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カテゴリ:SF
エネルギー警固軍の猛烈な追撃を振り切るため、《クレストII》はツーノーザーの案内のもと、アンドロ・ベータの外縁部に位置する、濃密なハイパー放射線の霧に包まれた未知の小惑星帯へと潜入します。そのナビゲーション不可能な迷宮の最奥に存在していたのが、島の主(MdI)の絶対王政に反旗を翻し、宇宙の「法」から逸脱した様々な異星人たちが身を寄せ合う秘密基地「無法者のキャンプ」でした。
1. 舞台:多種多様なエイリアンが息潜める「自由の要塞」 アジトは、くり抜かれた巨大な小惑星の内部に築かれた、ハイテクと原始的な生活が同居する奇妙な密造都市でした。 冷徹な「無法者」たちの品定め: ここにはツーノーザーだけでなく、MdIによって母星を滅ぼされた種族、警固軍を脱走した兵士、危険な密輸業者など、一癖も二癖もあるアウトローたちが数万人も隠れ住んでいました。彼らは突如現れた銀河系の巨艦《クレストII》とテラ人を激しく警戒し、敵か味方かを見定めるためにローダンたちに過酷な「対話」を要求します。 内通者の影: 鉄の団結を誇るはずのキャンプでしたが、実はその内部に、エネルギー警固軍の恩赦(罪の帳消し)を狙ってアジトの正確な座標を密告しようとする裏切り者(内通者)が潜んでいました。 2. 本作を象徴するガジェット:アジトの信頼を勝ち取るための装備 ならず者たちの警戒を解き、背後に迫る警固軍の伏兵をいなすために投入された装備です。 多次元「カモフラージュ・プロジェクター(霧のカーテン)」: 無法者たちが独自に開発した、小惑星帯のハイパー放射線と完全に同調する特殊な隠蔽フィールド発生器。外部からのあらゆるレーダーや精神波スキャンを100%遮断します。 USO特製「メンタル・ポリグラフ(嘘発見グリッド)」: アトランが持ち込んだ、言葉ではなく「脳の自律神経とニューロンの電気信号」を直接スキャンする小型デバイス。アジトの中に潜む警固軍の裏切り者を特定するために使用。 高エネルギー「重力パルス・アンカー」: 《クレストII》の周辺に展開された、敵の空間跳躍(リニア・ジャンプ)を強制的に阻害するフィールド。密告によってアジトのすぐ近くに実体化しようとする警固軍の先遣隊を弾き出すための迎撃装置。 3. クライマックス:裏切り者の摘発と、真の共闘 ローダンとアトランは、キャンプの指導者たちとの緊迫した交渉に臨みます。テラ側が「我々はMdIの心臓部をすでに破壊した」と伝えても、長年支配の恐怖に怯えてきた無法者たちは容易に信じません。その最中、アトランの「メンタル・ポリグラフ」が、交渉の場にいた幹部の一人が不自然な精神パルスを発していることを検知します。その男こそ、すでに警固軍にアジトのシールド解除コードを送信し終えた裏切り者でした。 直後、アジトの周囲の宇宙空間にエネルギー警固軍の奇襲艦隊が出現。しかし、ローダンが事前に展開していた「重力パルス・アンカー」により、敵艦隊は小惑星の岩盤に直撃する形で次々と自滅します。 混乱するアジトの内部では、裏切り者が証拠隠滅のために「カモフラージュ・プロジェクター」を破壊しようと暴れますが、グッキーのテレキネシス(念力)によって一瞬で取り押さえられました。 テラ艦隊の圧倒的な防衛力と、身を挺してアジトを守ったローダンたちの誠意を目の当たりにした無法者たちは、ついに彼らを「本物の救世主」と認め、大歓声で迎え入れます。こうして、アンドロ・ベータを支配するエネルギー警察を打倒するための、史上最大の「反抗同盟軍」が正式に結成されたのです。 【中古】 ツーノーザー収容所 / ウィリアム フォルツ, 松谷 健二 / 早川書房 [文庫]【ネコポス発送】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.06.26 00:00:09
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