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2026.03.12
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カテゴリ:クラシック全般
こんばんは、ほうとうです。
 8日(日)、倉敷市芸文館ホールで行われた、神戸市室内管弦楽団の演奏会に行って来ました。
 1987年に始まった、3月の半月間、プロ・アマの演奏者がそれぞれの演奏を繰り広げる、
第40回倉敷音楽祭の2日目の出演者として招聘されたものです。


   倉敷市芸文館(3枚とも)



 このオケは、1981年神戸市により「神戸室内合奏団」として設立され、2018年管楽器
奏者が加入したことから、現名称に改められたのです。2021年から、監督に世界的なバロック
チェロ奏者で指揮者でもある鈴木秀美を迎え、古典派音楽を中心に本拠地神戸文化ホールなどで
演奏活動を続けています。大阪に住んでいたとき、一度聴きたいと思っていたのですが、その機会
に巡り合えず、今回ようやく聴くことができました。

 曲目は、シューベルトの歌劇「サラマンカの友人たち」序曲、ベートーヴェンのピアノ協奏曲
第1番ハ長調(ピアノ独奏:務川慧悟)(ソリストアンコールはシューベルトの即興曲集第3番)
とシューベルトの交響曲第8番ハ長調「ザ・グレート」。
 指揮は監督の鈴木秀美。お兄さんは、チェンバロ、オルガン奏者で古楽集団バッハ・コレギ
ウム・ジャパン(略称BCJ)を率いる鈴木雅明氏でその息子が鈴木優人。古楽一家ですな。



 ピアノ独奏の務川慧悟は、東京芸大からパリ高等音楽院に進んで研鑽し、海外の国際コンクール
で受賞し、バロックから現代物まで幅広いレパートリーを持つ実力者です。同じピアニストの反田
恭平とは同世代で親しく、反田の設立した株式会社に所属しています。

 コンサートマスターは、見たことある人だなあと思っていたら、長岡京室内アンサンブルや
いずみシンフォニエッタのメンバーで、ドイツ・ヴュルテンエルグ・フィル、東響、山形響を経て
同オケに来た高木和弘さんでした。他にも弦楽器の中には実力者がいるようで、素晴らしいまと
まりのある演奏でした。
 一方で、管楽器に少々不満が・・・。メインのグレートで木管が走り出しそうになり、また金管
はバルブ装置のない、ナチュラルホルン、トランペットとトロンボーンの音程がままならないこと
がしばしばありました。現代楽器に慣れた者からすれば、古楽の楽器を吹きこなすのは非常に大変
なこと、もっと専門的に古楽楽器に携わることが出来たらなあと思わずにはおれませんでした。

 協奏曲は、素晴らしい演奏なのですが、オケと独奏者の嚙み合わせが何か手探り感が付きまとい
盛り上がり切れなかったように感じました。去年の広響=アルゲリッチの演奏が凄く残像として
残っていて、あの溢れ出すパッションには敵わなかったと思いました。

 グレートの盛り上がりと美しさは良く、プログラムに載った3曲は、全てハ長調で、明るい春
の陽射しを存分に楽しむイメージに溢れていて、とても良かったと思いました。





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Last updated  2026.03.13 22:33:19
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