|
カテゴリ:SF
ローダン率いるテラ艦隊は、ついにアンドロメダ本星雲への「門」とされる座標に到達します。しかし、そこには守備艦隊の代わりに、宇宙で最も危険な天体たちが「踊る」死の領域が広がっていました。
1. 超科学設定:双子の中性子星「地獄のペア」 MdIは、二つの中性子星をハイパー・エネルギーによって人工的な軌道に固定し、その周囲に強力な重力の渦を作り出していました。 重力波の乱舞: 二つの巨星が高速で回転し合うことで、周囲の空間は引き裂かれ、通常の宇宙船が侵入すれば一瞬で圧壊します。この「巨人のダンス」こそが、本星雲への唯一のルートを塞ぐ天然かつ人工の城壁でした。 時空の歪み: 強烈な重力は時間の流れさえも歪ませており、外部からの攻撃やセンサーによる観測を無効化しています。 2. 本作を象徴するガジェット:物理法則に抗う技術 この「地獄のダンス」を突破し、死の重力圏から脱出するために投入された装備です。 重力中和補正器(グラビティ・イコライザー): 《クレストII》の全エネルギーを注ぎ込み、船体の周囲に局所的な「反重力バブル」を展開。中性子星が引き起こす数億Gの潮汐力から乗組員と船体を守ります。 USO特製「ハイパー波誘導ビーコン」: 重力で歪んだ空間の中に、一瞬だけ安定した「通り道」を作るための高出力発信機。これをミサイルで先行射出し、その航跡をなぞるように艦隊が進みます。 グッキーの「空間感覚同期」: 機械のセンサーが狂う中、グッキーが自身の空間把握能力を艦のコンピューターに直接リンクさせ、重力の「結び目」を避けるための操舵をサポートします。 3. クライマックス:死の舞踏からの脱出 MdIは、重力に翻弄されるテラ艦隊を狙い、射程圏外から長距離ハイパー砲で狙い撃ちにしてきます。まさに「地獄のダンス」に巻き込まれながらの絶望的な戦いとなります。 しかし、アトランの冷徹な計算とローダンの直感が重なります。彼らはあえて中性子星の重力を利用して「スイングバイ」を敢行。限界を超えた加速で重力の檻を食い破り、MdIの予想を上回るルートで包囲網を突破しました。 その先に広がっていたのは、ついに姿を現したアンドロメダ本星雲の輝きでした。 宇宙英雄ローダン・シリーズ 電子書籍版198 最後の砦 【電子書籍】[ H G エーヴェルス ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.05.17 00:00:07
コメント(0) | コメントを書く
[SF] カテゴリの最新記事
|