雨降る日の山歩きは
こんばんは、ほうとうです。 25日(日)、島根県飯南町の大万木(おおよろぎ)山(標高1218m)に登って来ました。 この時期は、山頂東斜面に生えているサンカヨウの白い花が咲いているのですが、雨が降るとこの花は透けてガラス細工かクリスタルか、と言うくらい透明になるのです。ただ、前日は酷い大雨だったので、小雨が降るくらいのこの日にしたのです。 でも、皆考えることは一緒で、狭い駐車場が早々に一杯になることが予想されたので、早めに出発しました。案の定、ワタクシが到着した20分後には門坂駐車場は一杯になりました。 コース設定は、時計回りに周回する、滝見コース、サンカヨウ群生地、山頂、たこブナ、山頂、渓谷コース、横手コースで駐車場に戻ることにしました。 門坂駐車場を出発すると、間もなく森の大木に ツルアジサイが白い花を咲かせていました。 更に上がって、分岐で川に降りると、 権現滝の水量が増えていて、見応えがありました。 分岐まで戻り、避難小屋、一服岩を過ぎると一旦舗装道に出ます。この時期らしい タニウツギの花が見られました。 すぐに山道に戻り、登って行くと東からの稜線道との合流点に 地蔵尊が祀られており、南西に向きを変え山頂に向かいます。 ブナの幹を伝う水 道端には、 ユキザサの花が多く見られます。 やがて、ハイカーの話声が盛んに聞こえてきました。登山道ではなく、登山道から少し藪をかき分けて入った所からです。 踏み跡をたどると、見頃終盤と見込んでいた サンカヨウが何とか咲いています。 透けるサンカヨウも見ることができました。(ちなみに晴れた日に、白い花に霧吹で細かい水滴を掛けたぐらいでは透けません。) 山頂東の避難小屋で、ホットコーヒーと行動食で一休みして、山頂広場で オオカメノキを見、5分北の所にあるこの山のもう一つの名物を見に行きます。 たこブナです。普通ブナはこんなに枝分かれしません。その異形が存在感たっぷりです。 山頂に戻って、稜線、渓谷コースと下って行きます。 静かの森 いい森の景色です。 小滝 なお、竜門滝があるのが、上から分かりましたが、この滝へ降りる道は、崩れて通行止めになっています。 森の中の白き流れ 小滝と森 自然林ばかりの素晴らしい森で、ブナやカエデの木が多いので、紅葉時期にもまた来たいですね。 見たかった透けるトン・サンカヨウも見ることが出来ました。 下山後、同町の頓原炭酸温泉「ラムネ銀泉」(浴室が狭いので少しロビーで待った。)のぬるめの湯にじっくり浸かって、しっかり温まり、また、少し三次側に戻った所で奥出雲そばを食べて満足して帰宅しました。