レター from カナダ その11
手紙の主が、日本にいたときの印象や体験を含めて、こんなコメントも記されていた。彼は、ジョギングが趣味であった。日本の市民マラソンに参加するほどに。そして、自分がしばらく所属していた日本の組織「会議が多い」と。しかも「中座してきては、J-cross,僕は日本がマラソンが強い秘密がよくわかったよ、この会議の長さに耐えられるなんて、マラソンのような会議だ」とジョークまじりに「決定することの遅さ、意見集約のへたなこと、責任所在の不明確さ」を指摘していた。カナダのもとの組織やその後に所属したところでは、5分もあれば決まるであろうし、個々人に「責任と権利・義務」を与え、自由裁量があればもっとスピーディーな「決定と対処」が可能であろうにと。私の現在の組織、「会議が多い、たしかに、もっと個々人で動ければ」と思うことが多い、しかし、責任は?集団責任は無責任なのか、個々人がする決定で「しょうがいのある子どもやその家族」の生活に影響を持つこと、自信がないのかもしれないと感じた。