しっとりと春
こんばんは、ほうとうです。今日は、旧甲州街道の上野原から大月までの約22キロを歩きました。天気予報で小雨模様と言っていたので、ぬかるみそうな山ではなく旧街道の桜など眺めに行ったのです。上野原駅から中央自動車道を越え、国道20号線に出、市役所の西から県道30号線に入ります。旧街道は、桂川の深い谷を渡れないので、鳥沢の東まで山間部を通っているのです。そのお陰で静かな歩きを楽しめます。まず、鶴川を渡ると川沿いに桜が綺麗に咲いていました。鶴川宿もかつての雰囲気を留めています。談合坂SA(下り)近くにある西光寺の桜も惹かれます。上りのSA近くの矢坪集落は、小田原北条氏と甲斐の国人小山田氏が激戦を繰り広げた古戦場ですが、今では桜や桃など色々な花が咲き、古道は手入れされており、まるで桃源郷に迷い込んだかのような美しい里でした。犬目宿や君恋温泉付近にも古道は残っています。国道20号に戻り、鳥沢宿を過ぎると、西に大月のシンボル岩殿山が見えて来ます。日本三奇橋の一つで、名勝に指定されている(深い谷に架かっている木橋だが、橋脚は無く、四層のはね木で支えられている。)猿橋を見て、駒橋発電所付近の桜と、すれ違う中央本線の列車を見送って、大月駅に到着しました。(所要時間約7時間半)静かで美しい風景に大満足でした(日帰り入浴できれば、パーフェクトだったけどね。)。