テーマ:楽天写真館(355853)
カテゴリ:日本あちこち
こんばんは、ほうとうです。
13から14日(土日)の2日間行われた、モンベルのツアー(MOC)に参加して、山形県 鶴岡市の出羽三山を巡って来ました。 出羽三山とは、羽黒山、月山、湯殿山のことで、それぞれが現世、前世、来世を表すとされ、 この三山を巡ることは「生まれ変わりの旅」とも呼ばれます。 羽黒山は山頂まで車道が通っているし、湯殿山山頂には登山道が無いことから、この二山は それぞれ参拝・観光客も多いのですが、羽黒山は羽黒派古修験道(北方系、奈良県の大峰山は 南方系)の道場で、山伏や白装束(死装束を意味する)の巡礼者もまま見かけます。 我々ツアー一行は、チャーターのマイクロバス運転手さんの説明を聞きながら、羽黒山山頂 (標高414m)へ到着し、ここから参道を下って門前町で食事となります。 紫陽花咲く参道 芭蕉翁像 俳聖、松尾芭蕉は「奥の細道」でここにも立ち寄り、一句詠んでいるのですね。現代の我々から 見ると、“ハイク・ロングトレッカー”ですね。 三神合祭殿 月山と湯殿山は標高が高く、冬は雪深くて登拝は困難なことから、ここに三山の神が一つに 祀られているのです。それにしても巨大な萱葺屋根(高さ28m)で、東北のパワーを感じ ます。巨大なので、必ずどこかの部分が葺き替え工事しています。(一昨年訪れた岩手県平泉 の中尊寺も凄かったなあ。) 扁額 も三つ掲げられています。(羽黒山だけ「出羽神社」となっています。) 鏡池のコウホネ 三神合祭殿の前には、鏡池があって、多くのカメラマンが大きな望遠レンズを付けた一眼レフを 三脚に載せて待ち構えていました。この池にはカエルがいて、それを狙って「アカショウビン」と いう鮮やかな鳥がやって来るので、待っているとのことでした。しかし、参拝客が多い中、アカ ショウビンも中々来辛いのではないでしょうか。 池の端では、 オカトラノオとシジミチョウ が見られました。 鐘楼 同じく萱葺の鐘楼も迫力充分。鐘は古くなって音色が悪くなったので、大晦日くらいしか 撞かれないそうです。 山頂広場から2400余段の石段の参道を下って行きます。 老杉の参道 一の坂まで下って来ると、平将門の時代に創建されたという国宝・五重塔です。 国宝五重塔(修理中) 彩色はされておらず、白木の建物で、現在建っているものは南北朝時代に再建した ものだそうです。 もう少し下って、祓川(はらいがわ)を渡る所に 須賀の滝 なかなかの良い滝です。 継子坂を登って、入口である随神門に着き、門前町のお食事処へ徒歩移動。 魔除け 玄関に独特な魔除けがあります。と思って、座敷に通されると、 山岳信仰の神棚 がありました。店の人に聞いてみたら、元々は門前すぐの所にあった宿坊だったそうですが、 少し離れた現在地に移設したそうです。 生で見ることができ、大変参考になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.07.20 19:37:45
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