十津川村の小辺路を歩く・第2弾
こんばんは、ほうとうです。 23日(木・祝)、ちくちゅー登山ガイドサービス(竹中雅幸ガイド)のツアーに参加して、奈良県十津川村を通過する熊野古道小辺路の五百瀬(いもぜ)集落ー三浦峠を歩いて来ました。 このツアーの小辺路ツアーは、本年2月26日の果無集落(+バイカオウレン群生地)に次いで2回目です。 熊野古道は色々なコースがありますが、竹中ガイドさんによると、熊野本宮大社詣が済んだ庶民巡礼者が、できるだけ早く奈良・京都等を経て帰郷するためのコースだったそうです。 皇族や公家さんは、籠や輿に乗って行くので、かなり平坦で道幅のある、紀伊田辺を経由する中辺路を通ったそうです。 確かに小辺路だと地図上は直線的に北上しますが、標高1000mを越える、果無峠、三浦峠、伯母子峠という小辺路三大峠や水ヶ峰、薄峠を越えて高野山に至ることとなります。また、庶民は主に農閑期である冬場に旅するので、行き倒れになることも珍しくはなかったそうです。 さて、ツアー一行を乗せた車は、旧五百瀬小学校跡に駐車、地元と仲良しの竹中ガイドが駐車の承諾を事前に取り付けていました。 廃校の記憶 ここから、三浦峠を往復します。小辺路を歩き通すと、3泊4日の日程になり、色々負担が大きくなります。 舟渡橋という吊り橋を渡ると、 川面の秋坂道を登り始めます。 少し登ると、 石畳の古道を歩きます。 更に上には、石垣が残っており、 杉大木、何を語る吉村家跡の杉の防風林が見られます。 黄色のライトアップ 杉林がなくなると、見通しが効くようになります。 伯母子岳と五百瀬集落 間もなく、林道が横切る三浦峠に到着します。東屋や公衆トイレがあり、休憩に適しています。 見晴らしも良いので、和歌山県境の 龍神岳・護摩壇山も望め、 ススキ越しの伯母子岳稜線の眺めも楽しめました。 下山途中には、 紅葉の賑わいや 三浦廃村から夕照の山を見上げて、ゴールしました。 高野山付近や、伯母子岳、果無峠付近は歩いたことがあるので、いずれ通しで歩いてみたいです。