もう一つの・・・
こんにちは、ほうとうです。 江若国境の山をスノーシューで歩こうと予定していましたが、現地は大雪で山に近付けないとのガイドさんからメールがあり、延期を決め、さてどうしようかと考え、先週の「龍門山」に続いて今度は奈良県吉野町の「龍門ガ岳(竜門岳)」(標高904m)に登って来ました。 林道の途中に数台駐車可能な場所がある(バイオトイレも設置してあった)とのことですが、歩く距離が短くなってしまうことから、吉野運動公園内の駐車場に駐めさせてもらい、県道28号線を渡って山口集落に入ります。 林道への目印となる吉野山口神社、これに向かって左の道へ入って行くわけですが、この境内には紀州の殿様徳川吉宗(後の8代将軍)が寄進した石灯籠があります。無事な参勤交代のお礼に寄進したそうですが、紀州の殿様は旧伊勢街道を使って旅していたんですね。 さて、集落から林道に入り、坂に傾斜が出始めると久米仙人窟跡の石碑があり、すぐに龍門滝で、二段20余mの滑滝です。期待するほどのものではないですが、滝の脇が凍り始めています。 その少し上に龍門寺跡があり、礎石が残っています。このあたりでワタクシに気付いたイノシシ2頭が山の中に逃げて行きました。 衣類調節をして、山道の段を上って行くと、沢の水が凍りキラキラ輝いて綺麗です。 堰堤もバリバリ凍っています。 沢から離れ、細い尾根道を直登し、肩に出ます(積雪約5cm)が、もう一段登ると神社のある山頂です。ここでは眺望は効かないので、北側の鉄塔の所まで下ってみましたが、ここも樹が伸びていて熊ガ岳の山頂部分以外見通しは効きませんでした。 さて、帰路で堰堤を過ぎると、道の左下から水が岩を打つ音が聞こえて来たので、確認してみると、滝の両側が見事に凍っています。 30m近い滝が凍っていい眺めです。後でガイド本を確認したところ、これは奥ノ滝と言うそうです。 なぜこの山が300名山に選ばれたかは?です(談山神社まで歩くとgoodなのか)が、凍った滝を眺められたから良しとするか。