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2024/04
2009/06/23
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カテゴリ:株式
JALもなんだかGMみたいになってきましたね(笑)。たしかに、わずかなところで債務超過には至っていないものの、巨大な借金地獄ですしね。企業年金あたりも重荷になっていそうだし、それに労働組合が強そうなところも似ているかもしれません。結構いっぱいあるみたいですからね、JAS系とか、地上勤務系とか。JALの社長の西松さんは、GMなんかのトップと違って、薄給だし、電車通勤のようでして、それがアメリカメディアに報道されてだいぶあちらでは好感持って受け取られているようですが、まあ、取締役の給料を下げたところで実は焼け石に水で象徴的な意味合いしかないんですね。空運業はアメリカでも何度も破綻しているし、苦しい産業なんじゃないかと思います。不採算路線からの撤退も簡単ではないですし。

さて、常和ホールディングスですが、ちょっと前に目論見書などつらつら見ていて、なんだかデジャブと思ったら、昨年上場断念した再挑戦組ですね。昨年の3月のことですが、仮条件が15-18千円という状態で中止。その後10分割していますので、今回は上限の1,720円で決まりましたが、額としで昨年より下げてきています。しかも、2007,2008,2009年の3月期で。14億→16.9億→18.5億と増益傾向を続けていますので、PER的に言えば、株価よりも大きく引き下げた形となっております。さらに、今期も5%ほどですが増益予想のようです。

実はこの常和ですが、大和証券で当選していました。とりあえず書くタイミングがなかったので、上場時でいいやと思って本日まで放っておきました。SBIの方はハズレですが、大和で申し込んだってことは、まあ、買う気があったということですが、それほど欲しいって感じでもなかったです。むしろ、大和主幹事の八洲電機に申し込むついでで、って感じでしたかね。八洲の方は大和で1万単位くらいあったので、こういうときは従来高確率で当選していましたが、今回は落選でした。どうやら八洲は人気があったみたいです。

で、サブプライムローン問題からリーマンショック、金融恐慌と、ここんところ不動産業がバタバタ倒れていっているところですが、常和は妙に安定していますね。まあ、ここは不動産とはいえ、ほぼ賃貸業者ですから、いってみれば、J-REITみたいなものです。ていうか、運用会社とJ-REITが一体化している存在みたいな感じかな。J-REITも投資口価格はだいぶ乱高下していますが、業績面では極めて安定している銘柄もあるわけです。そうでないのもあるが・・

もちろん、通常の企業ですから、利益が出れば課税はされますが、J-REITには無いメリットとして、ちゃんと運用成績を上げようというインセンティブが働く点です。自らの会社の利益になりますからね。物件を取得する際にも、なるべく安く仕入れたいという意志が働くでしょう。J-REITも見かけ上というかポーズとして投資主の利益を目指すようなことを言っていますが、別に安く仕入れたところで運用会社の利益になるわけでもないので、ていうか、案外高く仕入れた方が手数料収入が良さそうな面もあるし、スポンサー物件だったりするとあからさまに高値つかみをしてしまいます。不動産賃貸業だと、そんなことをすると、自分で自分のクビを絞めることになりますので、そう言った点は安心ですね。

ここは、今年になってからもいくつかの物件を取得しています。J-REITですら全然動けないご時世に、上場企業でもない不動産業でなぜにこんなに動けるんでしょう。確かに、投げ売りなども出てきているご時世でしょうから、買うのであれば有利な時期だと思いますが、ここは自己資本比率も一桁%です。こんなハイレバな非上場企業に金を貸せるのであれば、自己資本比率が40%-50%もあるのに、なぜに一部のJ-REITがこんなに資金繰りに窮しているのかイマイチよく分かりません。確かに、ここにはみずほというか、旧興銀がついています。それだけが原因なのでしょうか。J-REITのおかれた破格の融資手数料とかそんな環境を考えると、このハイレバ企業が増益を続けていける仕組みになにか不公平感を覚えます。J-REITなみの融資手数料を取られりゃ上場どころか破綻の危機って感じもしますからねえ。

で、本日上場でしたが、アメリカさんが下落しましたし、円高でしたので、お日和としてはあまりよろしくなかったようです。初値ではなんとか公募は保ったものの、一時公募割れ、総じてIPO初日とは思えない小幅な値動きという感じでした。まあ、東証2部で地味ですしね。

ダイビルなどに比べて割安という指摘もあるようですが、あんなJ-REIT並の自己資本比率を備えた安全そうな老舗と比較されてもねえ。やはり、ここに関しては、昨年上場し、同じく不動産賃貸メインでみずほ系(ただし旧富士)のヒューリックが気になります。ヒューリックが現時点でPER3倍前後、PBRで1.5倍前後です。でも、PERに関しては今期物件売却による譲渡益という特別利益が発生しますから、それがない頃の今期予想を元にすれば、PERは10倍か11倍かその程度です。常和の方は公募価格1,720円でPER8.8倍、PBR1.5倍ですから、まあ、どっこいくらいなもんですかね。自己資本比率はヒューリックより低くハイレバです。でも、それでも買っているんですけどね。久しぶりのIPOだし、状況さえ良ければ、初値だけは飛んでいくって可能性もちょっと考えたものですから。まあ、本日こんな具合でしたから、今後は公募割れも視野に一進一退とういう状況が予想されます。でも、売られたとしてもそんなに派手に行きそうな気もしませんで、相当嫌われてもPBR1倍の1,200円とかその辺が当面の底値目安でしょうか。幸いヒューリックに比べ配当が大きそうですので、塩漬けしながら配当もらう日々になりそうな気がします。





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Last updated  2009/06/23 05:45:29 PM
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