カテゴリ:クラシック全般
こんばんは、ほうとうです。
10日(土)、大阪、フェスティバルホールで行われた、大阪・関西万博開催記念「大阪4オケ 2025」(第63回大阪国際フェスティバル2025)に行って来ました。 まずは、変わってきたJR大阪駅北口旧貨物ヤード跡のうめきたエリアをちょいと散歩。 ![]() グラングリーン大阪 ![]() もうすっかり緑地公園になっています。いくつか商業施設もできていて、今後マンションの建設 もされるそうです。 ![]() 安藤忠雄展 ![]() エントランス前 北口駅前広場では、 ![]() ビーチバレー の試合が始まり、大階段に多くの人が座って見物していました。 自由通路で駅南側に出て、四つ橋筋をしばらく南下します。ホール正面を過ぎて、土佐堀川沿い には遊歩道があるので、立ち寄ってみます。 ![]() バラと彫刻 さて、公演の方ですが、大阪のフルオケ4団体が順に登場。 まずは、尾高忠明指揮大阪フィルハーモニー交響楽団(大フィル)の登場です。 曲は、武満徹の「波の盆」組曲とブリテンの歌劇「ピーター・グライムズ」より4つの海の 間奏曲。 「波の盆」は、1983年放映されたTVドラマのために書かれた作品。曲を聴くだけで、 映像が浮かび上がる、巨匠武満の日本の風土、空気感を表す個性溢れる作品です。 演奏後は、指揮者によるミニトークショー。(この間に次のオケへの入れ替わり。撮影可。) ![]() 尾高さんと(進行役)堀江アナ 2番手は、鈴木優人指揮関西フィルハーモニー管弦楽団。鈴木さんと言えば、親子2代続く 古楽の指揮・演奏の名家ですが、息子の優人さんは幅広く指揮されます。 曲は、萩森(はぎのもり)英明の東京夜想曲(2023年初演)とL.バーンスタインの 「ウェスト・サイド・ストーリー」よりシンフォニック・ダンス。4曲目の「マンボ」では、オケ 全員が立ち上がって揺れながら演奏するという、弾けっぷり。 ![]() 鈴木(優)さん、作曲者萩森さんと堀江アナ 後半は、まず、山下一史指揮大阪交響楽団。 曲は、R.シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」と外山 雄三の管弦楽のためのラプソディ。外山は2016年から同団のミュージックアドバイザー、 2020年からは名誉指揮者として携わっており、存命なら当日が誕生日のお祝いだったという、 至極当然の選曲。 ![]() 山下さんと堀江アナ 最後は、久石譲指揮日本センチュリー交響楽団。 曲は、久石譲のAdagio for 2 Harps annd Stringsとストラヴィンスキーのバレエ組曲「火の鳥」 (1945年版)。久石作品は、マーラーのアダージェットへのオマージュとして書いたと言う ことですが、序盤以降はもっと色々な曲想が出て来ます。「火の鳥」の1945年版は演奏機会が 少ないのですが、19年版よりは長く、11年版よりは短くて、オーケストレーションでも木管が 2管となっています。このオケのこの演奏会に合わせた選曲と言えるでしょう。久石さんは、20 21年このオケの首席客演指揮者、今年からは音楽監督に就任しています。 ![]() 久石さんと堀江アナ ここでは上手さの優劣は語りませんが、それぞれのオケが明確な個性を打ち出して、色々なオケ をハシゴして聴きたくなるように、活性化すると良いですね。また、この公演については、関西の 他のオケ(室内管を含む、関西には有力な室内管がいくつかある。)も参加する年があっても良い と思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.05.17 16:22:58
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