ドリーミングピーチ

「・・・首謀者は、一握りの野心家で愚劣な将校である。愚かにも彼らは総統である私を暗殺し、軍の主導権を握ろうと画策を巡らせた」ヒトラー



まずトム・クルーズの「ワルキューレ」を先に観ましたので～
ま～ほぼ踏襲されているということが～わかりました

アメリカ版は～
根底にあるトム・クルーズなどのばか明るさや
サービス精神が～終始露呈しているので
ぶっちゃけマヌケ～に見えてしまうのですが～

ドイツ版は～・・・
無念感を全編に亘って滲ませているので～
マジメです。豪速球一本勝負です

ハーケンクロイツの旗がたなびいてカッコイイ～
などの描写は一切ありません
なので～数々の失敗の致し方ない感じに説得力がありました

ただ～世界中の人に観てもらおう
という前提では作られていないので～
（戦後６０周年の７月２０日にドイツ国内に放送されたものだそうです）
ビギナーには～説明不足の部分もあります

しかしシュタウフェンベルク大佐の堂々たる失敗は
胸を打ちます

「さよならもなしか、見捨てられたか、しかたないか」シュタウフェンベルク大佐

ドイツ版では～ニーナと揉めたまま～死んでるんですね～

最後まで家族を愛していた所も
さらに悲しいです

ニーナさんはあの後ど～やって
家族を守り切ったのでしょうか

そして～あの時作戦が成功していたら～
世界は、ど～なっていたのでしょうか


ウィキペディアに～
ナチス政権下のドイツでは軍人は「ドイツとドイツ民族の総統であるヒトラーに無条件の忠誠を誓う」と宣誓した。忠誠宣誓の故にドイツ軍人の多くはヒトラー暗殺計画に参画しなかった。マンシュタイン元帥の台詞「プロイセン軍人は反逆しない」は有名である。

しかし、今日のドイツ連邦軍では特定の個人ではなく「ドイツ連邦共和国に忠誠を尽くし、ドイツ民族の自由と正義を守ることを誓う」と宣誓する。昇進できないことを条件に忠誠の宣誓を拒否する権利も認められている。
・・・とありました
４３回も暗殺計画が失敗したのは～このためでしょうか

にしても・・・４３回も殺されかけた男か～
晩年ヒトラーがかなり疑い深い偏屈に変貌していったと
ありますけど～～
ま～～誰だって４３回も～殺されかけたらおかしくなるでしょうて～～


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