プロジェクト2888分のＸ

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• グローバル・ワン不動産投資法人（8958）購入

  株式の方は今日も好調でしたね。13千円が見えてきました。こんなときはディフェンシブなJ-REITはあまりあがらないもので，グローバル・ワンも本日若干安くなりました。幸いなことに，本日終値よりさらに１万円安い最安値で約定し，購入となりました。実は，ここを購入するのは３度目です。といっても買い増しではなく，買ったり売ったりしているわけです。前回手放したのは，権利獲得直後の3/29で853千円でしたので，そのときより17千円上で買い直しとなりました。今度は権利獲得ちょっと前と言うことで，そのまま持っていたら17千円浮いたわけですが，この間資金を遊ばせていたわけでもありませんので，まあいいでしょう。さて，今回なぜこの銘柄を買い直したかというと，次期分配金が今期に比べれば大幅にアップすることが目に見えているからです。今期は14,100円とグローバル・ワンにとっては最低の低い分配金となりそうですが，次期は1,2期並みの17千円台，あるいはそれ以上が望めそうです。なぜならば，10月に現時点の総資産の半分にも相当する物件を取得するからです。総資産の半分というと巨大に聞こえますが，まあ，グローバル・ワンは少数精鋭主義で，現時点で４物件しか手持ちがありませんので，これまでの平均の２倍程度の規模（350億円）ということです。資産が1.5倍ですから，家賃収入もまあ1.5倍程度でしょう（あまり詳しく見ていない）。もちろん，有利子負債の利払いが増しますので，分配金は1.5倍と言うわけには行きませんが，かなりの上昇が見込めるわけです。次期予想額次第では，森トラストを抜いて，全リートで一番の高額リートとなることも期待できます。そんなわけで，現時点では確かに高いのですが，今後さらなる上昇も期待できそうなので購入してみました。さて，物件を取得するときに，単に借金をして取得すれば，家賃と利払いの差額分だけ増収となり分配金もその分上昇することが期待できるわけですが，こわいのは増資をして資金の手当をすることです。増資をすれば投資口が増えますので，全体として増収となっても，１口当たりの分配金は変わらなかったり下がったりすることがあり得ます。今回も，資産規模を1.5倍にするような大規模な物件調達ですから増資は気になります。現時点での有利子負債比率は38％と低いのですが，物件取得後は一気に60％近くまで跳ね上がります。おおむね50％を超えると黄色信号，60％を超えると増資確実のような感じで，今回も増資の可能性がゼロではありません。しかしながら，２つの理由により，グローバル・ワンはしばらく増資を行わず，このままで行くと思われます。第一の理由は，投資法人債の発行登録2,000億円に対する予備格付けを取得したことです。投資法人債を発効する気むんむんです。すなわち，今回の物件取得は有利子負債で乗り切ろうという腹でしょう。第二の理由は，過去に１年近くも65％もの高い有利子負債のまま増資をしなかった実績があるからです。私がグローバル・ワンをはじめて購入した後に手放したのがこのころでした。あまりにも高い有利子負債比率にびびって手放したものですが，結果としては，この時は保有したままの方が良かったかもしれません。グローバル・ワンの物件取得状況は上場時を除けば，今回で３回目です。上場後２年ちょっとで３回目なので，次の４回目はさらに半年から１年先くらいになり，取得物件の資産規模にもよりますが，おそらく増資はその時に行うのではないかと思っています。まあ，それまではちょっと高めの分配金につられて，投資口価格も上昇するのではないかと見込んで今回再購入に走ったわけです。注：投資は自己責任。インターネット上の情報を鵜呑みにして売買をしてはいけません。

  2005/09/13

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• 自民圧勝で株価高騰

  まあ，本日のブログではこんなネタが多いでしょうなあ。だいぶ日本買いがされているようで，株価も上がるし，為替も円高ですね。少し外貨でも買おうかと思ったのですが，AUDやNZDは思いのほか安くならず，とりあえずまだ様子見しています。株式の方も最近はとんとご無沙汰ですが，ぼちぼち銀行株でも売ろうかなと思っておりますが，まだ10月くらいまであがる可能性もあり，こちらも様子見と言ったところです。今年中に一時期14,000円なんてこともあるかもですね。今日は到達しなかったですが，13,000円はすぐに行きそうだし。さて，なぜ自民が勝つと日本買いになるのか？と言うことですが，外国人から見てどうなのかという点が効いていると思われます。まあ，とりあえずは政権交代がない方が，混乱が少ないという事実はあります。次に，小泉内閣が改革派と見られており，外国人にとって分かりやすいのでしょう。さらに，米国と蜜月に近い関係であることも外国人にとっては好まれる傾向だと思われます。そんなこんなで，守旧派，あるいは抵抗勢力を一掃して，なおかつ圧勝したことで，経済的にも展望が明るいと見られているのでしょう。しかし，自民党はここまでほめられた党でもないと思われます。自民党の最大の目標は政権政党たることであり，ポリシーは感じられません。今回選挙の目玉郵政民営化にしたって，刺客と呼ばれる候補はともかく，古くから特定郵便局長会など支持基盤を持つ候補者は賛成のわけがありません。今回に限り，いかにも改革の先頭を行っているように民営化を叫んでいるだけにすぎないでしょう。郵政民営化は小泉さんのポリシーであり，自民党のポリシーではないと思います。小泉さんとしては，臨時国会で郵政民営化が成立すれば，あとはやる気がなくなりだらだらとすごすでしょう。適当に時流に合わせてあっちむいたりこっちむいたりが自民党だと思います。たしかに，経済にとってはあまり邪魔にもならず好都合の政権かもしれません。民主党の敗因は労組との関係から郵政民営化についてはっきりした態度を打ち出せなかったことかもしれませんが，もっと大きな問題はイメージ・話題作り戦略の欠如です。悲しいことに日本では愚直に政策を訴えても勝てません。いかにテレビの話題をさらうかです。前回はマニフェストを前面に取り上げ，議席をのばしましたが，これは政策で戦ったのではなく，「マニフェスト」という言葉自体がはやりだったのです。今回，自民党は刺客だの比例区トップを全部女性にするなど話題豊富でした。テレビでも連日刺客選挙区の報道です。報道の公平さから，民主党や共産党候補者も出て来ることはあっても，印象には残りません。私も広島６区（亀井静香vsホリエモン），岐阜１区（野田聖子vs佐藤ゆかり），静岡７区（片山さつきvs城内実）あたりの民主党候補は顔が思い浮かびません。だから，民主党は破れたのだと思います。ちょっと岡田さんではまじめすぎでしたね。岡田さんは政調会長くらいが良い役回りだと思います。それにしても開票特集は毎度同じ様なものなのに，ついついなぜか見てしまうなあ。８時になって自民党むちゃくちゃ有利と出たとたんほとんど情報としては終了しているのですが・・

  2005/09/12

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• ムンバイ株式市場8,000台到達

  インドが勢いがありますね。ムンバイ（昔はボンベイと言っていた）の株式市場の指数はついに昨日8,000ポイント台に乗せました。今日も，まだ場中ですが，8,000ポイント台を維持しています。といっても，どのくらいか分からないと思いますが，ここ半年くらいの底値は4/19につけた6,134.86で，昨日9/8の終値が8,052.56ですから，わずか５ヶ月弱で31％も値上がりしていることになります。年率換算では79％の上昇率です。日経平均もこの間結構上げていますが，同じ期間で13％ほどの値上がりですからかないません。私は4/21にHSBCインドオープンを購入，約定しています（申し込んだのは１日前）。HSBCインドオープンは１日前の株価に連動していますので，4/20の株価で買ったことになり，まあ，１日ずれていますが，なかなか底に近いところで購入できたということです。そのときの基準価額は11,170でした。そして，昨日は14,592で，今日はさらに上がることでしょう。こちらも３割以上のアップです。８月はちょっと足踏み状態でしたが，また上昇の波に乗ってしまったかもしれません。８月の調整のときには，もう少し大きく調整してくれることを期待して見守っていました。大きく調整したら少し買い増そうかと考えていたからです。でも，思いのほか調整も小さく，またもや時期を逸してしまいました。どうも上げ続けの株や投信は買いにくいですね。東欧やロシアも同じです。適度に上げたり下げたりしながら，移動平均線をまたいで上下に振れてくれれば買いやすいのですが，ずっと移動平均線より上にいる銘柄は苦手です。こういうときは，少量ずつ打診買いをしていくのがいいのかもしれません。購入するときは，外国株に少々リスクを感じていましたし，まあ，半減してもかまわないくらいの気持ちで購入しましたが，今となってみると，倍増も夢ではない感じになってきましたね。でも，インドって全然ニュースには出てこないんですよね。アメリカや中国なんかは結構ニュースで流れますが，インドの情報はほとんど皆無です。こんなことでいいのかな？本来は，投資先の情報はもっと真剣に集めるべきですよね（と口では言っても，全然その気がない）。

  2005/09/09

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• FOMCの動向は？

  あと２週間ほどでFOMCが開催されるはずです。以前のコンセンサスからいくと，あと２回くらいの利上げがあって，FF金利は3.75％→4.00％まで引き上げられるのではないかと言うことでしたが，先のハリケーンでは被害が甚大で，経済的にもGDP成長率を0.5～1％も押し下げると言われていますから，金融政策としてはどのように出てくるでしょうか？かつて，アメリカでは同時テロのときに緊急理事会が開かれて，緊急利下げが行われた経緯があります。まあ，あれは自然災害ではなく，突然起こったものですから心理的インパクトも大きかったと思います。先にアメリカに行ったときにグランドゼロも見てきましたが，マンハッタン島の最南端にあり，ウォール街とは目と鼻の先程度でしたから，この時はNYSEもしばらく休業で，経済界にも大打撃を与えたことは間違いありません。経済的損失も数百億ドル規模だったようです。しかし，今回のハリケーンの経済的損失は一説によると1,000億ドルを超えるのではないかと言われています。テロのように不意打ちを食らったわけではありませんし，ニューオリンズは経済の中心というわけでもありませんが，この額は世界一の経済大国アメリカにとっても尋常ではない数値です。阪神淡路大震災のときの経済損失が10兆円前後と試算されていますから，それに匹敵するか上回る程度です。やはり，日本やアメリカなどの先進国を襲う災害は経済損失という意味では巨大になります。昨年の自然災害で最大の経済損失を与えたのは新潟県中越地震（～３兆円）であって，スマトラ沖地震による津波被害（～130億ドル）ではないそうです。まあ，経済損失なんかどこで誰が何に基づいて計算しているのか分かりませんので，どのくらい数字に信憑性があるのか不明ですけどね。私が挙げた数字も単なる１例であって，人によって言うことが違うかもしれません。やはり，FOMCの金融政策は，円ドルレートや各種投信の基準価額，最近では利回りのスプレッドがつまってきた米国債，US-REIT価格などすべてのものに連動して影響を与えるようになってきたので目が離せません。少なくとも今回のハリケーン被害を十分に念頭に置いた会合になることは間違いないと思われます。それにしても，同時テロ以降，アメリカが警備に費やしている費用は尋常ではありません。観光ですから，アメリカにとって象徴的な場所なんかにおもむくわけですが，どこへ行っても空港と同じで，Ｘ線の手荷物検査と金属探知器を通らなければなりません。そこには，がたいのいい警備員も拳銃下げて常駐しています。まさに病的なほどで，多少嫌悪感さえ覚えますね。

  2005/09/08

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• イーアセット投資法人（8974）上場

  ちょっと台風につっこんでいくような出張（四国）をしていましたので，少し更新が滞っていました。どうにかこうにか昨日帰ってこられましたが，かなり疲れました。本日は新たなJ-REITであるイーアセット投資法人が上場されました。http://www.easset-reit.com/公募　500千円初値　490千円高値　499千円安値　485千円終値　494千円またまた公募割れですね。私としては53万円くらいの初値を予想していて，安値でも公募割れしないのではないかと思っていましたので，見事に予想が外れました。まあ，J-REIT全体が軟調となっていますので，その影響かもしれません。ひょっとすると，J-REITの大口購入者である投資信託が変調をきたして来たのかな？J-REIT全体のリスク要因として，投信リスクがあると思っています。J-REIT全体が上がる→投信も買われる→買われればまた上がる→上がるので買われる，とまあこんな調子で投信が占める割合がどんどん増えていったわけですが，逆に軟調になってくると，投信も解約が増えてきて，J-REITも売られてますます軟調になります。J-REIT投信の動向は今度少し調べてみないといけませんね。さて，このJ-REITの特徴は，一応，オフィス，商業施設，住居を含む総合型ということです。オリジネーターはヘラクレス上場のアセット・マネージャーズで，資産運用会社の最大株主はイーバンク銀行となっていますね。両者の名前を取って，イーアセットとしたのかもしれません。イーバンク銀行はごく初期には定期預金も扱っていましたが，一時期普通預金のみの扱いとなり，たしか2003年くらいに定期預金も復活したのですが，最初は，３年定期で１％とか，５年定期で１％とか結構頑張った金利を示していました。私もそのころの定期預金を持っていますが，来年あたりからぼちぼち満期になるので，銀行としては利払いのため稼がなければなりません。それで，J-REITに進出したのかな？このJ-REIT上場の際に一番感心したのは，まだ公募価格決定前に分配金予想額を大々的に発表したことですね。通常，マイナーな不動産関係のニュースソースから漏れてくることはありますが，一般的に公表されることはありませんので，投資判断が上場前にはつきにくいところでした。一応，公募価格が50万円の場合はという注釈付きでしたが，実際に公募価格は50万円になりましたので，あらかじめ発表してあった分配金予想額13,915円（来年４月期），11,569円（来年１０月期）に変更はありませんでした。本日の終値で計算すると，年率換算で4.4％の利回りになっています。予想より大分安く始まったので，購入しても良かったのですが，最近ちょっとJ-REITを立て続けに購入しすぎなので，今回は上場後の動きを少し見てみようということで見送りました。少し，他にも若干考慮している株式・J-REITもありますし。

  2005/09/07

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• 郵便貯金限度額

  郵便貯金の限度額は法律により1,000万円までと定められています。今回の選挙で，民主党は限度額の引き下げを公約としています。700万円から，いずれ500万円にすると言うのです。限度額を半分にするのだから，貯金量も半減し，民間金融機関に資金が移動するように感じますが，これは２重の錯覚を引き起こしています。第１には，多くの口座は残高500万円なんかないでしょう。ですから限度額を半分にしても，貯金総額は半減しません。自分のイメージでは，民主党案（上限500万）を実行しても，貯金総額は数％減とか１割減とかにとどまるのでは？と感じていたのですが，9/1の読売新聞に数値が出ていました。これによると，郵貯口座数は1億2,511万口座（ビックリ！全国民一人１口座！）。そのうち198万口座が違法な1,000万円以上（これまたビックリ！）。現時点でも口座数で１％を超える違法口座があるというのはビックリですが，１口座あたりの貯金量が多いので金額ベースでは10.6％が違法となっています。また，民主党案に絡んで，700万円以上の口座は金額ベースで48.4％とほぼ半分。500万円以上なら，63.6％と約2/3です。これにはビックリです。郵貯利用者はお金持ちですね。読売新聞によると，民主党案の700万までとすると24兆円，500万円までなら50兆円の削減となるようです。郵貯の貯金量は205兆円ですから，それぞれ12％，24％の削減効果ですが，読売新聞の評価はあまり縮小しないという否定的評価でした。しかし，私の抱いていたイメージよりは削減効果は大きいと思いました。まあ「貯金量が半減」と考えるのは明らかに錯覚ですけどね。さらに，高額貯金者は複数の口座に分散して預けている可能性があるので，名寄せすれば，もっと大きな削減効果も期待できます。で，問題はこの削減方法です。これが第２の錯覚です。現行法では1,000万円を超える部分は強制的に国債購入に当ててもいいと言うことになっているます。しかし，ちょっと待って下さい。郵便局の投資先はどうせ国債やら財投債やらそんなものです。貯金者が直接買うか間接的に買うかそのくらいの違いしか出ないのでは？と思っていました。しかも，過去のニュースによると，相当悪質なケースに対して，再三注意を促し，それでもこの強制措置をとるかどうか・・・程度のことで，なかなか自動的に国債買い付けをしてしまうというわけにもいかないようです（だからこそ，違法状態口座が野放しで198万口座もある）。民主党案はどうでしょうか。マニフェストによると，限度額を超えたら個人向け国債を買うと言うのです。なんだ，これでは民間に資金が流れないですよね。むしろ，何の手続きをしないでも自動的に国債等振替口座を作ってくれて，申し込まなくても郵貯より金利のいい国債を買ってくれるのだから，高額貯金者にとってはありがたく違法状態を続けられます。普通預金の一定額以上をより金利のよい預金に振り替えるスイングサービスみたいなものがありますが，それと同じことで，いまいちですねえ。私のアイデアは，限度額を超えた口座から管理手数料を取るというものです。それもなるべく高額にするのがいいでしょうね。例えば，毎月末ごとに限度額を超えた部分の１％を引き落とすくらいのシステムを作れば，蜘蛛の子を散らすように民間に資金が逃げていきます。まあ，毎月１％はちょっと暴利かもしれませんが，限度額を超えていることを注意喚起するのにも実費がかかるのは事実ですから，そのための手数料システムを新設することは問題ないと思うのですがいかがでしょうか。ある限度額以下の残高の場合管理手数料を取るという金融機関はありますが，ちょうどその逆パターンですね。これと同じように考えれば，毎月1,050円くらいの一定額でもいいですね。200万口座の違法口座があれば，毎月20億，年間240億円の収入になります。まあ，民営化して，全額民間資金にしてしまった方が手っ取り早いとは思いますが。

