東証
東証、および大証でも本日より前場が30分延長されて11:30までになりました。正直言って、さほど影響があるのかなあという気がしますが、まあ昼休みを1.5時間も取る必要はなかろうと思いますので、まあまあ時間が延びるのはいいことでしょうね。大昔のように、人間が集まって「立ち会い」で株の売買しているような状態なら、おのずと時間を決めて集まってということが必要でしょうし、あまり長時間は出来ないかもしれませんが、今は立ち会いもなくなり、完全にコンピュータがやってくれる時代ですから、特に休み時間もいらない気もしますが、そうすると始値と終値が1日で1回ずつになっちゃうので、前場と後場に分かれていることには賛成です。よって、1時間くらい昼休みがあってもいいでしょうね。むしろ、3時に終わるってのはいかがなものかと思います。元々は多分銀行が3時に終わるということに関連しているのかもしれません。その銀行が3時に終わるってのも、コンピュータ化された現代においてはどうなのよって気がしますけどね。大昔なら、3時に閉めてから、一生懸命そろばんでもはじいて、その日一日の締めをしなければならなかったのかもしれませんけど、もはやそんな時代でもないですからねえ。少なくとも、PTSって夜間やっている取引所もあるわけですから、東証などでもはじめられないことはないですね。16-19時くらいで第3幕でもやってくれれば、だいぶありがたいですけど。あとは、週末に東証と大証の統合のニュースが流れました。上場している大証の株式の66.6%をTOBで取得し、大証を子会社化した後、そちらを存続会社として逆さ合併ということですね。まあ、こちらとしてはいちいち分かれていない方が都合がいいですしね。で、1部、2部は当然統合されるわけですが、マザーズとJASDAQはどうなるんでしょう。併存か、統合か。そして、東証と大証が統合しちゃうと、他の泡沫証券取引所はどうなるんでしょう。もはや存在意義そのものがない気がしますので、この際、全部引き取ってもらったらどうでしょうかねえ。独自市場であるアンビシャス、セントレックス、Q-Boardもしばらく新規上場は見ないですからねえ。年間3桁の上場企業があったころは、たまにマザーズとかヘラクレスあたりでも相手にしてもらえなそうな銘柄がセントレックスあたりに上場はしていましたけどねえ。あと、まったく話は変わりますが、グロソブです。http://www.kokusai-am.co.jp/fund/pdf/weekly/148013.pdfここに週報があり、今週の25日までは11/17付けの週報が見られますが、先週イタリア国債を全部売り切ったのに引き続き、11/17までに今度はベルギーとスペインも全部売り切ったようです。先週の続きですが、グロソブの通貨構成は以下のような変化です。11/2週報USD=14.2%, EUR=21.4%, GBP=2.8%, AUD=11.2%, CAD=9.1%, NOK=8.6%, JPY=20.8%11/10週報USD=13.7%, EUR=20.5%, GBP=2.9%, AUD=12.0%, CAD=9.3%, NOK=8.7%, JPY=22.0%11/17週報USD=13.9%, EUR=17.4%, GBP=2.9%, AUD=13.2%, CAD=9.4%, NOK=9.2%, JPY=23.1%まあ、為替変動でも組入比率は変化しますので、少々減ったからといって売ったとも限らないわけですが、EURは明らかにバンバン投げ売りしていますね。2週間で構成比率が4%も下がりました。そして、ついに、ドイツ、オランダ、フィンランドというAAA格の債券のみとなりました。AAAでないのは日本国債のみとなったわけですね。逆に言うと、EURの投げ売りもこの辺までで、今後はそう大きく変化させないかもしれません。ふたたびAAA格以外の債券を買う日はいつになるのでしょうね。そのような状態にならないと、EURの組入比率も増えていかないかもしれません。