しま山第2弾
こんばんは、ほうとうです。 19日(日)、広島湾に浮かぶ江田島の古鷹山(標高394m)とクマン岳(標高400m)を縦走して来ました。厳島(宮島)と江田島・能美島・西能美島(3島が陸続きになっているので、地図上ではザリガニの形に見える)とで、広島港と呉港の蓋のような位置にあります。 ガイドブックでは、この二座を縦走する場合、島の北側にある切串港をスタート・ゴールとし、周回するコースがよく紹介されていますが、南側にも登山口があって、近くに小用という港町があり、宇品とも航路で繋がっているので、宇品(港)-小用(港)・・奥小路登山口(トイレ有)・・古鷹山・・クマン岳・・北稜線・・切串(港)-宇品(港)と通り抜ける縦走としました。 小用行き高速船着岸 高速船だと江田島東岸の小用まで約20分で行けます。 高速船が江田島北端を回り込むとき、これから歩く稜線を見ることが出来ます。 小用で上陸後、国道487号線をしばらく西へ歩き、短いトンネルを2つ過ぎると、駐車場・トイレのある奥小路登山口。看板絵地図の裏から山道に入ります。 初めは尾根の取り付きにあたるので、急傾斜の階段を上ります。 風化花崗岩の道を登って行くと、見通しが良くなってきて、眼下に 海上自衛隊術科学校と江田島湾や南東の (平清盛が開削したと言われる)音戸の瀬戸方面が見渡せます。 途中、自衛隊員らしき人が走って行くのとすれ違いました。かつて自衛隊学校の場所は、海軍兵学校があったので、「坂の上の雲」で有名な広瀬中佐もしばしば登ったそうです。今も海を守る人達に登られる山なんですね。 三角点山頂西の鞍部に立つと、古鷹山がすっくと立ち上がっています。 ロープや鎖のある岩場を連続して通過すると、 古鷹山山頂です。 古鷹山山頂から宮島方面 古鷹山山頂北側から広島市街 古鷹山山頂から北へ露岩の多い急坂を下り、一旦舗装道に出ますが、すぐ反対側の山道に入り、登り返します。 途中、 帆立岩から古鷹山を振り返り、緩やかな坂を登って行くと、クマン岳山頂です。 クマン岳山頂西から安芸小富士と井口、五日市 この山名の由来が、山頂の解説看板に書かれています。中世に海賊の襲来に悩まされていた島民が、対策としてこの山の山頂付近の樹々を熊の形の様に刈り込んだことから、「熊ヶ岳」となり、それが訛って「クマン岳」となったそうです。ちょっとユニークでかつ微笑ましいですね。 クマン岳から更に北へ稜線を下り、 稜線上露岩から宇品を眺め、間もなく稜線から東へ斜面を下り、切串の集落へ出て、港でゴールしました。 前日の土曜に雲が多く、比較的涼しかったので、歩き易くて良かったのですが、切串で入ろうと思っていた飲食店が休みだったのがちょっと拍子抜けで残念でした。