  2005/09/03

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• REITの売却益：日本レジデンシャル投資法人（8962）購入

  最近，J-REITでも保有物件の入れ替えが結構行われており，不動産流動化が活発になってきた印象を感じます。しかし，J-REIT投資をしている身にとっては，家賃から得られる安定したインカムを求めているのであって，増資というイベントと同様，売却益という一時金による分配金の増額は多少やっかいな存在だと感じています。もちろん分配金が増えるのは結構なことですが，麻薬と同じでいっときは良くてもあとで禁断症状が出てきます。すなわち，売却益がなくなる次期決算期には大幅な分配金のダウンにつながり，株価も下がることになります。売却益に絡んで，最近動きがあった銘柄が２つあります。オリックス不動産投資法人（8954）と本日購入した日本レジデンシャル投資法人（8962）です。オリックスは今期に物件の売却益が出ることはすでに発表済みで，それがかなりな金額であることから分配金の上昇を見込んだ資金が集まって来ていた感がありました。先の８月期も結構な高値で終了したことは以前書いたとおりです。これを書いた時にはまだ発表されてなかったのですが，その後増資を発表しました。売却益のおかげで，投資口が増えても希薄化せず，従来の分配金予想額を上回る14,485円を提示しました。分配金は上方修正されたものの，もっと遙かに高い分配金を期待していた資金が逃げていったのか，増資発表後は軟調で徐々にポジションを落としてきているようです。さて，上方修正された分配金ですが，spc-reit.comによると売却益の寄与が4,300円強ですから，なんと家賃収入はたったの１万円と言うことになります。ですから，このまま次期（2006年8月期）に突入すれば，大幅な分配金低下は不可避です。これが麻薬の禁断症状です。オリックスとしては増資で得た資金でよっぽど優良物件を買い集めるか，再度，含み益が出ている物件を売却したりしないと，分配金の維持は容易ではありません。しかし，あまり物件の売却益という麻薬を使いすぎると，手持ちの物件が含み損ばかりになり身動きがとれなくなります。まあオリックスは比較的好みの銘柄なので，増資に応募してもいいのですが，他銘柄に対してもう一段（２～３万円程度）落ちてくれないと，ちょっと先行き不安ですね。そんなことでちょっと悩んでいます。もう一つが本日購入した日本レジデンシャルで，こちらも売却益が出る予定ということで，今期の増配を発表しました。そのため，本日はJ-REIT全体がやや軟調な中，大幅な上昇です。11,029円→14,000円の増配ですが，spc-reit.comによるとこのうち2,900円弱が売却益なので，増配分ほとんどすべてです。と言うことは，これがなくなる次の期（2006年5月期）は，元どおり11千円程度の分配金に戻ってしまう可能性があります。ですから，こちらも一時的な増配に酔いしれて，買うのがいいのかどうか迷ったところです。まあ，もともと日本レジデンシャル（に限らずレジデンス系）は相当安めに放置されているので，64万円（買値）くらいなら問題ないと思いたいですが，将来のJ-REIT全体の動向次第でもあります。増配された分配金はもらわずに撤退となるかもしれません。このように，確かにどちらも今期を見れば買える水準であるとは思いますが，将来不安がありますので悩ましいところです。法律上，J-REITは儲けをすべて吐き出さざるを得ませんが，売却益や違約金などの一時金に関しては，有利子負債の縮小・新規物件の購入など，分配以外に使えるようにした方が，分配金額が平準化し，株価の変動も少なくなって個人的にはありがたいのですが・・まあ，無理でしょうね。余談：本日は日経平均終値が12,600.00円でした。０が４つ並ぶのは10,000回に１回ですから，40年に１回くらいの確率ですね。

  2005/09/02

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• ８月金融資産損益

  ８月の株式市場は出だしこそ郵政民営化問題で先が見えず軟調に始まったようですが，解散総選挙と言うことになってしまえば，もはや政治のゴタゴタはどこ吹く風と言わんばかりに調子よかったですね。日本のように政治力が弱くて，経済にあまり影響を与えない国は投資には好都合だと思っています。一方，BRICsともてはやされてはいるものの，中国やロシアのような政治大国には一抹の不安を持っています。政治家が強権を発動して何かやらかしたりしないだろうなという感じです。まあ，この点についてはいずれ書く機会もあるでしょう。本日は８月の金融資産動向のまとめです。分類８月増減１月から累計株式+835,983(+1,661,889)外貨-30,900(+116,673)投信-18,750(+313,682)国債+-0(+4,971)預金+153(+12,563)計+786,486(+2,109,778)ご覧のように株式が絶好調でした。UFJ３株は８月中に売ってしまいましたが，相変わらず銀行株が多いのでその影響です。一方，６，７月と絶好調だった投信が８月は軟調でした。押し目知らずに上げてきたインド株とUS-REITでしたが，US-REITの利回りがついに10年もの米国債利回りにくっつき，スプレッドがなくなりましたので，これに連動せざるを得ない状況になっています。FOMCは今後もFF金利の切り上げを続けていく方針のようで，FF金利と10年もの米国債利回りとのスプレッドも現時点で0.6％ほどに縮小していますので，FF金利上がる→10年もの米国債利回り上がる→US-REIT利回り上がる（US-REIT価格は下がる），と，玉突き状態で変化せざるを得ません。よって，大きく調整したUS-REITですが，今後も軟調が予想されます。金利が長期債にくっついてしまったと言うことは，今後はREITではなく債券型の投信を購入していった方が，利回りが同じでリスクが少なくなるかもしれません。また，インド株の方は上げ疲れで８月は停滞したという感じです。まだ大きくは調整していないものの，ムンバイ株式指数は7,500を超える史上最高値圏でもみ合っていますので，予断は許しません（まあ，まだ上がりそうな気はしますが）。しばらく買い場ではなさそうでしたので，投信の追加購入から遠のいていましたが，ぼちぼち買い増しの時期が近づいて来たかもしれません。円高のときを狙って少しなにか購入してみますか。ただいま物色中です。８月は外貨もやや軟調でした。これはAUDが７月末に比べて，８月末に２円ほど安く終了したためですが，まあ誤差の範囲内でしょう。ここ１週間ほどは安めですが，下落基調に入ったと言うわけでもなさそうです（まあ，下落基調に入ってもめったに売る気がないのですが）。国債は取引なしです。預貯金は８月と言えば都銀など普通の銀行の利子月ですが，利子が増えたことに気がつくような銀行はなかったですねえ。株式（含J-REIT）の売買記録は以下に。投信・外貨・国債は売買なしでした。さようならＵＦＪ（8307）http://plaza.rakuten.co.jp/2888project/diary/200508150000/東京グロースリート（8963）購入http://plaza.rakuten.co.jp/2888project/diary/200508290000/

  2005/09/01

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• 最強の普通預金

  今日は若干調整でしたが，８月は概して国内の株式は調子よかったですね。マイポートフォリオも調子よく上がった銀行株のおかげで，８月は今年最大の上げ幅となりました。８月の損益はまたそのうちまとめます。今日は，投稿数がちょっと少なかったので，預貯金ネタを。Yahoo!Blogを使っていた時代に，「預金金利－定期預金」というタイトルで書いたことがありました。これは「預金金利－普通預金」もいずれ書こうという気でつけたタイトルですが，普通預金金利も銀行によって何十倍も違うものの，まあ，普通預金に何百万とか何千万とか預けっぱなしの人もあまりいないわけで，例えば50倍金利が違っても，1円が50円になるとか，2円が100円になるとか程度の違いなので，結局のところ「差」で見ればゴミみたいなものですので，普通預金テーマはこれまで取り上げてきませんでした。というわけで，全体の比較ではないのですが，最強の普通預金と思われる所を紹介します。それは，スルガ銀行のANA支店です。スルガ銀行は静岡を地盤としたれっきとした地銀ですが，かなりユニークな営業展開をしていて，ANA支店をはじめとしたオンライン専業支店群もその一つです。ソフトバンク支店とかSo-net支店とか10種類以上のユニークな支店を持ちます。ANA支店は言うまでもなく全日空とタイアップした支店ですが，なぜ最強かというとその普通預金金利です。現時点で0.1％の金利で，これはだいぶ前から変わっていません。スルガ銀行通常支店の普通預金店頭金利は，都市銀行などと同じく0.001％なので，なんと100倍です。奇妙なことに，ANA支店では，円定期預金，外貨普通預金の金利よりもこの円普通預金金利の方が上回っています。ですから，たまってきたので，定期預金に移しましょうなんてことをすると利子が減ってしまいます(笑)。0.1％の金利は，都市銀行で言えば５年定期預金の金利です。もちろん，ネット銀行の中にはより短期の定期預金でこれより高い金利のものはありますが，普通預金で0.1％はどこも無理です。おまけに，ANAとタイアップしていますので，給与振込口座にすると，毎月ANAのマイルが50マイルずつたまります。他にも電話料金とかクレジットカードの引き落としがあればマイルがたまります。おまけと書きましたが，マイルを活用できる人にとっては，１マイル＝１円（Edy）で計算しても600-700円になりますから，平均残高数十万円以下なら預金金利よりも多そうです。いくら金利が高いと言っても，0.1％ですからね。まあ，それでも普通預金としては金利がいいので，給与振込口座にしておいて，ある程度の期間資金が滞留する口座としては理想的ではないかと考え，実は本気で乗り換えようと考えたこともあります。昨年ポーランドへ行って，普段はほとんど使うことのないANAのマイルが中途半端にたまったときです。しかしながら，給与係に「ANA支店」などと書いて出すのがどうにも気まずく，他にもちょっと事情があり実行にまでは移しませんでした・・ANAは羽田第２ターミナルを使っているので「羽田第二支店」程度の隠語にしておいてくれれば乗り換えたかもしれません。このANA支店の存在はANAのマイルをためているいわゆる「マイラー」の間では有名でしょうが，そちらの方面に疎い人には，店頭金利は他行並みの通常銀行の特殊支店ということでなかなか気がつきにくい存在なのではないかと思います。ニッキンの金利一覧では，普通預金の部で全国最高はイーバンク銀行の0.06％ですが，この金利を超える普通預金は私の知る限りはスルガ銀行ANA支店だけです。

  2005/08/31

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• ソニー銀行の外貨キャンペーンが秋にも登場

  ソニー銀行は外貨預金だったらここしかないという銀行だと思います。それは為替手数料が他の銀行に比べて激安だからです。金利も高めですし，また為替レートも他の銀行は１日一回くらい為替レートを定めるのが通常だと思いますが，ソニー銀行は時々刻々と変化させており，急激に変化したときはデイトレードさえ出来るくらいです。まあ，デイトレードなら外為証拠金取引をした方が為替手数料がさらに安いし有利だと思いますが，私はあくまでも外貨預金にこだわっており，証拠金取引はする気がありませんので，ソニー銀行が唯一の外貨預金先（といってもMMFだけど）となっています。もともと1USDあたり25銭という安さですが，さらに昨年までの実績では，ボーナス月の６，１２月を含むそれぞれ２ヶ月半ほどの期間のキャンペーンをやっていました。この外貨キャンペーンも，他行のようにやたら高金利の１ヶ月定期（１ヶ月では為替手数料も回復できず，なおかつ，自動継続後は見るも無惨な金利に低下）なんかでだます手法ではなく，為替手数料のディスカウントという非常にありがたいキャンペーンです。キャンペーン期間中は，手数料は1USDあたり10銭となり，100万円をUSDに変えても手数料は1,000円もかかりません。他行はだいたい1USDあたり1円が普通ですから，手数料は10倍の10,000円弱です。他の通貨も普段から安いのですが，キャンペーン中は４～６割の為替手数料ディスカウントで，まあ，手数料半額キャンペーン的なものですね。さて，上記のように昨年までは年に２回（といってもその期間は長い）のキャンペーンでしたが，今年は春（３月）にもごく短いキャンペーンがありました。この時は，ペイオフ完全解禁にあわせたものだと思っていましたが，今回はじめて秋にもキャンペーンを行うようです。今後，春秋にも今回と同様２週間程度のキャンペーンをやってくれると，夏冬の長いキャンペーンと合わせて，年のうちほぼ半分はキャンペーン価格となりますね。私はぼちぼちNZDをもう少し買い増しするかなあと思っていたところです。NZDの行く末は決して楽観視していませんが，今のところは大きな下落に見まわれることもなく，今年の２月あたりからは円に対して横這いといった感じです。７月にちょっと打診買いしてみたものの，下げてきませんので，もうちょっと増やそうかということです。なんと言っても，MMFではずっと６％を超える金利を維持しているところが魅力ですね。まあ，キャンペーンだから買うと言うのは本末転倒で，当然，為替次第ですが，期間中に高止まりしなければ，安いところで拾おうと思っています。

  2005/08/30

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• 東京グロースリート（8963）購入

  ジャスダックが午前中に機能不全に陥っていたようですね。私は現時点ではJASDAQ銘柄は持っていませんが，大証のヘラクレスもへたっていますし，新興市場はもうちょっとしっかりしてもらいたいものです。まあ，市場の予想以上に売買が活発化してきて機能増強や更新があたふたしているのかもしれませんが，それならば株価にとっては良い兆候なのかもしれません。さて，本日はホンの出来心で，というか，遊び心で東京グロースリート（8963）を購入してみました。この銘柄は，J-REITの中では唯一「東証一部に上場できなかった」銘柄で大証２部銘柄です。これが何を意味するかというと，一言でいって「いかがわしい」ということです。いかがわしいだけでなく，東証銘柄でないことで以下のような特徴があります。１．金融機関の持ち株比率が極端に少ない。２．東証REIT指数に組み込まれていないため，それをベンチマークとする投信が買ってくれない。というわけで，地銀・投信という大口投資主から無視し続けられる銘柄となっています。同じ６月決算銘柄の日本ビルファンド（8951）では，金融機関の持ち株比率が先の６月末時点で58％，個人の比率は11％です。これに対して，東京グロースリート（8963）は，１回前の昨年12月期のデータですが，金融機関が6％，個人が53％と全く逆になっています。まあ，日本ビルファンドは機関投資家にとってとりわけ投資しやすい銘柄ですが，他の東証上場銘柄でも決算が終了して投資主比率が明らかなところは，だいだい金融機関が半分くらい保有していることが普通です。このように，東証銘柄は限られたパイを奪い合うような格好になっているため，概して高めの価格になっていますが，東京グロースリートはずっと低迷しています。逆に，投信など大口が売買に動くと出来高の少ないJ-REITとしては価格の変動が激しくなりますが，東京グロースリートの場合は蚊帳の外で，ここ１年くらいは38万～41万くらいの狭い範囲内で動いています。この７月，８月はJ-REITの価格がずいぶんと乱高下しましたが，そんな中でもこの銘柄はかなり安定的に推移していました。というわけで，銘柄そのものが持っている本質的リスクは高いものの，価格変動リスクは意外にも少ないのではないかと思っております。もう一つ他銘柄と違うところは，この銘柄は物件の転売益を積極的に活用していく方針であるということです。転売益は家賃収入に比べると格段に見込額を算定しにくく，収入不安定化の要素であり，そんなところからも金融機関に嫌われているのかもしれません。しかし，ときには大きくプラスになることもあり，この６月期の分配金も予想額を36％も上回る水準でした。それとともに，先週末この12月期の分配金予想額も従来のものより上方修正し，1万円以上の予想を出してきました。この上方修正により，いきなり予想分配金利回りが５％台の目立つものとなってきましたので，購入してみたわけです。先日UFJを３株売って，資金に余裕もありますし。まあ，426千円以下の価格なら５％台を維持しますので，今後は40万円以上で推移することを見込んでいます。場合によっては，年末にかけて43～45万くらいまで徐々に上がっていくことも期待しています。ただ，将来物件価格が下落に転じたりすれば，転売益がうまく出せなくなり，分配金が大幅に低下するとか，やはりそれなりのリスクがありますので，あまり長期保有する気がなく，今後の動向次第では売り時も常に意識する銘柄となります。個人的には分配金２～３回分，２～３万円程度のキャピタルゲインが得られれば十分です。注：投資は自己責任。インターネット上の情報を鵜呑みにして売買をしてはいけません。

