テーブルワークとは?テーブルワークとは、文字通り、マッサージテーブルの上に横たわったクライアントに対し、トレガーワークの基本的な動きである、「揺らす」、「伸ばす」、「撫でる」を首、足、腕、腰、背中、肩、腹など全身に施していくものです。プラクティショナー(施術者)は、クライアントにリズムの速さ、タッチの加減、揺らしの強さなどを確認しながらセッションを進めていき、その人に応じた心地良さ、気持ち良さを探っていきます。 テーブルワークは、通常のセッションでのメインのワークになり、大よそのセッション時間は、60~90分くらいです。 基本的な原理は、次の通りです。 1.相手の重さを感じ、相手のリズムに合った動きを見つける~ 人それぞれ、身体の形もリズムも柔軟性も様々です。力任せに筋肉をほぐすのではなく、その人の頭や手や足などの重さや、力を入れたときに跳ね返ってくるリズムなどを感じ、相手に合った動きを探っていきます。 2.身体の遊びをとって揺らす~ 優しく手・足を引っ張ったり、筋肉をつまむなど、身体の遊びをとることにより、相手の身体の各部分がつながった状態を作り出します。そのつながった状態で揺すってみると、身体の一部を揺すっているにもかかわらず、相手の全身が揺れてきます。 3.身体の形・長さを認識させる~ 日常生活をしていると、自分の身体の状態に気付かないことがあります。 身体のラインを撫でることによって、相手の身体の長さ、形を改めて認識していきます。 「これだけ背中が広いんだ」、「足の長さはこんなにあるんだ」ということを再認識することによって、身体をもっと自由に動かせるようなります。 以上のよう方法で、心地の良い刺激を身体に記憶させていくのです。 |