ワタシには2人の子どもがいます。
下の子が5歳になったのですが、少し前から何かを注意すると
言い訳ばかりするようになりました
(上の子のときはあまりなかったんですが)。
親「はやくお着替えしてね」
子「だって眠いんだもん!」
親「ご飯、全然進んでないよ」
子「いまから食べようと思ったの!」
親「けんかしないの」
子「だって○○(兄)がおしり叩いたんだもん!」
子どもからすれば正当な理由があることを主張したいのかもしれませんが、仕事に遅刻しそうになるようなタイミングで言い訳されるとイラッとしますよね。。
反抗期、という一言で片付けるのも良いのですが、
子育てをしていく上で、どのように対応したら良いか調べてみました。
嘘や言い訳は脳が発達している証拠。成長のしるしと大目に見る
5歳ごろになると
“予測脳”といって、先のことを予測して行動を決める力が育つそうです。前頭葉の発達と関係があり、今までの経験と垂らし合わせて、これから起こることを予測して自分の行動を決められるようになってくるとのこと。
失敗に対する子ども達の反応は様々で、とりたてて気にしない子もいれば、嘘をついて隠そうとする子もいるみたいです。下の子は後者かな。。。
「
すごくイラっとする」というお母さんの声が特に多いのが
1.嘘をつく
2.言い訳をする
嘘や言い訳が多いのは、予測脳が強い子なのだそうです。前に失敗して叱られたという体験を覚えており「
この失敗で叱られるのを回避するにはどうしたらいいのか?」ということを瞬時に考えている。
とっさに嘘をついたり言い訳したりするのは、危険回避能力が高く、瞬時に色々なことを判断して発言できる頭の回転の速さの表れでもあるのだとか。
でも、どうやってイラッとすることをやめられるのでしょうか?
親がやってはいけない行動
やっぱり単純に怒ってしまうのは、子どもに悪影響のようですね。
自分が失敗してしまったとき、親が怒ると子どもは嫌な気持ちになります。
よって、失敗=悪いこと、という刷り込みが起こってしまいます。
つまり
・親がイラつくことは、子供のやる気や意欲、ひいては、チャレンジ精神を奪うことになる
・「失敗する」というイメージが強く残ってしまい、自信がなくなってしまう
イラッとするのは「
相手が思った通りに行動しないから」。
子どもはまだまだ未熟だ、ということを理解し直す必要がありそうです。
以下のような発言で、失敗を追い詰めたりしちゃいけませんね。
×「何度も注意したでしょ!」
×「なんで言うこと聞いてないの?」
イラッとしないためには、心と時間に余裕をもって行動する必要がありそうです。
○悪い口調をいちいち相手にしない
○落ち着くのを待ってから淡々と説明する
○危険なこと、絶対に破ってはいけない約束など、崩せない一線を越えなければ叱らない
○できたり頑張ったりしたら、認めて褒めてあげる
○子供の話しを一旦受け止めてあげる
教えてあげるべきこと
1.失敗を繰り返さないためにどうすれば良いか、子どもに考えさせる
「どうしてこうなった」ではなく「どうすれば良かったか」を根気強く、子どもと一緒に考えていくのが教育上良い結果を生む、ということが言われています。
そこは大人が仕事をする上でも同じですね。
失敗を繰り返さないためにどのように行動すれば良かったのか。を上司のような立場で教えてあげるべきなんですね。
2.責任を取ることの大切さを教える
牛乳をこぼしたら自分で拭かせる、相手にぶつかったらきちんと謝る。
失敗したら対処すべき行動をしっかり取らせる。
失敗したらダメ、ということではなく、
失敗は取り返せる、ということも伝えることが、子どもに自信をもたせるために大事だと思いました。
3.親の気持ちを素直に伝える
子どもに訴える上で有効なのは、
親の感情をそのまま伝えるということ。
「早く着替えてくれないとお仕事できないから悲しい気持ちになっちゃう」
「ご飯食べないと元気にならないから、一緒にお外に遊びに行けないのは悲しいなぁ」
「けんかしないで仲良くしてると嬉しいなぁ」
合理的な理由より、親がどう思っているのかを伝えた方が子どもがわかりやすいのかも知れません。
最後に、どうしても怒らなければいけない場面はあると思います。
それでも、
「パパ・ママは、どんなことがあっても、あなたを嫌いになったりはしない」と言うことで、子供に(何度失敗しても)安全だ・不安はない、ということを知らしめ(安心感を与え)、子供が萎縮したり、自信をなくすことを防ぐこと
が大事なのだそうです。