  2005/08/29

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• 初の議決権行使

  私は株主総会の議決権を今までに一回も行使したことがありませんでした。基本的には株主総会での議決事項なんかは，最初から結果が決まっているデキレースであり，その証拠に総会の次の日に結果報告とともに配当が来たりします。総会終了後に報告書や配当の小切手(?)を作って，印刷して，封筒に詰めて送り，次の日に届けるなんてことは不可能ですから，もちろんあらかじめ用意してあるわけです。今回，デキレースで結果は分かってはいるものの，はじめて議決権を行使して反対票を投ずる葉書を送りました。それは，トミーとタカラの合併に伴う臨時株主総会のことです。私はトミーの株主で2001年からですから，もうかなり保有していることになります。もっともその理由は含み損が出ているからと言う消極的理由ですけど。トミーとタカラの合併は今後の少子化を考えれば，縮小均衡であっても避けられないこととは思います。おもちゃに限らず，子供がターゲットの企業は徐々に淘汰されていかなければなりません。しかしながら，その合併の手法にいささか立腹し，合併が否決されることはなくても，合併を否とする意見が多ければ，経営陣も多少は考えるところもあるだろうと思って反対票を投じたものです。トミー株はタカラとの合併発表後低迷しており，昨日は合併後の方針発表が好感され上昇しましたが，合併発表前の株価にはまだ戻っていません。そもそも，損切りしてトミー株とは早々におさらばする予定でしたが，いまだに保有しています。それは，トミーとタカラの株価が統合比率からいって不自然だからです。基本的には1：0.178になっていくはずですが，比率発表後もタカラの比率が0.178よりずいぶん高いところで推移しています。タカラの株主にとっては，500円とかの時代の記憶があり，現時点でもずいぶん安いというイメージが強いのかもしれませんし，含み損を抱えているため上昇を願って持ち続けているのかもしれませんが，どちらの株を持っていても結局は同じ物になりますし，トミーの株なら端数も出ません。同じ物ならより安売りしているトミーを買うべきであり，タカラの株を持っているなら乗り換えるだけで差益が出る計算です。にもかかわらず，昨日の値上がりでも，より割高なタカラの方が上昇率が高いなど全く理解不能な動きです。今までなら，比率がタカラに不利すぎるから今後比率が見直されるかもしれないという期待もあったかもしれませんが，株主総会・正式契約を経ればほぼ確定です。正式契約後に合併比率が見直された例としては，損保ジャパンの前身の，安田火災，日産火災，大成火災の３者で合併契約締結中に起こったアメリカ同時テロを受けて，保険料の支払いにより大成火災が破綻，日産火災も大打撃を受けて，安田火災に対する比率が大幅に下がった例を記憶していますが，タカラトミーの場合は，比率が見直されることも合併延期もないでしょう。まあ，今後は合併日が近づくに連れ，比率通りになっていくものと推測されますが，今のところはタカラに対して割安な価格でトミー株を売ることもなかろうということで，保有してます。ま，ここまで持っていれば，あせる必要もないので，おりを見て売却しようかと思います。

  2005/08/26

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• ８月決算J-REIT

  本日は８月に決算を迎える株式の権利付き最終売買日でした。通常の株式では，８月決算というのは珍しい部類でしょうが，J-REITの場合は適度に決算月がばらけており，６種類銘柄を選べば毎月分配金をもらうことも可能です。現在，大証を含めると22種類が上場されていますが，２，８月決算銘柄は以下の４種類です。今日はこれらを概観してみます。8953　日本リテールファンド現時点で，8961森トラストについで２番目の価格となっていますが，8951～8953の老舗３つは実力的にも実績的にも高いので位置的には問題ないでしょう。配当落ちはあるでしょうが，次期分配金予想額がこの８月期よりも多くなっていますので，下落は限定的で8951, 8952と似たような価格で今後も推移していくものと考えられます。私としては割と好きな銘柄なのですが，いかんせん高すぎていまだに購入したことはありません。8954　オリックス不動産今回は明らかに高くなって終了しました。オリックスの場合は平均よりやや下あたりが定位置でしたが，今期に限って言えば10万円ほど割高です。現時点のJ-REIT指数ならば，70万円あたりでしたら本来のオリックスの位置ではないかと思うわけです。高くなっているのは理由があって，物件の売却益が出ているので，今回の分配金も上方修正されることが期待できるからです。また，10月から11月にかけて所有物件を売却することが発表済みで，その売却益が12億円だそうです。これが次期分配金に組み込まれる予定なので高くなっていると思われます。12億円と言ってもバカに出来ません。オリックスの半期の利益はだいたい25億円程度ですから，次期の利益は（増資をしなければ分配金も）1.5倍になりそうです。逆に言えば，増資をしても分配金を下げなくてもよい絶好のチャンスです。この決算期に合わせて増資をするのではないかと思っていたのですが，今のところ発表はありません。売却で得たキャッシュで借金を返せば有利子負債比率は下がりますが，それでも50％程度になるだけです。この程度で満足なのかな？オリックスは５月までは持っていたのですが，高くなりすぎと思って売ってしまいました。ちょっと早まったかも。8965　ニューシティ・レジデンス４種の中では唯一保有している銘柄です。情けない増資を発表したので，売りたかったのですが，希望価格まで来ませんでしたので権利を取りました。逆に言うと，多少安いかなと言う気がします。今日の終値から分配金の15千円分引けば59万円で，増資希薄化はありますが分配落ち後にここまで下がれば買ってもよい価格帯だと思われます。まあ，勢いで（特に公募価格が決まる当たりで）もっと下がることも想定されますが，絶好の押し目となるかもしれません。同業の8962日本レジデンシャルも少し戻してきたし。そんな具合に読んでいます。8968　福岡リート悪名高き福岡リートですが，やっと決算期が来て，９月からは他銘柄と直接比較可能な半年ごとの決算に入っていきます。まあ，私に言わせれば，公募価格は30万円ほど高かったと思っているので，公募割れは当然ですが，分配金が高いため意外と持ちこたえたと思います。問題は通常期に入る次期からの挙動です。分配金額である18千円の分配落ちがあるとすれば，837千円が基準ですが，この価格では次期分配金から計算される利回りは3.9％しかありません。J-REIT全体の加重平均利回りは本日3.4％ですが，首都圏中心でないというリスクプレミアムが0.5％では少なすぎると思います。まあ，リスクが大きい銘柄はそれなりのリターンがないとねえ。私としてはこの銘柄の次期推奨価格は70万円程度です。個人的には70万円でも高すぎると思うので買いませんが。注：投資は自己責任。インターネット上の情報を鵜呑みにして売買をしてはいけません。

  2005/08/25

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• 簡易保険の窓口主義

  さて，昨日はうちのおくさんが入院・手術したことで終わってしまいましたが，本筋で書きたかったのは，郵便局内の簡易保険の窓口主義というお話です。かんぽの窓口は多くの人は利用したことはないのでは？私も一年半前までは縁がなかったです。昨日，高額医療費の還付のおかげで，年間の医療費が入院以外の通院や薬代を入れても10万円にもならなかったと書きましたが，さらに，おくさんは職場でニッセイの保険に入っていましたし，また，実家の方でだいぶ前から郵便局の簡易保険にも入っていたようです。そこで，この両者に保険金の請求をしたところ，詳しくは覚えてませんが，それぞれ20万円ずつくらいの保険金が下り，トータルで30万円程度の黒字となりました。まあ，入院時にはいろいろと購入したものもあり，また，見舞いのための足代とか医療費以外にも物いりでしたので，黒字額は20万円台かもしれません。でも，保険というのは，予期しない費用の補填（赤字の縮小）と言うイメージを持っていたので，黒字になることは想定外でした。で，仕組みはどちらも同じで，入院１日あたり一定額（契約により異なるでしょう）の金額がもらえる。ただし，最初の４日間は対象外（すなわち，（入院日数－４日間）×一定額＝入院保険金）。また，手術については，内容により入院１日あたり一定額の10倍，20倍，または40倍の保険金がもらえる。と，いうものでした。うちのおくさんの手術は，どちらの場合も20倍でした。このように，同じ仕組みの保険でしたが，受け取りに要する苦労は段違いでした。ニッセイの場合，ホームページに書かれたフリーダイヤルに電話をすると，自宅に請求書，医師が書く診断書，返信用の封筒が送られてきます。入院中におくさんが電話をかけ，自宅に届いた診断書用紙を私が病院に届け，それを病院に出しておけば，退院時に診断書を渡してくれるので，後は返信用の封筒に入れて送り返すだけです。後日，請求書で指定したおくさんの銀行口座に振込がありました。字を書いたり手紙を出したりすることは出来ますから，全部おくさんが自分でしたことです。ニッセイの窓口には一度も行っていません。ていうか，行く必要もありません。一方，簡易保険の方はどうかというと，まず，医師が書く診断書を窓口まで取りに行かなければなりません。おくさん入院中につき私が行きました。自宅に送ってくれるようなサービスはありませんし，むろん，ホームページからのダウンロードなんかも出来ません（委任状はダウンロード可）。郵便事業という流通システムを有効に使っているのは，郵便局とは縁もゆかりもないニッセイの方ですね。診断書が出来ると，保険証書と診断書（と委任状）を持って，またまた窓口まで行かなければなりません。この時，おくさんは退院していましたが，自宅療養中ですので，また私が行きました。しかし，医師の書いた診断書に不備がありました。入院期間を書くべき欄が空白で，下の方の所見欄に入院期間が示してあったのです。まあ，本来書くべき欄にはないものの，明確に記述があるので大丈夫だろうと思って窓口に出したら，そのことは指摘されず，めでたく請求書のような書類を出してきて，これに書きこめというのです。代理請求の場合はこう書きなさいという見本を出してくれて，その通りに書きましたが，見本を見なければとても分からない書き方です。そこで，しばらく待つように言われたので，30分も待っていたでしょうか。その後，入院期間を書くべき欄が空白なので，受け付けられないと言うのです。それなら最初っから言ってよね。書類書かせて，待たせたあげくに言うことないじゃん。下に書いてあると食い下がるものの，「お役所」ですから返り討ちでした。病院に再提出しても，下に書いてあるのと同じ入院期間が正規の場所に書き加えられるだけなんですけどね。仕方がないので，病院に返送して，空欄に書き加えてもらうように依頼しましたが，ここで，す～ごく時間がかかりました。おかげさまで，おくさんは仕事に復帰していましたので，外出も出来ますが，じつはおくさんの方の仕事は昼間に抜けられるような性格のものではありません。郵便局は24時間やっているところもありますが，金を扱う郵貯とかんぽの窓口は平日の昼間しか開いていません。仕方なしに，またもや代理で私が郵便局の窓口へ。そこで，前回と全く同じことをやって，やっと保険金がキャッシュでもらえました。が・・・実はここでもらえる保険金は入院にかかわるものだけです。手術の保険金はどうなのよ？と聞いたら，それは後日通知が行くので，それを持ってまた参上せよとのことです。要するに，入院は日数さえ分かれば自動的に支払額が決まるが，手術は10倍，20倍，40倍を審査の上決めなければならないとのことです。キャッシュが出てくるまでに30分以上待たされるので，その間に審査でもしているのかと思っていましたら，どうやら違うようですね。最終的に，後日ニッセイと同じく（多分基準も同じ）20倍の金額が示された通知が来たので，それを持って，またまた私が郵便局の窓口へ行くはめに。そこで，またまたキャッシュで保険金をいただきました。郵貯や現金書留という送金システムも持っているはずなのに，いちいち窓口に呼びつけてキャッシュです。そのたびに代理なので委任状みたいなものが必要で手間がかかります。なんだかんだで，４回。ぬかりがなくても３回は必須です。実はここに書いていないいざこざでさらに２回行っているので，計６回かんぽ窓口を訪れました。おくさんよりは自由時間をとりやすい身分とはいえ，やはり勤め人にとって昼間に郵便局の窓口を訪れるのは大変です。この窓口主義も「お役所」そのもの。とにかく，郵便局が多すぎるのが原因なので，かんぽは徹底的に窓口をなくし，各都道府県に１個くらいずつにしてもらいたいものです。そして，郵便や郵貯のシステムを使いましょう。せっかく隣の窓口で扱っているのだから。ニッセイは全国の支社を併せても郵便局に遠く及ばない数しかないでしょうが，ず～～～と簡単です。民と官でこれほど違うかと言うお話でした。こんなお役所体質の郵便局は全部いりませんから，はやいところ民営化して下さい。お願いします。

  2005/08/24

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• 入院は月初めから

  今日も株式市場は好調で一時12,600円台回復しましたね。ただ，マイポートフォリオは昨日あげすぎた反動か多少下落しました。今日の話題は，昨年，うちのおくさんが入院・手術という一大事になったのですが，そのとき保険のシステムなどいろいろと学びましたのでそれに関してです。ちょっと最近投資話から脱線気味です。よく自己負担額３割とか言われていますが，それでも手術をして，３週間くらいは入院していたわけですから，食費なんかすべて込みで，退院時には30万円近くの費用が必要でした。ところが，このうちの純粋な医療費（食費とか除く）については，高額医療費としておくさんが所属する保険組合から返還してもらえました。ですから，実際にその入院した月に払った純医療費は２～３万円くらいのものでした。よって，保険適用外とか差額ベッドとかそういうことをしなければ，医療費の個人負担はせいぜい月に２～３万くらいなのかなあと思った次第です。まあ，所属する保険組合や収入によって額は違うのかもしれませんが，意外と社会保障が充実していて，案外ビックリしたわけです。これまでほとんど病院とは無縁の生活を送ってきましたので，まったく無知でした。この時の注意事項は，医療費などは月ごとに集計して，月間である程度以上の額になると返還される仕組みで，基本的には入院はひと月のうちに収められるのならその方がいいということです。手術で３週間入院するんだったら，月をまたがずに，月初めから入院しちゃった方がよろしいという感じですね。治療費が月をまたいで半々に分かれてしまうと，それぞれの月で２～３万の自己負担が生じることになります。うちのおくさんは緊急の手術が必要であったわけではなく，半年ほど前からいつ入院しようかいろいろ仕事の算段をつけてから入院となったわけですが，まあ，高額医療費の還付制度など知らないで，たまたま月初めから入院して，月をまたがなかったので，完全な結果オーライでした。まあ，うちのおくさんのように，別にあせって入院することもなく，月日を選べるようであれば，一考の余地有りでしょう。あと，良く税金面で医療費控除の話が出てきますので，昨年は病院に行ったときの支払いはもとより，薬代とかを含めてレシートを保存していたわけで，医療費が10万円を超えれば，確定申告でもしてみるかと思っていたわけですが，この高額医療費還付制度のおかげで，入院前後の通院費を含めても医療費は10万円に及びませんでした。そんなわけで，確定申告もせずにすんだ（てゆうか還付申告できなかった）わけです。まあ，投資とは関係ありませんが，保険とか税金とか絡む話なのでちょっと書いてみました。金融商品のうち，株とか債券とかある程度勉強してきて仕組みが分かってきましたが，なかなか手が出せないのが保険とか年金商品です。この辺もちょっとは興味があるので，職場でのお知らせなどに目を通してみることもあるのですが，個人年金なんかは，こんな利回りなら自分で運用した方がいいじゃん，みたいなものばかりでいまいち手が出ません。というわけで，なかなか保険・年金の仕組みも理解していませんので，上で書いていることも間違っているかもしれません。実は，うちのおくさんは自前でニッセイやかんぽに入っていたので，その保険金を請求して支払いを受けていますので，なんと手術入院で大幅に黒字化しています。見舞いの交通費とか，入院のために特別に購入したグッズとかコミコミでもおそらく20万円とか30万円のオーダーで黒字です。まあ黒字になるからと言って，それを目的に手術をするわけにもいかないですが，保険金請求の話はまた明日（じつはこれを書きたかった）。

