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カテゴリ:ブルックナー
こんばんは、ほうとうです。
10月11日、HBGホールで行われた、広響第445回定期に行って来ました。 ![]() 曲目は、R.シュトラウスのヴァイオリン協奏曲ニ短調とブルックナーの交響曲第9番ニ短調。 ヴァイオリン独奏は台湾出身のポール・ホアンで、指揮はドイツと日本のハーフの準・メルクル。 ヴァイオリン協奏曲は、R.シュトラウスが10代終わりに書いたもので、正にドイツ・ロマン 派の作品と言える作風ですが、演奏時間約30分と、本格的なものです。少し前に作られた、 チャイコフスキーやブラームスの協奏曲ほど爆発的な人気はありませんが、なかなかの佳曲です。 ソリストのホアンは、豊かな音色で1742年製のグァルネリ・デル・ジェスを鳴らしていま した。(アンコールは、クライスラーのスケルツォ。) メインのブルックナーですが、今年は生誕200年に当たり、ブルックナーイヤーと言うこと で、各地で彼の作品が演奏されます。今年広響では第7交響曲を聴きましたが、今回の第9が 最後になります。彼は第3楽章のアダージョを書き上げ、最終楽章に取り掛かっていた1896 年の「10月11日」、亡くなってしまいます。何とこの公演日が命日でした。彼の命日に最後 の未完の交響曲を聴くとは。 本作のアダージョが余りに美しく(彼自身も手紙の中で、最高のアダージョが書けたと自慢して いた。)、未完の作品なのでありながら、これで完結で良いという考え方が主流です。(近年、 最終楽章の彼のスケッチから補筆完成させたのを演奏する試みもあります。)3楽章で終わると、 現世への惜別が感じられ、彼の「白鳥の歌」とも呼ばれます。 この公演で、広響はコンマスに四方恭子さん(元ケルン放送響、都響のほか、後進の指導を精力 的に行っている。)を客演に招聘し、万全を期していました。流石に四方さんの演奏は素晴らしい。 ボウイング(運弓)も見事。広響メンバーも彼女のテクニックを吸収して欲しいな。 広響の演奏全体も良く健闘していて、前監督の下野さんがしばしば彼の作品を取り上げ、ブルック ナーに慣れさせた効果があったのかなあ。ただ、第3楽章の途中で、集中力が切れそうになった所 が感じられました。指揮者が自然に音楽を運んでいたので、崩れることなく演奏をまとめることが 出来ました。もし、チェリビダッケが振っていたら・・・。やめておきましょう。でも、どんな 指揮者でも大丈夫、と言えるくらい、広響には成長して欲しいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.10.15 21:36:25
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