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カテゴリ:ももとまったり本屋さん
「でもな、お前、魚もネズミも別に捕まえなくたっていいんだよ」
おじいさんは言いました 「お前は今のお前のままでいいんだからさ、そして確かにちょいとやせっぽちだけどな」 猫好きな村上春樹が~ またまたアメリカの絵本を彼なり翻訳したものです~ しかし子供用というよりは 大人のための絵本だと思いました~ けっこう偏屈で不器用なおじいさんの家族は 唯一年老いたメス猫~ ある日ぐっすり眠った彼女を置いて~ 久々に一人で漁に出た老人~ 帰って来ると彼女はどこにもいない… 一体どこへ行ってしまったのか そう言えば~村上春樹の小説でもよく 彼女が失踪 ってモチーフ使ってますね~ (ま、猫が失踪自体もありますけどね) 心に喜びが増える時より 心が欠けてしまう喪失感がメインテーマ ということですね 猫は~けっこう気まぐれに見えて~ 実は日々の細かいイベントの一つ一つを 丁寧にこなしていく生き物みたいで~ それで結果的に1日が 割りと大忙しなシトタチです~ なので勝手にこっちで 今日は止めておこうなんて思ってると~ 後で激しく抗議されたりすることは~ けっこうあります~ そうやって~一つ一つ こちらが躾られていくわけですハハハ~ だからこの絵本は~ 猫と暮らしたことのある人には~ 心当たりがあり~ それが引き金になっていろんなことを思い出させる~ 今一緒にいる猫を抱きしめたくなる そんな心に沁みる絵本でした~ 村上春樹の~ウザイけどクセになる解説付き~ 文庫本なのにカラー挿絵が素敵~太っ腹~~
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Last updated
2010.11.16 13:42:08
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