  2005/08/23

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• ノースウェストがストライキ

  今日の株式市場は好調で，特にマイポートフォリオの重要な一角を占める銀行株が調子よく，マイポートフォリオは今年最大の上げ幅となりました。UFJの売却はちょっと早まった感じですねえ。売値よりすでに7万以上上がっていますので，３株で20万円以上もうけそこねました。タイトルは直接は投資と関係ない話ですが，航空関連と言うことで，JAL, ANAなど航空株が主要投資先の一つである私としましてはちょっと気になるニュースです。先日グアムで前輪破損事故を起こして，日本では大きく取り上げられましたが，ノースウェストもそろそろ倒産が近いかもしれません。アメリカの航空会社はどこも苦しいようですね。値下げ競争と原油高で限界に近いようです。それに保険（年金？）のシステムが日本と違って企業の負担が大きくて大変なようです。日々運行はしているものの，ユナイテッド航空なども会社更正手続き中です。ノースウェストも相当厳しい要求が会社側から労働組合へと提案されたようですが，それを拒否してのストライキです。でも，ストライキのせいで業績悪化が進行すれば倒産に直面しますので，労働組合としても捨て身ですね。こういった意味では，ほとんど談合しているかのように料金体系も同じで，それほど激しい価格競争にさらされていない日本の航空会社は安泰でしょう。国際線に関しても，日本人のJAL, ANA指向はかなりなものがありそうですしね。やはり英語が話せないから日本人乗務員が多い飛行機が安心なのでしょう。帰国の際の海外でのチェックインも日本人スタッフがいそうですしね。JAL, ANAはこういった日本固有文化に守られているのかもしれません。また，一方が業績悪化してつぶれてしまえば，国内線が独占状態になってしまうので，他の小さな航空会社はともかく，この２つはつぶれそうになく，そういった意味でも安心して持っていらる株だと思います。株主優待券も結構有効だし，株の投資先としてはまあまあいいのではないかと思っているわけです。ただ，マイルをためるのだったら米国系が良さそうです。昨年はANAに乗ってヨーロッパに行ったのですが，ツアー料金では50％のマイルしかくれません。国内線やEdyなんか利用してちびちび増やしていますが，ほとんど微増で，なかなか特典交換できる最低の1万マイルも大変です。一方，今年アメリカに行ったときはコンチネンタルでしたが，ノースウェストと同じスカイチームに属するので，ワールドパークスマイルをためたのですが，ツアー料金でもちゃんと100％マイルをくれて，アメリカ往復だけでほぼ国内線往復特典がもらえる15千マイル近くたまりました。また，ワールドパークスはフィデリティ証券で投信を買うだけで相当たまりますし，今年度いっぱいは，JALでもANAでも，国内線に乗るだけで，全路線一律500マイルがもらえます。これは，だいたいの路線で，本家のJAL, ANAでもらえるマイルよりも多いくらいです。ちょっと大盤振る舞いしすぎではないですかねえ。私なんか，フィデリティ証券で投信を買うために今年の５月にワールドパークスに入会したばかりですが，アメリカ往復を含めて，すでに２万マイル以上たまってしまいました。東アジアなら往復できるマイル数です。おまけに，国内航空会社と違って，ワールドパークスには有効期限がありません。まあ，NWAの株式は持っているわけでもないので会社は破産してもいいですが，マイルのシステムだけはご破算にならないで欲しいわけです。余談：ANAってAll Nippon Airlinesかと思っていたら，All Nippon Airwaysだったのね。今日はじめて知りました。でも，JALは名が通ってますが，ANAって海外ではほとんど通じません。やはり「All Nippon」あたりが海外では意味不明なのだと思います。手遅れですが，もうちょっと英語として通りがいい名前にした方が良かったのでは？

  2005/08/22

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• ニューシティ・レジデンス投資法人（8965）

  最近はレジデンス系REITの上場が多いですが，ここは２番目のレジデンス特化系として上場されたREITで，もう少しで長い第１期が終わり，９月から第２期に入ります。今年の２月に物件取得に伴い分配金の予想額を上方修正し，当時の投資口価格から考えて少し魅力的かなあと思い購入したものです。この８月期は期間も長く分配金も多いですしね。ところが，昨日（8/18），増資の発表とともに，再度分配金の予想額の再修正を発表しました。http://www.ncrinv.co.jp/２月の修正の後も物件の取得に熱心で，すでに当時の４割り増しの総資産になっており，総資産に対する有利子負債の比率も64％と極めて高くなっていますので，まあ，増資は決定的と考えておりました。しかしながら，所有物件が大幅に増加しているため，増資をしても，２月の予想程度の分配金は確保できるであろうと考えていました。が，今度は10％以上の大幅ダウンです。額としてはマイナス1,300円くらいで小さいのですが，J-REITでは利回りすなわち「率」で判断されますので，1,300円の分配金の違いは，投資口価格に対しては6-7万円のインパクトがある数字です。まあ，今現在すでにかなり低迷した価格帯ですので，決算期を過ぎてもすぐに6-7万下がると言うわけではありませんが，分配金額以上の大きな下落があるかもしれません。それにしても，あれだけ物件を取得しているのに，この第１期の分配金も僅かに15円上方修正したにすぎません。もうこの時期ですから，ほとんど誤差もないでしょう。希薄化前の第１期の分配金も増額できず，有利子負債ばかり増やして増資に踏み切ったことで第２期の分配金も大幅下方修正せざるを得ないと言うことですから，物件の取得なんかしないで増資もやらない方が１口当たりのパフォーマンスが良かったわけです。営業活動をしないで放っておいた方がパフォーマンスがいいのですから，何のために仕事しているんだか・・今日は，ここだけでなくREIT市場全体が軟調でしたから売っていませんが，権利落ちまであと数日ありますので，少し上がってきたら処分するかもしれません。ただ，前に書いたように，すでに低迷しているので，下値余地は限られており，権利落ち後も55万円以上は維持できるのではないかと思っています。落ち着きどころは日本レジデンシャルのちょっと下あたりか？まあそんなわけですから，持ち続けてもそれほど被害はないと思っています。あまり魅力的なREITではなくなってしまいましたが。注：投資は自己責任。インターネット上の情報を鵜呑みにして売買をしてはいけません。

  2005/08/19

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• 郵便局こんなに必要ですか？－都会編

  最近は政治ニュースばかりで，いまいち経済ニュースは影が薄いですね。まあ，夏休みだしこんなモンかな。今日もひまで書くことナシなので，昨日の続きで都会編を。私は大学入学時からずっと山手線の内側に住んでいます。まあ，いわば都会のど真ん中ですね。でも，意外と住宅地もたくさんあるんですよね。まあ，何にしろ，今すんでいるところは地下鉄の駅も複数選べるし，バスなんかも多数あり，まわりにはコンビニ等々店もわんさかで，極めて便利です。東京，新宿，池袋，渋谷など主要駅もみな30分以内で至便です。よって，なかなかこの生活から足を洗うことも出来ません。で，郵便局も多数あります。最も近い郵便局は家を出て，右方向に行って，一回左にまがったところで200mくらいの距離で，至極近いです。しかし，ここにはほとんど行ったことがありません。実はこの方向へ行く用事が全くないからです。次に近いのは，家を出て，左方向に行って，一回右にまがったところにあり，家からは400mくらいですが，この方向もあまり用事がないので，ここにもほとんど行ったことはありません。一番よく行くのは，家を出て，左方向に行って，一回左にまがった方面にあり，家からの距離はおおよそ600mです。こちらには，駅やスーパーもあり，毎日通るところなので，こちらの郵便局に一番良く行くわけです。しかし，この郵便局は実は自宅から５番目に近い郵便局で，上で述べた２つを含めて，ここより近いところに４つも郵便局があります。半径１km以内を歩いていける郵便局とすると，把握しているだけでも９個の郵便局が徒歩圏内です。セブンイレブンも家のまわりには大量にあり，半径１km以内なら同数程度で，郵便局の多さはまさにコンビニなみです。しかし，私はコンビニには頻繁に行きますが，郵便局にはさほど用事があるわけではありません。書留など郵便局に行かなければ出せない郵便物はほとんど出しませんし，振替用紙による送金も年に１～２回あるかないかくらいです。一番の用事は毎月のように来る配当の受け取りかもしれませんが，それもせいぜい月に１回ですむことです。コンビニには日に何回か行くこともあり，年間数百回は行っているでしょうが，郵便局は年間10～20回程度でしょう。だいたい，セブンイレブンは郵便局の多くの機能を持っています。切手は買えますし，メール便や宅急便も送れます。ATMもありますので，金の出し入れも出来ますし，公共料金の支払いなど送金も出来ます。ない機能は保険くらいですが，簡易保険の窓口に頻繁に用事がある人なんかいないでしょう？これだけ郵便局と同じようなことが出来る上に，なんとおでんや牛乳も売ってます(笑)。こんなセブンイレブンと肩を並べるような数の郵便局が本当に必要ですか？東京なら，24時間やっている集配局がおそらく23区各区に複数ずつあるでしょう。これだけでも十分な量であると感じるのは私だけですか？

  2005/08/18

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• 郵便局こんなに必要ですか？－田舎編

  今日は書くことがないので，話題の郵政民営化についてです。一応は郵便局も金融機関なので。私の立場は，郵貯・簡保については完全な民営化を支持と昨日書きました。郵政民営化反対派の理由が，おばあちゃんが歩いて年金をもらいに行くような地方の赤字郵便局がつぶれてしまう，などというまことに些末な議論で失笑以外の何ものでもありません。実は，私は田舎も都会も郵便局は多すぎると思っています。本日は田舎編ということで・・昨年の暮れ，私ども夫婦は和歌山県の龍神温泉に行って来ました。東京から行くためにはすごい苦労です。南紀白浜空港まで飛行機で飛び，バスで紀伊田辺駅へ，そこから１日に数本しかない龍神バスで１時間以上もかけて温泉までたどり着く必要があります。夏場なら高野山方面からバスで行くことも可能ですが，冬場は紀伊田辺からが唯一のルートとなります。なぜこんなに詳しいかというと，はじめてではなく，２回目だからです。とにかくここのお湯はすばらしく，数ある温泉の中でもぴかいちでしょう。そんなわけで，わざわざ飛行機に乗って行ったりするわけです。さて，その龍神温泉は，和歌山県田辺市龍神村にありますが，郵便局はこの龍神村だけで10個もあります。人口4,461人（平成12年国勢調査）の村にです。たしかに，だだっ広い（といってもほぼ山間部）村で，龍神温泉は龍神村の中心と思われる地域から10kmほども離れているのではないでしょうか？そんな所ですから，村の中心部に１個だけ郵便局があっても，温泉近くに住んでいる「おばあちゃんが歩いて年金をもらいに行くような」ことはできないわけで，温泉の近所にもあった方が便利でしょう。そして，たしかに温泉の旅館街から歩いていけるところにも郵便局はあります。散歩ついでに年賀状を出しに行ったりもしました。さて，我々は年末に２泊したのですが，旅館には朝食と夕食はついているものの，昼食はついていません。そこで，昼食をとりにぶらりと外に出てみるものの，店がありません。そう，龍神温泉にはまともな食堂とか，食材を買えるようなスーパーとかそういったものがないのです。いや，正確に言うと食堂は２～３軒ならないことはないのですが，年末だったせいか，それとも休業したのか開いている店がありませんでした。店と言えばバス停の近くに小さな駄菓子屋のような土産物屋が２軒あるのみです。でもたいしたものは売っていません。仕方がないので，ここでカップ麺を買って，割り箸ももらって旅館に戻って食べました。温泉に入る以外はすることもないので，我々はよく散歩に出ました。しかし，道を歩いていてすれ違うのは温泉の宿泊客のみ。地元の人が歩いている姿は一切見かけません。地元の人はみな自動車で移動しています。それもそのはずですね。なにしろ温泉の旅館街には食品や衣料品など生活必需品を売っているような店はないのですから，みんな車で買い出しに行ったりするのは至極当然です。温泉地域に限って言えば，おばあちゃんが歩いて年金をもらいに行けても，歩ける範囲にその金を使えるような場所は温泉以外にはありません。本当にこんな所に郵便局が必要ですか？車で買い出しに行く場所のそばに郵便局があればそれでいいのではないでしょうか？こんな郵便局は全部つぶして，国営のスーパーマーケット公社でも設立して，スーパーに変えた方がよっぽどありがたいと思います（イオンの関係者民主党の岡田さんが黙っていないでしょうが）。年金の受け取りには郵貯のATMでも設置しておけばそれで事足りるでしょう。要するに，郵便局よりもっと必要なものはたくさんあるのに，何故に郵便局だけは全国津々浦々「歩いていける範囲に」存在しなければならないのか，その点が私には分かりかねるわけです。

  2005/08/17

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• ホリエモンかよ！

  衆院選出馬「可能性ある」　郵政民営化賛成と堀江社長　自民党から衆院選の出馬要請を受けているライブドアの堀江貴文社長は１６日午後、報道陣に対し、出馬するかどうかについて「可能性はある」として前向きに検討していることを明らかにした。　堀江氏は、１５日に自民党幹部と接触したことを認め、出馬条件について「影響力がないのであれば意味がない。日本を変えていけるとの手応えがつかめるかがポイント」と述べた。選挙区に関しては「どこから出るかはそれほど大きな問題ではない」と語った。　衆院選の争点の郵政民営化に対しては「大賛成」と話し、「みんなが言っているほど小さな問題ではない。郵貯や簡保のお金は非常に大事な国民の資産で、運用次第でこれからの日本が変わってくる」として、官に流れている郵貯、簡保の資金が民間に流れることで、日本経済の活性化につながるとの見方を示した。（共同通信）う～む。ホリエモンとは・・自民党も有名ならなんでもいいってな感じですなあ。でも，ニュース後半で彼が言っていることはもっともで，私も郵貯・簡保については完全な民営化を支持しています。民営化後も郵貯の預金量が激減でもしない限りは，NTTのようにさらに分割すべきだと考えています。理由は簡単，メガバンクをすべて合わせたものを上回る預金量が民間資金として徐々に活用されてくれば，経済が活況になるであろうからです。ホリエモンと同じですが，大いに国益にかなっており，民間金融機関となった郵貯・簡保がちゃんと税金を納めてくれれば，納税者としてはまことに結構なことであろうと単純に思います。なぜにこれに反対を唱える自民党議員がいるのか，なぜ民主党は反対を唱えるのか理解に苦しみます。おおかた，特定郵便局長会（自民反対派）や郵政関係の労働組合（民主党）がちらついているのでしょうが，国会議員たるもの一部の集団への利益誘導を考えるべきではなく，国全体の国益を考えてもらいたいものです。ただ，共産党が反対なのは良く分かります(笑)。まあ，ホリエモンは政治よりビジネスの方が好きそうだから，立たないんじゃないかなあ。政治家なんかになっちゃったらつまらないってことは想定の範囲内だと思いますが・・？

  2005/08/16

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• さようならＵＦＪ（8307）

  ここのところ，日経平均も好調ですが，銀行株が好調ですね。三井住友は今の形の株式としては上場来高値更新しましたし，みずほも上場来高値を狙える位置まで来ています。私は8/11早朝から昨日まで盆休みで帰省していましたが，マイポートフォリオを見てみると，株式は好調，REITは調整で，トータルプラスでした。やはり主力の銀行株が効いているのだと思います。その銀行株の一角として所有していたUFJ３株ですが，8/11の日に売れていました。実は，UFJは三菱東京との統合を控えており，銀行本体の完全統合は先送りされたようですが，株式の統合は10月に行われますので，UFJ株として取り引きできるのは9月下旬までだと思われます。統合比率は1：0.62なのでUFJを持っていると端株が出る計算です。これはちょっと処理が面倒になるのと，所有していたUFJは前にも書いたとおり「購入価額1,000万円までの非課税の特例」の対象なので，９月までには処分したいと思っていました。三菱東京を100万とすると，UFJは62万の計算ですから，先日アメリカへ行ったときも，帰省のときもずっと62万円の指し値で売り注文を出していたのが，8/11にこの価格に達して約定したというわけです。だいたい確定利益は94万円程度で，買値も似たようなものですからほぼ利益100％で売れました。思えば，UFJとは長いつきあいでした。株式投資をはじめたのが20世紀最後の大納会の日で，UFJの前身の一つである三和銀行を購入したのが2001年の3月ですから，株式投資をはじめて3ヶ月とたたない頃からのつきあいでした。2001年のゴールデンウィークあたりまでは頻繁に売買を繰り返し（株式はじめたばかりで面白かった），一時期100万円は目の前という株価にまで達し，かなり大きな利益をあげたものですが，その後一転して勢い良く下落し始め，大きな含み損を抱えたまま塩漬けになってきました。その後も多少の売買は繰り返し，安くなったらナンピンなどしてきたわけですが，ついに下落に耐えきれず，2002年の半ばからは塩漬け放置モードに突入しました。その後，2002年後半から2003年前半にかけては一時期10万円を割り込む時期もあり，マイポートフォリオも，UFJだけでなく他の銘柄も含め，最大で350万円ほどの含み損を抱え，株式投資から遠ざかっていた時期もありました。ところが，2003年5月くらいのりそなの国有化をきっかけに，銀行株はお祭り騒ぎのように上がりだし，マイポートフォリオの含み損も秋口までに一気に解消してしまいました。2004年５月くらいまではぐんぐん上がっていったわけですが，金融庁検査妨害が明るみに出て，一気に下落。この時は他の銀行も下げましたので，マイポートフォリオも数日間で150万円ほど派手に下げました。その後，住友信託への信託部門売却の撤回と東京三菱との統合発表と・・このようにいろいろ演じてくれたUFJにずっとつきあってきたわけですが，ついにお別れです。少し寂しい感じもしますね。残念なのは，2001年3月時点からずっと株主だったわけですが，１度たりとも配当をもらえなかったことですね。でも，キャピタルゲインで相当もうけさせてもらいましたので，文句はないです。さようならUFJ。

