カテゴリ:大阪フィル
こんばんは、ほうとうです。
25日(木)、フェスティバルホールで行われた大阪フィル第501回定期に 行って来ました。 指揮は大植さん、コンサートマスターは、首席客演の崔文洙さん。 で、曲目は小倉朗の管弦楽のための舞踊組曲とブルックナーの交響曲第9番 ニ短調(ノヴァーク版)。 大植=大フィルがブル9を演奏するのは、変わったことではありませんが、 小倉朗を取り上げたのは珍しい。夏に現代作品を演奏するのはありがちですが、 大フィルは関西出身の作曲家を取り上げることが多いのですが。 プログラムを見ると、小倉朗は1916年生まれで、生誕100周年なんですね。 なるほど。舞踊組曲と言えば、バルトークがまず思い浮かびますが、小倉もバルトーク の基本的な考え方を踏襲したようです。ですから、日本的な音楽(でも日本民謡からは 引用していない。)を西洋楽器のオーケストラに演奏させています。 なかなか良い曲でしたが、大フィルが曲の魅力を十分に伝えられなかったように 感じました。もう少し練習ができていれば良かったかなあ。 ブルックナーを得意とし、年に数回は演奏し、繊細な表現はどちらかと言うと苦手なのに ブルックナー・オケとも呼ばれる大フィル(珍しい立ち位置?)が演奏するブルックナーは、 さすがと言うべきか、本質は捉えていました。が、少し演奏が雑になっていました。大植さん が監督のときは、もっと細部までこだわって作っていたけどなぁ。ブルックナーは、調性の移動 的転調や、エコーの様な音楽、三連符と四分音符系の同時演奏とかあって、気は抜けないと 思うのですが・・・。過去の遺産に頼ってばかりでは、将来は危うい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.08.28 23:00:55
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