カテゴリ:クラシック全般
こんばんは。ほうとうです。 1月14日、兵庫県立芸術文化センターで行われたチェコ国立ブルノ歌劇場公演 「タンホイザー」(全3幕、ドレスデン版)に行って来ました。その日帰宅してすぐ日記を 書こうとしたのですが、くじけてしまい、今日になってしまいました。 関西でワーグナーオペラの公演は少ないし、料金も比較的お手軽だったので、チャンス とばかり行ったのでした。ただこの作品は、休憩を除いても3時間を超えるので、お客さん の入り具合が気になりましたが、補助椅子が出ているほどで全く要らぬ心配でした。 皆さんワーグナーが聴きたかったのね。(でも見るからにワグネリアンは居なかった ように思いましたが。)反応からすると当日のお客さんは耳が肥えていると感じました。 さて、中身についてですが、全体的には「良かった」です。演出はノーマルな感じでした が悪くありませんでした。オケはまあまあ。歌手陣は、ホールのキャパが2000とやや 大きいので対応がどうかと思いましたが、乗り切りました。個々ではエリザベートを歌った ブレショヴァーが良かったですね。特に3幕の切々と唄うところは心に沁みました。それが ストーリーの結末に繋がり、図らずもうるうるきてしまいました(涙腺がめっきり弱く なって・・・)。 彼女はそういうところが持ち味のようです。あと若き牧童役の メルクロヴァー、彼女は上手い。いいズボン役ですね。いつか「薔薇の騎士」の オクタヴィアンなど聴いてみたいです。 タンホイザー役のグリザレスは今回初めてこの役を歌ったようですが、いま一つ はまっていない気がしました。イタリアオペラならぴったりなのでしょう。 その他、女神ヴェーヌスの衣装がちょっと不満。官能性が感じられず、「魔笛」の夜の 女王でも使えそうなものでした。 久しぶりにオペラを観に行きましたが、いいもんですな。今年はもういくつか行くつもり です。
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