  2005/08/15

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• 連邦準備銀行

  ８月のFOMCでまたもやFF金利誘導目標が0.25％引き上げられましたね。これで10回連続で，結構強気です。今後の注目点は，金利引き上げが見送りとなるのはいつかと言うことでしょう。やはりFOMCでの金融政策は外貨建の投信や日米為替動向などに影響が大ですので，気になるところです。アメリカもまだまだ景気がいいと言うことでしょうが，日本も踊り場抜けだし宣言が出ましたので，株価も跳ね上がった所であり，今後為替動向は膠着状態と行ったところかもしれません。ただ，金利差は開くばかりですからややUSD強しかなあ。FOMC（Federal Open Market Comittee，連邦公開市場委員会）は連邦準備制度理事会（FRB）が年８回という半端な回数ひらいているもので，米金融政策の最高意思決定機関みたいなものですが，グリーンスパン議長をはじめとした何名かの理事，それと，全米に１２個ある連邦準備銀行の総裁なんかがメンバーのようです。次回は９月下旬のはずです。先日ニューヨークに行ったときに，せっかくだからウォール街（Wall Street）にでも行ってみるかと地下鉄で出かけてみました。そんでもって，NYSE（New York Stock Exchange，ニューヨーク証券取引所）なんか見てきたわけですが，残念ながら時間がとれたのが土曜日だったので，中には入れず（というか，入っても何もしていないので入ろうともしなかった）外側を眺めてきただけでした。そばにニューヨーク連銀があるはずなのでこちらも見てきましたが，窓に格子が張られているくらいで，何の変哲もないビルで，また，入り口に堂々とした看板があるわけでもなく，地図から言うとこれなんだけどなあという感じでした。一周してみたら，角に小さな看板が出ていて，それにFederal Reserve Bankとか書いてあったのでやっとここがNY連邦準備銀行だということが認識できた程度です。日銀の方が相当立派ですね。でも，「連邦準備制度」って変な名前ですねえ。何を準備するんでしょう？金融政策を準備するのかな？普通に中央銀行理事会とか中央銀行ニューヨーク支店とか言えばいいようなものですけどね。明日からまたお休み。今度は今週いっぱい盆休みです。８月はぜんぜん働いていない・・

  2005/08/10

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• ７月金融資産損益

  ７月金融資産損益昨日までアメリカに行っていましたが，日本に帰ってきていきなり郵政民営化法案否決で解散ですね。８月に入ってからの株式市場はほとんど見ていなかったわけですが，政局不安定を背景に軟調で，解散がはっきりして材料出尽くしで上げに転じたようです。マイポートフォリオも８月に入ってからは軟調のようですが，７月は結構好調でした。その７月分をまとめます。６月分まではYahoo!の方にまとめました。６月金融資産損益http://blogs.yahoo.co.jp/anchimeric/6459367.html分類７月増減１月から累計株式+112,367(+825,906)外貨+16,496(+147,573)投信+165,390(+332,432)国債+2,011(+4,971)預金+13(+12,410)計+296,277(+1,323,292)こうやってみると，やはり投信が好調でしたね。要因は押し目知らずのインド株とUS-REITです・・・が，ここのところUS-REITの方はついに調整しているようで，８月に入ってからは投信も軟調です。７月の株式・REIT等の売買は以下の通り。新規上場REITを含めいくつか購入したものはいずれもさえない状況です。日経225連動型上場投資信託（1321）完売http://blogs.yahoo.co.jp/anchimeric/6196963.htmlエネサーブ（6519）購入http://blogs.yahoo.co.jp/anchimeric/6395479.htmlケネディクス不動産投資法人（8972）上場＆購入 http://plaza.rakuten.co.jp/2888project/diary/200507210000/ジョイント・リート投資法人（8973）上場＆購入http://plaza.rakuten.co.jp/2888project/diary/200507280000/外貨としては，金利につられてNZDのMMFをちょっぴり購入しました。じきに金利，為替とも安くなってくる感じを持っていますので，打診買いですが，今のところは相変わらず高値圏で推移しているようで，外貨全体としても堅調でした。NZD打診買いhttp://blogs.yahoo.co.jp/anchimeric/6252636.html投信は上で書いたように絶好調維持。６月も好調でしたが，７月はそれを上回っています。ただ，買い場ではないため，売買は行っていません。国債は既定路線となっていますが，個人向けを25万円購入。利金が入ってきています。預貯金はまあ例のごとくほとんど誤差範囲の動きでした。

  2005/08/09

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• 米国経済状況視察

  本日の読売新聞に出ていましたが，米４－６月期のGDP伸び率は3.4％と堅調だったようです。なかなか強く，少なくとも急ブレーキをかけて失速すると言うような事態はあまり想定できません。このまま，金利上昇も続くかもしれません。８月上旬のFOMCに注目ですね。さて，そのアメリカに出かけますので，しばらくの間日記も休みです。ワシントン，ニューヨークあたりで政治・経済状況を見てこようかと思います。グリーンスパンFRB議長やスノー財務長官とも機会があったら経済論議に花を咲かせましょう。というのは真っ赤な嘘で（当たり前），まあ，単に観光に行くだけなんですけどね。今回は，博物館好きのおくさんにつきあって，スミソニアン博物館とかメトロポリタン美術館とか見に行くことになるのではないかと想像しております（まだ予定は未定）。しかし，ただ街をぶらぶらしているだけでもその国の持っている勢いや経済情勢は何となく感じられることも事実です。昨年は東欧のポーランドに行って来ましたが，この国は間違いなく今後伸びるといった印象を持ったところで，日本企業はもっと積極的に投資すべきであると考えた次第です。まあ，博物館巡りなんかしていたら，街の息吹は感じられないかも・・・なにも，アメリカくんだりまで言って博物館なんか入らなくてもと思うのですが，そんなことは口が裂けても言えません。では，しばらくお休み。次回登場は8月9日前後です。郵政民営化なんかが佳境に入っているかな？

  2005/07/30

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• 生協の出資配当金

  うちのそばには都民生協（コープとうきょう）があって，うちのおくさんはそこで買い物をすることが多いようです。組合員になるとポイントもたまるので，うちのおくさんは組合員になっています。少し前になりますが，生協から通常総代会報告なるものが届きました。で，私に向かって，「これってすごい金利だよね～」と言うのです。生協は組合方式ですから，組合員が出資金を出して事業を行って行くわけですから，剰余金が出れば，そのうちある程度の金額は配当金にまわります。で，うちのおくさんにはなんと今年５円の配当が・・！５円といってもバカにしてはいけません。なにしろ，出資金元本はたったの千円なんですから。都民生協が今のカードシステムになってから３年程度です。その間，出資配当金が３回出ていますが，千円の元本に対して，計13円の配当ですから，年平均0.4％を上回る配当を出しています。まあ，高配当株式やJ-REITに比べると低いですが，うちのおくさんは株式とか投資信託とか投資商品が好きではないので，せいぜい普通預金にたまってくると定期預金に移すという程度です。しかも，ネット銀行なども使わず都市銀行だけなので，まさに資産倍増に2,888年かかるタイプの人間です。ですから，この生協の出資金の利回りにも結構驚いていたようです。よく通常総代会報告を読むと，今年の配当金の利回りは0.6％であり，そこから税金20％が源泉徴収され配られているようです。ですから，出資金が千円の場合は５円ですが，１万円なら48円，100万円なら4,800円の配当となったことでしょう。生協の出資金は株式やREITと違って値動きはありませんし，元本保証はされないでしょうが，それに近いものがありそうです。配当がいくらになるかは決算次第ですから，あらかじめは分かりませんが，ここ３年は定期預金などに比べ結構よい利回りを実現しており，また，脱退も自由ですからいつでも引き出すことが出来ます。こう考えると，定期預金の代わりとしてはけっこういい投資先のような気もしますが，問題は，財布に入っている１～２万円を出資金として差し出すならともかく，100万円の束をいくつも生協に持っていって，出資しますなんて言うのはとても怪しい人だということです。私にはとても出来ません(笑)。ちなみに，組合員数が割と最近100万人を突破したみたいでして，また，出資金の総額は219億円ですから，１人平均２万円ほどの出資金額です。でも，ここ３年以内くらいに入った人の出資額は，だいたいは標準の千円（それ以前は５千円が標準だと思われます）でしょうから，平均値から考えて，大金を出資している人もいそうですね。

  2005/07/29

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• ジョイント・リート投資法人（8973）上場＆購入

  ７月は上場ラッシュでしたが，最後のJ-REITであるジョイント・リート投資法人が本日上場されました。住居＋商業施設複合型REITということです。http://www.joint-reit.co.jp/公募　530千円初値　550千円高値　586千円安値　550千円終値　576千円3,9月決算で，第１期は来年３月までの長丁場（247日）ですが，分配金予想額が15,102円，第２期は通常の半年間で，11,372円という予想が発表されました。最近はREITの売買に際しては過度に利回りが重視されている感じがしますが，そういった意味では，このジョイント・リートは７月に上場された新規REITの中では最もよい利回りですので，一番買いが集まっているようです。第１期は本日終値で年換算3.87％の利回りです。私も昨今の傾向から，4％ラインの56万円以下ならまあ買いだろうと思っていましたので，指し値注文を出していましたが，初値が指し値を下回りましたので，初値約定となりました。まあ，これが本日の安値でしたから結果オーライですね。昨日，クレッシェンド投資法人（8966）の決算発表があり，同時に今期の分配金が上方修正されたため，今日は価格も上昇しました。それでも，本日終値で4.09％の利回りとなっていますので，まだもう少し上がりそうですね。実はこの銘柄はYahoo!Blog時代に書いたのですが，この上方修正を期待して６月に仕入れたものです。クレッシェンドは，ちょっと高すぎるぞと書けばちゃんと下げてくれるし，７月の決算発表時に分配金を上方修正して欲しいと書けばその通りにしてくれるし，なんだか意のままで笑っちゃいます。100万円になってね！とでも書いておきましょうか(笑)。まあ，物件取得に熱心で，そのせいで分配金も上方修正となったわけですが，資金的にはだいぶ有利子負債比率が高まってきており，決算期の１１月末近辺で増資となりそうです。増資を乗り切れるくらいのキャピタルゲインがあれば持ち続けてもいいし，そうでもなければ，権利獲得前に売ってもいいかなと思っています。まあ，価格次第ですね。注：投資は自己責任。インターネット上の情報を鵜呑みにして売買をしてはいけません。

  2005/07/28

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• 投資信託販売手数料半額キャンペーン

  現在（８月いっぱいまで）りそな銀行ではネットde投信キャンペーンというものをやっていて，りそなダイレクト経由で購入すれば，購入手数料が半額になると言うキャンペーンのようです。インターネットバンキングにて購入すること以外に特に条件はないようです。まあ，りそなには口座を持っていませんので，正確なところは分かりません。でも，投資信託はなにしろ各種の手数料が高すぎます。そんなわけで，ずっと敬遠してきたのですが，国内物ならともかく，海外株式とか債券，REITなどにはなかなか直接は手が出ません。まあ，１銘柄ねらい打ちくらいならなんとかなりますが，国際分散多銘柄となると，各国通貨の為替動向と各債券や株式の価格動向を両にらみで，各国の経済ニュースにも注視しながら売買のタイミングをはかるなんて自分にはとても無理そうです。だいたい，日本株式の銘柄選びもままならないのに，良く知らない海外株式の銘柄選びなんかとても出来そうにありません。さらに，グロソブなんかどうせ米国債より信託報酬分は低利なんでしょう，と何気なく想像していたのですが，実際の所はそうでもなく意外と高利回りですし，また，インド株式のように，外国人はどうあがいても直接は買えないものもあります。そんなわけで，投資信託も昨年暮れあたりからぼちぼち買いだしたのですが，いかんせん，販売の手数料が１～３％くらいのものが多く，なかなかつらいです。株式なら買ったとたんに２％の含み損が出たら，相当タイミングが悪かった方ですが，投資信託の場合は必然的に販売手数料分含み損からのスタートです。昔のことは知りませんが，株式の手数料もものすごく安くなったと聞きます。投資信託の場合は，販売とか運用とか受託とかいろいろな会社がかかわっているので，そうそう簡単に下がっては行かないでしょうし，売れるか売れないかは成績次第でもあります。今後は手数料体系が安く，しかも成績が良く，既存投資信託から大きく資金を奪うようなものがどんどん登場してきて欲しいものです。そうすれば，おのずと各種手数料は下がっていくものと思われます。まあ，それまでは今回のりそなのようなキャンペーンを利用するとか，販売手数料は金融機関によって異なる場合もあるので，なるべく安いところを探して購入するとか努力が必要です。私はりそなで販売している投信には現在購入したいものはありませんし，株式も上昇しているし，円安の進行もあり，今は投信の価格は全体的に上がり気味ですから，投資信託をいそいで購入するタイミングでもなさそうです。よって，このキャンペーンを利用する予定はありませんが，グロソブを半額で購入できる機会はめったにないので，現時点で購入を計画している人は一考の余地有りですね。

  2005/07/27

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• フィッシングメール

  金融機関など装って，自ら管理するサーバにIDやパスワードを入力させそれらを盗もうとするフィッシングメールという手段があります。本日私の所にUFJ銀行をかたるフィッシングメールが届きました。以下のような文面ですが，実際にはHTMLメールです。－－－－以下フィッシングメール－－－－（ここのデータに危険はないです）UFJ銀行ご利用のお客様へUFJ銀行のご利用ありがとうございます。このお知らせは、UFJ銀行をご利用のお客様に発送しております。この度、UFJ銀行のセキュリティーの向上に伴いまして、オンライン上でのご本人確認が必要となります。この手続きを怠ると今後のオンライン上での操作に支障をきたす恐れがありますので、一刻も素早いお手続きをお願いします。http://www.ufjbank.co.jp/ib/login/index.htmまた、今回のアップデートには多数のお客様からのアクセスが予想されサーバーに負荷がかかるため、下記のミラーサイトを用意しております。上記のリンクが一時期不可能になっている場合は、下記をご利用ください。（以下略）－－－－以上フィッシングメール－－－－途中で出てくるURLは見かけ上正しいのですが，実はメール中のこのアドレスをクリックして行く先は，ペルーのプロバイダに設置されたサーバであり，しかもメールの発信元はルーマニアのプロバイダというまことに国際的なフィッシングメールでした。笑ったのは，ソースを見てみると，「＜TITLE＞UFJのフィッシングメール＜/TITLE＞」との記述（実際には＜＞は半角）があり，自らフィッシングメールであることを名乗っている点です(笑)。実際の犯罪者は東欧マフィア，協力者は日本のやくざかもしれませんが，このメールを作った奴はなかなかお茶目です。でもたいして出来も良くないので，能力的には低レベルですね。私はUFJの株主でもあり，また預金者でもあります。しかしながら，メールが届いたのはUFJには知らせていない勤務先のアドレスであり，しかも，CC:として同僚にもたくさん届いていました（この時点でむちゃくちゃおかしいのですが）。そこで，私と同時に届いた同僚には警告を発したのですが，すでにうかつにもページにアクセスしてしまった人間がおりました。幸いパスワードなんかは入れていなかったようですが，アクセスした人間は本物のサイトのようであったと言っております。そりゃそうです。HTMLメールのソースを見ると，画像などの部品はみんな本物のサイトから引っ張って来てます。そこで，UFJ銀行にこのメールを親切にも転送してあげようと思ったのですが，ホームページをいくらさがしても，転送先アドレスが見つかりません。かつて，UFJ以外にも（アメリカの）citibankやsouthtrustという銀行を装ったフィッシングメールが届いたことがあります。私はこれらの銀行のユーザではありませんが，親切心から転送してあげました。英語が読める人ならすぐに分かるのですが，citibankでは，右上に「contact us」と言うリンクがあり，その中に堂々と「report a suspicious e-mail」というコーナーがあり，２クリックするだけで報告ができました。southtrustの方は，トップページに「E-mail Fraud Alert」とあり，そこをクリックすればすぐに転送先アドレスの記述があり，「怪しいメールはすぐに転送して下さい」と書いてあります。一方，UFJ銀行では，「ＵＦＪ銀行を偽装した電子メール詐欺が発生していますのでご注意ください」というページはあり，フリーダイヤルの電話番号は載っているものの，メールの転送先などの記述はないようです。電話では，「そのようなメールは送っていないので，削除して下さい」程度のことを言うだけでしょう。本来なら，この犯罪者を摘発し，また，被害を未然に防ぐためには送られてきたメールのヘッダーを含めた情報を早期に入手することが肝要のはずですが，UFJ銀行にはそのような態度は一切見られません。少しは，上記の米国銀行を見習って欲しいものです。やはり日本の銀行は「注意書きはちゃんとしているんだから，引っかかったら後は自分の責任ですよ」みたいな責任回避の姿勢が鮮明ですね。フィッシングメールを送出している犯罪者にとってはまことに好都合な状況です。私の勤務先はIT関連ではありませんが，仕事柄インターネットには相当慣れているはずの集団です。にもかかわらず，うかつにもアクセスしてしまう人間がいたわけですから，不慣れな人の中には引っかかってしまう人も多そうです。被害者が出ないことを祈っています。(IT Pro 関連記事)

