テーマ:楽天写真館(356287)
カテゴリ:日本あちこち
こんにちは、ほうとうです。白馬漫遊記も今回でおしまい。 白馬と言えば、大雪渓についてお話ししなければなりませんね。 今回の山行では、梅雨がまだ明けていなかったので、ほとんどガスで稜線を眺めて 楽しむことは出来ませんでしたが、ほんの一瞬ガスが切れて見通しが効くことがあり ました。 猿倉から林道を上っていると、白馬岳はガスに隠れていましたが、小蓮華山がチラリと 姿を見せました。 山道に入り、白馬尻小屋を過ぎてひと登りすると、大雪渓が現れます。ここは日本三大 雪渓の内の一つですね。 持参した軽アイゼンを装着し、長い雪渓登りに入ります。今年は雪解けがかなり 早く、大きなクレバスが口を開けていたり、更に新たなクレバスがいくつもでき始めて います。 ベンガラで歩く場所をマーキングしてありますが、新しいクレバスが横切ることもある ので、どう歩くか慎重に判断しなければなりません。 時折、冷えた空気が吹き下ろして来て、涼しさを感じます。 半分くらい登って来ると、渓谷左手の杓子岳手前に天狗菱という荒々しい岩峰が見えて 来ます。 点々と見えるのは、上から転げ落ちてきた岩です。 こんな大きな岩に直撃されたら、ジ・エンドですね。 我々が大雪渓を通過した直後、 天狗菱の左の細い沢からいくつも落石があり、後続の登山者まであと数メートルのところ まで転がってきました。 (気づいてなさそうで、流石に怖くて、大声で知らせましたよ。) 大雪渓最上部もひび割れが多いので、一旦右手に巻きますが、小さい尾根から葱平 という花畑地帯を過ぎると、今度は小雪渓に出、トラバース(横断)します。 大雪渓より少し傾斜があるので、りゅうびが緊張していました。 でも、大雪渓も2キロ近い長丁場ですし、クレバスや踏抜き、落石などの危険があるので、 一時でも油断しないことが肝心ですね。 日差しがあれば、雪の照り返しがあるので、サングラスを持参するのもお忘れなく。
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Last updated
2016.07.30 17:06:51
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