霧島登山マラソンの思い出(後編)
宮崎走ろう会の谷○さんが「順位を狙うなら5,5キロで前に行っていないと山道に入ったら順位がつかないよ」と言っておられた。意味が良くわからなかったが、実際に給水所から山岳道に入ってすぐその意味がわかった。つまり、道が狭い上に急勾配。例えば下山者とすれ違う場合はどちらかが立ち止り、道脇によけないと離合できないのだ。それよりも5,5キロ走ったことでその影響がじわりじわりと足に来て、前の人を追い抜く馬力がないのだ。太腿が上がらない。日頃、足上げ30回程度の筋トレでは何の役にも立たない。昔10階建てのビルの階段を、毎日1階から10階までゆっくり2段ずつ上がり、1時間かけて10往復していたことがあったが、それなら何とかなるかもしれない。少し歩いては屈伸運動、また歩いてはアキレス伸ばしの繰り返し。この間後続者を前にやる。頂上まで残り1キロ位の場所で、ゴールした選手が次々に下山して来る。さすがにトップ集団はみんな若い。20歳代だろう。そして何よりも体形が違う。見た瞬間「速いな」と判る。そこで私が考える長距離が速い人の体形。足が筋肉質でスラリと長く見える?。ふくらはぎは思ったより細い(しかし筋肉)。足が日焼けして浅黒い。上半身(胸囲、腕)は以外に細い人が多い。腹が出ておらず無駄肉がない。痩せ型が多い・・・・。それに比べ我々後続集団の場合はと言うと、例外もあるが見た感じとして前記体形の逆が多いような気がする。例えば私の場合。62歳。自称身長170cm。体重68キロ。胸囲105cm。腰(今計測したら何と99cm)でほぼストレート(いつの間にか腰のくびれがなくなっているぞ。毎朝腹筋500回もするのに)。太腿はまぁまぁだが、ふくらはぎが大きい(若い頃は柔道選手)。顔は赤黒(焼酎焼け?)だが足は結構色白。悔しいけどこれではトップ集団にはなれないなぁ・・・。というようなことでなんとか頂上にたどり着く。景色は最高だが寒い。長居をすると風邪を引くぞ。黒砂糖2個もらい、ブログ用に写真を数枚写すとすぐ下山。この下山も予想以上にきつかった。予想以上に距離も長かった。良く登ったものだと感心する。給水所からは自衛隊の車でスタート地点まで輸送してもらった。この大会は自衛隊の協力があるから長く続くだろう。富士登山駅伝のミニ版だろう。近くの温泉に入り、午後3時からは閉会式。その後懇親会。車のためビールが飲めないので、日本一になった「宮崎牛」と「握り飯」2個を頂き、高速で自宅に。300mlの缶ビール(第3のビール)2本&霧島焼酎を飲んだことは言うまでもない。さぁこれで足の筋肉がある程度丈夫になっていることは実証できた。次はいよいよ40日後の「青太フルマラソン」だ。これはハーフや登山マラソンのようには行かないぞ。何しろ距離が長いからなぁ・・♪。しかし距離と言えば世の中には100キロ「ウルトラマラソン」という大会がある。宮崎~延岡間より長い・・。