  2005/07/26

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• REITと地震

  土曜日に首都圏でやや大きめの地震がありました。私も震度５強を記録した足立区ではありませんが，比較的近い場所にいて，いや～結構揺れたなあと思いましたが，ニュースなど何も見ていなかったので，山手線や地下鉄が結構止まっていたということは夜のニュースで知りました。地震国日本でREITなんかに投資する気にはなれないという意見がありますが，実際の所どうなのでしょう。もちろん今回の首都圏の地震くらいでは，せいぜいエレベーターが止まったとかその程度の話で影響なしです。３月に起きた福岡の地震では震度６弱で，この時はREITの持っている資産にも多少の被害があったようですが，ちょっと亀裂が入ったとかその程度の軽微な損傷でした。当時は未上場でしたが，運用は開始していた福岡リートも地震をまともに受けたと思われますが，何事もなかったように上場して，高値を示していることからも地震の影響はほとんどなかったはずです。震度５，６あたりは人的被害や木造家屋の倒壊，崖崩れなど大きな被害が出ることはあっても，REITが持っているような建物にはほとんど被害がなく影響がないようです。では，震度７阪神大震災クラスの地震が首都圏を襲った場合はどうなるでしょう？多くのビルが倒壊し，首都高も倒壊し，鉄道高架もやられる程度の地震です。実は，この場合もREITが持っているような新耐震基準に合致した物件は物理的被害は少ないのではないかと思います。阪神大震災のときも，つぶれたビルが大々的に報道されていましたが，むろん，報道はそういうところばかりをクローズアップしますし，補修などが必要な場合も多かったでしょうが，大部分のビルは普通に生き残っているわけです。要するに新耐震基準に合致したビルはその丈夫さを証明したような形になっています。むしろこの時問題になるのは，物件の物理的被害よりも，電気をはじめとした生活インフラの復旧度合いだと思われます。こればかりは首都圏で起こってみなければ分かりませんが，電気の復旧が長引いたりすれば，テナントが退出して家賃収入が得られなくなるかもしれません。でも，これならいずれは回復していくことなので，REITの所有物件の２～３割以上も倒壊してしまって，純資産価値が大きく損なわれない限り，一時的な価格低下にとどまるのではないかと考えています。では，新耐震基準に合致したビルも倒壊してしまうような猛烈な地震が来たらどうか？こんなリスクまで考えていたら，とても円建てで投資なんかできないと思います。新しいビルもどんどん倒れ，新宿の高層ビルもいくつか倒れてしまうようなそんな状態ではほとんど日本は破産です。国債もデフォルトを起こすかもしれませんし，株価なんか大暴落です。REITなどという細かい市場のことなんかかまっていられません。なにしろ，こっちの命がもつかどうかの瀬戸際ですから。私個人はREITの地震リスクについては以上のように考えています。

  2005/07/25

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• 米国債１０年もの価格の下落

  米国債１０年ものの価格が下落傾向にあります。利回りとしては上昇です。きっかけは６月下旬のFOMCによるFF金利の誘導目標の利上げです。この時，４％を割っていた10年もの国債の利回りは，現時点では4.2％を上回ってきて，ちょうどFF金利利上げ幅の0.25％程度上昇して，短期金利とのスプレッドを保った形です。理屈の上ではごく自然な成り行きですが，６月下旬のFOMCに至るまではFF金利を上げても上げても長期金利が下がるばかり。スプレッドはどんどん縮まってきて，ついには１％を切る水準になってしまいました。現時点でも実はギリギリ１％を切っています。このように，７月は徐々に長期金利が上昇傾向にあったとはいえ，先日の人民元の切り上げを受けて，一段と利回りが上昇する傾向にあるようです。考えてみれば，米国の長期金利がなかなか上がらない（国債価格がなかなか下がらない）でいた原因の一つとして中国による為替介入があったかもしれません。人民元に対する上昇圧力はかなりなものがありましたから，当然投機筋による人民元への資金流入があったと思われますが，ドルに固定するためそれに匹敵する為替介入を行い，米国債を相当買い込んでいるはずです。まあ，日本も相当ため込んでいますが，最近は日銀による為替介入はないようです。むしろ，日本の個人マネーの流入の方が意外と影響力はあるかもしれません。なにしろグロソブ毎月決算という単独の投信だけでもこの１年で1.3兆円資産を増やしており，米国債の割合は27％程度なので3,500億円ほど買い越している計算です。総計ではいったいいくらになるでしょう？兆を超えるかもしれませんね。中国当局としては，今後も相変わらず米国債の購入による為替調整がメインでしょうが，バスケット制への移行と言うことですから，USDにぴったり固定しなければならないという状況でなくなりましたし，為替調整にはドイツ国債とか日本国債なども使えるわけです。米国債に対する需要が減ってくれば，縮まった短期金利とのスプレッドが開いていく（すなわち，利回りが上がり，国債価格は下がっていく）可能性もありますね。米国債の利回りは，海外債券もの投資信託には直接影響しますし，また海外REIT価格にも大きく影響を与えます。人民元ショックが和らいできたときの為替の落ち着き先とともに米国債の動向も今後注目です。

  2005/07/23

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• 人民元切り上げの影響

  昨晩は中国の人民元の切り上げと，ロンドンでまた事件が起きたようです。まあ，その影響でしょうが，私の金融資産も全面安です。円の預貯金や個人向け国債は当然影響を受けませんが。株式＋J-REIT　-0.43％外貨MMF（AUD+NZD）　約-0.71％（為替レートのチェック時間が日々違うため不正確）投資信託 -1.62％円がつられて高くなった影響で特にUSDに対して高くなっていますが，AUDやユーロなど他の通貨に対しても全面高です。この影響で，輸出企業を中心に日経平均も下げましたので，株式も下げ，外貨建資産も当然下げと言うことです。ただ，外貨MMF（単なる外貨預金はナシ）はオセアニア通貨なので，こちらも円ほどではありませんがUSDに対して上げているので，たいした下落とはなっていません。昨日よりは下げていますが，一昨日と同じ程度です。また，株式に関しても，まあまあありがちな程度の下落幅で，特に驚異的に下げたということでもありません。USD建ての資産が多い投資信託がやはり大きくさげていますし，これは下落幅としては相当大きいのですが，実は投信はこの６月，７月と上昇に歯止めがかからずこわいくらい上がっていたので，まあまあ，ちょうどいい冷やし水程度と受け取れます。というわけで，影響は限定的，まあ，２％くらいだからそうたいしたこともないと受け止めています。USDだけでなく，バスケット制に移行すれば，米国債だけでなく日本国債も買ってくれて，郵政民営化が通れば郵便局なき後，良い受け皿になるかもしれませんし。でも，２％とはいえ，やはり不連続な動きはもう勘弁してもらいたいですね。外為証拠金取引なんかやっていた人にとっては，一瞬で膨大な利益または損失となった人もいたことでしょう。でも，人民元が切り上げられれば，円も連れ高するのは予想通りの動きですが，よく考えてみるとあまり合理的な動きでもないですよね。日中関係と米中関係は貿易とか投資に関しても似たようなもので，単に距離的に近いか遠いかくらいの違いしかないように思えます。だから，別に人民元につられて高くならず，USDにつられて安くなったっていいようなものですが，やはり人民元が高くなると，中国に距離的に近ければ近いほど，その国の通貨は上がっているようです。ヨーロッパのように互いに国境が接していて，しかもその垣根が低い地域で隣国の通貨に引きずられて上下するというのなら分からないでもないですが，人民元につられてアジア通貨が買われたり，AUDがUSDに対してやや高くなるなど合理的な動きなんでしょうか？なんだか良く分かりません。

  2005/07/22

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• ケネディクス不動産投資法人（8972）上場＆購入

  ７月３本目のJ-REITであるケネディクス不動産投資法人が上場されました。http://www.kdx-reit.com/公募　580千円初値　600千円高値　600千円安値　586千円終値　596千円まあ，寄りが高値でしたが，２連続初値公募割れしていますので，警戒感から売られるのも仕方ありません。しかし，やはり公募割れの水準までは行かず踏みとどまって，徐々に盛り返しつつあるといった日中足でしたね。分配金予想額は今年１０月期で2,759円，来年４月期で11,893円と発表されました。上場第１期は期間がだいぶ短く92日間ですが，年率換算利回りは本日終値で1.84％と悲惨です。やはり最初はいろいろと入り用なのでしょう。でも，１１月からすぐに第２期になりますし，こちらの利回りは今日の終値で3.99％となかなかよろしいので，第１期の利回りが悪いからといってガンガン下げていくこともなかろうと思います。上場初日にはまだ評価が定まっていないところであり，今後どの辺で落ち着くかは様子を見なければ分からないので，初日買いは結構危険な面もあるのですが，久しぶりに初日に購入してみました。これまで，初日に購入したのはユナイテッド・アーバン（8960）だけだと思います。個人的な予想としましては，60万台はすぐにでものせ，本年中には65万円の声も聞かれるかと思っております。まあ，REIT市場全体が崩れないことが前提ですが。先の２銘柄が公募割れしたことは，昨日書いたジョイントリートの応募には結果的に役に立ちませんでしたが，ここを安く購入するのには役に立ったと思います。できれば，REIT市場はロジスティックス（8967）のときのようにやたら高く始まってしまうのではなく，穏やかに始まり，上場後に徐々に評価が定まってくるという過程を踏んでもらいたいものです。そういえば，本日株式の方でもマルマン（7834）が上場され，公募割れしていましたね。実は，この銘柄は，前評判が非常に悪かったので，公募には申し込まないつもりでいたのですが，昨日書いたように，ジョイントリートを本気で当てに行こうという理由で，１ポイントでもIPOポイントを稼ぐために，考え直してやはり応募してみたのでした。結果としては，予定通り落選し，IPOポイントが増えたので良かったのですが，当選したりしていたら損するところでした。アブナイアブナイ。注：投資は自己責任。インターネット上の情報を鵜呑みにして売買をしてはいけません。

  2005/07/21

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• ジョイント・リート投資法人（8973）の抽選日

  私のメイン証券会社はE*トレード証券ですが，IPOの取扱数が「オンライン証券トップクラス」だそうです。まあ，「トップクラス」ですから，トップではないのかもしれませんが，かなりな数であることは確かです。しかしながら，ネット証券の悲哀でしょうか，数は多いものの，個々の割当数が少なく，ときには十数人にしか当たらないと言うこともあります。E*トレード証券はネット証券では口座数が最も多く，IPO参加者も最大でしょう。ですから，普通は当たりません。おまけに，当たらないとIPOチャレンジポイントと言うものがもらえて，ポイントを使うと当選確率をアップさせることができるので，これをたくさん使われると，見かけ上の競争率はアップするばかりです。IPOは昨今勝率が極めて良いので，私も結構参加したりしますが，普段はどうせ当たらないと考えていますので，まあ，このIPOチャレンジポイントをためるために参加しているようなものです。もちろん有望そうなIPO銘柄にはありったけのポイントをつぎ込んだりしますが，補欠にすらかすったこともありません。７月に上場される４本のREITのうち，E*トレード証券で取扱があったのは，ジョイント・リート投資法人（8973）のみでした。普段なら激戦が予想され，まずは当たらないでしょうという感じなのですが，幸いにして好条件が整いました。１．ブックビル期間（7/12～19）の初日と２日目にプロスペクト・レジデンシャル，ジャパン・シングルレジデンスと２本立て続けに初値公募割れを引き起こした。福岡リートも公募割れに。２．同一ブックビル期間にランドビジネスという有望そうな銘柄がある。３．未確認情報ですか，E*トレード証券の割り当て数が1,500口以上と比較的多い。とこんな所です。先に上場した３本のREITの公募割れを目撃したIPO資金はおそらくジョイント・リートからも逃げて行くであろうと推察されますし，逃げていく先もランドビジネスという銘柄が用意されています。かなりの人がIPOチャレンジポイントをランドビジネスに割くはずですし，その分ジョイント・リートの競争率はぐっと下がります。私も，どちらか一つあげますと言われれば，ランドビジネスを選びますが，E*トレード証券への割当数は90株しかなく，まず当選できない数です。それならばと言うことで，ジョイント・リートに全力を挙げ，本気で当てるつもりで申し込むことにしました。実は，わたくし自身の評価では，７月上場の４つのREITの中では，公募割れを引き起こした先行２本に比べて，明日上場のケネディクスとこのジョイント・リートの方が有望だと思っています（あくまでも４つの比較）。ケネディクスは65万，ジョイント・リートは60万くらいは問題なく狙える銘柄だと思いますし，ケネディクスはさらに上もあるかもしれません。そんなわけで，この２銘柄は公募価格ならば問題なく買いと判断しました。そこで，資金も320万くらい用意して，また，これまでためたIPOチャレンジポイントもすべて（28pt）使ってジョイント・リートを６口申し込んでみました。普段ならどうせ当たらんと思っているので，抽選結果のチェックを忘れることすらあるIPOですが，今日ばかりは６時過ぎの抽選に注目をしています。現在抽選中ですが，１～２口の当選を希望・・（６口全部当たったりすると，それはそれで資金的に苦しい）。結果はto be continued。－－－１９：３０頃追記－－－うげっ。それでも落選。いったいどのようにしたらE*トレードで当選できるのか・・？やっぱ厳しいですねえ。

  2005/07/20

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• 投資信託は分配落ち後がお買い得？

  投信関連の掲示板など見ていると，投資信託では分配落ち後に安くなるので，その安いタイミングで購入するのが得，といった記述をたまに見かけます。たしかに，高配当株やREITでも配当落ちは結構重要なイベントで，配当落ち前に買って配当をもらうべきか，配当落ち後に安くなってから買うべきか迷うところです。しかし，投資信託の場合はどうでしょうか？いま仮に基準価額8,000円の投信があったとします。次の日も投資先に変動がなく基準価額も変化なしとなる状況を想定します。ただし，２日目はちょうど決算日で40円の分配金を出し，基準価額は分配金の分だけ低下して7,960円になるものとします。この場合，分配落ち前の8,000円で買って，分配金をもらうのが得か，分配金はもらわず，分配落ち後の安いところで買う方が得かと言うことです。10万円で購入するケースを２通り考えてみましょう。手数料は別に支払うこととしますが，どちらのケースでも同額です。１万口あたり8,000円で10万円分購入すると，125,000口購入できます（100,000÷8,000×10,000）。次の日には，分配金40円（１万口あたり）が出ますので，500円の分配金と言うことになります。基準価額は7,960円となりますから，全額非課税の特別分配金で，個別元本も基準価額と同じく8,000円から40円下がって7,960円になります。分配金再投資コースだったとすると，500円が全額再投資（手数料無料）されますので，口数は628口（500÷7,960×10,000）増えて，125,628口，個別元本7,960円という状態になります。一方，分配落ち後の7,960円のときに10万円分購入すると，125,628口購入できます（100,000÷7,960×10,000）。すなわち，125,628口，個別元本7,960円という状態になり，上の場合となんと全く同じです。実は，投資信託の場合，分配落ちのタイミングは特別なイベントではありません。それは受給の思惑で基準価額が決定するシステムではないためです。通常の株やREITでも配当落ちが配当の額と全く同じであれば，前で買おうが後ろで買おうが同じことになりますが，実際にはいろいろと思惑があって，配当金額より大きく下落してみたり，あるいはほとんど配当落ちしなかったりさまざまです。しかし，投信の場合には，40円の分配金を出す場合は，きっちり40円分配落ちしますので，前後どちらで買っても大勢に影響なしと言うことになります。ですから，投資信託の場合，分配落ち後の安いところを狙って買うのが良いと考えるのは完全な誤解です。毎月決算型など，決算間隔が短い場合には基本的には決算日などあまりとらわれず，とにかく安いときに買うという態度であまり間違いはないと思われます。

