カテゴリ:ブルックナー
こんばんは、ほうとうです。
15日(日)、ザ・シンフォニーホールで行われた、広島交響楽団第405回プレミアム定期 に行ってきました。指揮は同団音楽総監督の下野竜也。 天気が良いので、大阪駅から新梅田シティを通って散歩しながら会場に向かいました。 梅田スカイビル ザ・シンフォニーホール正面 曲目は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番変ホ長調「皇帝」(独奏は小山実稚恵、 アンコールは、「エリーゼのために」。)とブルックナーの交響曲第4番変ホ長調「ロマン ティック」(ハース版)。「19世紀初めと末のウィーンの変ホ長調」とも言うべき曲目構成 です。 コロナ前の団員配置で、客席も1席おきの発売ではありませんでした。器楽の演奏会では殊更な 対策は必要ないと分かってきたようです。(開場は時間の余裕を持たせ、検温。チケットもぎり は客自身で。終演退場は誘導あり。会場内のショップ等は休業、は継続しています。) となると、合唱やオペラをどう公演するかという問題に立ち向かわなければなりませんね。 年末恒例の第九もプロの合唱団なら十分対応できる、と公演が予定されています。ただ、プロ の合唱団は数少ないので、地方ではこの年末は第九の公演がない所が多いようです。 さて、聴いての感想ですが、協奏曲は、オケが、平均律で調律するピアノの音程に合わせられ ない所が少しありました。 交響曲は、ブルックナーの中では比較的編成が小さい(木管は2管で、ワーグナーチューバも ない。)ので、コロナ下でも取り上げやすい曲です。 指揮の下野さんは、若いころ大フィルの朝比奈御大の下で研鑽を積んでいるので、ブルックナー を良く知っており、ブルックナー特有の作曲技法はきちんと押さえて、広響もこれに応えていい 演奏でした。関西のオケもうかうかしてられませんね。金管の音色がもう少し煌きがあっても 良かったかな、と感じました。ティンパニはもう少し良い(高価な)皮を使って欲しいと思い ました。 また、コントラバスの首席に、N響の吉田秀さんが客演していました。ブンブン鳴らしてくれる けれども、とても心地よく流石でした。 下野さんも50歳を超えられたので、これからは味のある演奏を期待したいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.11.18 18:10:04
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