カテゴリ:クラシック全般
こんばんは、ほうとうです。
15日(土)、広島県廿日市(はつかいち、読みにくい?)市のウッドワンさくらぴあ大ホール で行われた、サイトウ・キネン・オーケストラ ブラス・アンサンブルの演奏会に行って来ました。 毎年8~9月に長野県松本市に世界的演奏家が集まって、セイジ・オザワ・松本フェスティバル というクラシックの音楽祭が行われるのですが、そこで編成されるオケの金管セクション(打楽器 を含む)が時々、全国ツアーを行うのです。 今回は今月13日の松本を皮切りに、全国9か所を回るのですが、ここ廿日市はその3日目。他 は有名なホールばかりで、よくここを選んでくれたなという感じです。 この市には、世界遺産の宮島があり、その周囲の海で牡蠣の養殖が盛んで、漁港の名を取って「 地御前(じごぜん)かき」という名で広く販売されています。 ![]() マンホール蓋 またこの市は瀬戸内海に面しているだけでなく、西中国山地も含み、木材の算出も盛んです。 ホールの名の一部「ウッドワン」もここに本社を置く木材等住宅建材の会社で、木材を利用して 作ったけん玉発祥の地でけん玉大会も開催されています。 ![]() 道路沿いの石のけん玉オブジェ ![]() エントランス内の木製けん玉 廿日市の紹介が長くなってしまいました。 そんな関係で、ホール内装はご覧のとおり、 ![]() ホール内 木材がふんだんに使われていて、音響関係建築の設計事務所が設計しただけあって、広島市には ない素晴らしい響きのホールとなっています。(このアンサンブルのメンバーも褒めていました。) あえて言えば、前3列はオケピットや拡張舞台として昇降出来る部分なので、床の固定が甘く、 通路を人が歩けば、座席が振動してしまいます。まあ、開演してしまえば、人が歩くことがない ので大丈夫です。 曲目は、前半がヤナーチェクの「シンフォニエッタ」よりファンファーレ、サン=サーンスの 交響曲第3番オルガン付きより終楽章、ラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌ、プロコフィエフ のバレエ音楽「ロミオとジュリエット」より3曲、とオーケストラ曲の編曲物。後半が、ピアソラ の「ブエノスアイレスのマリア」より4曲、シルクローバーのフィガ、ガーシュウィンの「ポー ギーとベス」より8曲と、近現代物。(アンコールは、J.ウィリアムズの「スター・ウォーズ」 から2曲、菅野よう子の花は咲く、ゾウィヌルのバードランド。) 流石にベルリンフィルなど世界の、又は国内の有名オケのメンバーが集まっただけのことは あります。見事なテクニックでアンサンブルを作り上げています。僅かなずれが生じた所も ありましたが、響きも美しく、思わずうなずいてしまう満足な演奏でした。 いやあ、オケの演奏も聴きたいのだけれど、なかなかチケットが取れなくて、まだ行けて いないんだよなあ。何とかしたいなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.02.22 08:13:14
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