  2005/07/19

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• パワード定期プラス

  新生銀行が新しい定期預金を始めたようで，「パワード定期プラス」という名前です。従来からある「パワード定期」の期間が長いバージョンのような位置づけです。仕組みは以下の通りです。１．期間は３年か５年の２つ。金利は円で毎年支払われる。２．現在のUSD為替レートより，5円，7.5円，または10円円高のレートを特約設定レートとし，預金者が選べるが，利回りはそれぞれ異なる。３．元金は満期時に特約設定レートと同じか円安の場合，円でそのまま払い戻され，特約設定レートより円高の場合は，特約設定レートでUSDに換算され，USDで払い戻される。期間が２通り，特約設定レートが３通り選べるので，全部で６通りあるのですが，まあ，どれもにたようなものですから，5円円高の特約設定レートの３年ものを見てみましょう。本日（7/18）現在で，この場合の金利は1.4％です。３年もの円定期として見れば，確かに高利回りです。新生銀行の商品ラインナップでも確かに円定期の欄に書かれています。おそらく，通帳にも残高○○円とか書かれることでしょう。しかし，この預金は実態としては外貨預金であり，しかも外貨預金のオイシイ部分は銀行のもの，危ないリスクは預金者に負わせるという銀行にとって誠に都合のよい預金となっています。為替レートを1 USD = 112円とします。特約設定レートを107円（5円円高レート）に設定し，100万円預けてみましょう。３年後に107円以上の円安だった場合は，めでたく(?)円預金と全く同じことになり，しかも金利は1.4％ですから，税引き後1,033,600円となっているはずです（閏年は考えない）。107円より円高になってしまえば，金利は円で，元本はUSDで受け取ることになりますので，$9345.79+\33,600が手元に残ります。私がもし銀行側の人間で，100万円の上記預金を受け入れた場合，どうするかといいますと，利子払いのため42,000円（税引き前）は別枠として残して，その他残額をUSDに換えてUSDで運用します。銀行ですから為替手数料はほとんど無しでUSDに換えられるとして，$8553.57となります。USDの運用利回りはどのくらいでしょうか？銀行の運用成績はわかりませんが，ソニー銀行のUSD３年定期預金の金利は，現在最高で3.2805％ですから，これを超える3.5％程度の運用成績は上げられるのではないかと思われます。短期金利のFF金利が3.25％，米国債10年ものが4.2％程度ですから，３年で3.5％はまあまあありそうな利回りです。その3.5％で３年間運用したとすると，単利でも$9451.70となります。これを預金者に元本として返さなければなりません。銀行側の損益としてはどのくらいになるでしょうか？1 USD = 112円の場合要するに，為替変動なしの場合です。$9451.70を円に戻すと，1,058,590円で，預金者に払うのは元本の100万円（利子は別枠で確保済み）ですから，銀行のもうけは58,590円となり，預金者の利息以上です。要するに為替変動がないのだから，日米の金利差が銀行のもうけです。銀行のもうけは課税前です。1 USD > 112円の場合預け入れた時より円安だった場合です。この場合も預金者に払い戻すのは同額ですから，為替差益分まるまる銀行のもうけになります。例えば，115円/$だったら銀行のもうけは86,946円，120円/$なら134,204円のもうけです。預金者側は42,000円（税引き後33,600円）の利息が確定していますが，銀行側は円安になればなるほど大もうけです。107円 < 1 USD < 112円の場合円高になると，外貨で運用している銀行側にとってやや苦しいところで，為替差損が出ます。しかし，日米の金利差による差益が，112円/$の場合58,590円あったわけですから，これが効いて，なんとか預金者に払い戻しをしても赤字にはなりません。107円/$でも，11,332円の黒字ですが，少し黒字幅が少なくなってきましたね。1 USD < 107円の場合さて，この預金の（銀行側にとって）すばらしい点は，これ以上円高が進んでしまった場合の為替リスクを預金者が負ってくれるというところです。預金者にはUSDで払い戻せばよくなり，$9345.79払うと，差額$105.91が残ります。まあ，少額ですが，何はともあれ赤字にはなりません。すなわち，銀行側に為替リスクはないということになります。一方預金者は，為替手数料を１円/$として，104.4円/$より円高が進んでしまうと，利息を加えても元本割れという為替リスクを負うことになります。以上のように，銀行側としましては，この預金が預入された場合，すぐさまUSDに変換して運用すれば，金利差，円安方向に行った場合の為替差益はみんな銀行のもの，円安になればなるほど黒字額はうなぎ登りです。一方，円高方向に行ったときの為替差損は預金者にほぼ押しつけることができ，運用利回り次第ではありますが，3.5％あれば，絶対赤字にはならないという，大変ありがたいシステムなのです。さ～皆さんがんばって預金してください。銀行としては手ぐすねを引いてお待ちしております。＃結論としては，こんな預金をするよりは，ソニー銀行で外貨預金した方がなんぼかましと言うことです。

  2005/07/18

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• サマージャンボ宝くじ・その２

  昨日，サマージャンボ宝くじのリターンの期待値が47％であるということを書きました。これは数学的には正しいのですが，実際に宝くじを購入した人の多くは数学通りの期待値は「期待」できません。実際に当たるのは，６等300円，５等3,000円，あとはせいぜいラッキーサマー賞10,000円程度で，4等100万円なんかは当ることはまずないわけです。１ユニット販売総額30億円のうち，５等，６等，ラッキーサマー賞の賞金総額は７億円です。ですから，10万円以上の高額当選をしない限り，リターンとしては7÷30＝23％がせいぜいです。これ以上のリターンがあれば，かなり運が良かった部類です。リターンの最頻値としては10～20％の間ではないでしょうか。80～90％の損失が見込まれるわけですから，株式で例えれば，西武鉄道の虚偽報告事件での下落幅の方がまだ穏やかでした(笑)。株式はリスクが大きいといって避けている人もいますが，宝くじに比べればかわいいリスクです。買ってから１ヶ月後に８～９割下落してしまう株式なんかめったにありませんし，倒産して無価値になる株式もたまにある程度です。宝くじは全体の９割近くが倒産です。仮に100枚宝くじを買って，確率通りに５等が１枚，６等が１０枚当たったとしますと，3万円の投資額で当選金は6千円ですから，リターンは20％です。この標準的な場合を考えてみましょう。いったい，自分の払った金額の残り80％，24,000円はどこに行くのか？まず，数学的期待値47％との差27％，8,100円は高額当選者の懐に入ります。あなたは，自分の金をラッキーな高額当選者に差し出していることになります。では，当選金以外の残り53％はどうなるのでしょうか？実は，この点は，世の中に全く不要な天下の天下り法人である財団法人日本宝くじ協会のホームページに書いてあります。宝くじ１枚の中身http://www.takarakuji.nippon-net.ne.jp/revenue1.htmlこれは宝くじ全般の話ですから，リターンは46％となっていますが，今回のサマージャンボでは47％です。おそらく，胴元の取り分53％のうち，地方自治体が39％，諸経費が14％程度でしょう。要するに，払った3万円のうち，39％，11,700円は税金と同じです。そして，残りの14％，4,200円は諸経費です。でも，ちょっと待って下さい。たった100枚なのに，諸経費4,200円って多すぎませんか？１枚42円とは。確かに印刷代もかかりますし，みずほ銀行に販売を委託していますから，宝くじ売場の人の給料なんかもかかります。所ジョージのコマーシャル出演料もいるでしょう。でも，デパートの商品券だって1,000円のものは1,000円で買えます。手数料込み1,042円ではありません。なぜ，宝くじだけこんなに手数料がかかるのか？ここからは想像ですが「日本宝くじ協会普及宣伝費など」のところが問題です。くだらない財団法人が存在して，くだらないホームページを作って，くだらない世論調査なんかやって，中央官庁から高額の退職金をもらって天下った役員の超高額給料になり，たいして働きもしないのに，数年でまた超高額退職金をもらってやめていく。まあ，そんなことに使われていると思われます。なにしろ宝くじを買う人がいる限り，金に困ることは未来永劫ありません。寝ていても，遊んでいても金は転がり込んできます。あなたが宝くじを購入するときには，自分の取り分は２割でいいですよ。３割くらいはラッキーな高額当選者に差し上げましょう。４割は税収に苦しむ地方自治体に差し上げましょう。そして，天下り役人の高額な給料や退職金の一部として使ってもかまいません・・・という慈悲の心が肝要です。私はそこまで達観した境地にはおおよそ到達できないため，宝くじを購入することは一生あり得ません。なにしろ，なんで高額当選者に自分の金を恵んであげなければならないのか理解できませんし，税金もなるべく余分に払いたくはありません。自分よりリッチな天下り役人を養ってあげるつもりも毛頭ありません。宝くじは自分より裕福な人々にお金を逆流させる手段にしか見えません。

  2005/07/16

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• サマージャンボ宝くじ

  J-REIT市場は，今日も時価総額が大きな銘柄が下げていますので，指数的には下でしょうが，一部値上がりに転じている銘柄があるため，そろそろ底って感じですかね。ま，乱高下相場には手を出さないのがマイポリシーです。さて，本日毎度おなじみのサマージャンボ宝くじが発売開始となりました。まあ，宝くじは投資ではありませんが，一攫千金を夢見るところは株式投資と同じ様な側面もありますので，「他の投資商品」カテゴリーに入れておきます(笑)。株と同じくギャンブル性がありますしね。実は，私は株式投資を行っているものにはあるまじき性格かもしれませんが，ギャンブルが嫌いです。「100人に一人，10万円が当たります！」なんて宣伝を見ると，賞金総額は同じなんだから「もれなく1,000円差し上げます」に変えて欲しいと思ってしまいます（これは実はジャパンネット銀行のキャンペーン定期預金のこと。キャンペーンと言っても，とぎれることなく常にやっている）。ギャンブル嫌いなので，競馬，競輪，サッカーくじ，宝くじなど，公に認められているギャンブルも一切関わりを持ったことがありませんし，海外のカジノなんかも縁がありません。そもそも，投資に例えると，ギャンブルは極めて効率の悪い投資です。カジノや宝くじ，競馬，パチンコなどは胴元が儲かる仕組みですから，参加者は平均的には必ず負けます。株式的に言えば，TOPIXが１日も上昇することなく，常に下落し続けていると言う状況で，そんな株式市場にも上がる銘柄もあるだろうと期待して買い進むようなもので，私はとても参加する気になれません。なにしろこの相場は１日たりとも上昇することがないのですから。普通の人はこういう相場の場合「売り」から入ります。宝くじや馬券でも「売り」ができれば私も参加可能ですが，法律で禁止です。しかし，そんな中でも，競馬やパチンコなどは，一種の特殊な卓越した能力がある人ならひょっとしたらＯＫかもしれません。馬を見る目，パチンコ台を見ぬく目が人の何倍も確かで，一般人の何倍も当たる確率が高ければ，あるいは投資としての条件が整う可能性があります。このような特殊能力がない人は，ゲームで楽しむということに主眼をおいて，ほどほどにしておくのがよろしいようです。このような特殊能力すら一切受け付けない賭事，それが宝くじです。ですから，宝くじは，未来を透視できる能力がある人以外は一切買ってはならない，買うと損するギャンブルだということです。バラで買った方がいいとか，連番で買った方がいいとかいろいろな買い方もあるそうです。また，「ここの売場で１等がでました！」なんて宣伝もよく見るところですし，銀座のどこそこの売場がいいので，長蛇の列という話も聞きます。まあ，多くの人が分かっていることだとは思いますが，どこで，どのような買い方で買っても宝くじの当選確率は不変です。損するのは分かっているけど，夢を買っているんだと言う人がいます。たしかに，抽選発表の日までは２億円当選の夢が見られるでしょう。それに対して，１枚300円の対価を払っているという考え方です。でも，そういう人は，購入枚数をできる限り少なくするべきでしょう。１枚でも夢は見られます。そうは言っても，１枚では１等に当たる確率が低いので，100枚とかたくさん買った方がいいのではないかと思うかもしれません。確かに，１等を当てる確率でいったらたくさん買えば買うほど高まります。しかし，宝くじでは枚数を多く買えば買うほど当選金として帰ってくるリターンが期待値に収束して行くという性質があります。極端な話，１ユニットと呼ばれる1000万枚の連番をまとめて購入すればその中には１等が１枚必ず入っていますから，１等が当たる確率は１，すなわち当選確率100％になります。２等から６等，前後賞，組違い賞もすべて入っており，賞金総額は14億990万円となります。しかし，1000万枚の宝くじを購入するため30億円かかりますから，リターンはほぼ47％です。実はこれが今回の宝くじを買ったときのリターンの期待値で，多く買えば買うほど，１等が当たる確率が高まると同時に，この期待値が確かになって行くのです。これは53％の損失の確実性がまして行くということです。ですから，夢を見たいのなら，期待値からのぶれが一番大きい最少枚数の１枚で夢を見るのがよいのではないかと思われます。なんか長くなっちゃったので，明日に続く。

  2005/07/15

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• J-REIT組成側の株式

  J-REIT市場は今日も大幅調整ですね。上場ラッシュで需給悪化懸念などというニュースも流れていますが，個人的にはそれはないと思います。確かに銘柄数は18→22となり，22％アップですが，小粒が多いので，時価総額的には5％程度のものですから，各銘柄の増資に比べればかわいいものです。まあ，異常に上げすぎたための単なる調整で，正常に戻りつつある過程ですね。10年もの国債利回りが上昇中と言うのも多少関連があるかもしれません。自分としては，90万円台のREITが姿を消すくらいまで調整して欲しい所ですが，それは今更無理そうです。一方，日経平均の方は100円を超す大幅上昇でした。でも，マイポートフォリオはREIT部分が大幅に下げていることに加えて，株式も下げてますね。どこが上がったのかな？まあ，こういう日もあります。さて，J-REITも若干の調整で，また多少は購買意欲が戻りつつありますが，100万円がポロポロ出てくるようでは既存REITはなかなか買えません。新規上場REITはそれなりに安いものもありますが，先行REITに比べると見劣りするのも事実ですので，こちらも安いうちにぜひ購入しなければというわけでもありません。そこで，ちょっと目を付けたのがJ-REITを組成する側の株式です。J-REITは初期には，三井不動産，三菱地所，三菱商事など日本中誰でも知っているような堂々とした企業が作っていましたが，昨今のJ-REITでは，あまり聞き慣れない会社が組成したりします。ひょっとすると，J-REITを組成する側は結構おいしいのでは？と思ったりするわけです。例えば，日本レジデンシャル投資法人（8962）を組成した，パシフィックマネジメント（8902）という会社があります。日本レジデンシャルが上場された2004年3月2日のパシフィックマネジメントの終値は188千円にすぎませんでした。記憶によると東証２部だったと思いますし，当時は全く知らない会社でした（という理由もあり，当時日本レジデンシャルの購入は見送りました）。ちなみに，日本レジデンシャル投資法人の初日の終値は516千円です。本日の終値はどうでしょうか。パシフィックマネジメントは507千円で，日本レジデンシャル投資法人は642千円です。しかも，パシフィックマネジメントは１：２の株式分割を経ていますので，実に5.4倍，上昇率439％に達します。この間，１年４ヶ月にすぎません。ちなみに，日本レジデンシャルも分配金を出しながら，J-REIT市場の上昇にも助けられ，24％も上昇していますが，比較になりません。まあ，パシフィックマネジメントが上昇したのは，REITからおいしい汁を吸ったことが主因だとは言いませんが，特に小さい会社では結構おいしい目も見られるのかしら？などと勘ぐったりするわけです。例えば，いろいろと物件を扱っているうちに，いまいちの物件はREITに押しつけちゃえば，おいしい物件ばかりになるとか・・そういったたぐいです。というわけで，この７月に新規上場するREITのオリジネータ側にも最近ちょっと注目していたのです。対象としていたのは，クリード（8888），ケネディクス（4321），ジョイントコーポレーション（8874）等ですが，なんと，クリードは様子見をしているうちに２日連続ストップ高であっという間に高くなってしまいました（業績好調のためで，組成したREITが上場したからではないです）。く～こんなことなら安いうちに買っておけば良かったあ～！とっても後悔しているぞ～！・・・というお話でした。でも，こういった銘柄は今後もちょっと注目かもしれませんね。

  2005/07/14

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• ジャパン・シングルレジデンス投資法人（8970）上場

  今日も新たなJ-REITであるジャパン・シングルレジデンス投資法人の上場です。http://www.jsreit.co.jp/公募　530千円初値　520千円高値　533千円安値　511千円終値　531千円なんと今日も初値公募割れでしたね。今日のジャパン・シングルレジデンスは昨日のプロスペクトに比べると指標的にはややいいので，公募割れまでしなくてもいいんですけどねえ。なんとも情緒的な動きです。まあ，昨日の今日ですから，公開日が悪かったと言うことでしょうか。終値としては僅かに公募価格を上回って終了ですが，昨日のプロスペクトの公募割れで，上場初日を狙うIPO資金も逃げていったのか，日中足を見るとREITらしい落ち着いた動きでしたね。分配金予想額は来年１月末の第１期で9,492円，次の来年７月期で9,929円とプロスペクトよりは結構よく，第２期で比べても，２割ほど高い予想額を示しています。予想利回りは，本日終値で第１期は運用期間203日として3.21％の利回り，第２期は3.74％の利回りです。昨今のJ-REIT市場の高騰で，利回りは加重平均で3.2％台になっていますので，第１期に関しては平均的と言ったあたりです。１口当たり出資金は現時点で511,382円ですから，１口当たり純資産額はおおよそ52～53万円程度でしょう。よって，PBRはほぼ１です。利回りが平均的で，PBRが１を割っているプロスペクトの次くらいに低いので，まだまだ十分買える価格帯ですね。J-REIT全体を見ると，昨日今日と大幅調整ですね。この調整の波のときに上場だったので２銘柄とも公募割れスタートになったのかもしれませんし，逆に公募割れが市場心理を冷やしたのかもしれません。でも，昨今のREITの上がり方は尋常じゃなく，もっと大幅に調整してもらいたいものだと思っています。マイポートフォリオも痛みますが・・本日一番の痛快ネタは，かの極悪非道REITである福岡リート投資法人（8968）がやっと公募割れまで下落してくれたことですね。このままどんどん下がって，投資家の恨みを大々的に浴びればよいと思います。分配金の多さに誘惑されて購入している人もいるようですが，首都圏中心ではないというリスクがありますので，リスクプレミアムとして１％かそれ以上は利回りが良くなければとても買えません。目途としては東京グロースリート投資法人（8963）程度の利回りがいいのではないかと思います。９月以降の次期で計算すると，価格としては72～3万程度ですかね。私の場合は70万円台ではぜんぜん買う気になれず，もっと激烈に下がらなければ買いません。70万円でもPBRが1.3くらいですからね。

