と、拡大・発展の方程式です。

既存の組織・発想による横の拡大です。
業界の市場縮小への対応として、一時的には、有効な手段です。
ただし、仕事の質の変化が伴わなければ、同一生産性しかできない。

同質の仕事の量の拡大は、M&Aの企業との合体だけでは、労働生産性は向上しない。逆に低い生産性でやっていた場合、労働者を減らして生産性を維持しなければならない。そのためのカイゼンは必須です。
売り上げ維持のための策としては、愚策です。一時しのぎの策なのです。従来型の仕事は、劇的な生産性向上は望めない。市場シェアを維持するための策でしかありません。
作業の質を変えなければ、生産性はあがりません。
印刷市場は、成熟市場です。成熟市場では、自動化による生産性向上が残された一手です。

自動化=デジタル化=IT技術と、印刷の自動化は、密接につながっています。

各印刷機器には、イントラネットによりネットワークで結ばれていて、
情報の伝達は、スムーズに行えます。
と同時に、作業管理情報は、CIP4により、作業発生時から、
JDFとして、PDFに組み込まれ、そのデータを見ることで、
紙の搬入・機器の調整と、対応します。

当然、各作業における点検・始動点検・ためし作業にかかる
消耗品・交換部材など、自動化だけでなく、機材の点検・保守と
あいまって、高い生産性が保持できることを、理解しなければならない。

オンデマンド機においても、1台2台の同時故障で、
半日つぶれることは、ざらです。
そのための、しわ寄せは、色々なところに及びます。

数台の同一マシンを使っていても、個癖が出ます。
故障しやすいところ、へたれが出やすいところ、
新品の部品に換えたのに、故障が多発する機械。
稼働率が、飛びぬけて悪い機器があるのは、事実。

くるみ製本を有するフルデジタル印刷システムとなると、
プレスでのトラブルを、アフタープレスでどう対処するのか、
まだまだやってみないと理解できないことが、多いのです。

しかしながら、専門特化して、使う紙も同じ、
PDFのデータが違うだけとなれば、
フルデジタルのメリットが、はっきりします。

判型も、紙も違うとなれば、紙の取替えだけでも、
時間がかかるので、そういう仕事は、採算が合わないでしょう。

ですので、講談社が文庫に絞って、対応するというのは、フルデジタルのアナログ(紙の取換)を排除した流れを作ろうとしているのは、堅実ですばらしい。
http://www.pjl.co.jp/news/event/2012/12/4589.html
2012/12/10のニュースです。
すでに、2年を経過しましたが、経過・追加のニュースがありません。
そのうちに、全てが整ってから発表があると思います。

フルデジタルによる印刷システムは、従来のオフセットより、格段にスピードアップします。トータルスピードで。
刷りが、時速1万枚は、出ませんが、多品種・小ロットが主体になる事業では、確実に、スピードアップです。
オンデマンドでの菊4までが、全紙へと大きさが変わることで、スピードが4倍?
オフセットで、CTP無しで、版変え時間ゼロ? つまりセッティングしている間にすり終わりというスピードです。

製本の大型・高速機で、大量処理できる設備をもっている会社にとって、ドル箱であった、書籍(文庫・コミックなど)が市場縮小です。
じょじょではありますが、経営に大いに影響します。右肩上がりの時代には、最新鋭機を導入して、スピードアップして高い生産性を保持し、顧客との信頼関係が築けたが、発注量が減少する中では、投資はできない。

この時代に用意されているのは、フルデジタルという未知の領域です。
印刷の概念を破壊しなければ、フルデジタルの常識が手に入りません。
WEB受発注→自動組版→PDF面付け→刷り→自動製本→自動梱包→発送
という、人手が入らない全自動システムなのです。
この仕組みを、どう使って、どう儲けるか。
刷れば儲かるという時代は確実に終焉です。
ネットでの新市場創造・コンテンツ制作・マーケッティング・プロモーション・受注・生産・発送と、事業自体を、マーケッティング工学で構築する時代だそうです。



さあ、みんなで考え、行動しましょう。
今週は、ここまで。















編集雑記

「中小印刷業創業のための、戦略考」

発行責任者:土田 文利

※公式サイト こちら→ 楽天ブログ

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Last updated  2014.05.01 03:20:43



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