髭はまだ伸ばせるが・・・
こんばんは、ほうとうです。
みなとみらいホールで行われた、読響第61回みなとみらいホリデー名曲シリーズに行って来ました。
曲目は、R.シュトラウスの交響詩「死と変容」、セゲルスタムの交響曲第252番「ヒッグス粒子に乗って惑星ケプラー22bへ」、シベリウスの交響曲第2番ニ長調。
指揮は、2曲目の作曲者であるフィンランドのセゲルスタムさん。「北欧の巨人」というニックネームが付いています。
白髪に白いあごひげの風貌で、赤い衣装を着させたらサンタクロース?
さて、彼の交響曲ですが、ヒッグス粒子が無秩序に飛び交う様な曲想で始まります。途中からあちこちのパートで強いシンコペーションのリズムが奏されるのですが、夜中に鳴く牛蛙の声の様でもあります。
面白い曲でした。
セゲルスタムさんは、テンポの揺れが大きい方で、「人間が音楽をやっているのだから感情に従って当然」と考えている様な気がします。
特にシベリウスでは顕著で、最後のファンファーレでは、どんどん遅くなって、管楽器の伸ばしは続かなくなったので、次の拍の頭で入り直す感じでした。
彼の髭ならまだ自由に伸ばせますが、管楽器のロングトーンはいつまでも伸ばすことは出来ませんね。