  2005/07/13

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• プロスペクト・レジデンシャル投資法人（8969）上場

  ７月に新規J-REITが４本上場されますが，その先頭を切って本日プロスペクト・レジデンシャル投資法人が上場されました。http://www.prospect-reit.co.jp/公募　480千円初値　475千円高値　480千円安値　441千円終値　465千円久しぶりに公募割れを見ましたね。よく調べてはいませんが，今年に入ってからだと，初値公募割れはエフェクター細胞研究所（4567）に次ぐ２例目かもしれません。実はある理由から，公募で購入した人には申し訳ありませんが，私は本日の公募割れをとても喜んでいます。単に公募にはずれたから，人の不幸を喜んでいるというわけではなく，別の理由ですが，一応，秘密ということで。ここが公募割れしたのはわけがあって，それはREITでは最重要指標である分配金予想額が極めて低いためです。来年１月末の第１期で5,868円，次の来年７月期でも8,259円とかなりしょぼいです。公募価格を下回った本日終値で計算しても，第１期は運用期間204日として2.26％の利回り，第２期は3.55％の利回りです。昨今のJ-REITの情勢からすると，第２期は平均以上ですが，第１期はやはり相当悪いですね。ただ，一口当たり純資産額が46万円以上ありますから，エフェクターの様に半値以下に下がってしまうなんて事態は想定できません。第１期はあまりにも分配金がしょぼいので，ひょっとするとPBRが１を割る日々が到来するかもしれませんが，どんなに悪くても40万円台で持ちこたえる可能性が高いと思います。なぜにこんなに分配金が少ないのでしょう？まあ，上場最初の決算期はいろいろあって，巡行速度ではないでしょうが，第２期で見てもほめられた額ではありません。実は，もともと，レジデンス系はオフィスビル系に比べると利益率が低く，そのため，借金を元手に，レバレッジを効かせた経営をしなければ対等には渡り合えません。日本レジデンシャルは，増資をしたばかりで有利子負債比率が一番下がっている時期ですがそれでも43％ほど，ニューシティレジデンスは現時点で57％ほどとなっています（こちらは，８月の決算期に増資の可能性がありますね）。これに対して，プロスペクトは130億の借入を行なったようですが，これは取得予定総資産454億円の29％にすぎません。ですからまだまだ成長余力があり，150-200億円くらいのさらなる借金をして新たに資産を獲得していかなければ，他銘柄とは対等に渡り合えないわけです。今後はそのような運用をしていくと思いますし，資産取得状況によっては，第２期の分配金も１万円くらいに上方修正可能な余力があるとは思います。まあ，いずれにせよ，第１期はしょぼいので，しばらくは低迷が続くでしょうね。でも46万以下くらいだったら，純資産額より下ですから，買っておいても悪くなさそうです。4,600万のマンションをそれ以下の価格で買えるのなら，家賃収入はどうであれ，買っておいても損はないと言うことです。ただ，しばらくは失望売りなどで不安定な株価になる可能性もありますので，様子見ですね。明日も新たなREITの上場です。こちらも公募割れしてくれるとますますgood（わたくし的に）。でも明日のはちょっと無理かな？

  2005/07/12

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• E*トレード証券でキャッシュカード新登場

  私がメインで使っているE*トレード証券でキャッシュカードやクレジットカード（ＪＣＢ）が新登場の様です。どちらも，E*トレード証券口座の入出金がIYバンクのATMでできるようで，7:00-19:00という昼間なら土日でも無料で使えるようです。クレジットカードの方は，JCBのクレジットとして使えるだけで，年会費も基本的には有料で，無料とするためにはある条件を満たさなければなりませんし，特にすばらしい特典もないようです。特典はJCBでもともとついてくるOkiDokiポイントをE*トレードの口座へ振り返られるというもので，実質現金化できますが，OkiDokiポイントは1,000円で1ポイント（5円相当），すなわち0.5％換算で，おまけとしては別に割のいいクレジットカードではありません。ごく普通ですね。どうせ連携するのであれば，マネックス・ビーンズ証券のセゾンカードの様に，持っているだけでビーンズポイントが優遇されるとかそういった特典が欲しかったところです。クレジットカードとしてはつい先日JALのマイル欲しさにJALカードを作ったばかりで，今後はこれをメインに使って行く予定です。よって，E*トレードでは作りませんが，キャッシュカードの方はどうするかなあ。結構スキミングとか話題になっているときですし。E*トレードでは入金の方はいろいろな銀行から無料で即時入金できますから，特に困ったことはありません。が，出金の方がはじめに届け出た銀行にしかできませんし，それも申し込んだ次の日かその次の日くらいにしか反映されません。実は出金用の銀行は口座を作成した後で引っ越した関係もあり，結構使いにくいことになっていますので，IYバンクでおろせれば便利です。しかし，投資額を徐々に積みましている最中ですから，出金することもめったにないんですよね。

  2005/07/11

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• 購入価額1,000万円までの非課税の特例

  私は普通のサラリーマンで，年収も2,000万円には遠く及びませんので，雑所得が20万円以内ならば確定申告はせずに済みます。税務署に限らず，私はお役所がとにかく嫌いでどうしても仕方がない場合を除いてなるべく行きたくありません。これまで，区役所などはしかたなくいったことがありますが，税務署はなんとか必要がなくすごせていますので，確定申告も縁がありません。ところが株式投資をしていたりすると，20万円の壁は案外簡単に突破してしまうことが多く，今年もすでに30万円以上のキャピタルゲインがあり，20万以内に納めようとすれば，わざと損失を出さねばなりません(笑)。というわけで，役所に行きたくなく，かつ，20万円を超えて利益を出したい身としては必須の源泉徴収有りの特定口座にしているわけです。おそらく，多くのサラリーマンはこの方式を選んでいるのではないかと思います。ところが，先日２種の銘柄を特定口座から一般口座に移し替えを行いました。UFJと九州電力です。現時点ではまだ特定口座に入っていることになっているので，手続きが済んでいないようです。これは，実は「購入価額1,000万円までの非課税の特例」というもののためです。平成13年（2001年）11月30日から平成14年（2002）年末までに購入し，いままで保有し続けた株を，今年から３年間のうちに売却した場合，その譲渡所得は非課税となるものです。UFJは3株，九州電力は600株持っていますが，いずれも上記期間内に購入したもので，その後売買することなく本日まで保有し続けています。もっとも，UFJの方はなんぼナンピンし続けても下げ止まることを知らず，いい加減あきれて放置していたということであり，九州電力の方はちゃんと配当というインカムゲインをもらうため，売らずにずっと持っていたもので理由は全然違います。現在両社で120万円を超える含み益があり，非課税の特例を受ければ，12万円以上の税金が免税となりさすがに税務署にでも行こうかなという気になります。気をつけなければならない点は以下の通りです。 源泉徴収有りの特定口座で売却しちゃうと非課税の特例は受けられません。よって，一般口座に移し替えて，ここで売却しようというわけです。 「特定上場株式等非課税適用選択申告書」という書類を税務署に出さなければなりません。そのとき，株式の購入価額を示す書類も必要です。ただし，確定申告は必須ではありません。確定申告する人はそのときに同時に提出できます。2002年と言えば，特に年後半は株価がかなり低迷した時期ですから，この頃から持ち続けている株は結構含み益が出ているのではないでしょうか。2007年末までに売却した場合，条件を満たせば非課税の特例を受けられるので，持ち続けたい株もいったん利益確定して買い直すのがいいのではないかと思うわけです。

  2005/07/09

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• ロンドンのテロと株式相場

  ロンドンでまさに同時多発テロがあって，ニューヨーク市場なども開始直後は動揺したようです。本日の新聞の経済面も，その辺までの情報に基づいて書いていますので，悲観的な書き方でした。しかし，蓋を開けてみれば，ニューヨークは上昇，東京も多少は下がったものの堅調な推移でしたね。やはり，旅行業界や航空株はやや弱含みであったものの，影響は限定的という感じでした。マイポートフォリオも，航空株は主力株の一角なので，今日は厳しそうと思っていたのですが，影響はほとんどなく，ギリギリプラス引けで，予想外でした。まあ，長い目で見れば，たかが少数のテロリストが事件を起こしたとしても，世界経済に多大な影響が出るわけでもないと言うことなのですが，一時的にはもっと大きな影響が出て，株式市場は大きく下落，債券市場や金などが上昇というイメージを描いていました。ただ，USDに関しては，有事のドル買いなのか，それともテロとの連想でドル売りなのか予想ができなかったところです。結果としては，今日のところは日米の株式市場や円ドル相場には何の影響も出ていないように見えます。悲しいことですが，あのニューヨークで起きた貿易センタービルへジャンボがつっこむ映像が強い印象となり，小さな事件とみなされてしまっているのかもしれません。下げたら下げたでやるせないのですが，影響がないというのもなんだかやるせない気持ちがします。

  2005/07/08

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• 配当金の受け取り

  本日６月に来た配当金をまとめて郵便局で受け取りました。今年の６月は配当が結構多く，総額で10万円以上でしたが，九州電力とかすでに振込になっている銘柄がいくつかありますので，現金で受け取ったのは７万円ほどでした。私は昔からこの配当金の受け取りに関して，もうちょいとましなシステムは作れないものかと常々考えておりました。６月分は数が多いからまとめて取りにいけるのでいいのですが，３月決算以外の銘柄もJ-REITを含めてたくさんあり，私のところには毎月のように配当が届きます。受け取りは１ヶ月以内なので，毎月のように郵便局まで出向かなければなりません。やはり勤め人にとって，郵貯の窓口が開いている時間帯に郵便局に行くのは億劫ですよね。特に900円とか，1,800円とかの少額配当は億劫です。私の場合，多くの人と同じく，株券はみんなホフリ（証券保管振替機構）に預けてあります。そして，ホフリに預かってもらっているであろう株の配当は一回も間違うことなく私の住所へ届いています。複数の証券会社で株式を購入している場合，保有数の合計が分かるのは，ホフリだけですので，おそらくは，証券会社に提出した住所氏名などがホフリを経由して名寄せされ，配当の発送などを扱う信託銀行などへ流れていっているのではないかと思われます。とすれば，住所氏名だけでなく，配当を振込希望の場合はどこかへ１回振込先を届け出れば，その後新たに株を購入しても，ずっと同じ振込先に振り込んでもらうことだって原理的には可能なはずです。が，現時点では，会社ごとに１通ずつ配当金振込指定書とかいうものを書かなければなりません。その提出先もホフリではなく，あっちの信託銀行，こっちの信託銀行いろいろです。これは，とても面倒・・でも，配当を受け取りに行くのも面倒なので，何回か配当金振込指定書を書いて提出したことがありますが，株は買ったり売ったりして入れ替わることが多いので，そのたびにやっていられません。配当受け取る前に売っちゃうかもしれないし。この面倒さを解消するサービスを松井証券が先鞭を切ってはじめたのは半年前か１年前か，いずれにせよそれほど古い話ではありません。保有している株券の配当はすべて証券口座のMRFとなって振り込まれるはずでした。このシステム，実は日本フィッツという会社の開発したAGENTRUSTというシステムなんですが，松井証券以外でも，わがE*トレード証券も採用することが内定していたはずです。しかし，いつまでたってもサービスをはじめないなあと思って，覗きにいったら，あらまあ，サービス中断となっていました。要するに，肝心の配当金を振り込む側が二の足を踏んでいると言うことですね。これではシステムは成り立ちません。上場企業側からすると，株主のデータがAGENTRUSTシステムを経由しちゃうのが気に入らなかったのか，それともボッタクリの手数料でも設定されていたのか。まあ，日本フィッツが信用できないのなら，ホフリ経由でもいいですから，なんとか振込先一元化システムを作って欲しいと思うこのごろです。

  2005/07/07

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• プロジェクト2888分のＸとは？

  2005年7月現在の都市銀行の金利は１年ものスーパー定期で0.03％です。100万円を１年預けていても300円の利息しか付かず，税引き後なら240円です。缶コーヒー２本ですね。１年に1.00024倍にしかならないので，ただひたすら待っていると資産が倍増するのに2888年かかる計算です。待ちきれません・・バブルの頃は年５％なんて金利もありました。このくらいなら約14年で資産が倍増する計算で，最高金利で郵貯の10年ものなんかに預けた人は，きっとビックリするくらいの利子をもらったことでしょう。要するに，自分でなんとかリスクをとって，金利を上げたいというわけです。どの程度の金利を目指すべきか指標がないので，今年いっぱい記録してみようということです。さて，年何％になるでしょう？ただ，世の中には100万円の元手で1億円稼いだとかそんな話もころがっているわけですが，自分はそんなことは目標にしていません。ハイリスクハイリターンの株式にしたって，大儲けできる人の影には当然大損もいます。平均すればそれこそ日経平均くらいの出来にしかならないのは自明です。株式だけに限れば，自分は日経平均を上回れればそれだけでも満足できます。株式だけでなく，相変わらず多量に保有している円の預貯金など含めて，どのくらいの利回りになるのか，それが目的なので，一攫千金はまったく意識していません。当然，都市銀行の金利は上回らなければ意味はありませんが・・・資産倍増にかかる2888年（都銀定期）の年数を何年に短縮できるか？それが「プロジェクト2888分のＸ」なのです。

  2005/07/06

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• 投資の話開始

  自分は元来冒険を好まず，投資とは無縁の生活を送ってきました。あまった金があれば，せっせと預金。しかし，バブル崩壊後，利回りの長期低迷があり，預貯金だけでは金は増えません。むしろ減る！（時間外手数料とかで）そこで，20世紀最後の大納会の日，意を決して株式を購入して株式投資の世界へ足を踏み入れました。よって，いまのところまだキャリアは４年半ほどで，まだ小学校にも入学できないひよっこです。それに，ずっとたいした額を投資してこなかったうえに，仕事もあるので，デイトレーダーのような売買もできず，株式投資についても極めて保守的です。2001年秋くらいから2003年秋までは，赤字に陥り，やっぱ株は難しいと，取引はほとんどせず長期間放置（塩漬け）していたこともあります。やっぱ預貯金の方が何も考えずに済むし，経済情報も仕入れずに済みます。そこで，いろいろネット銀行とかキャンペーンなんかを利用して，なるべく高い金利の定期預金などに大量の資金をまわしているわけです。預貯金は順調に増えていました。しかしながら，約２年ほど前，金利その他でどのくらいになっているのだろうとちょっと計算してみたところ・・・・・愕然とするくらい少額でした。要するに，預貯金が順調に増えていたのは，給料の使わない部分であったわけです。うちはいわゆるDINKS。たしかに，給料に余裕はあります。家賃や光熱費はほとんど自分が払っていますが，夕飯の食費はほとんどあちら持ちです。とりあえずは，給料の残額でもどんどん増えていくのはうれしいです。しかし，結構いっぱい持っているのに，ただ単に銀行においておくだけではほぼ増えないことも実感できたわけです。やはり多少はリスクをとって，ある程度のリターンを狙うべきではないか？そう思って，株式や外貨預金，国債や投資信託と徐々に預貯金から投資的資金にお金を移動している最中です。とりあえず，今年１年で，給与残額増を除いて，金融資産がどの程度増えるか？ちょっとそれを記録してみたくてblogにしてみました。なお，もともとはYahoo! Blogではじめたことなので，ここまでの経過は以下に記述があります。http://blogs.yahoo.co.jp/anchimericこの文章もYahoo!の最初の文章をですます調にしたものです。

  2005/07/06

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• 楽天のblogはどんなんかな？

  Yahoo!の方で今年からblogが始まったので，そちらで同名のblogを作っていましたが，何とも不具合が多く，重すぎるのでこちらに移ってこようかと思っております。Yahoo!の方はまだできたてで，ベータ版のようですし，Macintoshですから推奨環境でもなく，その辺が問題だったのかもしれません。こちらはちょっと使った程度ではさくさく動きそうですし，Macでもいけるかな？まだ使い方をいまいち把握していないため，徐々に行きます。

  2005/07/05

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