2021/05/06(木)19:50
滝と岩尾根
こんばんは、ほうとうです。
3日(祝)、兵庫県福崎町の七種山(なぐさやま、標高683m)に登って来ました。
播州の名山の一つに数えられ、奈良時代の播磨国風土記にも記載されて長く知られ、滝と岩尾根
を擁する山です。
これらを楽しむため、福崎町の野外活動センターに駐車し、七種山へ登り、東側の七種槍(標高
577m)と岩尾根を経て戻る設定としました。(岩尾根の経験が少ない人や、怖いという人は
逆でも良いかも知れません。)
さて、野外活動センターの登山者用駐車場(無料、10台余駐車可能)に駐車し、舗装道を
川沿いにゆるゆる上って行きます。作門寺山門を過ぎ、石鳥居までは緩い坂なのですが、その
すぐ先の
虹ヶ滝
と
八龍滝
からは急になります。
そして最後に七種神社前に落差72mとされる見事な
七種滝
が迎えてくれます。左岸にヒカゲツツジが白い花をつけていました。
神社社殿裏からロープを張った岩場があり、その後急な稜線を登って行きます。
眺望は七種山山頂を含め良くないのですが、山頂手前の展望台からは、
七種槍と福崎の町
が望めます。また、山頂東下に深い亀裂の入ったつなぎ岩があり、この岩の上も七種槍が良く望め
ます。(岩の上に立つのは、ちょっと度胸が要ります。)
七種山山頂から町境尾根を下りますが、藪が茂り始めています。標高552mの分岐から道標に
従って、南東に急坂を下ります。
尾根が細くなり始め、道標の東側頭上が七種槍頂上ですが、ここも眺望は良くありません。
稜線道に戻り、少し下ると
岩尾根にナンジャモンジャが咲いています。
岩稜帯に入ると、登り返しが。
振り返ると、七種槍西面の岸壁の向こうに
七種山山頂が。
しばらく岩稜帯が続きますが、ナイフリッジは無く、しっかり踏み跡があります。
岩頭を巻く所が3か所ありますが、道を間違えないよう見極めれば大丈夫です。標高が
下がれば、木が生えているようになり、怖さも無くなります。
送電鉄塔を2つ過ぎると、間もなく田口奥池の畔に降り、野外活動センターグラウンドから
見上げると
通過した岩尾根が見えました。
岩尾根ではコバノミツバツツジの花も見られ、楽しい山歩きでした。岩稜帯の入門にはここは
良さそうです。ここが歩けたら、大峰奥駆道も行けるような気がします。